SNSやプロモーションに最適!インストール不要で動画編集できるFlexClipをレビュー!


最近は、個人も企業も動画コンテンツを積極的に活用して発信ができる時代になってきました。RentryでもYouTubeチャンネルを活用して、カメラやガジェットなどのレビューを行ったり、使い方を解説したりしています。
皆さんは、突然「こないだの旅行の写真でスライドショー作ってよ」とか「この商品の使い方の動画を作って」とか、頼まれたらどうしますか?
動画編集自体のはハードルが下がってはいますが、心に残る映像に見せるために重要なポイントを押さえないと逆に伝わりにくくなってしまうこともあるという、センスが問われる分野です。いきなり頼まれて戸惑ったことのある人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は新しいスタイルの動画作成サービス、FlexClipsを紹介していきます。

ひとことメモ
今回の記事はPCを利用している方を対象にしています。

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動画編集サービスFlexClipとは

動画編集といえば、YouTuberやテレビ局の人がパソコンに向かって高度なことをやっているといったイメージが多いのではないでしょうか。高性能なパソコンが必要だとか、高いソフトが必要だといった話もあります。もちろんプロはそれらを使いこなしているわけですが、なかなかそういった機材を用意できないといった声も多く聞かれます。
今回紹介するFlexClipは全てWebブラウザ上で動くWebアプリです。推奨環境はGoogle Chromeですが、編集部で試したところSafariなどでも動作します。調べ物をするのに使うソフトでサービスにアクセスすれば、すぐに使い始めることができます。

料金設定

プラン FREE BASIC PLUS BUSINESS
対象 個人 個人 クリエイター,プロモーション 企業向け
最高解像度 480p 720p 1080p 1080p
最大動画数 1プロジェクトに1個 1プロジェクトに1個 1プロジェクトに5個 無制限
最大プロジェクト数 12個 50個 200個 1000個
ビデオの長さ(最長) 1分 3分 10分 30分
透かし入れ ×
価格 無料 月払い:$4.99(約530円)
年払い:$59.88 (約6,330円)
月払い:$7.99 (約850円)
年払い:$95.88 (約10,130円)
月払い:$29.99 (約3,170円)
年払い:$239.88 (約25,350円)

最近BUSINESSプランが追加されたとともに、最大で作成できる時間が伸びました。しかし、上位のプランは意外と価格が高いので、基本的には企業などが契約することを想定しているようです。最上位のプランでは最長30分までの動画を編集できますが、30分の大作を組み立てるのにはなかなか根気と努力が必要なので、どちらかというとたくさんの動画を作成して、それらをまとめて管理すると言った使い方になるのでしょう。

どういった動画の制作に向いているのか

サービスを記事を書くにあたり実際に使用してみましたが、「複数の素材をつなげた短い動画」を作るのに適していると感じます。例えばSNSにあげる動画、チュートリアル動画、団体や企業などの紹介動画、イベントや作品の予告、スライドショーなど、長編作品というよりも色々な素材を組み合わせた短編の映像を手軽に作成するといった用途に向いていると思います。
InstagramやTikTokなどを中心としたSNSでは15秒程度のショートクリップで広告を流すなどのプロモーションもトレンドになりつつある中、このように短い動画を作成する必要性が高まっているとも言えます。

一方で複数の素材を場面ごとに繋げていくプレゼンソフトのような動画の制作スタイルはストーリーボード編集という方式で、動画全体の構成がイメージできている場合に大まかな流れに沿って素材を配置したりするのに使い勝手が良いですが、動画の時間や音楽に合わせてテロップを出したりすると言った編集などは少し不得意な部分になります。プロ向けの動画編集でも細かい編集はストーリーボード方式よりタイムライン方式がメインになっていることから、FlexClipとは使い勝手の大きく違ったソフトが多く、初めて動画編集をする方はもちろん、本格的な動画編集ソフトを触ったことのある方でも慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

どういう人に向いているのか

Webメディアを運営している人、フリーランスのクリエーター、企業の広報の方など、手軽なプロモーション素材を簡単な操作で素早く作成する必要のある方にはおすすめです。

一方で、はっきりと言えることはYouTuberを目指す方は別のソフトを利用した方がいいということです。理由は先にも述べたように、ストーリーボード型の編集システムなので、テロップや効果音を出すタイミングなどが直感的に決めにくいということが挙げられます。現在のYouTube動画ではテロップも大事な要素になってくるので、自分の作りたい動画との相性を考えて起きた方が良さそうです。

ここからはFlexClipのメリットとデメリットについて詳しく紹介していきます。

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メリット

基本操作が簡単

編集のスタイルには慣れが必要だと言いましたが、それが理解できれば基本的な編集については説明をほとんど読まなくてもある程度のことが実現できます。思い立ってから作り始めるまでのハードルがかなり低いです。

PCの操作に慣れていて、作りたい動画のイメージがはっきりしていれば、より素早く形にすることができると思います。

Webアプリである

FlexClipはWebアプリであるため、使用にあたって追加でソフトをインストールする必要がないというのが大きな特徴です。会社や学校のPCではソフトのインストールが禁止されているところも多くあるので、そういう環境で簡単な動画編集がしたいといった時にも使えると思います。

多くの素材やテンプレートが用意されている

次に多くの素材があらかじめ揃っているところがあります。突然動画を作ることになって困るのが素材集めだったりします。その点このサービスではあらかじめ、多くの映像素材や画像素材、音楽などが利用可能になっているので、それを組み合わせていくだけでもそれなりに動画として成立するようになっています。

また、テンプレートが豊富なのも特徴です。動画は素材も大切ですが、その見せ方にもセンスが問われます。あらかじめ用意されたテンプレートに探した素材を当てはめるだけで、動画の構成を考える手間が多少省けます。

処理が速い

FlexClipは動画素材をユーザーが使うPC側で処理、保存します。サーバにアクセスする必要がないため、処理は一般的なクラウド型の動画編集サービスに比べれば高速になります。

デメリット

プランによって書き出しの制限がある

最初の表にも書いてありますが、FlexClipsには無料版のほか、価格の違う有料プランが3種類あります。無料版では480pで1分まで、安いプランでは720pで3分まで、中間が1080pで10分まで、一番高いプランでは1080pで30分までの動画が作成できます。個人で契約するレベルではそこまで長い動画を作成することはできないので、サービスの使い方や自分にあった契約の種別をよく考える必要があります。

高度な編集は難しい

動画や写真にフィルターをかけたりといったことはできますが、簡単な操作に重点が置かれているので、凝った編集は難しいです。また、多くのYouTuberのようにカメラを回しっぱなしで撮影した映像を分割したり色々テロップを入れたりするタイプの動画が作りやすいかというと、このサービスは少し方向性が違います
先ほども述べたように、操作感はどちらかというとPowerPointなどに近く、プレゼン資料の作成のような感覚になっているので、素材同士の繋がりを意識するというよりは、様々な素材をシームレスにつないで見せるという使い方の方が相性が良いでしょう。

Webアプリである

これはメリットでも書きましたが、一方でデメリットでもあります。まず、ネット環境がないところでは基本的にサービスが利用できません

また、FlexClipでは動画は基本的に自分が使っているPC内に保存され、処理されます。これはメリットとみることも出来ますが、素材がパソコンの中にあるので、別のパソコンからログインしたときには「素材がありません」というようなことを言われます。そのため、複数台のPCからアカウントにログインして一つのプロジェクトを編集するというワークフローには向きません。

使ってみた

というわけで、このサービスを使って作成してみたスライドショーがこちらです。

また、YouTubeのエンディングも作成してみました。

このようにベースとなる動画をFlexClipで作成して、さらにYouTubeのアノテーション機能でチャンネル登録ボタンを表示すれば、簡単にチャンネル登録に誘導できるようになるのでお勧めです。

動画編集ソフトまとめ SNSやプロモーションではかなりの戦力になる

ここまで見てきましたが、実は僕自身このサービスを記事を書く直前まで知りませんでした。記事を書くにあたって下調べをしたり、実際に使ってみたりとリサーチを重ねる中で、サービスが対象とする動画のジャンルが絞られているのかなと感じる一方で、プロモーションなどFlexClipが得意とするジャンルでは予想以上に手軽に思った通りの動画が作れるように感じました。

ますます動画による発信が活発になった今、あなたもFlexClipで手軽に動画を作成して発信してみてはいかがでしょうか。

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そのほかにもおすすめの動画編集ソフトが知りたいという方はこちらをチェックしてみてください。

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