出典:donedone.jp
donedone(ドネドネ)は、BIGLOBE(ビッグローブ)が運営する「ドネーション型モバイル通信サービス」です。ドネーション(寄付)の名の通り、契約するだけで各種支援団体に寄付ができる社会貢献型回線として注目されています。
ユニークなのはコンセプトだけではなく、スマホプランも独特で、良くも悪くも他の格安SIMにはない独自の使い方ができる回線です。
donedone独特のプランと自身の使い方がうまく合致すれば、大容量のデータを格安で使える最高の格安SIMになるでしょう。
もちろんそのためには、きちんとdonedoneのプランや特徴を理解する必要があります。万人受けする回線ではないため、乗り換えを検討している方はしっかりと把握しておきましょう。
今回はPicky’s編集部で、donedoneの料金プランや特徴、乗り換え手順について解説します。詳しくメリットデメリットについても触れていますので、donedoneが気になっている方はぜひ読んでみてください。
この記事を監修した専門家
現在は光回線をはじめ、携帯キャリア・格安SIM、ポケット型WiFiなどのインターネット回線の専門家としてコンサルティングや記事の監修を行う。
「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイトを運営した実績を持つ。
目次
donedone(ドネドネ)の料金プラン
donedoneの基本料金は、「データ容量50GB 月額2,728円(税込)」1種類のみと非常にシンプルです。基本料金は1種類だけですが、「ベーシックUプラン」と「カスタムUプラン」と特徴の異なる2つのプランが選べます。
しかも2つのプランは1日1回まで自由にプラン変更でき、その日の使い方や気分に合わせた利用も可能です。
項目 | ベーシックUプラン | カスタムUプラン |
---|---|---|
月額使用料金 | 2,728円(税込) | 2,728円(税込) |
データ容量 | 50GB | 50GB |
最大通信速度 | 3Mbps | 1Mbps |
50GB超過時通信速度 | 1Mbps | 1Mbps |
国内通話料 | 30秒22円(税込) | 30秒22円(税込) |
国内SMS送信料 | 70文字3.3円(税込) | 70文字3.3円(税込) |
通信エリア | au回線 4G LTE/5G | au回線 4G LTE/5G |
テザリング | 対応 | 対応 |
主な特徴 | 時間帯に関係なく常時3Mbpsの速度で通信可能 | 対象SNS・動画・音楽アプリが高速通信できる |
※2022年執筆時点での情報です
2つのプランの大きな違いは、「インターネットを利用する際の通信スピード」が異なります。
- ベーシックUプラン…データ通信速度が常時3Mbps
- カスタムUプラン…データ通信速度が常時1Mbps、一部のアプリで高速通信可能
その他の月額使用料金や使えるデータ容量、通話料はどちらも同じです。
2つのプランで使い方や特徴が大きく異なるため、各プランの特徴や使い方を把握しないとdonedoneは快適に使用できません。そこで、各プランの詳しい特徴について以下で詳しく解説します。
編集部
常時3Mbpsの速度で通信できる、使いやすい「ベーシックUプラン」
ベーシックUプランは、常時3Mbpsの速度で通信ができるプランです。大手キャリアやほかの格安SIM回線の場合、安定している時間帯であれば15Mbpsほど出るため、donedoneの3Mbpsはかなりの低速と言えるでしょう。
低速ではありますが、その分月額わずか2,728円(税込)で、50GBもの大容量データ通信が可能となっています。他の格安SIMの50GBプランと比較しても、圧倒的に安い価格です。
編集部
一部のアプリで高速通信が可能な「カスタムUプラン」
3Mbps出るベーシックUプランとは違い、カスタムUプランは最大通信速度1Mbpsまでしか出ません。ですが、一部のアプリやSNSに関しては、ベーシックUプランの3Mbpsを超える速度無制限の高速通信が可能です。
そのため、「特定のアプリ使用がメイン+ちょっとしたネット通信もたまにする」といった場合に適したプランです。
高速通信可能な対象アプリは、2022年11月時点で以下の10種類。10種類の中から好きなアプリを3つ選んで高速通信の対象にできます。
- LINE(ライン)
- Instagram(インスタグラム)
- Facebook(フェイスブック)
- YouTube(ユーチューブ)
- ABEMA(アベマ)
- TikTok(ティックトック)
- TELASA(テラサ)
- Spotify(スポティファイ)
- Amazon Music(アマゾンミュージック)
- LINE Music(ラインミュージック)
しかもアプリは入れ替え可能で、平日はLINEとインスタグラムとミュージックアプリ、休日はYouTubeやTikTokを高速通信で楽しむといった使い方が可能です。
ただし、選んだ対象アプリ以外はインターネット通信も含めて1Mbpsの速度しか出ません。
ほとんどの通信が快適にできたベーシックUプランの3Mbpsとは異なり、1Mbpsは体感的にそこそこ遅く感じるでしょう。高画質の動画は厳しく、画像多めのサイトやSNSは表示が遅くなります。とはいえ、1MbpsでもYouTubeの標準画質であれば視聴できますし、ウェブサイトやSNSも画像が多いと表示にやや時間がかかるものの閲覧は可能です。
編集部
小川正人
中には、「10種類中、3つしかアプリを選べないのは、なんだか少ないな……」と感じるかもしれません。しかし、動画アプリや音楽アプリを同時に使うことはないので、ほとんど不便さを感じません。例えば、YouTubeを使いながら、Spotifyを使うことはないでしょう。
その日の自分の気分に応じて、よく利用するアプリを選ぶようにしましょう。
donedone(ドネドネ)を利用する5つのメリット
donedoneに乗り換える主なメリットは以下の5つです。
- 50GBで月々わずか2,728円と、コスパが高い
- ベーシックUプランはお昼でも3Mbpsの通信速度を維持
- 特徴の異なる2つのプランを自由に切り替えて利用できる
- 選択した支援団体に毎月50円の寄付ができる
- 5Gに対応している
50GBで月々わずか2,728円と、コスパが高い
donedoneは50GBもの大容量で月々2,728円と、大容量データプランのある格安SIMの中でも圧倒的に基本料金が安いです。donedoneのコスパの良さが一目でわかるように、大容量プランのある様々な格安SIMと料金を比較してみました。
サービス会社 | 大容量プランの月額使用料 | 1GB当たりの料金 |
---|---|---|
donedone | 2,728円(50GB) | 約54円 |
povo2.0 | 6,490円(60GBトッピング) | 約108円 |
エキサイトモバイル | 11,198円(50GB) | 約223円 |
イオンモバイル | 5,258円(50GB) | 約105円 |
LinksMate | 5,500円(50GB) | 110円 |
NifMo | 6,050円(50GB) | 121円 |
Tikimo SIM | 9,460円(50GB) | 約189円 |
※2022年執筆時点での情報です
50GBプランがある格安SIMとの料金を比較してみると、donedoneは圧倒的に安いことが分かります。povo2.0やイオンモバイルも容量の割に安く、格安SIMの中でもコスパの良い回線ですが、donedoneはさらにその半額以下です。
ただ、donedoneは通信速度に上限があったり、無料通話やオプション等が一切ないといったデメリットもあるため、一概におすすめとは言えません。
「速度にはそれほどこだわりはないけど、大容量を安く使いたい」と、使う目的がはっきりしていればdonedoneは安くて使いやすい格安SIMです。
ベーシックUプランはお昼でも3Mbpsの通信速度を維持
donedoneのベーシックUプランは常時3Mbpsの通信速度ですが、これは回線混雑時も変わりません。他の格安SIMでは、お昼や夕方の混雑時は通信速度が1Mbps、もしくはそれ以下に制限される場合があります。ですがdonedoneはほぼ変わらず3Mbpsの速度でインターネットが利用可能です。
1Mbpsを切ると動画はもちろん、ウェブサイトもかなり表示が遅く利用時にストレスを感じます。このデメリットが嫌で、格安SIMへの乗り換えを躊躇している方も多いと思います。
お昼や夜の混雑時にも快適に利用したい方には、donedoneがおすすめです。大手キャリアのように数十Mbpsもの速度でサクサクとまでは行きませんが、格安SIMの中では混雑時に強く、全時間帯でスムーズに利用できるでしょう。
特徴の異なる2つのプランを自由に切り替えて利用できる
donedoneのベーシックUプランとカスタムUプランは、1日1回まで自由に切り替えて利用できます。それぞれ特徴が違う2つのプランをうまく切り替えると、より快適なスマホ利用が可能になるでしょう。
例えば、平日は全時間帯通して常時3Mbpsの快適な速度を維持できるベーシックUプランを使い、休日はカスタムUプランにしてYouTubeやInstagramを高速通信でサクサク楽しむ、といった使い分けができます。
選択した支援団体に毎月50円の寄付ができる
「ドネーション(寄付)型モバイルサービス」の名前の通り、donedoneに契約すると、教育や環境といった支援団体に寄付ができます。
特別な申し込みや設定をする必要はなく、donedone申し込みの際に支援したい団体を選択すれば、BIGLOBEから団体に毎月50円が寄付されます。支援できる団体は2022年現在以下の5団体です。
団体名 | 活動 | 活動内容 |
---|---|---|
ワールド・ビジョン・ジャパン | 教育支援 | 約100カ国で、開発援助・緊急人道支援を行う国際NGO |
シェア | 健康支援 | 東南アジアや日本で保健医療支援活動を進めている国際保健NGO |
エバーラスティング・ネイチャー | 海洋保全 | 海洋生物・海洋環境の保全を目的に保全や調査を行う認定NPO法人 |
日本小児がん研究グループ | 医療支援 | 小児がんの子どもたちのために、臨床研究を実施しているNPO法人 |
オックスフォード大学 WildCRU | 環境保全 | 野生動物の保全問題研究・解決を目指す団体 |
ジャパン・プラットフォーム | 緊急支援(災害時のみ) | 40以上のNGOが集まり、難民・国内避難民の支援を行う団体 |
いずれも社会福祉活動に従事する団体で、donedoneと契約すればその活動の手助けができます。現時点で寄付が行える格安SIMはdonedoneのみです。社会貢献をしたい方、興味のある方はdonedoneを選ぶと良いでしょう。
5Gに対応している
donedoneは、au回線の5Gエリアに対応しています。5G対応端末を持っていて対応エリアにお住いの方は、より快適なネット環境を利用できます。
ただ、donedoneは基本的に最大速度が1~3Mbpsに制限されているため、ほとんど5Gの恩恵を受けられません。カスタムUプランで、選択した3つのアプリをより高速で利用できるくらいです。
一応メリットとしてあげましたが、donedoneではそれほど大きなメリットではないため、「使えたらラッキー」くらいで考えておきましょう。
小川正人
「通信速度よりも大容量でコスパがいい格安SIMが欲しい」という人にはピッタリのサービスです。
また、契約しているだけで寄付ができるので、スマホを使いながら社会貢献もできるのも魅力です。
donedone(ドネドネ)の気を付けたい6つのデメリット
donedoneには、デメリットもあります。他の格安SIMと比較すると特徴的で癖のある回線のため、デメリットも独特です。メリット以上にしっかりと把握しておきましょう。
- 速度の上限が最大で3Mbps
- 50GB以外の選択肢がない
- プランの癖が強く用途の向き・不向きがはっきり分かれる
- 通話定額・端末保証等のオプションや割引・特典が一切ない
- 実店舗がなく契約やサポートはオンラインのみ
- 端末の販売がない
速度の上限が最大で3Mbps
donedoneは、ベーシックUプランで最大3Mbps、カスタムUプランで最大1Mbpsと、インターネットを利用するための通信速度の「上限」が設定されています。
ただ、3Mbpsあれば通常使用に問題はありませんし、一部のアプリはカスタムUプランで速度無制限で使えるため、大きな影響はないでしょう。
ですが、データ通信の多いゲームで遊びたい方や、高画質な動画をサクサク観たい方は、若干ストレスを感じるかもしれません。
50GB以外の選択肢がない
donedoneのデータ容量プランは50GB一種類のみで、それ以外の選択肢がありません。そのため、50GBも使わない方や、逆に50GB以上データを利用したい方には適さないでしょう。
とはいえ、50GBで2,728円と言う価格は、ほかの格安SIMの20GBや30GBプランよりも安いくらいです。そのため、20GB~50GB程度のデータ容量を使う方であればおすすめです。
月に5GBも使わないような方は、mineoのような1GB~5GBプランのある回線の方が安く利用できます。50GB以上使いたい方は、100GBプランのあるahamoがおすすめです。
関連記事:無制限プランもある!mineo(マイネオ)の契約すべき人とおすすめではない人を徹底解説
関連記事:ahamoはなぜ安い?人気の理由やおすすめ理由まで、メリットデメリット踏まえて解説
プランの癖が強く用途の向き・不向きがはっきり分かれる
donedoneのベーシックUプラン、カスタムUプランの2つはどちらもかなり特徴的で、はっきり言えば「癖」のあるプランです。
- 3Mbpsまでしか出ないが、常時安定して3Mbpsで通信できるベーシックUプラン
- 1Mbpsしか出ず、用途が限られるが一部のアプリは高速通信できるカスタムUプラン
大手キャリアのように、「いつでもどこでも、どんな使い方もできる」といった回線ではありません。そのため、乗り換え前に「ちゃんと自分の用途に合っているか」はしっかりとチェックしておく必要があります。
「データ容量が多くて安いから」といった安易な理由で乗り換えると、通信速度制限にストレスを感じてしまうでしょう。
通話定額・端末保証等のオプションや割引・特典が一切ない
donedoneのプランは本当にシンプルです。基本料金は1種類2プランのみで、そして通話オプションやデータ追加、増量オプション等は一切ありません。
プラン選びに迷わない点はメリットですが、たくさん通話したい方や50GB以上のデータ容量を使いたい方には大きなデメリットです。
また、donedoneは2022年現時点で公式の家族割や光割引、乗り換えキャッシュバックキャンペーンはありません。少なくとも、他の格安SIMほど豊富ではないようです。
編集部
実店舗がなく契約やサポートはオンラインのみ
donedoneは、他の多くの格安SIM同様に実店舗を持っていません。そのため、契約時や契約後のサポート、お問い合わせはすべて公式サイトやオンラインチャットを利用します。
donedoneはそこまで複雑な仕組みではないため、オンライン手続きにもそれほど迷わないでしょう。ですが、オンライン手続きに不慣れな方は若干不安になるかもしれません。
店舗スタッフに直接サポートしてもらいたい方は、UQモバイルやワイモバイルといった実店舗を持っている格安SIM・もしくはサブブランドを選択しましょう。
端末の販売がない
donedoneは実店舗やオンラインショップがなく、androidやiPhone等スマホ本体の購入はできません。
今まで使っていたスマホをそのまま使用するか、申し込みと同時に機種変更したい方は別のショップでSIMフリースマホを購入する必要があります。
・通信速度はあまり気にしない 自分が上記に当てはまっているか確認してみましょう。小川正人
・毎月のデータ量は50GBくらいがベスト
・通話をほとんどしない
・実店舗のサポートは必要ない
・端末を買う必要はない
donedone(ドネドネ)の口コミ・評判
レビューサイトやブログから、donedoneに関する口コミを集めました。良い口コミも悪い口コミも載せていますので、先輩ユーザーのリアルな声を見て、乗り換えの参考にしてください。
donedone(ドネドネ)の良い口コミ・評判
- ほぼ動画見放題!
- 乗り換え後もほぼ不都合なしで月額料金が大幅に下がった!
- 50GB使い切っても1Mbpsで普通に使えて便利
donedoneに関する良い口コミで多かったのは、「データ容量の多さ」「基本使用料のコスパの良さ」「データ容量超過後の速度制限が1Mbps」の3点です。
dpnedoneは50GBの大容量で、一般的なユーザーならほぼ動画見放題に近いデータ容量です。しかも50GBもの大容量で基本料金はわずか2,728円。他の格安SIMではありえないほどの安さです。大容量データを安く使いたい方にとって、非常に魅力的な回線であるのは間違いありません。
さらに、50GBを超えて通信制限を受けても1Mbpsの速度が出るため、動画視聴や画像の多いサイト表示以外では比較的普通に使えます。この点もかなり評価されていました。
donedone(ドネドネ)の悪い口コミ・評判
- 選択肢が少なすぎる
- プランの切り替えが面倒
donedoneに関する悪い口コミはあまりありませんでした。一応数少ない悪い口コミを挙げると、一番多かった不満が「選択肢の少なさ」です。
donedoneは50GBプランしかなく、通話オプションもデータオプションもありません。そのため、「使い道がほぼ決まっている」回線です。契約後に用途の幅を増やしたい方の中には、donedoneのシンプルさに物足りなさを感じているようでした。
とはいえ、シンプルで使い方が限られているのは最初から明示されています。慎重に自分の使い方を確認してから乗り換えれば問題ないでしょう。
他にもごく少数ですが、「ベーシックUプランと、カスタムUプランの切り替えが面倒」といった声がありました。
確かに他の格安SIMではあまり見ない使い方で、最初は戸惑うかもしれません。ですが、慣れればほとんど手間はありません。その分価格も安くお得に使えている点を考えると、特に大きなデメリットとは言えないでしょう。
意外にも、「通信速度が遅い」「繋がらない」といった声は少なめでした。そもそも最初から「1~3Mbpsまでしか出ない」と大々的に表示してあるため、それで問題ないユーザーやあまり速度に期待していないユーザーが多かったようです。それほど期待していなかったけど、実際は期待していた以上に普通に使えて満足、といった方が多いのかもしれません。
【結論】donedone(ドネドネ)のおすすめな人・おすすめではない人
これまで解説してきたdonedoneの特徴やメリット・デメリットを踏まえ、おすすめできる人とできない人をまとめました。
donedone(ドネドネ)がおすすめな人
- 大容量データを、安い価格で利用したい方
- 使うアプリが決まっていたり、高速通信が不要な方
- 社会貢献に関心がある方
donedoneの強みは「50GBもの容量を2,728円で使える」点です。そのため、動画が好きで毎月20~30GB以上使うヘビーユーザー、さらに月額使用料金を抑えたい方におすすめ。
他にも毎日使うアプリがほぼ決まっていて、donedoneで高速無制限通信が可能なアプリが対象になっている、またはそもそも高画質で動画を観ないといった「用途が限定されている方」にも適しています。
編集部
donedone(ドネドネ)がおすすめではない人
- あまりデータ通信をしない方
- 高画質動画やオンラインゲームをサクサク楽しみたい方
- 通話が長い、もしくは多い方
donedoneは、「大容量データが不要な方」、「高画質や大容量ゲームといった、高速通信が必要な使い方をする方」「通話の多い方」にはおすすめできません。
いくらdonedoneが安いと言っても、あくまでも50GB大容量プランの話です。自宅にWiFiがある方は毎月3~5GB程度しか使用しないケースも多々あるでしょう。その場合、もっと安いプランを持っている格安SIMはたくさんあります。
例えばNUROモバイルは3GBで792円、povo2.0はデータトッピングをしなければ月額0円です。
関連記事:povo2.0の最低維持費は年間440円!トッピングの上手な使い方や料金プランの解説も
関連記事:NUROモバイルは格安SIM最安値でおすすめ!料金プランと特徴・乗り換え手順を解説
また、通信速度の上限3Mbpsで不満を感じる方にもおすすめできません。動画や映画、ドラマを高画質でサクサク楽しみたい場合、3Mbpsだとやはり厳しいです。また、オンラインゲームも3Mbpsだと厳しいタイトルが多いでしょう。
さらにdonedoneは無料通話や通話オプションが無く、30秒22円の通話料が必ずかかるため、通話が多い方にも不向きです。
編集部
小川正人
逆に、おすすめできない人にとっては、無理にdonedoneを契約せずに他の格安SIMを利用した方が良いです。
その他の格安SIMランキングは、以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください。
関連記事:年間最安440円・大容量100GB!格安SIMのおすすめ用途別比較ランキング16選
donedone(ドネドネ)に乗り換える前の準備
donedoneの乗り換え手続きをする前に必要なものと、準備を解説します。
donedone乗り換えの際に必要なもの
donedone乗り換えの際に必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証等)
- 支払い用クレジットカード
- 連絡用メールアドレス
- 動作確認端末チェック&SIMロック解除を行う
- MNP転出する場合はMNP予約番号
- 新規契約事務手数料(初期費用)3,300円(税込)
donedoneの支払い方法はクレジットカードのみで、デビットカードや口座振替等は利用できません。また、乗り換えの際はdonedoneのSIMカードが使えるかどうかの「対応端末チェック」と「SIMロック解除」も必ず行っておきましょう。
さらに、今まで使っていた携帯の電話番号をそのままdonedoneでも使用する、いわゆるMNP転出を行う場合「MNP予約番号」も必要です。
docomo・Softbank回線からの乗り換えでは対応端末チェックが必要
ドコモやソフトバンクでandroidを使用していて、その端末をそのままdonedoneでも使いたい方は、乗り換える間に必ず対応端末チェックを行いましょう。
donedoneは端末販売を行っていないため、乗り換えの際は「今までのスマホをそのまま使う」か、「SIMフリー端末を購入して使う」かになります。ですが、どんなスマホでもdonedoneで使えるわけではありません。
端末によってはau回線を使用しているdonedoneとの相性が悪く、不具合を起こす可能性もあります。ドコモ回線で使用していたスマホはドコモ回線用に、ソフトバンク回線で使用していたスマホはソフトバンク回線用に調整されているからです。
そのため、ドコモ回線とソフトバンク回線で使用していたスマホを、au回線であるdonedoneで使う場合は、確実に電波がキャッチできるかどうか事前にチェックする必要があります。
なお、auやUQモバイルといった同じau回線を使用している会社からの乗り換えであれば、端末チェックは不要です。また、iPhone6以降のiPhoneも、基本的にすべての回線に最適化されているため対応端末チェックは必要ありません。
従って、端末チェックが必要なケースは「ドコモ回線・ソフトバンク回線で使用していたandroidスマホをdonedoneで使用する場合」です。
該当する方は、チェックページで必ず対応端末チェックを行い、donedoneで問題なく使えるかどうかチェックしておきましょう。
docomo・Softbankで購入したスマホの一部はSIMロック解除が必要
一部のスマホには、各キャリア回線のSIMカードしか使えない「SIMロック」がかかっている可能性があるため、事前に確認しておきましょう。ドコモやソフトバンクのSIMロックがかかっていると、au回線であるdonedoneのSIMカードが使用できません。
SIMロックは、2021年10月以前に発売した機種にかかっている可能性があります。
ショップ等で販売している「SIMフリースマホ」にはSIMロックはかかっていません。また、同じau回線で使用していたスマホであれば、SIMロックがかかっていても同じau回線であるdonedoneのSIMカードは使えます。
ドコモやソフトバンクからの乗り換えで、2021年10月以前に発売した機種を使用する場合は、必ず事前にSIMロックのチェックを行い、ロックがかかっているようであれば解除して「SIMフリースマホ」にしましょう。
SIMロックがかかっているかどうかは、端末の「設定」からチェックできます。もしSIMロックがかかっていた場合、乗り換え前のキャリアの窓口やウェブサイトで解除可能です。
今までの電話番号を引き継ぐ場合はMNP予約番号が必要
MNP予約番号とは、「他社の回線から他社の回線に、電話番号でそのまま乗り換えたい場合」に必要となる「10ケタの番号」です。MNP予約番号が無いと、今まで使っていた電話番号を引き継げません。
MNP予約番号は、乗り換え前の回線会社で発行してもらえます。
編集部
小川正人
準備が多いように見えても、実際にやってみると意外と簡単に準備ができます。
donedone(ドネドネ)の乗り換え手順
donedoneへ乗り換え手順について解説します。donedoneの契約方法は公式ウェブサイトのみで、それ以外の申し込み方法はありません。
donedoneへの乗り換え手順
donedoneの乗り換え手順は以下の通りです。パソコンからでもスマホからでも申し込めます。
- 公式サイトの「お申し込み」をクリック
- メールアドレスと任意のパスワードを登録してdonedone ID登録
- プランを選択
- MNP転出の方はMNP予約番号を入力
- お客様情報の入力
- 本人確認書類をアップロード
- 支払い情報(クレジットカード番号等)の入力
- SIMカードが発送され、翌日~一週間ほどで届く
- SIMカードの開通手続きを行う
- APN設定を行う
- 完了
SIMカードが届くまでの手順に難しい点はありませんが、SIMカードが届いてからの開通手続きとAPN設定が若干複雑です。
- 開通手続き…donedoneのSIMカードを使える状態にする作業
- APN設定…端末にdonedoneのインターネットアクセスポイントを認識させる作業
上記の作業は、どちらも他社からの乗り換えの際には必須となります。androidとiPhoneで手順が大きく異なるため、個別に解説します。
androidのSIMカードの開通手続きとAPN設定手順
androidの開通手続きとAPN設定手順です。なお、開通手続きは行わなくても、SIMカード到着後2日程度で自動的に完了します。
- Google Playからdonedoneアプリをダウンロードしておく
- SIMカードが届いたら、donedoneアプリを開き「開通手続き」をタップ
- 21:00までの手続きで数分後、21:00以降の手続きで翌日開通
- 開通したらdonedoneのSIMカードをスマホに挿し込む
SIMカードを差し込んだら、引き続きAPN設定を行ってください。APN設定手順は、機種によって手順に若干の違いがありますが基本的な操作は同一です。
- スマホの「設定」「ホームネットワーク」をタップ
- 「詳細設定」「アクセスポイント名」をタップ
- 「BIGLOBEモバイル(タイプA)」または「BIGLOBE LTE・3G」をタップで完了
「BIGLOBEモバイル(タイプA)」、または「BIGLOBE LTE・3G」が見つからなかった場合は、「アクセスポイントの編集」で新規作成してください。手動入力項目があるため、以下の通りに間違えないように入力しましょう。
編集項目 | 入力内容 |
---|---|
名前 | donedone |
APN | biglobe.jp |
APNタイプ | default,supl,dun |
編集が完了したら、編集したアクセスポイントを選択して完了です。なお、BIGLOBEモバイルからの乗り換えの方はAPN設定が不要です。
iPhoneのSIMカードの開通手続きとAPN設定手順
iPhoneの開通手続きとAPN設定手順です。
- App Storeからdonedoneアプリをダウンロードしておく
- SIMカードが届いたら、donedoneアプリを開き「開通手続き」をタップ
- 21:00までの手続きで数分後、21:00以降の手続きで翌日開通
- 開通したらdonedoneのSIMカードをスマホに挿し込む
開通手続きに関しては、アプリをダウンロードするストアが異なるだけでiPhoneもandroidも同じです。また、2日後に自動的に完了する点も共通しています。
SIMカードを差し込んだら、引き続きAPN設定を行ってください。iPhoneの場合も、BIGLOBEモバイルからの乗り換えであればAPN設定が不要です。
- 公式サイトからプロファイルをダウンロード
- ホーム画面から「設定」をタップ
- 「プロファイルがダウンロードされました」をタップ
- 「インストール」を選択し、プロファイルのインストール作業が完了すれば終了
android・iPhoneともに開通手続き後、APN設定後に電話がつながらないといった不具合が出た場合は、まずは端末を再起動してみてください。
小川正人
もし不明点があっても、アプリのチャットから問い合わせができるので安心です。
donedone(ドネドネ)の退会・解約手順
donedoneの解約はdonedoneアプリにログインし、マイページにある「MNP転出・解約のお手続き」から行えます。単純に解約したい場合は「解約」を、電話番号そのままで他社へMNP転出したい場合は「MNP予約番号発行手続き」を行ってください。
契約者が何らかの事情によりマイページにログインできない、または手続きできない場合はdonedoneサポートへ電話しましょう。
- 0120-158-268 受付時間9:00~18:00(年中無休)
なお、donedoneは最低利用期間や違約金・解約手数料等の縛りはありません。好きな時に好きなタイミングで解約が可能です。ただし、解約月の利用料金は日割り計算返還されず全額請求となります。
編集部
小川正人
それに対して、donedoneには縛りがないので、気軽にお試ししやすいのが利点です。
donedone(ドネドネ)のよくある質問
最後に、donedoneに関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。
donedoneはeSIMに対応していますか?
SIMの追加、もしくは再発行は可能ですか?
donedone(ドネドネ)は、癖は強いが大容量で非常に安い格安SIM!
donedoneは、50GBもの大容量を2,728円(税込)という圧倒的に安い料金で利用できる格安SIMです。使い方に癖はあるものの、用途が一致すればどの格安SIMよりもコスパが高いでしょう。利用するだけで社会貢献ができる点も、他の回線にはないポイントです。
- 毎月データをたくさん、それも限りなく安く利用したい!
- 通信速度にはそれほどこだわらない
- 使うアプリがほぼ決まっている
- 少しでも世の中の役に立ちたい
donedoneは、上記の方におすすめ。条件や用途が一致しそうであれば、本格的に検討してみてはいかがでしょうか。使う人を選ぶ回線ですが、安いのは確かです。
donedoneがイマイチしっくりこない方は、他の格安SIMも検討してみてはいかがでしょうか。格安SIMは会社ごとにプランや料金、特徴が大きく異なります。色々比較してみれば必ず自分に合った会社が見つかるでしょう。
Picky’s編集部では、様々な格安SIMを調査して記事にしています。各会社を比較したい方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。
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