Anker社の「Anker Nebula Mars II(ネビュラ マーズ2)」は、ANKER社のプロジェクター「nebulaシリーズ」の最上位機種、高性能モバイルプロジェクターです。
プロジェクターでありながらandroid7.1を搭載し、プロジェクターとしてだけではなく様々な動画コンテンツを楽しめる、自宅にぴったりのプロジェクターです。
一台で自宅をホームシアターに変える非常に楽しいエンタメ性の高いプロジェクターですが、決して安い買い物ではないため購入を迷っている方も多いと思います。
そこで今回はレントリーノート編集部でこのAnker Nebula Mars IIを入手して実際に口コミレビュー&徹底検証しました。
また「Nebula-capsel 2とどっちがいいの?」という人もいると思うので、両方使った感想なども比較してみます!
実際に使ってみてよかった部分、悪かった部分を率直にまとめましたので購入の際の参考にして下さい。
目次
Anker Nebula Mars IIとは?
Anker Nebula Mars IIには様々な特徴と機能がありますが、その中で主なものをまとめました。
Anker Nebula Mars IIのスペック
Anker Nebula Mars IIの公式スペックです。
解像度 | 1280 x 720 画素 |
輝度 | 300 ANSI ルーメン |
ランプ寿命 | 約30,000時間 |
アスペクト比 | 16:9 |
インターフェース | HDMI/USB2.0/DC入力 |
容量 | 12,500mAh/3.85V |
スピーカー | 10W×2 |
再生時間 | 約4時間(スピーカーモードは約30時間) |
充電時間 | 約3時間 |
OS | android7.1 |
最大150インチの大画面であらゆる場所がシアタールームに
Anker Nebula Mars IIは最大150インチの大画面&300ANSIルーメンの明るさで映像を投影できます。
ルーメンは投影する光の強さを表す数値でこの数値が高ければ高いほど、このような昼間の明るい場所でも映像がきれいに映ります。
android7.1搭載であらゆる動画の視聴が可能
Anker Nebula Mars IIにはスマホやタブレットのようにandroid7.1のOSが搭載されているため、ストアからYouTubeなど様々なアプリをダウンロードすることができます。
そのため、通常のプロジェクターのようにパソコンやプレーヤーと接続しなくても、YouTubeやAmazon prime videoといった動画を単体で視聴可能です。
高音質のデュアル10Wスピーカーで深みのある音を
Anker Nebula Mars IIには本体の左右に10W×2個のスピーカーが内蔵されていて、スピーカーを買わなくてもステレオサウンドによる深みのある音を再生できます。
左右にあることで、Anker Nebula Mars II本体を部屋のどこにおいても家族全員が音と映像を楽しむことができます。
動画を見ないときは20Wのパワフルスピーカーとして
先ほど紹介したデュアルスピーカーは、スピーカーモードにすることで通常のスピーカーとしても使用できます。
常に家でプロジェクターを再生しているというケースはあまりないので、プロジェクター以外の使い方ができるのは便利です。
Anker Nebula Mars IIはこんな方におすすめ
Anker Nebula Mars IIは以下のような方におすすめです。
- 家で映画や動画を大画面で楽しみたい方
- 家中あちこちで手軽に動画コンテンツを楽しみたい方
- 手ごろで性能の良いプロジェクターをお探しの方
Anker Nebula Mars IIは最大150インチという、一般的なテレビではまず再現できない大画面で映像を投影できます。
プロジェクターの最大のメリットはテレビや映画、動画を迫力のある大画面で楽しめる点で、特に映画は大画面で見ると臨場感や没入感が全然違います。
また、Anker Nebula Mars IIはandroid・スピーカー・バッテリーと単体でほぼすべての機能が内蔵されているので、これ一台あればあちこちに持ち運んで動画を楽しめます。
リビングでゆっくり映画やテレビを楽しむことはもちろん、キッチンで料理動画を再生しながら調理をしたり、寝室で寝る前に音楽を楽しんだりと使い方は様々。
これだけの機能を持っていながら価格は比較的抑えめです。
Anker Nebula Mars IIの評判・レビュー
今回、Anker Nebula Mars IIの評判や口コミをレントリーノート編集部で調べてみました。
商品選びの参考になるように、良いレビューだけではなくちょっと気になったレビューも載せています。
Anker Nebula Mars IIの良い口コミ
- 家中どこでも手軽に動画コンテンツが楽しめる
- ポータブルタイプには欠かせないオートフォーカスが早い
Anker Nebula Mars IIの良い口コミとして、ポータブル性能の高さを評価する声が多かったです。
通常のプロジェクターはパソコン等につなぐ必要があり、プロジェクターだけを持ち運んでもあまり意味がありません。
ですがAnker Nebula Mars IIにはandroid7.1が搭載されていて、Wi-Fiと壁さえあれば家中どこでもこれ一台でYouTubeなどの動画コンテンツが楽しめます。
またあちこち持ち運ぶと距離が変わるため都度フォーカスの調整が必要になりますが、Anker Nebula Mars IIはオートフォーカスなので、ただ持ち運んで投影するだけでOK。
Anker Nebula Mars IIの気になった口コミ
Anker Nebula Mars IIにはandroid7.1が搭載されていますが、アプリを落とすストアがなぜかグーグルプレイではなく「AptoideTV」になっています。
このAptoideTVは海外向けのコンテンツが多く、日本人にはやや使いにくいというかバリエーションに欠ける印象です。
とはいえ、YouTubeやHulu、primevideoにNETFLIXといった一般的な動画サービスはちゃんと入っていますし、一般的に使用する分には特に不満を感じることはないでしょう。
また、android用のアプリを多数ダウンロードして使えるAnker Nebula Mars IIですが、一部のアプリで動作が不安定だったり使えなかったりといったことがあるそうです。
Anker Nebula Mars IIを実際に検証・レビュー
Anker Nebula Mars IIを実際にレントリーノート編集部で検証してみました。
編集部スタッフの主観も多少入っていますが、それも含めて参考にしてみてください。
外見・サイズ・重量
まずはAnker Nebula Mars IIを開封して付属品の確認です。
付属品の写真
- Anker Nebula Mars II本体
- リモコン
- ACアダプター
- パワーコード
- 取扱説明書(クイックガイド)
本体とリモコンと充電用アダプター&ケーブルと、特に使い方のわからないものは無く非常にシンプルです。
外観はレッド・ドット・デザイン賞に選ばれただけあり、非常に洗練されています。
カラーはBLACKで高級感もありながら、シンプルで使いやすさに特化したデザインで、言わば「機能美」を追求したデザインです。
フロントには「NEBULA」のロゴとレンズのみで、レンズのカバーを開けると本体が起動し、閉めるとシャットダウンします。
本体上部に操作ボタンがあり、操作ボタンの反対側には電池残量を示すインジケーターがあります。
操作ボタンは十字キーと決定(OK)ボタン、4つのボタンは左からBluetoothスピーカー、戻る、音量調整ボタン(アップ・ダウン)。
個人的にはこの本体のボタンは使いにくく感じました。(特に押した感の弱い十字キー)
寝転がって見てるときなど本体の上にあるボタンは操作しづらく、いちいち起き上がって操作しなくてはいけません。
椅子に座って観るとか、操作しやすい態勢であれば問題ないと思いますが、ごろんと横になって観たい方はリモコンか専用アプリで操作したほうが便利です。
- 充電用DC IN
- HDMIポート
- USBポート
- オーディオ出力
背面には各種接続端子があります。
底の写真
本体の底には三脚用のソケットがあり、三脚を接続して高さや角度を調整することができます。
上記のような純正の三脚もありますが、ソケットが合えば汎用の三脚も問題なく使用できます。
サイズは122×138×178mmで、大きさ的にはお弁当箱2段分程度。
若干存在感はありますが、安定感のある形状でどこにでも置けるため、そこまで邪魔に感じることはありませんでした。
重さは1483g(約1.5kg)、1.5Lのペットボトルと同じ重さで、多少重みは感じます。
ですが本体は四角い形状で重量のバランスが良く、持ち運びに便利な取っ手がついているので持ちにくいとか、重いという感じはしませんでした。
家の中で移動させる程度であれば女性や子供でも問題なく持ち運べます。
実際使ってみた感想
電源ボタンらしきものが見当たらず、一瞬操作方法に迷いましたが実はレンズカバーを開けるだけで起動します。
Anker Nebula Mars IIはどこに投影してもオートフォーカスで自動でピントを合わせてくれます。
オートフォーカスの動画・画像
こんな感じで何かに投影すればあとはAnker Nebula Mars IIが勝手に最適なフォーカスを行ってくれます。
そのため、気分によって壁に写したり天井に写したりといったように、コロコロ投影場所を変えても煩わしい設定が一切不要です。
操作は本体のボタンでも行えますが、人によってはやや使いにくく感じることがあるのでリモコンかスマホアプリをインストールして操作するのがおすすめ。
アプリの写真
ANKERプロジェクター専用アプリ「Capsule Control」をインストールすればリモコンとして使用できます。
しかもスライド&タッチで直感的に操作できるので、本体や付属のリモコンよりもいいかもしれません。
映像の動画・写真
室内の電気を消して投影してみましたが、非常に綺麗です。
安価なプロジェクターだと暗いところで投影しても映像がぼやけたり、文字がにじんだりといった現象が起きてしまいますが、Nebula Mars IIは非常になめらかで美しい映像です。
編集部で初めて映像を映したとき、あまりの映像の美しさにほかのスタッフから「おおっ!」という声が上がりました。
映像の動画・写真
オートフォーカスが後は勝手にピントを合わせてくれるので、使い方や操作方法に迷うことはありませんでした。
ちなみに本体を投影する壁から3mほど離せば約150インチになるそうです。
映す場所は、比較的どこでもきれいに映りましtが、できれば白い平坦な壁か、なければしっかりとプロジェクタースクリーンを使用してください。
プロジェクタースクリーンについては、以下の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
関連記事:【2021年度最新版】プロジェクタースクリーンの選び方とおすすめ15選を解説&徹底比較
音声の動画
10W×2のスピーカーから出る音は、小型ながらかなりの大きさで自宅では十分すぎるくらいの音量が出ます。
無音にすると本体から少しファンの音が聞こえますが、寝室でも問題ないレベルだと思います。
Nebula Mars IIのバッテリーはフル充電(充電完了までに約3時間)で約4時間再生できますが、ちょっと短いなと思いました。
というのも、映画や動画を見ていると4時間はあっという間です。
バッテリー残量の画像かインジケーターの写真
アダプターにつながず見ていると「あれ、もうバッテリーが半分になってる」ということが何度もありました。
長時間じっくり動画を見たいときは、アダプターをつなげられる場所で視聴するのがおすすめです。
とはいえ、寝る前にちょっと動画を見るくらいであればわざわざアダプターをつながなくても問題ありませんし、使うシーンをきちんと考えて利用すればいいと思います。
Anker Nebula Capsel 2との比較
Anker Neblula Capsel2とMars2の比較結果
- 持ち運びやすさならCapsel2
- 操作性の良さは互角
- 音の良さはMars2
- 映像の綺麗はMars2
- 映像の明るさはMars2
- 近くでみるならどちらも◎
小さくて持ち運びやすいのはCapsel2
小型で小さいのはNeblula Capsel2です。手のひらサイズで持てる大きさなので、バックなどにも入れて持っていける大きさです。一方でMars2は手持ちバックに入れるのはちょっと無理があるので、旅行バックに入れて持ち歩くには向きません。
Anker Nebula Mars IIは自宅の動画視聴を一段と楽しくする最高のプロジェクター
Nebula Mars II black Projectorは自宅をシアタールームにするプロジェクター機能と、YouTubeなどの動画コンテンツが楽しめる2つの機能を持ったモバイルプロジェクターです。
android、バッテリーを内蔵し家中はもちろん、ちょっとした旅行やキャンプに持っていっても楽しめます。
プロジェクターの中では価格もお手頃で、幅広い使い方ができる、まさに自宅にぴったりの万能プロジェクターです。
なお2020年の夏はクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で先行販売した「ANKER nebula cosmos」の発売も予定されています。
今回紹介したAnker Nebula Mars IIやCosmosのほかにも、ANKER社では魅力的なモバイルプロジェクターを販売しています。
レントリーノートではそんなANKER社製のプロジェクターをいくつも紹介していますので、以下の記事もぜひ読んでみて下さい。
関連記事:【一人暮らしに最適】Ankerの超小型モバイルプロジェクター Nebula Apolloをレビュー
関連記事:【色に感動!】ホームプロジェクターAnker Nebura Capsule2を徹底解説!使い方や感想をレビュー