ドローンといえばDJIという会社が有名で、ドローンシェアの70%をDJIが占めていると言われています。しかし、そんなDJI以外にもドローンを開発している会社がたくさんあります。その一つ今回のParrotです。
Parrotの製品の中でももっともコストパフォーマンスが高いと噂のBebop2 Powerを今回紹介します。DJIのドローンとは何が違うのか、DJIにはないParrotらしさに注目してBebop2 Powerをレビューしていきます。
目次
Bebop2 powerとは?
Bebop2 Powerとは、コスパ最強のFPVディスプレイつき空撮ドローンです。
Bebop2 Powerには、本体に加え、バッテリー2個と、送信機と、ヘッドマウントディスプレイ(FPVゴーグル)が付属します。もちろんFPVに対応しており、ゴーグルを被れば、ドローンの視点から空撮を楽しむことができます。
Bebop2 Powerは、14メガピクセルCMOSカメラを搭載し、フルHD(1080p)でのビデオ録画が可能です。
Bebop2 powerの見た目
Bebop2 powerの外観はこんな感じです。この外観だけを見ても、DJIのドローンとは雰囲気や目指す方向が違うのがわかるでしょう。Bebop2 powerはDJIのドローンよりもアニメ風の見た目をしています。

Bebop2 Powerの価格は約70,000 円
Bebop2の値段はAmazonで約70,000円です。
この価格で予備のバッテリーやヘッドマウントディスプレイが付属するとは、驚きのコストパフォーマンスです。
Bebop2 Powerの重さは525g
Bebop2の本体重量は525gなので、航空法の制限があります。
人口密集地では許可無しでは飛ばすことができません。

Bebop2 Powerのバッテリーもちは約30分
Bebop2 powerの連続飛行可能時間は30分です。DJIの1番人気なドローンPhantom4でもバッテリーもち時間は27分でした。それよりも長く飛ばすことができるのは、このBebop2 powerの特徴と言えるでしょう。
Bebop2 Powerの特徴
①バッテリー性能が良い
先ほども紹介したように、Bebop2 powerのバッテリーは約30分もちます。ドローンは連続飛行時間を長くすることが難しいのですが、このBebop2はそれを可能にしています。
30分+30分で、合計1時間飛行可能
Bebop2 powerにはバッテリーが2個付属しているので合計1時間飛行可能です。
予備バッテリーがもともとついてくるのは、かなり助かります。一般的にドローンのバッテリー容量を大きくしようとすれば、機体もそれに合わせて大きくしなくてはならず、重量が大きくなってしまいます。すると、それに合わせて飛行出力を上げなくてはならなくなり、バッテリー消費量も増えてしまいます。
このBebop2はかなりバッテリー持ちが良い部類に入ります。
②スカイコントローラー2がスゴイ
スカイコントローラー2とは、Bebop2 Powerで使うドローンの送信機です。このスカイコントローラーは一見、ゲームのコントローラーのようにも見えます。もともと、ゲームパッドのように操作のしやすいドローンコントローラーを開発しよう、という信念のもと開発されたようです。
実際につかってみると、やはりスマートフォン単体で操作するよりも使いやすいです。しっかり作り込まれているのが感じられます。
③コスパが良い
Bebop2は付属品がかなり豪華になっています。
- ドローン本体
- 送信機(スカイコントローラー)
- 専用ヘッドマウントディスプレイ
- バッテリー2個
がセットになって70,000円です。
Bebop2はFPVディスプレイが付属して70,000円
Bebop2 PowerはFPV対応で、ヘッドマウントディスプレイのParrot Cockpitglasses 2が標準付属します。
これをつければ、Bebop2と同じ視点を見ながらドローンを操縦することができるので、まるで自分が空を飛んでいるような体験ができます。 また、ドローンを目視したい時には、FPVのモードをダイレクトビューに変えると、ゴーグルを外さなくても送信機についたスマホの視点から前が見えるようになります。
通常、ドローンのFPVディスプレイ(ゴーグル)はかなり高価で、もっとも有名なDJI Gogglesでも¥50,000以上の値段がついています。Bebop2 Powerでは70,000円で本体に予備バッテリーとこのゴーグルが付属するのでかなりコスパが良いです。
Bebop2を入れるケース
Bebop2はこの価格帯のドローンにしては、大きめです。Bebop2で空撮するときには、このAmazonのRantowの保護キャリーバックパックケースが役立ちました。普段使っているバックに入れいると、プロペラ部分が曲がってしまうことも考えられるのでケースに入れておくことをおすすめします
Bebop2 Powerに接続するスマホアプリ
スマートフォンやタブレットにParrotの公式アプリをインストールすればBebop2 Powerを操作することができます。
使い方は簡単です。
①アプリをインストールします。
②Bebop2本体の電源を入れます。
③スマホまたはタブレットの設定からBebop2のWIFIに接続します。
④アプリを起動します
これだけで、準備が完了です。
あとは、画面に表示されるインストラクションに従っていけば、様々な種類の飛行モードが選択できます。
アプリを使えば、自動追跡モードや、360°周回モードなど、手軽に撮影をするための機能がたくさん使えるようになります。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
Bebop2 Powerの不満な点
今までは、Bebop2 Powerの良いところばかり紹介してきましたが、不満な点も紹介しようと思います。
①SDカードが使えない
Bebop2 Powerにはストレージが内臓しており、外部の記録媒体を接続することはできません。
つまり、SDカードなどはBebop2では使用できず、撮影した動画や写真ファイルをパソコンに保存するためには本体とパソコンを直接繋げるか、アプリを使ってスマホに無線送信で送信するしかできません。
②内臓ストレージでは20分しか撮影できない。
Bebop2 Powerの長所であるバッテリー容量はこの短所によって打ち消されてしまいます。なんと8GBの内臓ストレージでは1080p(30FPS)の撮影を20分行うと、ストレージ容量切れになってしまい、それ以上記録することができなくなってしまいます。
つまり、1時間飛行可能であったとしてもそうのちで録画できるのは約20分だけということになります。
これが、取り替え可能なSDカードであれば全く気にすることはなかったのですが、内臓ストレージは取り外し不可能なので、1時間飛行させて必要な瞬間だけ撮影するという使い方になります。
Parrot Bebop2 powerとDJI Sparkとの比較
Bebop2 Powerと同価格帯のドローンはDJIのSparkです。今回はこの2つを比較して、違いを探ってみます。
ひと目でわかる比較表
Bebop2 Power |
Spark | |
開発元 | Parrot | DJI |
販売価格 | 70,000円 | 54,000円 |
本体の重さ | 525g | 300g |
カメラの画質 | 14MP | 12MP |
バッテリー | 30分 | 16分 |
Bebop2 powerには予備バッテリーが1個、FPVゴーグルが付属
Sparkは予備バッテリー、FPVゴーグルはついてきませんが、Bebop2にないジェスチャーコントロールなどの機能が使えます。
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