技術や知識がなくても、自宅で手軽にプロの味が再現できると人気の「コーヒープレス」。毎日のコーヒータイムをワンランクアップさせたい人にピッタリのアイテムです。
しかし、Amazonなどでコーヒープレスを検索すると、種類が多くどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。また、「コーヒープレスで淹れたコーヒーはおいしい」と好意的な声がある一方で、「自分には合わなかった」との声も聞きます。
この記事では、コーヒープレスを使ったことがない方や、どんな器具なのか知らない方にもわかりやすく、コーヒープレスの選び方、使い方などを徹底解説します。記事の後半では、人気のコーヒープレスをランキング形式でご紹介し、淹れ方のコツもご紹介。ぜひ最後までご覧ください。
この記事を監修した専門家

長野県長野市にある『ヤマとカワ珈琲店』の店主。カフェスペースを設けず豆販売だけに特化した営業スタイルで、これまでに延べ20,000人のお客様を接客。その経験から、1人1人の好みや生活スタイルに合ったコーヒータイムの提案をするのが得意。
目次
コーヒー豆のおいしさを引き出す「コーヒープレス」
コーヒープレスとは、ポットと抽出器具が一体となったアイテムです。フタ部分には「フィルター」と、フィルターを下へ押し込むための「プランジャー」がセットになっています。
コーヒーを淹れるアイテムには、コーヒーサーバーやサイフォンなど、さまざまな器具がありますよね。その中でも、コーヒープレスは人気の高いアイテム。どんなメリットとデメリットがあるのか早速見てみましょう。
メリット:技術いらずで初心者にはぴったり
コーヒープレス最大のメリットは、技術がいらないことです。プランジャーを押し下げるだけなので、初心者でも簡単においしいコーヒーが淹れられます。
ハンドドリップも手軽ですが、お湯の量や回し入れるスピードによって、コクや風味が変わりやすいのがデメリット。コーヒーサイフォンは、安定したおいしさを期待できますが、たくさんの器具をそろえてテクニックを学ばなければなりません。
コーヒープレスなら、手軽さと安定性を兼ね備えています。毎日のコーヒータイムをワンランクアップさせたい人は、コーヒープレスを試してみましょう。
デメリット:風味は好き嫌いが分かれることもある
- 微粉が入るためザラッとした舌触りになる
- 淹れられる杯数が決まっている
コーヒープレスのデメリットは、風味の好き嫌いが分かれやすいことです。コーヒープレスのフィルターは、ペーパーフィルタよりも目が粗く、コーヒーの豆っぽさがダイレクトに伝わります。
コーヒープレスに使われているのは、金属製のフィルターです。コーヒー本来の味を引き出してくれる一方、微粉が混じりやすくなります。
なめらかな舌触りやクリアな味が好みなら、フィルターを変えられるコーヒープレスを選ぶか、コーヒーサーバーを使いハンドドリップしてみましょう。
川下康太
編集部
関連記事:美味しさを保つコーヒーサーバーの選び方&おすすめ15選|オシャレな陶器製や割れないトライタン製も
コーヒープレス おすすめの選び方
コーヒープレス選びで後悔しないために、おすすめの選び方を5つご紹介していきます!
- タイプから選ぶ
- 自分に合った杯数のものを選ぶ
- フィルターの粗さで選ぶ
- 素材で選ぶ
- タンブラータイプも視野に入れる
それでは、順番に選び方のポイントを確認しましょう。
コーヒープレスで人気の「3タイプ」から選ぶ
コーヒープレスには主に3つのタイプがあります。それぞれ味や価格、抽出にかかる時間などが異なるため、特徴を理解しておきましょう。
種類が豊富で選びやすい「フレンチプレス」

出典:amazon.co.jp
フレンチプレスは、種類が豊富で選びやすい、鉄板のコーヒープレスです。好みの色が決まっている方や、おしゃれな容器が欲しい方は、フレンチプレスがおすすめ。
値段が安いのもフレンチプレスのメリット。2,000円前後から手に入ります。
デメリットは、お手入れが面倒なことです。抽出後は容器底やフィルターに付着したコーヒー粉を取り除かなければなりません。水切りネットなどを使い、コーヒー粉を受け止めるように洗うとお手入れしやすいですよ。
お手入れのしやすさ優先なら、次にご紹介するコーヒープレスがおすすめです。
濃厚でなめらか「アメリカンプレス」

出典:amazon.co.jp
アメリカンプレスは、濃厚でなめらかな味を楽しめるコーヒープレスです。専用のプランジャーを押し下げ圧力をかけることで、コクのあるコーヒーを抽出可能。
アメリカンプレスには、コーヒー粉を入れる専用のプランジャーが付属します。使い方は、容器にお湯を注ぎ、コーヒー粉の入ったプランジャーを押し下げるだけ。攪拌が必要ないので、誰でも簡単に、同じ味わいを再現できます。
お手入れしやすいのもアメリカンプレスの魅力です。抽出後のコーヒーかすは、プランジャーの蓋を開けて、まとめてゴミ箱へ。コーヒープレスは欲しいけど、お掃除が面倒では?と感じている人に試してみてほしいアイテムです。
アメリカンプレスはメリットの多い抽出器具ですが、値段が高く、1万円を超えるのがデメリット。コスパ優先なら、フレンチプレスやエアロプレスがおすすめです。
最短30秒で抽出「エアロプレス」

出典:amazon.co.jp
エアロプレスは、最短30秒でコーヒーを抽コーヒーコーヒープレスです。コーヒープレスの中で一番高い圧力(空気圧)をかけ、コーヒーを抽出します。
使い方はシンプル。コーヒー粉を容器に入れ、プランジャーを押し下げるだけ。朝が忙しい人や、仕事の合間にさっとコーヒーが飲みたい人におすすめです。
エアロプレスは、レシピが豊富なのも良い点。コーヒー粉の量やお湯を注ぐタイミング、攪拌の回数などを変えて、味わいに幅を持たせられます。エスプレッソ風のコーヒーが飲みたいなど、こだわりのある人に向いています。
デメリットは、プレスに力がいることです。人によっては苦戦してしまうことも。フレンチプレスなら力がいらず、女性でも安心です。
編集部
メリット | デメリット | こんな人におすすめ! | |
フレンチプレス |
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アメリカンプレス |
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エアロプレス |
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容量は「1~2杯あたり350ml」を目安に、自分に合ったものを
コーヒープレスの容量は、1~2杯あたり350mlを目安に、自分に合ったものを選びましょう。コーヒープレスは、容量より少ない量のコーヒーを抽出しにくいからです。
例えば、コーヒーを350ml淹れたいと思っても、コーヒープレスの容量が1000mlなら大きすぎるので注意。プランジャーが下がり切らず、コーヒーをうまく抽出できないこともあります。
杯数と容量の関係は、以下を参考にしてください。
- 1〜2杯は350ml
- 3〜5杯は500ml
自分用にコーヒープレスを購入するなら、一度に一杯だけ淹れられる350ml前後がおすすめ。一方、家族や来客用にコーヒープレスを購入するなら、時間や手間を省ける500ml以上がおすすめです。
編集部
フィルターの「粗さ」でコーヒーの味が変わる

出典:amazon.co.jp
コーヒープレスを購入するときは、付属のフィルターにも気を配りましょう。フィルターの粗さによって、コーヒーの味が変わるからです。
コーヒーの豆っぽさを感じたい人は、油分が抽出されやすい、目の粗いフィルターがおすすめ。一方、なめらかでクリアな味を求めている人は、微粉が混じりにくい、目の細かいフィルターにしましょう。
編集部
コーヒープレスを購入するときは、付属のフィルターにも着目していきましょう。
「素材」は目的に応じて選ぶのがおすすめ
目的や使用シーンに合わせて素材を選ぶのも大切です。素材によっては割れやすく、小さなお子さんがいる方や、アウトドアを楽しむ方には向いていないことも。
コーヒープレスの素材は主に3つです。
- 耐熱ガラス
- ステンレス
- トライタン
それぞれメリット・デメリットやおすすめのシーンが異なるので、詳しく解説します!
残量を確かめやすい「耐熱ガラス」

出典:amazon.co.jp
透明で中がよく見える耐熱ガラスは残量を確認しやすく、最後まで注ぐと苦くなりがちなコーヒープレスでも、美味しく飲みやすいです。
ガラス製はデザインも豊富。好みの色を選んだり、おしゃれなウッド素材でこだわりのコーヒープレスが欲しい方におすすめです。
デメリットは、割れる心配がある点。食洗機OKなタイプを選べば、洗浄中に落とす心配が減りますよ。価格は2,000円〜数万円と、幅広い価格帯から選べるのもメリットです。
アウトドア向きな「ステンレス」

出典:amazon.co.jp
割れない点が大きなメリットであるステンレス。持ち運びも安心で、キャンプなどアウトドアなシーンでも活躍します。丈夫なので一つの製品を長く使いたい方にもおすすめです。
デメリットは中が見えないこと。プランジャーの押し込み具合や、残量の確認がしづらいので注意しましょう。透明な素材が好みなら、耐熱ガラスやトライタンがおすすめです。
耐熱ガラスに比べ保温性もあるため、感覚を掴めば便利な素材です。
お子さんが触っても安全「トライタン」
小さなお子さんがいる方は、安全性の高い「トライタン」がおすすめです。トライタンはプラスチックの一種なので、落としても簡単には割れません。
トライタンとは、ガラスの透明性とプラスチックの安全性を併せ持った素材。ガラスは透明で残量を確かめやすいですが、落下したとき割れた破片でけがをしやすいですよね。コーヒープレスは背の高い容器なので、お子さんが誤って触れて倒してしまうこともあります。もしもに備えて安全性の高いトライタンを選ぶと安心です。
デメリットは、値段が高いこと。10,000円を超える商品も多いため、購入の際は値段をよく確かめるようにしてください。
編集部
取り回しやすさ優先なら「タンブラー」という選択肢もある
おいしいコーヒーを外出先やオフィスで楽しみたい方は、コーヒープレス式のタンブラーがおすすめです。自宅で淹れたコーヒーを持ち歩くのはもちろん、手軽に外出先でコーヒーを抽出できます。
タンブラーの多くはプラスチック性なので、割れる心配が少ないのも安心ポイント。
注意が必要なのは、傾けるとこぼれてしまうことです。カバンに入れて持ち歩くことはできません。こぼれにくい容器がほしい人は、蓋付きのスタンダードなタンブラーを選びましょう。
職場用にコーヒープレスが欲しいと考えている方は、タンブラータイプをチョイスしてください。
川下康太
安いVS 高い!コーヒープレスの比較
「安いコーヒープレスは性能が悪いの?」「高いコーヒープレスを買えば安心なの?」とお悩みの方のために、安いモデル・高いモデルを比較しました!自分にはどちらが合っているのかチェックしましょう。
安いコーヒープレスの特徴(2,000円前後のモデル)
安く手に入れられるコーヒープレスの相場は2,000円前後です。この値段で、国内メーカーの製品も購入でき、デザインがおしゃれでインテリアとして優秀なものもあります。
一方、素材は耐熱ガラスのフレンチプレスがほとんどなため、アメリカンプレスやエアロプレス、ステンレス素材のものが欲しい方には向きません。「価格の安いコーヒープレスから試したい」「壊れても買い替えやすい価格のコーヒープレスが欲しい」と考える方におすすめです。
- 初めてコーヒープレスを購入する人
- スタンダードなコーヒープレスが欲しい人
- 破損しても安く買い替えられるものが欲しい人
高いコーヒープレスの特徴(20,000円以上のモデル)
20,000円以上のコーヒープレスは、ステンレス製の容器が多く、丈夫で長く使えます。二重構造で保温性の優れたものや、1ℓなど大容量なものもあります。
アウトドアで使用したい方や、長く愛用したい方におすすめです。メッシュフィルターが非常に細かく、微粉が入りづらいタイプもあり、味にこだわりたい方におすすめ。
- 丈夫で長く使えるものが欲しい人
- 一度にたくさん作って保温できるものが欲しい人
- よりおいしいコーヒーを楽しみたい人
川下康太
専門家おすすめのコーヒープレス
この記事を監修した川下康太さんおすすめのコーヒープレスをご紹介します。
場所を選ばず、飲みたい時にすぐ飲める!
僕がコーヒープレスに求めることは『飲みたい時にすぐ飲める』こと。外出先や出張先で急に飲みたくなったときにもこれなら便利です。割れにくい素材で出来ているため、カバンにポンっと収納できる気軽さと、デザイン性がGOODです。プレスした後にそのままタンブラーとして使用できるのは便利ですが、コーヒー粉がプレス内に残っていると濃くなるので、長時間ちびちび飲むのには向きません。
本体サイズ | 幅9×奥行き8×高さ18.5cm |
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本体重量 | 458g |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレススチール |
材質 | ステンレススチール |
コーヒープレス おすすめ人気ランキング比較一覧表
コーヒープレス おすすめ人気ランキング15選
最長2時間保温。熱々のコーヒーを楽しめるステンレス製
BODUM(ボダム)のCOLUMBIA(コロンビア)シリーズは、独自のステンレス二重構造で、最長2時間温度を保ちます。本体を傷つけないよう、シリコンとメッシュのフィルターを採用しており、金属が擦れる嫌な音もしません。
丈夫な素材で、直接触れても熱くありません。小さなお子さんがいて、ガラス製品を置くのは不安な方や、在宅ワークなどで、何杯もコーヒーを飲む方などにおすすめです。
食洗機での洗浄も可能なので、お手入れも簡単ですよ。
本体サイズ | 幅17.2×奥行き9.8×高さ14cm |
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本体重量 | 約0.6kg |
容量 | 500ml |
フィルター | ステンレス/シリコン |
材質 | ステンレス |
温かみのあるオリーブの木が魅力的
オリーブウッドをあしらったデザインが素敵なHARIO(ハリオ)のカフェプレス「ウッド」。スタンダードなフレンチプレスで、使い方は簡単。
自然素材を使うことで、温かみを感じるデザインになっています。オーガニックやナチュラルな雰囲気のものを求めている方におすすめのフレンチプレスです。木を使ったハンドルは手に馴染み、使っていくうちに味が出てきます。
インテリアに溶け込みやすく、女性人気も高い商品ですよ。
本体サイズ | 幅11.4×奥行き8×高さ17cm |
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本体重量 | 約0.35kg |
容量 | 300ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
「小さな髭おじさん」がトレードマーク
イタリアでは有名な「小さな髭おじさん」のマークが可愛らしい、ビアレッティ社のフレンチプレス。2019年に100周年を迎えたイギリスのメーカーです。エスプレッソメーカーをはじめ、コーヒー関連の器具を多く取り扱っています。
オミーノのデザインは、人間工学に基づいて設計されています。ハンドルは指の形に合わせて掴みやすい形状の、ソフトタッチなプラスチック素材で滑りにくいですよ。
一風変わったデザインのフレンチプレスをお探しの方におすすめです。
本体サイズ | 幅12.7×奥行き7.6×高さ17.8cm |
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本体重量 | 約0.4kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
大胆なデザインが目を引くEILEEN(アイリーン)
構造はシンプルですが、他のサイフォンにはない大胆でモダンなデザインが魅力的なBODUM(ボダム)のアイリーンシリーズ。北欧生まれのキッチンウェアブランドBODUM(ボダム)は、カラー展開やデザインが豊富です。
幾何学模様のステンレスは、デザイン性に優れているだけでなく、ガラス部分を保護する役割も果たしています。フィルターは目が細かめで、コーヒー粉が落ちにくいよう設計されています。
ビーカーやフィルターなどのスペアパーツも揃っているため、長く愛用するユーザーも多いフレンチプレスです。
本体サイズ | 幅13×奥行き8×高さ15.8cm |
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本体重量 | 約0.3kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
スマートで扱いやすいHARIO(ハリオ)のブライトj
国内で唯一の耐熱メーカーHARIO(ハリオ)のブライトjは、キッチンウェアに溶け込むシンプルかつスマートなデザインのフレンチプレスです。HARIO(ハリオ)はカフェや喫茶店などでプロも使用するコーヒー器具を数多く生み出し、世界から愛されているブランドです。
サイズは小ぶりですが、1人用にピッタリなサイズで、収納もしやすいのがポイント。土台がしっかりしていて、プレス時にも安定しやすい作りになっていますよ。
本体サイズ | 幅11×奥行き8.7×高さ16.6cm |
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本体重量 | 約0.4kg |
容量 | 300ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
真空断熱ボトル・フレンチプレス・マルチポットがひとつに!
キャンプやピクニック、などアウトドアシーンで活躍する保温、持ち運び、利便性に優れたSTANLEY(スタンレー)のフレンチプレス。最大6時間も保温・保冷可能なボトルと、お湯を沸かすのに使えるマルチポット、コーヒー粉が落ちにくいパッキンを使ったプランジャーがセットになっています。
付属でカップが2つ付いているのも嬉しいポイント。使用しない時はコンパクトにまとまるよう設計されています。丈夫な上に保温・保冷効果の低下等で交換してもらえる生涯保証付きなので、屋外での利用を考えている方におすすめのフレンチプレスです!
本体サイズ | 幅10.4×奥行き9.8×高さ28.5cm |
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本体重量 | 約0.75kg |
容量 | 500ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | ステンレス |
ウッドデザインがかわいい。二重構造フィルターでなめらかな味わいに
木目調のハンドルとカラーリングがかわいいステンレス製のフレンチプレス。二重構造のフィルターを取り入れ、よりなめらかな口当たりのコーヒーを楽しめます。
容器自体もステンレスの二重構造で、直接触っても熱くありません。容器の内側に目盛りが付いており、コーヒー粉との比率が管理しやすいのも便利。1Lと大容量で、保温性にも優れているので、家族でコーヒーを楽しむ方や、1度にたくさん淹れたい方におすすめです。
ステンレス製は5,000円以上するものが多いですが、手に取りやすいお手頃な価格も人気な理由の一つです。
本体サイズ | 幅10.4×奥行き12×高さ21.8cm |
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本体重量 | 約0.8kg |
容量 | 1000ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | ステンレス |
耐熱ガラス×ステンレスで耐久性UP。大容量で低価格なフレンチプレス
耐熱ガラスの周りを覆うステンレスのおかげで割れにくく、耐久性のあるフレンチプレス。丈夫さだけでなく、残量が見えるようデザインされているので、味の再現もしやすいですよ。
多層構造のフィルターで、コーヒー粉が混ざるのを防いでくれます。大容量なフレンチプレスを安く手に入れたい方に人気な商品です。シンプルなデザインで、キッチンの景観にも溶け込んでくれますよ。
「耐熱ガラスはすぐ割れそう」と避けている方にもおすすめしたいフレンチプレスです。
本体サイズ | 幅16.5×奥行き18.4×高さ27.3cm |
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本体重量 | 約0.8kg |
容量 | 1000ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
素早くおいしく。お手入れしやすいアメリカンプレス
適度な圧力をかけ短時間で抽出可能なアメリカンプレス。超微細なスチール製のフィルターを使用しており、濃厚でなめらかな味わいを楽しめます。
圧力をかけることでコーヒー粉が押し固められ、容器の底に溜まらずサッと捨てやすいのでお手入れしやすいのも人気のポイント。容器は丈夫なトライタンの二重構造で、割れにくく、お湯を注いでから直接触れることも可能。お子さんのいるご家庭にもおすすめです。
取手の無いスタイリッシュなデザインも美しく人気を集めています。
本体サイズ | 幅8.8×奥行き8.8×高さ21cm |
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本体重量 | 約0.6kg |
容量 | 335〜414ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | トライタン |
オフィスや出張先にも!持ち歩けるフレンチプレス
BODUM(ボダム)のトラベルプレスセットは、タンブラーとフレンチプレスが一体となったもので、オフィスや出張先でも手軽にコーヒーを楽しめるアイテムです。
二重構造で保温・保冷ができるので、時間が経ってもおいしいコーヒーを味わえます。ステンレス製で丈夫なドラベルプレスは、アウトドアシーンにもおすすめ。おしゃれなデザインで、カラーも選べて男女問わずに人気なフレンチプレスです。
中身が見えるものがいい方は、透明なプラスチックのタイプがおすすめですよ!
本体サイズ | 幅8×奥行き9×高さ18.5cm |
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本体重量 | 458g |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | ステンレス |
クラシックなデザインと美しいクロムメッキが魅力のシャンボール
フレンチプレスの原型ともいえるクラシックなデザインと、クロムメッキが絶妙にマッチしたシャンボールシリーズ。一見するとシンプルですが、ステンレスの曲線が美しく、高級感が漂います。見た目だけでなく、味・使いやすさ・洗いやすさ共に高評価を得ているオールドスタイルのフレンチプレスです。
シャンボールシリーズは、BODUM(ボダム)の代表的なフレンチプレスの一つでもあります。スタンダードなフレンチプレスを求めているけど、高級感のあるデザインのものが欲しい方におすすめです。
本体サイズ | 幅11.1×奥行き8×高さ16.8cm |
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本体重量 | 約0.3kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
安さが最大の魅力!初めてのフレンチプレスにもおすすめ
1,000円台で購入できる、安さが魅力のフレンチプレス。初めてフレンチプレスを購入する人にはもちろん、コーヒー器具を複数使い分けている人にもおすすめの機種。「まずはお試しに安いフレンチプレスが欲しい」と考えている方から人気のフレンチプレスです。
値段は安いですが、パーツの取り外しも簡単に行えてお手入れもしやすいです。紅茶用とコーヒー用を分けて購入したい方や容量別に揃えたい方にもおすすめです。
安くても味が劣らないフレンチプレスをお探しの方は、ぜひチェックしてください!
本体サイズ | 幅12×奥行き9×高さ17.5cm |
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本体重量 | 約0.3kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
BODUM(ボダム)のベストセラーフレンチプレス!
1980年代から時代を超えて愛されている、BODUM(ボダム)の代表的なフレンチプレスの一つ、BRAZIL(ブラジル)シリーズ。「優れたデザインが高価である必要はない」というボダムのこだわりから生まれたフレンチプレスです。
カラー展開はオフホワイト・ブラック・レッドの3色。ボダムのロゴと、ころんと丸いプランジャーの取手がかわいいデザインです。取手やフタ部分には、軽量なBPAフリープラスチックが使われています。
無駄を省いたシンプルなデザインで、高品質なフレンチプレスを求めている方におすすめです。
本体サイズ | 幅11.5×奥行き8×高さ16.1cm |
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本体重量 | 約0.3kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
シンプルモダンでおしゃれなデザインが特徴のKENYA(ケニヤ)
曲線デザインの美しいプラスチックフレームが特徴的なケニヤシリーズは、おしゃれなフレンチプレスを求めている方におすすめ。キッチンに置いてあるだけで絵になるフレンチプレスです。
コーヒー豆本来の味とアロマを最大限に引き出せる、王道なBODUM(ボダム)製品の中でも、一風変わったデザインのケニヤ。容量は350ml・500nl・1000mlの3種類です。すでにフレンチプレスを持っていて、2台目の購入を考えている方にもおすすめですよ。
本体サイズ | 幅11×奥行き7×高さ15cm |
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本体重量 | 約0.1kg |
容量 | 350ml |
フィルター | ステンレス |
材質 | 耐熱ガラス |
アウトドアによし、忙しい朝によし。レシピが豊富なエアロプレス
人気No.1は短時間で濃厚なコーヒーを抽出でき、利用シーンもレシピも幅広いエアロプレス。抽出だけなら最短30秒で完了するので、忙しい朝にもピッタリです。
使わない時はコンパクトにまとまり、割れる心配も少ないため、キャンプや旅行のお供にもおすすめ。ペーパーフィルターを採用しており、お手入れも簡単に行えますよ。
コーヒー粉の量やお湯の量、注ぐタイミングなどのレシピを変えて楽しむことができるエアロプレスは、世界中のコーヒー愛好家たちに支持されています。自分好みの味を追求したいコーヒー好きにはぜひ使って頂きたい人気商品です!
本体サイズ | 幅10×奥行き11×高さ17.5cm |
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本体重量 | 約0.48kg |
容量 | 240ml |
フィルター | ペーパー |
材質 | ポロプリピレン |
コーヒープレスのおすすめ人気メーカー
コーヒープレスを選ぶ際には、メーカーを基準にするのもおすすめです。特に人気な有名メーカーを3つご紹介!それぞれの強みや特徴、どんな方におすすめかも解説します。
安心の国産メーカー「HARIO(ハリオ)」

出典:amazon.co.jp
国内の耐熱ガラスメーカーHARIO(ハリオ)は、カフェや喫茶店などでプロにも使用されている製品を生み出しています。コーヒープレスだけでなく、多彩なコーヒー関連器具を取り扱っており、コーヒー好きなら知っている人が多いメーカーですね。
キッチンに溶け込むシンプルなデザインで、代表的なシリーズは「ハリオール・ブライトJ」など。取扱店が多く、製品・備品共に手に入りやすい点も安心して使えるポイントです。
- シンプルなデザインが魅力
- 製品、備品の種類が豊富
- 取扱店が多く製品・備品が手に入りやすい
- コーヒープレス初心者にもおすすめ
コーヒープレスの種類やサイズ展開も豊富で、価格も3,000円前後のものが多いため、初心者にもおすすめですよ。
おしゃれなデザインが豊富な「bodum(ボダム)」

出典:amazon.co.jp
1944年創業、北欧デンマーク生まれのキッチンウェアプランドBODUM(ボダム)。こちらもコーヒー関連器具を多数取り扱っていますが、特徴は種類の多さとおしゃれなデザインやカラー展開の豊富さです。
他のメーカーにはない変わったデザインの「KENYA(ケニヤ)」シリーズや、アイスコーヒーに特化した「BEAN(ビーン)」シリーズなどもあります。ブランドのポリシーである「優れたデザインが高価である必要はない」の考え方通り、いいものを手頃な価格で取り扱っている点も人気の秘訣です。
- 取り扱い種類が多い
- おしゃれなデザイン・カラーリングが豊富
- 手頃な価格のものも多い
- 質だけでなく見た目にこだわりたい方におすすめ
ステンレス製のものも扱っていて、さまざまな種類の中から選びたい方にもおすすめのメーカーです!
時短と美味しさを叶える「AEROBIE(エアロビー)」

出典:amazon.co.jp
世界中で大人気な「エアロプレス」の生みの親であるAEROBIE(エアロビー)は、スポーツ玩具を扱うアメリカのメーカーです。短時間でおいしいコーヒーを淹れられるだけでなく、エアロプレスの世界大会が開かれるほどレシピが豊富なエアロプレス。
スポーツ玩具を扱うメーカーだけあって、アウトドアでも活躍する素材・構造の製品となっています。AEROBIE(エアロビー)から発売されているコーヒープレスはエアロプレスのみですが、その性能の高さからファンの多いメーカーです。5,000円台から購入できるのも嬉しいですね。
- エアロプレスの生みの親
- 短時間でおいしいコーヒーを淹れられる
- 高性能で低価格
- いろいろなレシピを試したい方におすすめ
味のこだわりがある方や、アウトドアシーンでの利用を考えている方にもおすすめのメーカーです!
コーヒープレスは「無印」や「ニトリ」でも買える
家具・インテリア・生活雑貨などの販売で知られている、ニトリや無印コーヒーコーヒープレスを扱っています。構造はシンプルですが、1,000円以下で購入できるものもあり、「低コストなコーヒープレスが欲しい」「お試しに買ってみようかな」と考えている方におすすめです。
取り扱いが終了している場合もあるのでご注意ください。
川下康太
コーヒープレスの使い方
より具体的にコーヒープレスをイメージするために、使い方もみていきましょう。コーヒーを淹れる手順だけでなく、アイスコーヒーを作る方法や、注意点、洗浄方法もご紹介。今回はフレンチプレスを例に解説します。
- フレンチプレス一式
- コーヒー粉(中挽き〜粗挽き)
- お湯(ケトル)
- キッチンタイマー
- はかり
- マグカップ
お湯はケトルなどで沸かしておきましょう。沸かす前に必要な湯量を計っておくのがおすすめです。コーヒー粉とお湯の目安は以下の通りです。
コーヒー粉量 | できあがり量 | 使用湯量 | |
目安(1杯分) | 15〜17g | 210ml |
250ml |
安定しておいしいコーヒーを淹れるためには、しっかり分量を計るのも重要です。
フレンチプレスの使い方を手順ごとに解説します。
- フレンチプレスの使い方
- STEP.1下準備分量を計ったコーヒー粉をガラス容器に入れる。
- STEP.2お湯を注ぐ40mlのお湯をコーヒー粉全体に回るよう注ぐ。
- STEP.3蒸らす30秒蒸らす。
- STEP.4再度蒸らす30秒経過したら、残りのお湯をゆっくりと注ぎ、フタを閉めて3分待つ。
- STEP.5プレス3分経ったらプランジャーをゆっくりと押し込む。
- STEP.6完成コーヒーをカップに注いで完成。
関連記事:【美味しく飲める】コーヒーカップおすすめ27選!おしゃれな北欧風・陶器・普段使い用も
コーヒーが「まずい」と感じたら
コーヒープレスは、豆の選び方や入れ方のコツを知らないとまずいと感じてしまうことも。おいしくコーヒーを淹れるためのポイントをご紹介します。
- 新鮮な豆を選ぶ
- 分量をしっかり測る
- プランジャーを最後まで押し込まない
- カップに注ぐ際、全て注がない
- 容器内にコーヒーを放置しない
金属フィルターを使用するフレンチプレスは、豆の味がダイレクトに伝わるので、新鮮な豆を使用するのが大切です。おいしくないと感じた場合は、豆の焙煎度合いを変えてみるのもおすすめです。
お湯やコーヒーの豆量、蒸らし時間によって味が変化するため、しっかり計るのもポイント。コーヒースケールやメジャースプーンを使うと簡単に計れるのでおすすめです。
プランジャーを押し込む際は、底につくまで押し込まないようにすると、コーヒー粉が混ざりにくくなります。また、容器内のコーヒーを全て注ぐとコーヒー粉が混ざりやすくなるので、カップに注ぐ際は、少し容器に残すのがおすすめです。
編集部
川下康太
コーヒープレスの洗い方
使用後のお手入れをしっかりしておくと、次回もおいしいコーヒーが淹れられます。カビを防ぐためにもしっかり洗浄しましょう。
- コーヒープレスの洗い方
- STEP.1コーヒー粉の処理フタを外して、残ったコーヒー粉を捨てる。
- STEP.2容器の洗浄流水で冷ましてから、中性洗剤を使用してガラス容器を洗う。
- STEP.3分解フタからシャフト・フィルターを分解してそれぞれ中性洗剤を使用してよく洗う。
- STEP.4乾燥しっかり水分を拭き取り乾燥させる。
コーヒープレスの関連商品
コーヒープレスでコーヒーライフを豊かにするなら、コーヒープレス以外のグッズも揃えたいですよね。ここでは「よりコーヒーを楽しめる」「あったら使える」グッズをご紹介します!
合わせて買いたい高機能な「コーヒーカップ」
毎日飲むコーヒーだからこそ、容器にもこだわりたいですよね。見た目がおしゃれなもので気分を上げるのもいいですし、保温性に優れたものやアウトドアでも使える割れにくい素材のものもおすすめ。
特に丈夫なトライタンを使用したマグカップは、割れる心配も少なく、お子さんのいるご家庭でも安心して使えますよ。コーヒーの色味を見ながら味わえる透明なものもおすすめです。
注ぎやすい細口の「コーヒーポット」
コーヒープレスにはお湯を注ぐコーヒーポットやケトルが欠かせませんが、口元の狭いコーヒープレスも多いため、細口のコーヒーポットがあると注ぎやすいですよ。
見た目がおしゃれなものや、コーヒープレスの見た目に合わせて購入してみるのもいいですね。インナースケールのついたものを選ぶと、お湯の量を計るのも簡単です。
関連記事:バリスタも愛用!コーヒーポットおすすめ20選|おしゃれな直火&IH対応も
忙しい人に便利な「コーヒーメーカー」
蒸らし時間などが必要なコーヒープレス。忙しくてなかなか使えないと感じる方には、ボタンひとつで自動でコーヒーを淹れてくれる「コーヒーメーカー」をおすすめします。
保温機能のついたものや、そのまま仕事部屋に持ち運べる魔法瓶がセットになったものもありますよ。
関連記事:【丸ごと洗えてお手入れ簡単!】コーヒーメーカーおすすめ15選|自動洗浄付きの人気モデルも
挽きたての美味しさ「コーヒーミル」
コーヒープレスは豆本来の味わいや香りを引き出しやすいので、コーヒーミルで挽きたての豆を使ってみるのもおすすめです。自分の好みや、使用するコーヒープレスのフィルターの粗さに合わせて挽くと、自宅で飲むコーヒーの幅が一気に広がりますよ!挽き方にもこだわってみましょう。
喫茶店気分が味わえる、おしゃれなコーヒーミルを探してみるのもおすすめです。
関連記事:【アウトドアでも使える!】コーヒーミルおすすめ15選|手動から電動まで徹底紹介
関連記事:専門店の豆も!コーヒー豆おすすめランキング15選|失敗しない選び方を徹底解説
豆にもこだわりを「焙煎機」
より本格的な味を追求したい方には、自宅で豆を煎る「焙煎機」がおすすめ。焙煎したてのおいしさを自宅で楽しめるのは魅力的ですよね。
100,000円以上するスマホと連動できる機種もありますが、10,000円前後の焙煎機もあるので、チェックしてみてください
関連記事:自宅で本格!コーヒー焙煎機おすすめ15選|焙煎方式による違いも解説
コーヒープレスのよくある質問
コーヒープレスに関する、よくある質問への回答をまとめました。
コーヒープレスはどこで買うのがおすすめですか?
安さ優先なら、ダイソーやセリアといった100均も覗いてみてください。500円ほどでコーヒープレスが手に入ります(商品は売り切れている場合があります)。
コーヒープレスのコーヒー粉ですが、捨て方を教えてください
コーヒープレスは紅茶や緑茶を淹れられますか?
おすすめコーヒープレスまとめ
- 自宅で手軽においしいコーヒーを楽しむならコーヒープレスがおすすめ!
- 自分に合った「タイプ」「杯数」「フィルター」「素材」のものを選ぼう!
- おいしいコーヒーを淹れるにはコツを覚えるのが大切!
手順も簡単で、高度な技術がなくても自宅で簡単に本格的なコーヒーを淹れられるコーヒープレスですが、自分に合ったものを選ぶことが一番大切です。味の違いやおすすめの利用シーンなども紹介したのでぜひ参考にしてくださいね。ワンランク上のコーヒーライフを楽しみましょう!
川下康太
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