プロもおすすめ!【PhononヘッドホンSMB-02レビュー!】低音域も大切にする方に

   

私はベーシスト向け音響機器の販売をしており、営業やデモ音源の録音にヘッドホンを重宝しています。

今まで定番モニターヘッドホンを使っていましたが、あるときふと、このPhononのSMB-02を試してみました。

その瞬間、このヘッドホンの素晴らしさにはっとしました。

それまで言葉にできなかったモヤモヤが一体なんなのかわかり、全てを解決することができました。

私がモヤモヤしていたのは例えばこんなことです。

私のモヤモヤ
  • 定番モニターヘッドホンだから間違いないはず・・・でもなんか身体が動きださない、ワクワクしない
  • 低音は聴こえるよりも探し出す感じで、音を追うのに頑張らなきゃいけない

なぜPhononのSMB-02はこれらを解消できたのか。

それを簡単にまとめるとこんな特徴があったからです。

SMB-02のここがイイ!
  • モニターにありがちな冷たさや硬さはなく、むしろ濃密で迫力あるサウンド
  • バスドラの空気感まで感じられるたっぷりとした低音再生能力
  • ハイハットがシャープでイキイキとする高音の伸び
  • オーケストラなどの大編成にも音場の広さ、定位の良さで余裕ある響き

ほかにも伝えきれない魅力がたくさんありますので、これから具体的にお話します。

特に低音を大切にするベーシスト、ドラマー、エンジニアの方にSMB-02はイチオシのヘッドホンです!

「なんてワクワクする音なんだろう、これはもう戻れない!」SMB-02の第一印象

こんな音してたの!?すごいぞ・・・ワクワクする!もっと聴きたい!

何回も聴いた大好きな音源のはずなのに、まだ知らない魅力があったと大喜びしました。

なぜならモニターヘッドホンでもこんなに楽しく聴こえるものがあったのかと驚いたからです。

どういう部分に感動したのかもう少し具体的に振り返ってみます。

私が感動したのはこの3つ
  • 手拍子ひとつでもこんなに違うのか!鳴らしている空間がわかる
  • 音そのものでない情報(ヴォーカルのブレス、弦に触れるノイズなど)が拾える
  • ドラムに木や金属などの材質感を感じる

あくまで音源だったものが、今まさに目の前で演奏しているような感覚に。

そうなると曲に対する魅力だけでなく、それを作ったアーティストやエンジニアに親近感を覚えるんですね。

すでに亡くなってしまったアーティストの作品なんてそれはもう感動もの。

お気に入りの音源にいまさら惚れ直すとは自分でも驚きです。

モニターヘッドホンだと分析的な音で楽しくない?SMB-02は先入観ひっくり返しました

SMB-02はモニターヘッドホンに分類されます。

なのでよいヘッドホンといってもあくまで分析的な方向ですごいのだろうと思っていました。

どんなものかなと試すと・・・すごい!これがモニターでいいの!?

私の先入観をよい意味でひっくり返しました。

昔からある定番の業務用モニターヘッドホンのフィーリングとまったく違ったからです。

モニターヘッドホンは分解能の高さをいかして聴き分けるというイメージがあります。

聴くではなく聴き分けるというのがポイント。

たくさんの音の中から聴きたいものを探しにいくような・・・そんなちょっとした頑張りが必要に感じませんか?

でもSMB-02は音の方から耳に飛び込んでくるんです。

その飛び込み方は無理にぶつけられるようなものでなく、自然でのびのびとしたもの。

特に低音の肉厚で余裕ある鳴りを感じると身体が自然と動きだしますね!

SMB-02を経験してからは、モニターヘッドホンでもノリノリで音楽を楽しめるものがあるとわかりました。

一方、低音が出すぎるとモニターに向かないのではと心配する方もいるはず・・・

低音がただ大きいだけじゃない!奏者の繊細なニュアンスに応えるSMB-02のポテンシャル

SMB-02は低音が大きく出るというよりも、むしろ全体的にバランス良く感じます。

それは奏者の繊細なニュアンスが感じられるからです。

SMB-02の特徴
  • ボーカルのロングトーンの終わり方
  • 弦をしっかりとらえた力強いアタック感
  • ボーイングのスピード感

ニュアンスって挙げればキリがないくらいたくさんありますよね。

こういったものを感じるのは低音から高音までしっかり出ているからと私は考えます。

特に驚いたのが音そのものではない、音を出すための準備の音が聞こえたとき!

例えば歌い出しの喉のゴロゴロ感、ピックが弦とぶつかったキャッといった音など。

それが思いのほか臨場感を作り出すと感じたのもSMB-02を使ってからです。

(ただ実際には低音の大きさが定番モニターヘッドホンと違うのに戸惑う方もいるはず。ベーシストのヘッドホン練習にSMB-02が丁度いい理由は後ほど説明します。)

低音がただ大きいだけだと、ここまで繊細なニュアンスは聴き取れないはず。

そのニュアンスを楽しめるSMB-02のポテンシャルは素晴らしい!

・・・とベタ褒めですが、最初はちょっとした不満があったのも事実なので次はそのお話です。

イヤーパッドの小ささに不満があったが、大切な耳を守ると使っていくうちに実感

SMB-02のイヤーパッドは気持ち小さいので、耳をすっぽり覆うにはかなり窮屈です。

側圧は強くないですが、長時間使っているとさすがに耳が痛い・・・

しかし、視点を変えるとこの小ささすら魅力になったんです。

それは耳を悪くしないために長時間、大音量での使用を避ける必要があるから。

装着感がよいというのはもちろん大きな魅力です。

まるでヘッドホンしていないかのようなフィーリングはほんとに素晴らしい。

けれど、ヘッドホン=音楽を聴く! なので耳の酷使になりがちという悲しい欠点があります・・・

疲れると聴こえにくくなるのが耳です。

聴こえにくいから音量上げてを繰り返すと・・・これは危険なサイクル!

なのでしばらく使っていて耳が痛くなるくらいが丁度いいんです。

耳の痛みが休憩時間を教えてくれるタイマーのようなもの。

ダラダラと聞き流さず、目的を明確にして音楽としっかり向き合えるのもよい点です。

ちなみに耳は一度悪くすると戻らないと言われています。

仕事にも趣味にも、もちろん日常生活にも使う大切なものなのでよい付き合い方をしたいですよね。

最初は窮屈だな、痛いなと感じた小さなイヤーパッドでした。

でも耳を大切にするという視点ではこの大きさがいいのかもと愛着すら感じます。

耳を大切にするのはなにも音楽鑑賞だけではありません。

ベーシストである私ならではのヘッドホン練習のお話をご紹介。

ヘッドホンで練習はなんかつまらないんだよな・・・そんなベーシストにSMB-02はおすすめ

ヘッドホン練習はなんかつまらない、音作り難しい、耳が疲れる、そんな声を聞くことがあります。

あの大きなアンプを思い切り鳴らしたい!けど自宅でできるはずもなく・・・

一方でヘッドホン練習において音のレンジ感はヘッドホンに左右されるのでモニターヘッドホンが必須です。

ということでまずベースアンプについて軽くおさらいしてみます。

ベースアンプはヘッドアンプとキャビネットの組み合わせでできています。

コンボアンプはその2つが一緒になったものです。

キャビネットにも大きくわけて2種類あります。

押さえておくべきこと
  • 低音がよく出て、高音が出にくいもの(ツイーターなし)
  • 低音から高音までバランスよく出やすいもの(ツイーターあり)

基本的にはキャビネットが音域の限界を決めると考えてよいです。

なので高音が出にくいキャビネットで癖のない高音を出そうとするのはなかなか難しい・・・けれど高音まで出るキャビネットなら素直に出ます。

ヘッドホン練習ではこのキャビネットにあたるのがヘッドホンです。

SMB-02は低音が豊かなだけでなく高音までしっかり伸びて、ニュアンスも出ます。

こういった特徴からSMB-02ではレンジの広いベースアンプと似たフィーリングが得やすいです。

またそのレンジ感のおかげで必要以上に音量を上げなくて済むのも耳に優しいですね!

一方、もし昔ながらの定番モニターヘッドホンを使うとなるとかなり勝手が違います。

特に低音は豊かとはいいがたい上に、分解能で聴き分けるという使い方なのでなおさら・・・

ベースらしい低音を感じたいからと音量をあげてしまうと耳が疲れやすくなることも😭

(フォローしておくと、定番モニターヘッドホンが悪いわけではなく向き不向きの問題です。)

しかし、同一音源を複数人でチェックするなどリファレンスとして使うにはピッタリ!

ヘッドホンで音作りした設定を外のアンプでそのまま使うのは難しいという話もよくあります。

SMB-02での音作りは似た傾向のキャビネットであれば、ある程度可能です。

これが低音の出にくいヘッドホンで気持ちよい低音が出るようにすると・・・アンプでは出すぎに。

低音に限りませんが、キャビネットと離れた特徴をもつヘッドホンでは音作りが難しくなりがちです。

自宅でのヘッドホン練習でもワクワクしたい、耳疲れるのをなんとかできないか・・・

そんなベーシストにSMB-02はぴったりです。

ここまでSMB-02の長所、短所がいくつか出てきたのでまとめます。

SMB-02の長所・短所

SMB-02の長所と短所を3つずつまとめました。

価格やレビューに関することが上では出てきていませんのでここで触れますね。

SMB-02の長所

SMB-02は長所この3つ!
  • 肉厚でワクワクする熱くなれる音
  • ベーシストなど低音を大切にする人にぴったり
  • ハイエンドヘッドホンより安価

特にオーディオ業界の価格は上を見ればキリがありません。

(マイ電柱とか話題になりましたが・・・)

かといって安価なものを次々と買い換えるより、気に入ったコレ!を愛用し続けた方にとってはコスパがいい場合も。

私としてはSMB-02は価格以上の音だと感じているので一度試聴してみることをおすすめします。

SMB-02の短所

SMB-02は短所はこの3つ...
  • イヤーパッドが小さい
  • レビューがあまりない
  • 定番モニターヘッドホンより高価

レビューが多くないのでSMB-02の購入は不安という方もいますよね。

友人の評価や試聴をきっかけに私も購入したのでその気持ちわかります。

音の評価は個人差があるので絶対はありません。

しかし周りのSMB-02ユーザーや仕事でお客様に使っていただいた声を聞く限りではおおむね好評です。

イヤーパッドの欠点はあるにせよ音の魅力が上回るのでしょう。

定番モニターヘッドホンの3倍弱くらいのお値段になりますが、私は決して高くないと感じます。

数字だけで比較するならもちろん高いですが、愛用するようになってからさらに音楽を楽しむことができています。

私にとってのヘッドホンは音楽に向き合うための道具です。

目の前にある音楽に集中するには、SMB-02の音と値段、使い心地全てが丁度いいです。

Phonon SMB-02で音楽を楽しもう!

音の魅力や触れてみた良さは実際に体感してみないとわかりません。

特にヘッドホンは機能の差もあまりない製品なので、スペックだけの比較も難しいです。

当たり前といえばそうですが、音楽ファンは音楽を心から楽しみたいという気持ちがありますよね。

肉厚でワクワクする熱いサウンドのPhonon SMB-02がその期待に応えてくれるはず。

特に低音を愛するベーシスト、ドラマー、エンジニアに聴いてもらいたいです。

ぜひよく聴くお気に入りの音源(できれば非圧縮!)で違いを見つけてみてくださいね😆

以下の記事も詳しく書いてますので参考にしてください!

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