飛行機を撮ろう!~一眼レフの設定方法と伊丹空港でのオススメスポット~

   

皆さんは大空を優雅に飛ぶ飛行機を見たことはあるでしょうか?

巨体が大空を舞う姿は、私が一番好きな姿。写真を始めた原点ともいえるものです。

写真をされている方でも飛行機の写真を撮ってみたいという方はいらっしゃるかと思います。

どうやったら撮ることができるんだろう・・・」

「難しそう・・・」

といったことで諦めてはいないでしょうか?

飛行機を撮影はポイントをしっかり押さえることができれば、カッコいい写真を撮ることができます!

今回はそのポイントをイチからご紹介しようと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

今回撮影スポットとして選んだのは3つ。大阪府の伊丹スカイパークと伊丹空港展望デッキ、千里川土手です。

今回使用する機材

使用するレンズ

今回は(画像はいずれもニコン公式HPから引用)の2種類のレンズを使用します!

AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR
AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

By http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d7100/

By http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d3400/

18~105mmは広角から中望遠までをカバーできるのが特徴。

キットレンズより解像度が高く、望遠端でもクリアに写すことができるので、飛行機の機体や空を綺麗に写すことができるのでチョイスしました。

55~300mmのレンズはキットレンズ。あくまでもテーマはカメラ初心者でも撮れる!ということがメインです。

使用するカメラ

今回使用するカメラは私が長年愛用しているニコンのD3300です。

カメラの設定をしてみよう!

止まっている飛行機を撮る分には、特に特別な設定不要です。

しかし、動いているとき、特に離陸の瞬間などを狙う場合、シャッタースピードと絞り値に注意しないと変にぼけた写真になるので注意しましょう。

フォーカスモードの設定をしてみよう!

レンズのフォーカスの動作速度を変えるもの。原則として動きものを撮るときは、ニコンの場合コンティニュアスAFモードを使用します。

(キャノンはAIサーボAF)そしてフォーカスエリアはダイナミックAFモードを選択し、エリアが真ん中に合わせると使いやすいですが、撮るもの、シーンに合わせて適宜変えてみましょう。

とっても重要な項目①:レリーズモードを設定してみよう!

基本的に動きものの場合は連続撮影で大丈夫です。

ただ個人的に無駄ショットをできるだけ量産したくないので最近は1コマ撮影モードで一枚一枚丁寧にシャッターボタンを押すようにしています。

とっても重要な項目②:シャッタースピード

動いているものをピタリと止めて写すのはシャッタースピードがとても重要です。

一般的に動きものを止めるのはレンズの望遠率以上という風にします。

例えば105mmのレンズを使用する場合、1/125以下に、600mmの場合は1/700以下が目安となります。

ただ飛行機が離陸滑走する場合の到達速度は機種によりますが300km/hに達します。

1/125程度では大きくぶれますので1/500は欲しいところで、また迫力系を狙うなら1/1000までにしておくと安心です。

シャッタースピードを1/250で撮影。細かく見るとブレています。

絞り値

飛行機はご存知の通り全長がとても長いです。

上の写真のように絞りが開放or足りない設定で離陸の瞬間を撮ると、後方部はクリアに移っても機首部分はぼやけたりしてせっかくいい構図で撮れたとしてもボツになりかねません。

絞り値は画質のことを考慮しF8or9で撮ると機種までクリアに写すことができます。フォーカスエリアの位置も変えてみることで解決できます。

絞り値が足りず、フォーカスエリアをセンターに設定し機首がぼけてしまった例。

総合的に。

カメラのモードダイヤルは何に合わせるかというと絞り優先マニュアルモードです。

絞り値が割と肝心になってきますので絞り優先でいいと思います。

その場合、シャッタスピードはカメラ自身が自動的に設定するのでシャッタースピードが足りず、ブレてしまうことがあります。

そのことを考慮するとやはりマニュアルモードが無難だと考えられます。

また画質モードですがパソコンで画像編集をができる方はRAWでも大丈夫ですが、連写能力が落ちるのでまず始めはJPEGで撮影してみましょう。

また白とびを防ぐために仕上がりはほんの少しだけ暗くしましょう。露出補正で変更できるので、当日の光量を考え適宜調節しましょう。

初めて飛行機を撮る人で「いきなりファインダー覗いて飛行機を撮れない・・・」という方がたまにいらっしゃいますが、まずはファインダーを覗いてタキシング中の飛行機の全体を写す練習から始めてみましょう。

ゆっくり動いているのでこれならできるはずです。慣れたら速いものを追いかける・・といった練習が効果的だと思います。

練習あるのみですね!

ひとことメモ

タキシングとは・・・タキシングとは、駐機スポット(飛行機が荷下ろしや乗客の乗り降りをするための場所)から滑走路へ移動するとき、またはその逆の滑走路から駐機スポットまで移動することを指します。

この時時速は40km/h以下に制限されます。

以上のことを踏まえたうえで撮影に出かけましょう!

伊丹スカイパークで撮ってみた

伊丹空港の滑走路に沿って位置する伊丹スカイパーク。伊丹空港周辺の整備、騒音対策に基づき作られた施設で長さは1.2km、幅80m、総面積9ヘクタールという広大な公園です。

離着陸をする大迫力の航空機を間近で見ることができるスポット。

その良好な立地条件から家族連れなどの憩いの場になっているのはもちろん、航空ファンにも人気のスポットになっています!

ベテランの航空ファンにはもちろん、まだ航空機写真を始めたばかりで大筒超望遠レンズ(通称バズーカ砲)を持ってなくても、

中望遠レンズを持っていれば十分に楽しめるという初心者にもやさしい場所になっています!

写真では見えづらいですがこの奥がトンネルになっており、その上に滑走路が通っていてこの道路からも迫力のある飛行機が見ることができます。

初めてここを通る方はとてもびっくりされます(事故には注意してくださいね)。

エントランスから展望台へ続くやや長めの通りには事務所棟で自販機、売店も完備です!また園内にもう一つ売店があります。

展望台に立つとそこはスカイパークの中で一番高いところになります!

ここは離陸する飛行機の車輪が地面から離れるポイント(そんなものはないけど、長らく観察したら大体そこら辺が離陸ポイント)で、迫力の光景を見ることができます!

また奥のほうには、遊具がたくさん用意されており、小さなお子さんが遊ぶのにぴったりで、家族連れでも楽しむことができます!

今回、伊丹スカイパークで撮影する構図は主に2つ、迫力系全体(標本)系です。

撮影する上で最も大事なのは「どう撮りたいか」です。

航空機の種類に合わせてどう撮ると一番カッコよく見えるか等々、そういったことを考えて撮るのが航空機を撮るだけでなく、すべてにおいて大事なことです。

迫力のある写真を撮るためのポイント!

文字通り、飛行機全体を写さずにあるパーツをどアップで撮影するもの。迫力のある作品が取れますが、高倍率のまま撮影するので、見失うことがないよう、しっかり追いかけることがポイントになります

その場合、カメラをもつ両手で追いかけがちですが、しっかりと腰をひねるようにして、ちゃんと被写体と速度を合わせるように追いかけるとブレずに綺麗な作品が撮ることができます。

これは流し撮りをする場合でも重要になります。

4枚の中で上から2枚はB787-8の写真ですが、B787の写真を撮るとき、この構図で撮ることが多いです。

なぜかというとこの構図でB787の特徴のほとんどを説明できるからです。

まるっこいボディと揚力を受けるとしなる長い翼とロールスロイス製(ANAの場合)の騒音を考慮し、開発されたギザギザ上のシェブロンノズルが付いた大型エンジンといった特徴が一枚に収まっているからです。

これら4枚の作品はすべて55~300mmのレンズで撮影しました。

離着陸の瞬間を狙うのは意外に難しく、乗客と貨物の量、風向き、強さによって微妙に変わってきます。

当日の状況に合わせて微調整をしたりと繊細な一面もあり、運的な要素もあるのが面白いところでもあります。

全体系を撮るためのポイント!

こちらも文字通り。

航空機の全体を写す構図で、撮った機体のコレクションをする場合はもちろん、特別塗装機などのレアな機材が到来した場合の記録用としても使われます。

航空機写真の最も基礎となりますが、翼の一部が切れていたり、傾いていたりするなどと案外難しいものです。

余ったところに風景が入るので、例えば背景に広大な山脈が広がっていたりした場合それと絡めることで雄大な自然と一体となった写真を撮ることができます。

こちらも飛ぶ機種や乗員、貨物量、風向きなどで離陸点が若干変わるので微調整をしながら撮ってみるのも面白いところです。

伊丹空港展望デッキで撮ってみよう!

続いて紹介するのは伊丹スカイパークから車で約8分、伊丹空港(大阪国際空港)です!

概要をサクッと紹介しますと、大阪国際空港の名称通り元々は国際空港として機能していました。

滑走路は国内線空港には珍しく3,000mの滑走路を備え、現在飛んでいるほぼすべての旅客機の種類は離着陸が可能な能力を持っています!

住宅地のど真ん中に立地しているため騒音が激しく一時は空港の廃止を検討していましたが、自治会は最終的に存続を決意。

離着陸する機体や発着を制限したりするなどして対応し、1994年に国際線の機能を関西国際空港に移し国内線専用空港になりました。

多少の規模の縮小はありましたが、関西圏では随一の国内線の拠点となっており、大阪からの利便性がとても高く、2016年度の利用者数は1500万人、全国の空港の利用者数ランキング第7位とビジネス客から旅行まで幅広く利用し重要な役割を担っています。

現在は2015年~2021年にかけて利便性向上などを目指し大規模な改修工事を行っています。

今年の4月には建物中央部の回収が完了し、展望デッキもリニューアルし、今まで複数あった到着口も1ヶ所に集約されています!

展望デッキで一通り飛行機は見えますが、私が行ったとき(まだ改修中)は大型機と少々の中型、小型機しかカメラに収めることができませんでした。

大型機を正面から見てみるなど工夫次第で迫力ある写真が撮れます。

コックピットにいるパイロットの姿も見ることができます。

運よく目があったりすると手を振ってくれるサプライズもあります!

4枚目の作品は夜景の撮り方で撮ることができます。

ただこの作品は着陸後のシャットダウン時に行うライトチェックを狙ったもので肉眼で見てもそれなりに明るく見えるので、白とびはできるだけ最小限に抑えるようにしましょう!

この時の設定はISO感度・・・200、シャッタースピード・・・5秒、絞り値・・16に設定し撮影しました。

なお4枚のうち、真ん中2枚は300mm望遠で撮影しました。

ドアップや離陸を狙う場合はこれぐらいの望遠があると安心です。それ以外は18~105mmのレンズで十分対応できます。

このように地上クルーも一緒にいれるとドラマチックな感じとなり、まさに「旅立ち」という感じが出ます。このような作品が撮れるのもターミナルでの撮影の魅力の一つであります。

そして機体上部の赤いランプ、エンジン始動中であることを表すアンコリジョンランプと言います。

これが点灯してる状態で写ると航空ファンとしては評価のポイントが上がります

全国でも数少ない飛行機の迫力を体感できる千里川土手へ行ってみよう!

スカイパークやターミナルで見る飛行機では物足りない!と刺激を求める方におすすめ!

いきなりなんなんだってなりますが、最後に紹介するスポットは千里川土手。

伊丹空港は通常運用時34L/14R(34,14は方位、L,Rは左右)を使用しますが、滑走路上に進入する直前に一瞬にして通り過ぎる場所で、そんなところに人がはいれるの?入れます!制限区域外ぎりぎりなんで!

このような場所は全国的に見てもとても珍しい場所です。

まさに頭上に飛行機が通りすぎるとはこういうことで、高度100mに満たない高さで飛ぶのでその迫力たるや圧巻。

進入延長上にいると飛行機のジェットブラストで風が起き飛ばされそうになります!!

今現在伊丹空港にやってくる定期便で一番大きな航空機はボーイング777-300ER。

国際線機材で機材繰りの関係でよく来ますがこの航空機、開発中のものを除いて世界最大の双発機になりますが、それが通過するときの迫力は驚きを通り越して少し怖くなります・・・

その昔ジャンボジェットの愛称で親しまれたB747、これが伊丹に来る時の千里川を通過する迫力は想像を絶する(いい意味で)ものなんだろうなと思いますね。

3枚目の写真のように集まった人も一緒に撮ると大きさの比較ができて航空機の存在感が増します。

休日となると近くに駐車場もあるのでたくさんの人々でにぎわいます(肖像権の保護のため、一番手前の方の顔をペイントで隠しています)

1枚目のようにせっかく一番飛行機を近くで見ることができるので贅沢にドアップで切り取ってみるのもいいかも。

映る面積に対して空はできるだけ最小限に。進入速度は300㎞/hをゆうに超えているのであっという間に収まりきらなくなるので、ぎりぎりまで引き付け、連写で撮影するのがポイントです。

また、立つ位置によって微妙に画が変わってくるので何度も調節しながらお気に入りのポイントを探ってみましょう!

千里川土手の夜景は飛行機夜景の中でもとても綺麗です。

先ほどから何度も出てきていますが、滑走路の延長線上なので、誘導灯など滑走路のについている灯りが見ることができるので昼間とは違いロマンチックな感じの写真になります。

ただし、見惚れて頭上に飛行機が通過することを忘れずに。

4枚目の作品も夜景の撮り方を応用しますが、飛行機は騒音対策や運用時間の決まりがあります。

滑走路にラインアップしてローリングテイクオフ(止まらずに離陸を開始すること)を撮ることが多く、ラインアップして待機することは最近は少なくなりました。

シャッタースピードは1,2秒に抑えるようにしましょう。

一部の機種に限りますが、エンジンをテイクオフ・スラストに移行するとき、エンジンの中心が真っ赤になる「練炭」が見えることがあります。

なかなか見ることができないので、これをきれいに移すことができるとラッキーかつ評価ポイントはグッと上がります。

最後に

私は飛行機を撮影するとき、何時にどの機種が飛んでくるかをあらかじめ調べ、基本お目当てのもの以外は撮らないので、来るまでの時間はとっても暇です!

その間に鳥や花を撮って気分を和らげたりして遊んでみるといいでしょう!

ネコは何故かスカイパークに住み着いているようです。

撮影するときは、周りへの配慮は欠かさずに

特に公園で撮影するときは同じファンだけではなく、遊びに来ている小さな子供もいます。そういった方々の邪魔にならないように。

またファン同士でも譲り会ってマナー良く、トラブルを起こさないようにしましょう。

そして最近、千里川土手に限らずどこでもそうですがゴミのポイ捨てが後を絶ちません。あくまで公共物です。

立ち去るときはきれいに。自分が出したごみはちゃんと持ち帰るといった当たり前のことは欠かせずに

ここまで長々と書きましたがいかがだったでしょうか?

あくまでも伊丹空港と周辺のエリアに限定してポイントを書きました。

ここでのことがきちんと押さえられると、後は何処の空港でも応用するだけなのできっと綺麗な作品が撮れると思います!

次回はD3300のコンパクト性を生かして街歩きをしてみます!場所は神戸市。お楽しみに。

ぼくが愛用しているD3300の実写レビューもご参照ください。

参考記事:【実写レビュー】3年超使ってみてわかったD3300の実力

【実写レビュー】3年超使ってみてわかったD3300の実力
押さえておくべきこと
  • シャッタースピードは1/500~1/1000で絞りはF8を目安に。
  • どういった作品にしたいか思い描くこと。
  • ベストショットのためにたくさん歩くこと!

飛行機の撮影に最適なカメラが今すぐレンタルでお試しできます!

話題の最新ガジェットがレンタルできる「rentry」では飛行機の撮影にも最適な一眼レフカメラをすぐにレンタルできます

「買う前に試してみたい!」という人には人気のサービスです。年に数回しか使わないのなら、購入するよりも格安レンタルの方が安くすませることができます。

レンタル後にそのまま購入も可能ですので、購入前にはぜひ一度レンタルでお試ししてみてくださいね。