【Canon EOS 7D Mark. II: レビュー】クラス最高レベルのAFと連写

Canon EOS 7D Mark. IIはEOSシリーズのAPS-Cフラグシップモデル。

主にスポーツや鉄道写真などを撮影する方向けの機種ですが、基本性能が高いためそれ以外のジャンルでも威力を発揮します。

一応初心者モードはついていますがメーンのターゲットは中級者で、初めての一眼レフなら後述の通りEOS 80Dのほうがおすすめです。

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今回は中級者向けカメラの7Dについて解説していきます!

7D Mark2の性能・スペック 動体撮影特化のカメラ!

発売 2014年10月30日
有効画素数 約2020万画素
ISO感度 100 – 16000, 拡張で51200
AF 測距点65点, 全点クロス測距対応
ライブビュー時はデュアルピクセルCMOS AF
連写 10枚/s
液晶 固定式104万ドット
大きさ・重さ 148.6 x 112.4 x 78.2 mm・820g

AF・連写性能から分かる通りスポーツ、モータースポーツ、 鉄道、 航空機などの動体撮影に特化した機種です。

もちろん基本性能もしっかりしている(強いて言うなら常用ISO感度が少し低め?)のでオールマイティに使うこともできます。

7D Mk. IIの特徴を3つにまとめてみました。

特徴1: 1Dx Mark2に勝るとも劣らぬAF性能

Canon最多の65点AF

AF測距点の数は65点でもちろん全点クロス測距対応

Canonフラッグシップの1Dx Mk.IIの61点よりも多く, カバーしている面積も広いです。

AF測距点が占める面積が広ければ、サッカーやバスケットボールなど、被写体がランダムに動くようなシーンでもしっかりと補足してくれます(狭いとAFエリアからはみ出てしまいカメラが追尾できない)。

AFエリアは7種類, 追尾AF(AIサーボAF III)はその挙動を6種類のアルゴリズムから選択することができ, 状況に応じてストレスなくAFを使用することができます。

特に追尾AFの挙動は

  • 障害物が入りやすいとき
  • 被写体の速度の変化が大きいとき
  • 被写体の上下左右の動きが大きいとき

などなど様々な状況に対処できるようになっており、これらの設定は細かくカスタマイズできるようになっています。

AF性能への妥協なき姿勢は7Dシリーズのアイデンティティとも言えます。

特徴2: D500に匹敵する連写性能

AFだけでなく連写も10枚/sとクラス最高レベル、デュアルDIGIC 6(映像エンジンを2基搭載)が功を奏しています。

参考までに7D Mark. IIと同じAPS-C機幾つかと比較してみました(少なくとも連写速度では)現行のD500と同じ速度です。

およそ一般的なスポーツ・動体撮影なら10コマ/sで十分かと。

D7200は7D Mark. IIの少しあとに出たNikonのAPS-Cフラグシップ, D500は現行のフラグシップです。

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特徴3: APS-Cフラグシップにふさわしいインターフェイス

7D Mark2ならファインダーが高機能

光学ファインダーは視野率100%。この点はひとつ下のモデル80Dも達成しているんですが、そのファインダー内に表示される情報量が別次元。

上の図の通り、 7D Mk. IIでは露出やAF測距点などの基本的な情報以外にも、独立した水準器表示やWB、ドライブモードなどの情報まで表示されます。

特に独立した水準器表示は便利で、もちろんファインダー内に水準器を表示できる機種はたくさんありますが大抵は露出インジケータとの排他表示なので水準器表示中は露出計や絞り/シャッタースピード値を確認できず不便に思うことがあります。独立していればそういう心配はありません。

もちろんこれらの情報は表示する・しないを個別に設定できるのでファインダー内がごちゃつく心配もいりません。

親指AF派も安心. 11箇所のカスタマイズ可能なボタン

カスタマイズ可能なボタンも豊富で11箇所をいじることが可能に、カスタマイズできればいいというわけではありませんが、多いに越したことはありません。

僕がかつて使っていたEOS 60Dにはカスタマイズ可能なボタンが一つしかなく、おまけにホワイトバランス設定ボタンも用意されていなかったのでやむを得ずホワイトバランスの設定に…

メイン/サブダイヤルの役割(絞りorシャッタースピード)も変更できます。

ボタンの配置は5D系互換でわかりやすい

ボタンなどの位置は(発売当時の)上位機種であるEOS 5D Mark. IIIやその後継機5D Mark. IVとほぼ統一されています。

Canonの一眼レフって機種ごとに電源や再生ボタンのいちがバラバラな印象でしたが、これらの機種に限ってはそうではないようです。5D系の機種と合わせて使う人でも安心ですね。

目立たないところではGPSを内蔵しており(Wi-Fiは非搭載)、PCとの接続はUSB 3.0です。

あると便利なCFとSDのダブルスロット

本機はCF(コンパクトフラッシュ)カードとSDカードのダブルスロットを採用しています。

SDカードとCFカードどっちも使えるというのは利点ですが、キヤノン以外では7D Mk. II発売当時でもすでにCFって影薄いですし、殆どの人はSDカードをメーンで使ってると思います。 

まだCFの方が書き込み速度などで有利だとしても、7D系後継機(7D Mk. III?)ではSDカードか次世代CF(CF Fast)のダブルスロット採用に期待。

EOS 80Dと比較してみた

7DシリーズはAPS-C機のフラッグシップ。

でも実際には7D Mk. IIよりあとに発売された80Dが存在するし、新しいぶんソッチのほうが性能的には上なんじゃ…と思ってる方も多いと思います。そこで7D Mk. IIと80Dの2機種を比較してみました。

  1. 80Dのほうが7D Mk. IIよりも1.5年後の発売ですが、画素数はともかくISO感度では7D Mk. IIのほうがどちらかといえば)上です。
  2. 映像エンジンについては、7D Mk. IIはDIGIC 6を2基搭載しています。おそらく高速な連写を実現するのに必要なのかと。
  3. 目立つのはタッチパネルや動画機能など、最近になって主流になったり注目を集めるようになった機能が80Dには多く搭載されています。
  4. 特に動画機能については80Dはかなり強化されています。 バリアングルという点も含めて一眼レフで動画も楽しみたいという方は80Dに一日の長があるといえます。
  5. EOS Kissよろしく初心者向けの機能が80Dではモードダイヤル上にふんだんに配置されています。こうした機能については「必要ない」という意見も多そうですが、一方で「イベントなどで, 一眼レフに不慣れな人にやむを得ず貸すときにあると便利」という意見もあります。「普段は自分が使うけど, 時々家族に貸すこともある」など。
  6. ボディ素材は80Dは強化プラスティック 確か2世代前の60Dの頃からそうです。軽いのはいいことですが摩擦によって角の部分がテカってきてなんか嫌なのでぼくはマグネシウム合金派。
  7. 7D Mk. IIはダブルスロット. といってもSDとCFです。

てっきり7D Mk. IIも発売から5年立ってるしそろそろお役御免かなと思ってましたが、意外と80D(こっちも2年前ですが)に負けていないかも。

初心者には80Dの方をおすすめ

APS-Cのフラッグシップということもあり、「中途半端にEOS Kissを買うよりは、7D買ったほうがいいのでは」という意見もありそうですが、初めての一眼レフには80Dの方をおすすめします。

(動体撮影をしないのであれば)殆どの点で80Dのほうが優れていると思えるからです。

特にバリアングル液晶はローアングル・ハイアングルの撮影で威力を発揮しますし、Wi-Fiでスマホとリンクできるのも写真を身近に感じられる大きな利点です。

80Dで満足できなくなってきたら、その時は6Dや5D系の機種が欲しくなると思います。

  • 初心者モードは必要だ(豊富な初心者向け機能)
  • 動画も楽しみたい
  • スマホですぐにシェアしたい(Wi-Fi)
  • 軽い機種がいい

上記に当てはまる方は80Dの方が適しているでしょう。

関連記事:キヤノンエントリーフルサイズ一眼レフ・Canon EOS 6D MarkⅡ 徹底レビュー!

こんな人に7D Mk. IIはおすすめ

7Dは以下のような方におすすめです。

  • 航空機, 鉄道, 動物, スポーツなど、高性能なAFが必要なものを撮る(トップクラスのAF性能)
  • 5Dシリーズも使ってる(操作性の統一)

今回ご紹介した詳しいスペックも参考にして、自分に合った一眼レフを探してみてくださいね!

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