キヤノンエントリーフルサイズ一眼レフ・Canon EOS 6D MarkⅡ 徹底レビュー!

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「キヤノンEOS 6D Mark2」これはだれでも満足できるフルサイズ一眼レフ入門機となっています。

発売日は2017年発売で、前モデル「EOS6D」から実に4年10ヶ月ぶりにリニューアルされ発売されました。

このカメラの位置づけはキヤノンの35mmフルサイズ一眼レフ入門機という立ち位置でフルサイズが初めての方でも買いやすい価格になっています。

eos6Dの上位モデルは5DMark3、1Dxとなっています。

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Canon 6D Mark2 の基本的な性能

35mmフルサイズのカメラは「もっと綺麗な写真を撮りたい」ユーザーの願いを受け止めきることができます。

大きなセンサーは描写力のほかにも微細な色彩のグラデーションを細かく再現し美しいボケ、さらなる広角写真を撮ることができます。

関連:フルサイズ とAPS-Cの違いとは?イメージセンサーを比較する9つのポイント

良いところ(感度・連写性能・スマホ接続・タッチパネル・バリアングル)

常用感度はISO100~40000、連写速度は秒間6.5コマ、連写可能枚数はJPEGで110枚、RAWで18枚となっています。

最新のCMOSセンサーと処理エンジン「DIGIC7」が搭載され、写真の写りがが良くなり処理能力が良くなりました。

測距点が11点から45点に広がったことでピントを自動で合わせることができる範囲が広がり撮影の幅が広がったように感じます。

またWI-FibluetoothNFCが内蔵されています。キヤノンの「Camera Connect」を使うことによって、カメラで撮影した写真を素早くスマホに転送することが可能で、さらにリモートでのライブビュー撮影に対応しスマホからカメラの設定を変更し写真を撮ることができます。

他にも高精度なGPSが内蔵され自分がいつどこで写真を撮ったのか記録することができます。

また6DMark2ではモニターがバリアングルタッチパネルモニターになり、タッチシャッターやカメラの感度やシャッター速度などをボタンを使わずにモニターを触ることで変更することができます。

バッテリーの持ちの印象はそこそこ良い感じがしました。

メーカーの発表だとファインダー使用時では1200枚、ライブビューでは380枚、動画は2時間40分の撮影が可能です。

またフルサイズとしてはサイズが小さく重量が軽くかなり取り回しが良いつくりとなっています。

残念なところ(上位モデルとの明確すぎる区別)

キヤノンのカメラ全体に言えることですが、上位モデルとはっきりと差別化するために、性能をかなり出し惜しみした設計となっています。

6DMark2ではファインダー視野率が98%であり、最近ではどのフルサイズ一眼レフでは視野率が100%であることを考えると、小型化するためとは言え残念です。

さらに海外では6DMark2の低感度域のダイナミックレンジはAPS-Cカメラより低いという評価もあるようです。

通常フルサイズとAPS-Cではフルサイズのほうがダイナミックレンジが広くなるはずなのですが、上位APS-Cカメラ同程度どころか低いという評価が出てしまうのは残念です。

詳しい仕様はキヤノン公式ページでご覧ください。→公式サイト

eos6Dとeos6D Mark2を比較してみた

EOS6DMark2(左)とEOS6D(右)の基本性能を表にして比べてみましょう。

6Dから6DMark2に進化しての大きな変更点はバリアングル液晶・タッチパネル対応になったことでしょうか。

測拠点が11点→45点や最高ISO感度が25600→40000、連写速度4.5秒/コマ→6.5コマ/秒など他にもいくつかの変更点はありますが、大きな変更点はありません。画質面では画素数以外では先代6Dから変更がありません。

キヤノン 6D Mark2のデザイン

外観に黒いく滑らかなデザインになっています。

また全体が丸みを帯びた形になっていて、グリップが深く作られているため手になじみやすいデザインになっています。

正面

背面

上面

キヤノン 6D Mark2 ライバル機との比較

Canon EOS5D Mark4

eos5dシリーズはキヤノンでのハイアマチュア向けのモデルとなっています。3040万画素あり、常用感度は100  ~32000あります。

連写性能は秒間約7コマ、連続撮影可能枚数はJPEGが110枚RAWでは17枚までとなっています。

6Dの上位モデルであるので当然性能は5DMark4の方が上です。

しかし、価格がボディーの値段がプラス約10万円となっているので6Dと購入を比べる選択肢としては厳しいでしょう。

Canon EOS 7D Mark2

eos7dシリーズはキヤノンAPS-Cシリーズの上級者向けの機種となっています。

画素数は2020万、常用感度は100 ~ 16000、このカメラは連写性能が優れていて秒間10コマ、連続撮影可能枚数はJPEGでは130枚、RAWでは24枚です。

こちらは価格が12万円ほどとなっていて、基本的な性能は変わらず連写性能に関しては性能が上がっています

高感度を必要としない・フルサイズにこだわらない人であればオススメできるカメラです。

Nikon D610

ニコンのフルサイズ一眼レフ入門機と言うとNikonD610があります。2412万画素、常用感度は100 ~ 6400、連写性能は秒間約6コマ、連続撮影可能枚数はJPEG50枚14bitRAW14枚になってます。

このカメラは発売が古く後継のモデルが出ていないのでライバル機としては力不足。はっきり言って言ってしまうと時代遅れです。

ことらはライバル機として名乗りを上げるには力不足です。

Nikon D750

D610が時代遅れなのでニコンフルサイズ一眼レフからD750がライバルとして挙げられます。

こちらも発売から4年ですが、2432万画素、常用感度100 ~ 12800、と最新の一眼レフには劣る部分がありますが連写性能など基本的な性能が高く発売時期の古さを感じさせず、6D Mark2と張り合うことができます。

こちらは古いですがWi-Fiを搭載しスマホと接続が可能で、またチルト式モニターが搭載されているので低い位置からの撮影が楽に行えるでしょう。

また価格は発売時期が古い分安くなっていて、また中古も多く出回っています。また新品の価格も6Dと変わらないです。

使い勝手が最高なフルサイズ一眼レフ Nikon D750レビュー&作例

キヤノン 6D Mark2の使い方

各種ボタン説明

右肩部分

まずカメラの右肩部分についているボタンの説明です左から順に「AF」「DRIVE」「ISO」、測光ライトのボタンがあり、グリップ上側にシャッター小さなボタンダイヤルがあります。

AFボタン

AF」ボタンはオートフォーカスの種類を選ぶことが可能で「ワンショットAF」「AIフォーカスAF」「AIサーボAF」の選択が可能です。

ワンショットAFは動かない被写体、サーボAFは動く被写体、AIフォーカスAFは他2種類のAFモードを使い分けます。

DRIVEボタン

DRIVE」ボタンは1枚撮影連続撮影ソフト撮影セルフタイマーを選択することができます。連続撮影モードでは高速と低速があり連写の速度を選ぶことができます。

ソフト撮影はミラーの作動音を抑えた撮影をすることができますが、少し音が小さくなる程度で音がしなくなるわけではありません。

セルフタイマーでは2秒と10秒、連続撮影が選ぶことができます。セルフタイマー連続撮影では10秒セルフタイマーの後に最大で10枚の連続撮影が可能になっています。

ISOボタン

ISO」では感度を選ぶことができAUTOと最低100から最高40000の範囲で選択することができます。

測光モードボタン

右から2番目のボタンは測光モードをえらぶことができます。測光とは写真の明るさを決めるとき写る範囲の明るさの計測することを言います。

測光モードは「評価測光」「部分測光」「スポット測光」「中央部重点平均測光」の4種類があります。「評価測光」は一般的なの撮影に適していて普段はこのモードに設定しておいて良いと思います。

「部分測光」は被写体の周辺に強い光があるときに有効で、特に逆光での撮影に使います。

次に「スポット測光」は被写体の特定部分を測光するときに使い、「中央部重点平均測光」はファインダー中央部に重点を置いて、画面全体的を平均的に測光します。

ライトボタン

一番右、ライトのボタンは右肩部分にある液晶画面が見えないときに画面に明かりをつけるのに使います。

次にグリップ上にあるダイヤルシャッター速度やF値を調整するときに使います。前方にある大きめのボタンはシャッターボタンになります。

ダイヤルとシャッターボタンの中間にある小さなボタンはAF範囲(測距エリア)を選択するのに使い、1回押すごとにモードが変化し「スポット1点AF」「1点AF」「ゾーンAF」「ラージゾーンAF」「自動選択AF」の5種類から選択が可能です。

「スポット1点AF」は1点AFよりも狭い範囲、ピンポイントのフォーカスに有効です。しかし動きのある被写体を撮るのはむつかしいでしょう。

「1点AF」はスポットAFに比べ少し広い範囲をフォーカスします。「ゾーンAF」はAF領域を9つに分け、そのゾーンの中を自動でフォーカスを行い、動きのある被写体に有効です。

「ラージゾーンAF」はAF領域をさらに大きな3つに分け自動フォーカスを行いゾーンAF 同様に動きのある被写体に有効となっています。自動選択AFは領域全体からピント合わせを自動で行います。

左肩部分

電源ボタンモードの選択ダイヤルがあります。電源ボタンは少し重たく不用意に電源が入ることを防ぎますが、しっかりレバーを押さないと電源が入りません。

モードの選択ダイヤルは誤ってモードが変更されるのを防ぐためにロック機構がついていて、モードを変更するためには中央のボタンを押しながらダイヤルを回す必要があります。

簡単に撮影できるように3のモードがあります。

一つはA+と書かれた全自動で撮ることができるモード、もう一つはCAと書かれた自分のイメージする写真をライブビューで確認しながら設定して撮影するモード、SCNと書かれたシーンモードは撮る写真のシーンを選択してそれに合った設定で撮ることができます。

さらに「P」「Tv」「Av」「M」 「B」の5種類のモードがあり、これらはカメラの設定を自分で考えて撮影します。左から順にプログラムオート、シャッター速度優先オート、絞り優先オート、マニュアル露出、バルブ撮影です。

またC1、C2にはAF設定やメニュー機能をあらかじめ設定しておくことができます。

背面

まず左上側のmenuボタンでメニュー画面を開くことができ、隣のinfoボタンでは液晶を消したり、カメラの設定やカメラが水平か確かめる水準器を表示させることができます。

ファインダーすぐ右横には静止画、動画切り替えレバー動画開始ボタン・ライブビューボタンがあります。静止画設定の場合START/STOPボタンがライブビューボタンに、動画の時はSTART/STOPボタンを押すことで録画開始・終了をすることができます。

右上には左からafAEロック/EFロックボタンAFフレーム選択ボタンがあります。AEロックは露出を固定して何枚も撮影するときに、EFロックはストロボ撮影をするときに使います。

ライブビューボタンの下には虫眼鏡ボタン再生ボタンQのボタンがあります。虫眼鏡のボタンはライブビュー撮影の時にフォーカス部分を拡大表示することができ、再生ボタンは撮影した画像の確認、Qボタンが液晶に表示されている設定を変更することができます。

円形ダイヤル部分には、ダイヤル方向キーSETボタンがあります。ダイヤルはデフォルトの状態ではMモードの時はf値を、それ以外のモードでは露出補正をすることができます。

その下にはゴミ箱のボタン左下にはrockボタンがあります。rockボタンは液晶パネルに触れてしまい設定が変更されてしまうことや、誤って背面ダイヤルを回してしまい設定が変更されてしまうことを防ぎます。

キヤノン 6D Mark2をスマホとつなぐ方法

スマホにつなぐのは、下の写真のようにアプリに接続方法が詳しく表示されるので簡単につなぐことができます。

6DMark2をカメラをつなぐには「Canon Camera Connect」というソフトをダウンロードする必要があります。次にwi-fiとbluetoothをONにしておきます。

まず初めにカメラのmenuを開きレンチのマークのタブを開き「無線通信の設定」を開きます。次に「Bluetooth機能」メニューから「bluetooth機能」を選択、設定を「スマートフォン」にします。そしてペアリングボタンを押しスマホとの接続が完了します。

そしてWi-Fiの接続方法についてです。「無線通信の設定」から「Wi-Fi機能」を選択、「スマートフォンと通信」を選びます。「接続先の登録」を選択するとSSIDとパスワードが表示されるのでスマホのWi-Fi設定メニューでSSIDを選択パスワードを入力します。これでスマホとの接続は完了します。

キヤノン 6D Mark2のレンズキット

レンズキットは2種類用意されていて24-105 IS STM もしくは 24-70 F4 L IS USM のレンズどちらかが選ぶことができます。

EF 24-70mm F4 L IS USM のレンズはキヤノンの小三元といわれるレンズの一つです。F2.8通しレンズが大三元と呼ばれ高性能だと評価され、F4通しのレンズはその廉価版ですが性能も高くキレイに世界を撮ることもできます。

EF24-105mm IS STM のレンズは少しズーム範囲が24-70㎜に比べ広くなっています。フルサイズのカメラだと普段使いでは焦点距離が60-90mmの範囲でよく使うと思います。この範囲をカバーしているのが24-105 IS STMキットレンズセットに付属するレンズになるので、個人的にはあまりレンズの種類が多くない人にはこちらのレンズキットをお勧めします。

キヤノン 6D Mark2の口コミ

 

twiiterでCanon EOS 6D Mark2の口コミを調べましたがなかなか高評価が見つからず低い評価ばかりが見つかりました。ある程度の高評価はありますが低評価のツイートが目立ちました。

次にyoutubeを調べてみました。開封動画や買ってすぐの動画はたくさんありましたが、しばらく使ってみての動画が少ないですね。海外の方の動画があったので載せておきます。残念ながら英語なので頑張って聞いてください。そのうち翻訳して要約したものを書こうと思います。6か月間6D Mark2を使った感想の動画です。

キヤノン 6D Mark2の価格

6DMark2の価格は約¥140,000ほどです。「EOS R」などフルサイズミラーレスの発売が開始され、一眼レフの価格はさらに下がっていくだろうと筆者は予測しています。

もし値段が高すぎる!ということなら基本時な機能は同じで少し安い7Dもオススメです。ちなみに、7D MKⅱの価格はおよそ¥100,000ほどです。

Canon(キヤノン) 6D Mark2 のまとめ

機能面ではバリアングル液晶やタッチパネル、NFC、Wi-Fi、Bluetooth、GPSもついて不満が残ることはほぼ無いでしょう。

しかし残念ながら6DMark2は6Dの低感度域でのダイナミックレンジが弱い、AFエリアが狭い、ファインダー視野率が98%だったり性能面で微妙な部分が少しあります。

しかし機能が豊富で使いやすく初めてのフルサイズ一眼レフを購入売る方にはお勧めできる1台となっています。

特に「手軽に使える、取り回しの良さ」を重視する人にオススメできます。

6Dからの買い替えについてですが画質面では画素数以外では向上した部分が少なく、画質面での買い替えは、考え直したほうがいいかもしれません。

しかしバリアングル液晶、タッチパネル、AF速度向上のアドバンテージを考えての買い替えならアリあち思います。

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