Picky’s編集部の本拠地であり、私も住んでいるこの信州には、基本屈指と言っても良いほど多くの紅葉の名所が点在しています。
上高地や軽井沢、戸隠などの山や木々が紅葉で染まる時期、多くの観光客が紅葉狩りにやってきます。
しかし有名スポットが沢山あるとどこへ行ったら良いか、逆に迷ってしまいませんか?
そこで今回オススメしたいのが、北八ヶ岳にある白駒の池。
深い山の中の静かな森で、森林浴と紅葉鑑賞を楽しむことが出来ます。
深い森の中にありながら、車があればアクセスが容易なこともおすすめな理由の1つです。
この記事では、白駒の池の見所や見頃、アクセス方法や注意点などを紹介していきます。
関連:秋を彩る紅葉をより綺麗に写す!紅葉写真撮影のための知識とテクニック
目次
北八ヶ岳の魅力と北八ヶ岳・白駒池へのアクセス
長野県と山梨県にまたがり、中央道からもよく見える八ヶ岳連峰。主峰の赤岳は標高2899mをはじめとした高く険しい山々が連なります。
しかし、八ヶ岳は北部へ行くほど険しさが薄れなだらかな様相になっていきます。
北八ヶ岳と呼ばれるこの山域は苔むした原生林が広がり、ところどころに池が点在する登山初心者にも歩きやすい地帯となっています。
国道299号、通称メルヘン街道が北八ヶ岳の中央部を横断していたり、北八ヶ岳ロープウェイで高い標高へ一気に行くこと可能なのでアクセスも抜群です。

カラマツ林が広がる峠道。メルヘン街道はドライブコースとしても超オススメなスポット。
白駒の池はメルヘン街道の最高所、麦草峠に駐車して徒歩15分ほどで湖畔までアクセスすることが出来ます。
麦草峠へは、シーズン中はJR茅野駅と八千穂駅からバスが出ています。
北八ヶ岳の各所にアクセスの良い麦草峠ですが、ゴールデンウィークやお盆、紅葉シーズンなどのピーク時は駐車場がいっぱいになり、一本道の山道で重篤な渋滞に巻き込まれてしまうことがあります。
混雑が予想されるシーズンは、混雑が見込まれないタイミングで到着するようにしたり、ゆとりを持った計画で向かうようにしましょう。
一周約40分の静かな湖畔歩き

白駒池への遊歩道の入り口。
駐車場から遊歩道に入ってすぐ、苔むした原生林が広がります。
幻想的な緑色の世界
台風によって根こそぎ倒された木の根。まだ生きています。

アップダウンのほとんどない歩きやすい道が終始続きます。
写真を撮りながらゆっくり歩いて約15分で湖畔に到着。
麦草峠の売店に地図がおいてあったのでそれを頼りに進みます。
今回は時計回りに湖を一周することにしました。
(混雑時は反時計回りの一方通行になるようです)
時計回りに進んでまず現れるのが青苔荘。湖畔でテント泊が出来る山小屋です。
お茶や軽食もでき、売店には様々なお土産が売っていました。
小屋のテント場から東方向へ遊歩道が続いています。
最初は一度少しだけ池を離れ、木道が整備された原生林の中を散策することになります。
苔の森としても有名な北八ヶ岳。足下をよく見てみると色んな種類のかわいらしい苔たちが生えています。
岩と木と苔の世界。
木漏れ日の向こうに、湖畔の紅葉が見えます。
水面に映る紅葉と苔むした石。まるで日本庭園の一角のようです。
池を半周ほどしてやっと道が湖畔に近づきました。
木々の間から垣間見える、対岸の紅葉がなんとも美しいです。
先ほどの青苔荘のボート乗り場。紅葉のリフレクションが素晴らしいです。
この日は夕方を狙って行ったので、大分日が落ちて綺麗な光が森の中に差し込んでいました。
F16まで絞り込んで森に差し込む美しい光芒を撮影。
白駒荘についたら、池の周遊は終盤です。
こちらでも小屋泊まりや食事が可能です。小屋の前にはテーブルといすが並び、一休みするのにうってつけ。
白駒荘から青苔荘川へ少し歩いたところの木々の間から、対岸に白駒荘が見えました。
あとは、マップに従ってまた駐車場に戻るのみです。
関連:一眼レフ・ミラーレスで登山の風景を美しく撮るために知っておきたいテクニック
朝方と夕方が狙い目!美しい紅葉のリフレクションを狙う
白駒池でなんと言っても美しいのが水面に映る対岸の紅葉。

針葉樹の深い緑、ダケカンバの白い樹皮と黄色い葉、ナナカマドの燃えるような赤が秋の深い森に浮かび上がります。
風が止んで水面が綺麗な鏡になっているときにしか見られない光景です。

池が写し出す秋らしいうろこ雲の空と紅葉の森。幻想的な世界が広がっていました。
日によりますが、風が吹いているのはだいたい日中の太陽が出ている時間帯。
穏やかな天気の日の朝方日がで始める前後や日が落ちる夕方頃が綺麗なリフレクションの狙い時です。
そのような時間帯は観光客も少ないのでおすすめ。薄暗いのでくれぐれも足下には注意して散策しましょう。

秋にしか見られない絶景が白駒池にはあります。
関連:一眼レフ初心者に知って欲しい、作例で学ぶ本気の風景写真の撮り方!
今回の記事で使用した機材
フルサイズ一眼レフ Nikon D750
紅葉した木々を、一本1本、葉の一枚一枚まで鮮明に写し出すことが出来ます。
ネイチャーフォトを撮るのはNikonのフルサイズ機が最もしっくりきます。
関連:使い勝手が最高なフルサイズ一眼レフ Nikon D750レビュー&作例
Nikon 70-200 f2.8 vrⅡ
今回では対岸の紅葉など、少し離れた風景を撮るときに活用できました。
高い描写力で自然の出す深い色味を再現してくれました。
関連:Nikonが誇る大三元「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRⅡ」に感服!写真はレンズで決まる!
SIGMA 24-35 f2
解像感あふれる描写で、目で見た風景を鮮明に残すことが出来ました。
関連:多用途に使える単焦点並みの描写。SIGMAの24-35㎜ f2 Art 実写レビュー!!
SAMYANG 14㎜ f2.8
広く写すことで、前景・中景・遠景を一手に捉えることができます。
臨場感あふれる紅葉写真は超広角で。
関連:高コスパなフルサイズ用超広角レンズ!SAMYANG 14㎜ F2.8 の実力&実写レビュー
まとめ
神秘的な紅葉風景を見ることが出来る白駒の池。紅葉シーズンが一番のオススメですが、それ以外の時期も高山植物や新緑が美しくおすすめです。
マイカーやバスで気軽にアクセスできるので、ぜひ一度カメラを片手に訪れてみて下さい。
また今回は紅葉の撮影について書きましたが星空の撮影についても徹底解説した記事を僕が書きました!
たくさんの方に読んでもらえているので、読んだことない人はぜひみてみてください!

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