業務用にも使える高性能アルコールチェッカーおすすめ15選|精度の違いも解説

息を吹きかけるだけで、体内のアルコール残留濃度を数値や色、音で教えてくれる便利なアルコールチェッカー。飲み過ぎた翌日に車通勤する前や、車を扱う企業で従業員が運転をする前に行うアルコールチェックの際に使用するアイテムです。

ですがアルコールチェッカーは数千円で買える安いモデルから、10万円を超える高額なモデルまで種類もさまざまです。当然価格によって測定精度や機能も大きく異なります。

「業務用・事業用で使いたいけど安いアルコールチェッカーでも大丈夫なのか?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。

そこで今回は、事業用にもプライベート用にも使えるアルコールチェッカーの仕組みや使い方、購入時のポイントを解説します。記事の後半では売れ筋の人気アルコールチェッカーをランキング形式で紹介しています。

アルコールチェッカーの導入を考えている企業や、お酒が好きで翌日仕事でもついつい晩酌してしまう方はぜひ参考にしてください。

アルコールチェッカーとは息を吹きかけると体内のアルコール濃度をチェックしてくれる装置

アルコールチェッカーは、チェッカーに息を吹きかけると、体の中にビールやワインなどのアルコール分が残っているかどうかをmg/lの単位でチェックできる装置です。

例えば前日に大量のお酒を飲んだとき、一晩経っても体にはまだアルコールが残っている場合があります。顔の火照りやふらつき、二日酔いの症状といった明らかな場合はもちろん、いつも通りに見えても体の中にはアルコールが残っているかもしれません。

また、従業員がこっそり飲酒運転をしようとするケースもあるかもしれません。実際に従業員が会社の車で飲酒運転をして、痛ましい事故を起こしてしまう例があります。

このような意図しない酒気帯び運転や、意図的な飲酒運転を避けるため、車を運転する前には必ずアルコールチェッカーを使ったチェックを行いましょう。

編集部

なお、酒気帯び飲酒運転の罰則は13点(免停90日)、または25点(免許取り消し)の上、「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」と非常に重いです。また、従業員に飲酒運転をさせた事業者に対しても罰則が科せられる可能性があります

アルコールチェックが必要な対象事業所の要件と運用方法について

有償で物や人を運ぶトラック・タクシー・バスといった緑ナンバーの車を保持する運輸業の会社・事業所には、アルコールチェッカーによるチェックが義務付けられています。

また、今後道路交通法改正で営業車などのいわゆる「白ナンバー車」を保持する会社にもアルコールチェックが義務付けられます。白ナンバーへの義務付けは2022年10月から実施予定でしたが、いったん延期となりました。ただ、あくまで延期であっていずれ義務化されるのは間違いありません。

アルコールチェック義務化対象ガイドライン
  • 定員11人以上の社用車を1台以上保持する企業・事業所
  • 社用車5台以上を保持する企業・事業所

白ナンバーか黄色かは問わず、上記の条件を満たしている企業・事業所は、義務化後に必ずアルコールチェッカーを用いたチェックを実施しなくてはいけません。

編集部

なお2022年4月の時点で「目視による酔いチェック」は義務化されているため注意しましょう。あくまでも延期になったのは「アルコールチェッカーによるチェック」です

アルコールチェックの運用方法

アルコールチェックの手順・運用方法は以下の通りです。

  1. アルコールチェッカーを常時置き、使える状態にしておく
  2. 運行管理者が目視およびアルコールチェッカーで酒気帯びのチェックを行う
  3. 運転手の業務運転前と終了後の1日2回実施
  4. チェックの内容の履歴・記録を残し、1年間保持すること

毎朝点呼や朝礼を行っている企業はその時間を利用するとスムーズです。

チェック表・管理表記載内容
  • 確認者名(運行管理者)
  • 運転者
  • 運転者の業務に係る自動車のナンバーまたは識別できる記号番号など
  • 確認の日付・時間
  • 確認の方法~「対面」または「対面でない場合の具体的方法」
  • 酒気帯びの有無
  • 指示事項
  • その他必要な事項

チェック内容の保存は手書きの紙でも、データのままでも、もしくはプリンターでプリントアウトした状態でも構いません。ただ、データ保存の方がかさばらず経費もかかりません。アルコールチェッカーの中には、専用ソフトやクラウドでデータを管理できるものもあります。

編集部

直行直帰などで運行管理者がチェックできない場合は、アルコールチェッカーを従業員に携行させ、スマホのビデオ通話などで運転手の顔や様子、チェッカーの数値が分かるようチェックを行います

事業用で必要なアルコールチェッカーの性能は?

アルコールチェックに必要なアルコールチェッカーの基準や規格ですが、結論から言えば「なんでもいい」です。複数の県警や警察のHPをチェックしてみたところ、「音・色・数値などで酒気帯びの有無を確認表示できるものであれば、性能上の要件は問いません。」とありました。

つまり、高性能や高精度のアルコールチェッカーにこだわる必要はありません。

編集部

ただ、アルコールチェックは「義務だから行う」のではなく、「従業員やお客様の安全、そして会社のために行うもの」です。できる限り精度の高いアルコールチェッカーの使用をおすすめします

アルコールチェッカーの選び方4つのポイント

アルコールチェッカーを購入する際は、以下の4つのポイントをチェックしながら選びましょう。

  1. 携帯タイプか据え置きタイプか
  2. 電気化学式センサーか半導体式ガスセンサーか
  3. 使用回数とセンサー交換費用をチェック
  4. その他付帯機能

手軽な携帯型か高性能な設置型か

アルコールチェッカーには、持ち運びに便利な携帯型(ハンディタイプ)と、スタンドで特定の場所に設置して使用する設置型(据え置き型)の2種類があります。

2つのタイプはそれぞれ測定方法や機能、そして値段が大きく異なるため、まずどちらのタイプを選ぶのか決めましょう。

携帯型は安価・軽量・小型で手軽に使えるが機能や性能は控えめ

携帯型は手のひらに収まる小型のサイズで、バッグやポケットの中に入れて持ち運べるタイプです。保管スペースを取らず、いつでもアルコールチェックができます。さらに1,000円台からと価格の安い製品も多く、どんな企業や家庭にもおすすめです。

デメリットは、やや精度の低い半導体式センサーによる検知方式が多い点です。ただし、アルコールチェック義務化対応が主な目的であれば、現時点で精度は問われていないため半導体式センサーでも問題ありません。

また使用回数が決まっている使い捨てタイプで、定期的に買い替えコストがかかる製品が多い点もデメリットとして挙げられます。導入コストは低いものの、消耗品で多くの従業員に対し長期で使用しているとかなりの経費負担になるでしょう。

編集部

携帯型でも精度の高い電気化学式を採用し、センサー交換可能な高性能なタイプもあります。ただし価格は数万円程度とやや高価です

設置型は多機能で精度も高いが非常に高価

設置型はスタンドで特定の場所に設置する大型のタイプです。検知精度の高い電気化学式センサーを使用したモデルが多く、さらに同時に温度測定や除菌ができたり、測定者の顔写真やデータ記録機能が付いていたりと高性能・多機能モデルが揃っています。

本体価格は高いものの、センサーの使用回数が多く、またセンサーの寿命が来ても校正やセンサー交換で繰り返し使えるため、長期的に見るとコスパは悪くありません。

デメリットはやはり価格の高さです。本体価格が10万円を超えるものが多く、導入のハードルはやや高いでしょう。また種類や扱っている販売店もそう多くありません。

編集部

高価な設備のため、導入前にレンタルやリースを行っている企業から借りて試してみるのもおすすめです

安価な半導体式ガスセンサーか精度の高い電気化学式センサーか

アルコールチェッカーのアルコール濃度測定方法には、精度はやや低いものの安価で買える「半導体式」と、検知精度は高いがやや高額な「電気化学式」の2種類があります。それぞれで本体の価格やチェック精度が異なるため、予算やどこまでしっかりチェックするのかを考慮して選びましょう。

安価で手軽な半導体式ガスセンサー

半導体式はコストが安く測定時間も短い検知方式で、主に安価な使い捨てアルコールチェッカーに使用されています。

メリットは導入コストの安さです。数千円から購入可能な製品が多く、必要になったらすぐに購入できます。小型のものも多く保管にも携帯にも便利。さらに数秒~十数秒と測定も素早く、チェックする人数が多い場合もスムーズ。

デメリットは電気化学式に比べると精度がやや低い点です。より正確に、細かくアルコール濃度を測定するのには向いていません。

また誤検知もやや多く、発酵食品やエナジードリンク、マウスウォッシュやタバコ、さらには一部のパンといった、アルコール以外の物質・成分に反応してしまう場合もあります。

編集部

基本的には半導体式でも問題ありませんが、誤検知した場合に備えて誤検知の少ない電気化学式のチェッカーも常備しておくといいでしょう

精度が高く、繰り返し使える電気化学式センサー(燃料電池式)

電気化学式は、高い精度で体内のアルコール濃度を測定できるため、高額な高性能アルコールチェッカーで使用されている検知方式です。燃料電池方式とも呼ばれています。

メリットは精度の正確さです。さらに半導体式に比べて誤検知が少ないため、より正確なアルコールのチェックが可能。また使い捨てが多い半導体式と違い、メーカーによる校正(メンテナンス)を行えば再度使用可能になるため、繰り返し使えます。

デメリットは、ほとんどのチェッカーが数万円以上とかなり高額な点です。定期的に校正の必要があり、維持費もコストとしてかかります。また測定にやや時間がかかるため、複数人の従業員に対しチェックを行う際は工夫が必要です。

編集部

義務だからチェックする、ではなく「安全のためにしっかりと点検・対策したい」方は電気化学式のチェッカーを選びましょう

使用回数とセンサー交換費用・校正費用をチェック

アルコールチェッカーには、それぞれ「使用回数」や「使用期限」があり、期限を過ぎたアルコールチェッカーはセンサーが劣化するため使用できなくなります。そのため期限が来たチェッカーは新しいものに交換するか、メーカーの部品ユニットの交換・校正といったメンテナンスサービスを受けなくてはいけません。

  • 使い捨てタイプは買い替え費用がかかる
  • センサー交換タイプはセンサー交換代がかかる
  • 校正するタイプは校正代がかかる
  • ストローやマウスピースタイプはストロー代がかかる

半導体式アルコールチェッカーの使用回数は製品によって500回~5,000回以上と幅がありますが、使用期限は大体1年に設定しているメーカーが多いようです。電気化学式は校正やセンサー交換で繰り返し使用できますが、メンテナンスのたびにメンテナンス代がかかります。

多くのメーカーでは校正期間1年、メンテナンス代は数万円ほどに設定しているメーカーが多いようです。つまり1年間で数万円のコストが発生します。

使用回数の多いものや校正期間の長いものを選ぶとコストを抑えられるので、使用回数・性能・コストのバランスを見て決めましょう。

編集部

このようにアルコールチェッカーは買った後もコストがかかるため、購入後のコストを考えてどの製品を購入するか検討しましょう

その他の機能でより便利に

アルコールチェッカーには、アルコール濃度を測る以外にもさまざまな機能を持ったモデルが存在します。

  • より高い精度で測定できるストロー・マウスピース型
  • スマホやタブレットなどのモバイルと連動できるアプリ連動機能
  • 過去の測定記録を記憶できるメモリー機能
  • 電池が不要なUSB充電タイプ
  • コロナ対策にも便利な温度測定機能
  • 勝手に電源が切れるオートパワーオフ

中でも過去の測定結果を残せるメモリー機能や、有線・Bluetoothなどでスマホと接続して測定結果を自動送信してくれるアプリ連動機能は便利です。

必要な機能を搭載したアルコールチェッカーを選ぶといいでしょう。

安いVS高い!価格によるアルコールチェッカーの性能の違い

アルコールチェッカーは製品によって価格差が非常に大きく、安いものは数千円から、高いものでは数十万円以上の製品が存在します。

ここでは安いアルコールチェッカーと、高いアルコールチェッカーの違いについて簡単に解説します。ただしメーカーや製品ごとに特長や価格設定は異なるため、あくまでも目安として参考にしてください。

安いアルコールチェッカーの特徴(1,000円~10,000円以下のモデル)

1万円以下のアルコールチェッカーは、やや精度の低い半導体式ガスセンサーによる検知方式で、使い捨てタイプのものがほとんどです。

精度が低いとはいえ、測定自体は問題なく行えます。アルコールチェック義務化にも対応できるため、基本的には安いアルコールチェッカーを使用しても問題ないでしょう。

編集部

ただし、使い捨てのため人数が多いとコスパが悪くなります。チェックする人数が多い企業では使用回数の多い電気化学式・センサー交換型の方がコスパが良いでしょう

高いアルコールチェッカーの特徴(数万円以上のモデル)

数万円以上する高額なアルコールチェッカーは、精度の高い電気化学式センサー採用で使用回数が多く、また部品交換やメンテナンスをして長期的に使える長寿命モデルが多いです。また、スマホやPC接続してパソコン管理できるといった多機能なモデルも豊富に揃っています。

運送業や配送業のように、よりシビアなアルコールチェックが必要な企業では、こうした精度の高いアルコールチェッカーがおすすめです。

導入コストはやや高めですが、使用回数が多いため大人数のチェックを長期的に行うと最終的に使い捨てよりもコスパが良くなるケースがあります。

編集部

使用する人数と買い替えやメンテナンスにかかる費用を計算し、コストが安くなる製品を選ぶといいでしょう

携帯型アルコールチェッカーおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(ネット通販サイトamazon・楽天・Yahoo!・ヤフオク・ビックカメラ・価格.com等比較サイト)の上位商品や、ネットの口コミ・レビューで評価の高かった製品をポイント制で集計。売れ筋上位のおすすめ商品を厳選しました。
商品最安価格サイズ重量センサータイプ使用回数その他機能
[タニタ] EA-100 NV アルコールチェッカー ネイビー楽天市場¥2,900 AmazonYahoo!3.2cm×1.7cm×10.5cm40g半導体式1000回もしくは1年
[KEEZING] アルコールチェッカー 日本製センサー USB充電式検査機 簡易携行型楽天市場¥1,839 AmazonYahoo!9cm23g半導体式USB充電式
[Bornet] アルコールチェッカー 日本製 PSE認証 測定履歴150件 メモリー機能楽天市場¥2,899 AmazonYahoo!10.2cm×3.2cm×1.5cm80g半導体式約1000回メモリー機能付き
[pa-man] PAC30 アルコールチェッカー 直吹き式 飲酒運転 検知器 測定楽天市場¥6,578 AmazonYahoo!5cm×11.8cm×1.8cm85g半導体式約3,000回ストロー式
[BTIHCEUOT] アルコールチェッカー 5000回 MEMS ナノ技術 携帯用楽天市場¥2,980 AmazonYahoo!9.8cm×2.4cm×1.8cm50g半導体式5000回オートパワーオフ
[アイリスオーヤマ] ALC-D1 アルコールチェッカー 業務用 オートオフ 電池交換表示機能付楽天市場¥1,392 AmazonYahoo!10.2cm×3.7cm×2cm50g半導体式1年間
[TANITA] HC-310 アルコールセンサー アルブロ ブラック楽天市場¥2,955 AmazonYahoo!12cm×3.7cm×2cm74g半導体式1000回
[スマートライフ研究所] アルコールチェッカー スマホ連動 業務用 法人楽天市場¥27,478 AmazonYahoo!7cm×5cm×1cm47g電気化学式1000回センサー校正可能
[ヒロコーポレーション] HDL-J8 ポータブルアルコールチェッカー楽天市場¥1,240 AmazonYahoo!12cm×3.4cm×1.6cm27g半導体式1500回もしくは2年メモリー機能
[中央自動車工業株式会社] SC-402 アルコール検知器 ソシアック アルファ ハンディタイプ楽天市場¥12,187 AmazonYahoo!13.5cm×4.8cm×2.3cm110g半導体式5000回センサー交換可能
[オーム電機] HB-A02-W 07-8919 アルコールチェッカー 国内メーカー 非接触式 ホワイト楽天市場¥1,500 AmazonYahoo!3.8cm×10.3cm×1.6cm28g半導体式1000回
[Lydsto] アルコールチェッカー 息吹き式 飲酒検知器 携帯型 二日酔い ノズル5個付属楽天市場¥699 AmazonYahoo!15.2cmx9.7cmx4.2cm100g半導体式1年間

携帯型アルコールチェッカーおすすめ人気ランキング12選

小型軽量で持ち運びも保管も容易な、携帯型アルコールチェッカーのランキングです。半導体式で安価な使い捨てタイプが多いですが、中には電気化学式の高性能なタイプもあります。

どんな企業にもおすすめできるため、基本的には携帯型から検討するといいでしょう。

【業務用】設置型アルコールチェッカーおすすめ人気ランキング比較一覧表

商品最安価格サイズ重量センサータイプ使用回数その他機能
[GREN] アルコールチェッカー スタンド式 業務用 アルコール検知器楽天市場¥197,000 AmazonYahoo!電気化学式約20000回もしくは1年間表面温度検知
[アイリスオーヤマ] IRC-AL-F8AN1-F アルコールチェッカー 置き型 顔認証 フロアスタンドセット楽天市場¥199,990 AmazonYahoo!30cm×23cm×126.5cm電気化学式20,000回温度測定/メモリー機能
[東亜産業] TOA-THMAC-001 Thermo Manager AC 温度検知器 + アルコール検知器 プリント保管楽天市場¥65,979 AmazonYahoo!39cmx84.5cmx19cm8kg電気化学式温度測定

【業務用】設置型アルコールチェッカーおすすめ人気ランキング3選

会社やオフィスの入り口に設置する、大型の設置型アルコールチェッカーの人気ランキングです。検知精度が非常に高く、センサー寿命も長い高性能なモデルが揃っています。

また、アルコールと同時に体温を測定したり、スマホやアプリ連動したりといった便利な機能も豊富。ある程度測定する人数の多い企業や、一緒にコロナ対策も行いたい企業におすすめ。

アルコールチェッカー有名メーカー&ブランド

アルコールチェッカーは大手メーカーから海外メーカーまで、多くのメーカーが参入しています。チェックのガイドラインでは明確な性能や機能を求められていませんが、検知精度や信頼性を重視するなら以下のメーカーを選びましょう。

  • TANITA(タニタ)
  • アイリスオーヤマ
  • pa-man(パーマン)
  • 東洋マーク
  • サンコーテクノ
  • フィガロ技研
  • パイアール
  • ケンウッド
  • 東海電子

この中からPicky’sおすすめメーカーを2つ紹介します。

シンプルで使いやすいモデルが多いタニタ

タニタは、体脂肪計などの計測器や外食事業で有名な大手メーカーです。誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。

タニタもアルコールチェックを多数販売しています。特徴としては使い方や機能がシンプルな製品が多く、初めてアルコールチェッカーを使用する方でも簡単に使えます。有名メーカーですが、機能がシンプルな分価格もお手頃。

「計測」と言えばタニタです。その精度はかなり高く、非常に信頼できるメーカーと言えます。

格安モデルから高級設置型まで豊富に揃うアイリスオーヤマ

リーズナブルな「アイリスオーヤマ」

アイリスオーヤマはベッドなどのインテリアや掃除機といった家電製品、日用雑貨まで生活にかかわる製品を幅広く扱うメーカーです。安価で使いやすい製品が多い定番メーカーと言えるでしょう。

アイリスオーヤマのアルコールチェッカーは、数千円で購入できる手軽なモデルから、数十万円する設置型の高級モデルまでさまざまなラインナップが揃っています。

メーカーの信頼度は言うまでもありません。さまざまなモデルをチェックしたいならアイリスオーヤマもおすすめです。

アルコールチェッカーの使用方法

アルコールチェッカーの使い方や使用時の注意点について解説します。

  • アルコールチェッカーの使い方
  • STEP.1
    測定前にはうがいを行う
    測定前には、口の中の食べ物や成分を綺麗にするために、うがいを行いましょう。口の中に食べ物や飲み物の成分が残っているとセンサーが誤検知する可能性があります。
  • STEP.2
    アルコールチェッカーの電源を入れる
    アルコールチェッカーの電源を入れ、準備が完了するまでしばらく待ちます。
  • STEP.3
    息を吹きかける
    吹きかけ式であればセンサーに向かって息を吹きかけます。ストロー式やマウスピース型であればストロー部分をしっかり咥えてしっかりと息を吹き込みます。
  • STEP.4
    しばらく待つ
    しばらくすると「〇〇mg/l」といったように測定値が表示されます。この数値でOKかNGかを判断します。製品によっては基準値を超えた場合、色や音でNGを教えてくれるものもあります
  • STEP.5
    使用回数を超えたら交換を
    アルコールチェッカーには使用回数・使用限度や有効期限があります。限度を超えたら使い捨てタイプなら買い替え、校正(メンテナンス)やセンサー交換できるタイプはメーカーに校正依頼を出しましょう。

アルコールチェッカーの関連商品

アルコールチェッカーの関連商品を紹介します。

お酒を飲む方は講習もチェック!ブレスチェッカー

お酒を飲む方は翌日のアルコール残留濃度だけではなく、普段の口臭にも気を付けましょう。ブレスチェッカーなら、アルコールチェッカーと同じ使い方で簡単に口臭をチェックできます。

衛生的にアルコールチェックができるストロー

一部のアルコールチェッカーでは、より正確な測定のためにマウスピースやストローを使って直接チェッカーに息を吹き込む方式を採用しています。

機種専用のストローも売っていますが、基本市販のストローを切断して代用可能です。(市販のストローの使用を推奨している製品もあります)測定のたびに使い捨てる消耗品です。買えるときに多めに買っておきましょう。

アルコールチェッカーよくある質問

アルコールチェッカーでよく見るBACとは何ですか?

BACとは「血中アルコール濃度」です。一方で、今回紹介した息を吹きかけるアルコールチェッカーで測定できるのはBrAC、「呼気アルコール濃度」です。

 

どちらもアルコール濃度を測定する際に用いられる用語ですが、呼気が息だけでアルコール濃度をチェックできるのに対し、血中アルコール濃度は医療機関で採血しなくてはいけません。

 

呼気に比べて一般的ではないため、基本血中アルコール濃度を測定することはあまりないでしょう。

チェッカーの測定範囲はどのくらいあれば良い?

アルコールチェッカーの測定範囲は製品ごとに異なりますが、0~0.3mg/Lくらいまで測れればチェッカーとして問題ありません。

 

酒気帯びの基準は0.15mg/L以上、より罰則の重い酒気帯び②が0.25mg/L以上となっています。そのため、0.15mg/L以上がしっかり測定できればOKです。

 

もちろん「酒気帯びにならなければいい」、というものではなく、広い範囲が高精度で測定できるチェッカーが一番ですが、高性能な製品はその分高価です。

 

そのため、チェックしたい範囲、基準、目的をしっかりと決めてから、目的に合ったアルコールチェッカーを選ぶと良いでしょう。

なぜかお酒を飲まない人からアルコールが検知された!

お酒を全く飲まない人からもアルコール分が検出されるケースがあります。原因はさまざまですが、主な原因は「直前に摂取した飲食物」「その日の体調」です。

 

例えばチェック直前にキムチやあんぱんといった発酵食品(あんぱんは製造過程で発酵させる)を食べた場合や、直前にマウスウォッシュといった口臭ケア製品を使用した場合。すると、中に含まれる微量なアルコール成分にチェッカーが反応する可能性があります。

 

またエナジードリンクやノンアルコールビールなどにも微量のアルコールが含まれています。チェック当日の朝には、こうした飲食物やマウスウォッシュを使用しないほうが良いでしょう。

 

他にもタバコを吸う方は、口腔内に残った一酸化炭素が反応したり、ケトン体が多い方はその日の体調によって、前日にお酒を飲んでいなくても反応する場合があります。

 

こうした誤検知が起こった場合は、30分ほど時間を置き、水でうがいをして再チェックを行えば出ないはずです。

アルコールチェックの義務化対策にアルコールチェッカーを常備しておこう!

今後アルコールチェッカーの義務化が進めば、多くの企業でアルコールチェッカーによるチェックが必要になります。本格的に施行が始まってからあたふたしないよう、今からアルコールチェック手順の確認やアルコールチェッカーの準備をしておきましょう。

  • 運送業や配送業を営んでいる・もしくは開業を予定している企業・事業所
  • 部下や社員に営業車を運転させる企業
  • 車通勤だけどお酒が好きで毎日晩酌する方

アルコールチェッカーは上記の方にとっての必須アイテムです。特に企業は義務となりますので、在庫を切らしたり、義務化の準備に間に合わないといった事態にならないようにしておきましょう。

Picky’sでは、このほかにも事業所や企業のオフィスで使えるさまざまなアイテムを紹介しています。以下の記事もぜひチェックしてみてください。

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