出典:libmo.jp
LIBMO(リブモ)は、エリアが広く安定したドコモ回線を使用した格安SIMです。料金プランがシンプルで、大容量プランでは他の格安SIMよりも安く利用できます。
ですが、そんなLIBMOにもメリットやデメリットがあります。格安SIMへの乗り換えの際は、各会社の料金プランや特徴を正しく把握し、自分の使い方に合っているかどうかを確認して乗り換えましょう。
そこで今回は、LIBMOの料金プランや特徴について詳しく解説します。記事の後半では、結論として、LIBMOがどんな人におすすめか、おすすめではないかもまとめました。
LIBMOに興味を持っている方、大容量プランの安い格安SIMへの乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。
この記事を監修した専門家
現在は光回線をはじめ、携帯キャリア・格安SIM、ポケット型WiFiなどのインターネット回線の専門家としてコンサルティングや記事の監修を行う。
「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイトを運営した実績を持つ。
目次
LIBMO(リブモ)の料金プラン
LIBMOの料金プランは大きく分けて3つあります。
- 一般的な「音声通話機能付きSIM用なっとくプラン」
- データ通信のみの「データ通信専用SIM用なっとくプラン」
- 500MBデータ容量に、各種かけ放題を付けた通話特化の「ゴーゴープラン」
以下で各プランについて詳しく解説します。
一般的な用途やデータ通信多めの方におすすめの「なっとくプラン」
なっとくプランは、データ通信容量を選んで契約できる一般的なスマホ用料金プランです。通話もデータ通信もできる「音声通話機能付きSIM」と、音声通話機能の無い「データ通信専用SIM」の2つのSIMから選べます。
ライト (無制限) |
3GB | 8GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|
音声通話機能付きSIM | ー | 980円 | 1,518円 | 1,991円 | 2,728円 |
データ通信専用SIM | 528円 | 858円 | 1,320円 | 1,991円 | 2,728円 |
※2023年4月時点での価格、価格は全て税込
各SIMで3GB・8GB・20GB・30GBの4つの容量が選べ、容量が大きくなると月額料金が高くなりますが、1GBあたりのコスパは良くなります。
データ通信専用SIMは音声通話はできませんが、その分ライトプランが選択でき、3GBと8GBでは音声通話付きSIMよりも月額料金が安いです。ただし、なぜか20GBや30GBプランになると音声通話SIMと同じ料金となっています。
ライトプランはデータ通信専用SIMのみのプランで、最大速度が200Kbpsに制限される代わりに月額528円でデータ通信が無制限で使い放題になるプランです。
編集部
容量少なめでかけ放題がセットになった「ゴーゴープラン」
ゴーゴープラン | 5分かけ放題セット | 10分かけ放題セット | かけ放題マックスセット |
---|---|---|---|
ゴーゴープラン(500MB) | 1,100円 | 1,320円 | 1,980円 |
※2023年4月時点での価格、価格は全て税込
ゴーゴープランは500MBのデータ通信容量と、「5分」「10分」「無制限」と3つある各種かけ放題がセットになった通話特化プランです。
500MBはかなり少ない容量ですが、普段外でメールチェックくらいしかしない、自宅ではWi-Fiを利用している方であれば収まるでしょう。また、追加料金を支払えばデータ容量の追加も可能です。
LIBMOの通話料金・SMS送信料
国内通話料(税込) | 国内SMS送信料(税込) |
---|---|
30秒22円 | 3.3円~ |
国内通話料は30秒22円。他の多くの格安SIMと同じくらいの通話料金設定で、高くもなく、安くもなくといった水準です。
SMS送信は文字数に応じて料金が変わる従量制で、国内送信は1通3.3円から。受信は無料です。
LIBMOの各種かけ放題:月額550円~(税込)
LIBMOには3種類の通話かけ放題オプションがあります。
かけ放題 | 月額料金(税込) | 内容 | 通常通話料金との損益分岐点 |
---|---|---|---|
5分かけ放題 | 550円 | 1回5分以内の国内通話が無料で 5分超過後も通話料が30秒11円 |
毎月12分30秒以上通話する方におすすめ |
10分かけ放題 | 770円 | 1回10分以内の国内通話が無料で 10分超過後も通話料が30秒11円 |
毎月17分30秒以上通話する方におすすめ |
かけ放題マックス | 1,430円 | 国内通話が時間・回数無制限でかけ放題 | 毎月32分30秒以上通話する方におすすめ |
5分、10分、無制限と使い方に応じて3つのかけ放題が選べます。しかも5分と10分のかけ放題は、無料時間を超過したあとも通常通話料の半額、30秒11円(税込)で通話が利用可能です。
また、LIBMOのかけ放題は他の格安SIMでよく見かける専用電話アプリではなく、通常回線のため通話品質も安定しています。
編集部
小川正人
通信速度を気にしないなら、データ容量が無制限の「なっとくプラン(ライト)」。
たっぷりインターネットを楽しみたいなら、大容量の「なっとくプラン(30GB)」。
長時間の通話をするなら、時間無制限のかけ放題の「ゴーゴープラン かけ放題マックス」。
使わないサービスにお金を払わなくても良いので、経済的です。
LIBMO(リブモ)を利用する6つのメリット
LIBMOの主なメリットは以下の6つです。
- 大容量プランの基本使用料が安い
- データ容量は翌月への繰り越しが可能
- 公式サイトが見やすくわかりやすい
- 特典やキャンペーンが豊富
- スマホのセット購入も可能
- 契約前のオンライン接客サービスで安心
大容量プランの基本使用料が安い
LIBMOは、20GB・30GBの「大容量プラン」が安い格安SIMです。毎月動画やゲームでデータ通信を大量に消費する方はLIBMOの大容量プランがおすすめ。
値段の差を分かりやすくするために、20GBプランの基本使用料を中心に他の格安SIMと料金を比較してみました。
格安SIM会社 | 20GBプラン 月額基本料金(税込) | 30GBプラン 月額基本料金(税込) |
---|---|---|
LIBMO | 1,991円 | 2,728円 |
ahamo | 2,970円 | ー |
楽天モバイル | 2,178円 | ー |
イオンモバイル | 1,958円 | 3,058円 |
BIGLOBEモバイル | 5,720円 | 8,195円 |
QTモバイル | 2,200円 | 3,300円 |
日本通信SIM | 2,178円 | ー |
povo2.0(トッピング) | 2,700円 | ー |
IIJmio | 2,000円 | ー |
※2023年4月時点での価格、価格は全て税込
上記の価格は無料通話分、家族割や光セット割引などを考慮していない単純な比較料金ですが、データ通信だけで見ると、LIBMOは20GB・30GBを扱っている格安SIMの中ではかなり安いと言っていいでしょう。
また、LIBMOはデータ容量の追加も安いです。他の格安SIMの多くが1GB追加550円(税込)なのに対し、LIBMOは1GB330円(税込)。毎月20GB以上使う方にとって、LIBMOは非常に魅力的な格安SIMと言えます。
編集部
データ容量は翌月への繰り越しが可能
LIBMOでは、余ったデータ容量を翌月に繰り越し可能です。例えば、8GBプラン契約中、月末に1GB余った場合は、翌月8GB+1GBで合計9GB使えます。
翌月に繰り越したデータ容量は、翌月末で消えてしまいますが、データ利用量は繰り越し分(先月分)から消費される点や、その月の余ったデータ容量はまた翌月に繰り越されるため無駄になりにくいです。
編集部
公式サイトが見やすくわかりやすい
料金プランや公式サイトが複雑な格安SIMが多い中、LIBMOの公式サイトは比較的シンプルで見やすい親切な作りになっています。料金プランがシンプルな点からも、初めて格安SIMに乗り換える方におすすめのサイトです。
他にも格安SIMについての解説や、データ通信量の目安、料金シミュレーターと親切な記事や機能も満載です。LIBMOへの乗り換えの有無に関わらず、見ておくと勉強になるでしょう。
編集部
特典やキャンペーンが豊富
LIBMOでは、新規契約や乗り換えの方向けの特典やキャッシュバックキャンペーンが豊富です。時期によってキャンペーン内容は異なりますが、例えば2023年4月現在では以下のようなキャンペーンを行っています。
キャンペーン | 内容 | 主な条件 |
---|---|---|
生活応援キャンペーン | 最大24か月間にわたって毎月TLCポイントを還元 | なっとくプランを新規契約 ※なっとくプラン(ライト)は対象外 |
かけほ割 | 最大12か月間、月額料金を最大220円割引 | ドコモショップで対象プランとかけ放題を同時加入する |
端末割引プログラム(Wi-Fiルーター専用) | 最大24か月間、月額料金を550円割引 | なっとくプラン(20GB/30GB)の新規契約と同時にWi-Fiルーターを購入する |
お友達紹介プログラム | 5,000TLCポイント(5000円相当)還元 | 専用URLから知り合いや家族を1人紹介し、契約まで完了する |
LIBMO×光セット割 | 毎月220円(税込)基本使用料から月額割引される | 特定の光回線とセット契約する |
キャンペーンでもらえるTLCポイントとは、LIBMOを運営する株式会社TOKAIコミュニケーションズグループで使えるポイントです。
- LIBMOの月額料金の支払いに使う
- WAONポイントなどの電子マネーに換える
- ドットマネー経由でAmazonギフト券などに換える
TLCポイントは、1ポイント1円相当として上記のような使い方ができます。
キャンペーンでポイントをもらう以外にも、TLC会員になると毎月のLIBMOの支払いや各種イベント、ゲームでポイントが貯まります。LIBMOへ乗り換えを検討している方は、ポイント還元キャンペーンやTLCポイントアプリも積極的に活用しましょう。
編集部
スマホのセット購入も可能
LIBMOでは、スマホ端末の購入も可能です。還元キャンペーンや大特価セールも頻繁に行われていて、タイミングが合えばかなり安くスマホを購入できるでしょう。
乗り換えのついでに機種変更をしたい方や、ちょうど目当ての機種が安く販売していた方はぜひ利用してみてください。なお、端末の分割払いも可能ですが、分割払い利用には審査があります。
編集部
契約前のオンライン接客サービスで安心
LIBMOでは、契約前のユーザーを対象にオンライン接客を行っています。オンライン接客は、AIによるチャットやQ&A形式ではなく、実際にスタッフが電話やビデオ通話で直接接客を行ってくれるサービスです。
- 料金説明や最適なプランの提案
- お得なキャンペーンの紹介
- 契約に必要な書類や準備のサポート
- 契約時の入力フォームのサポート
- 乗り換え時の不明な点や不安な点の質問に回答
電話越しや画面越しではありますが、実店舗とほぼ変わらないサポートを受けられます。格安SIMの乗り換え時や新規契約時の大きな悩みである「手続きや不明な点を全部自分で解決しなくてはいけない」点も、LIBMOなら心配ないでしょう。
編集部
小川正人
スマホのセット購入ができたり、サポートも充実していたりするため、快適に利用しやすい格安SIMと言えます。
LIBMO(リブモ)の気を付けたい5つのデメリット
メリットの多いLIBMOですが、一方でデメリットもあります。しっかりとチェックしておきましょう。
- 混雑時間帯は通信速度が低下
- 取り扱っているスマホの種類はかなり限られる
- 直営ショップが静岡県にしかない
- 1年以内の解約で、契約解除料が発生するプランがある
- eSIMと5Gに非対応
ただ、ほとんどのデメリットが対策可能、もしくは人によってはデメリットにならない場合も多いです。また、ほとんどのデメリットが多くの格安SIMにも言えるため、LIBMO独自のデメリットはそう多くありません。
混雑時間帯は通信速度が低下
LIBMO含むほぼすべての格安SIMに共通するデメリットとして、お昼や夕方の利用者が増える時間帯では通信速度が低下します。
東京のPicky’s編集部スタッフが、実際にLIBMOの12:00~13:00頃の通信速度をチェックしてみたところ、早い日で約1~5Mbps、遅い日では1Mbpsを切る日もありました。
1Mbps以下になると、動画はもちろんネット検索もかなり厳しい速度です。つながらないとまではいきませんが、かなりストレスを感じる速度でした。お昼の通信速度に関しては格安SIM全体で比較しても若干遅めです。
ただし、地域や端末、その日の混雑状況にもよるため、すべてのユーザーで同じ結果にはなりません。レビューサイトでも「思ったより普通に使える」といった口コミも多いため、あくまでも参考値としてください。
なお、他の時間帯ではかなり速度が出ていて、「格安SIMの中でもやや速め」くらいの数値でした。
編集部
取り扱っているスマホの種類はかなり限られる
LIBMOでは、SIMカードと一緒にスマホ端末も買えますが、品ぞろえは決して豊富ではありません。
iPhoneはSEのみで、iPhone13や14は取り扱っていません。AndroidもOPPOやAQUOSがメインだったりと、ラインナップにかなり偏りがあります。
価格自体は比較的安く、キャンペーンやセールも多いため、スマホにこだわりがない方や自分好みの端末が偶然見つかった、といった方は利用してみてください。
編集部
直営ショップが静岡県にしかない
LIBMOは直営ショップを12店舗持っていますが、2023年4月時点ではすべての店舗が静岡県内にあります。そのため、ほとんどの地域の方は直営ショップを利用しにくいでしょう。
ただし、2022年12月からは全国のドコモショップでも対面で契約することが可能になりました。
LIBMOは店舗スタッフがビデオ通話で相談に乗ってくれるオンライン接客があります。オンライン接客であれば、対面接客とあまり変わらないサポートが受けられるため、他の格安SIMに比べると実店舗が無いデメリットはそこまで気にならないでしょう。
編集部
1年以内の解約で、契約解除料が発生するプランがある
LIBMOでは、音声通話付きSIM契約の場合、1年の最低利用期間があります。音声通話SIMを1年以内に解約してしまうと、基本使用料1か月分相当の契約解除料(転出手数料・違約金・解約金とも言います)がかかってしまいます。
ただし、契約解除料は数百円~数千円程度のため、あまりに通信環境や使い勝手が悪く、1年間も使い続けられないといった方は、契約解除料を支払って転出してしまった方がいいでしょう。
編集部
eSIMと5Gには非対応
LIBMOはeSIMと5G非対応です。公式サイトをチェックしてみたところ、今後対応するといったアナウンスは見られませんでした。しばらくは非対応のままでしょう。
編集部
小川正人
そのため、LIBMOはメリットの方がデメリットを上回りやすい格安SIMだと言えます。
LIBMO(リブモ)の口コミ・評判
口コミやレビューサイト・ブログなどから、LIBMOを実際に利用している方の声を集めました。良い評価も悪い評価も載せていますので、乗り換えの際の参考にして下さい。
LIBMO(リブモ)の良い口コミ・評判
- 乗り換え後に大きな問題や不満なく、安定して使えるMVNO(格安SIM)
- 大手からの乗り換えで圧倒的に維持費が安くなった
- サポートは非常に丁寧で親切
LIBMOの良い口コミで多かったのは、「価格が安く、速度もそれなりに安定していて全体的に優秀な格安SIM」といった評価でした。
LIBMOは格安SIMの中でも比較的料金が安いため、あまり過度な期待をせずに契約した方が多かったようです。ですが、いざ使ってみると意外と何の不満も問題もなく使えて、良い意味で裏切られたとのこと。
他にも同じくらい多かったのが「サポートが非常に丁寧で親切」といった声でした。格安SIMの悩みであるサポートの薄さですが、LIBMOのオンライン接客や契約後のお客様サポートの対応はかなり丁寧だそうです。
格安SIMのサポートに不安を持っていた方からは「感動した」といった書き込みが多く見られました。
LIBMO(リブモ)の悪い口コミ・評判
- 通信が遅い!遅すぎる!
- 違約金や注意書きが小さく書いてあってわかりにくい
LIBMOの悪い口コミで圧倒的に多かったのは、「通信速度が遅すぎる」といった声でした。格安SIMはLIBMO以外も混雑時に通信速度が遅くなります。ですが、他の格安SIMからの乗り換えユーザーからも不満の声が多く見られたため、LIBMOはお昼や夕方の利用にはあまり適していないようです。
他の口コミでは、「公式サイトの注意書きが小さい」という声が多数ありました。確かに公式サイトで契約解除料や通信速度制限については、かなり小さく表記されています。この小さな注意書きを見落として解除料を請求されて「騙された」と感じてしまった方もいるようです。
【結論】LIBMO(リブモ)のおすすめな人・おすすめではない人
LIBMOの特徴やメリット、デメリットを踏まえて、おすすめできる人とできない人をまとめました。
LIBMO(リブモ)がおすすめな人
- ある程度回線品質を保ったまま基本使用料を下げたい方
- 動画やネットサーフィンが好きで、毎月20GB~30GB使う方
- 自力で格安SIMのオンライン契約するのが不安な方
LIBMOの良さは、「混雑時の通信速度低下以外に、目立った欠点がない」点です。そのため、大手キャリアからの乗り換えで基本使用料を下げたい方や、他の格安SIMで不満を持っている方の乗り換え先としておすすめです。
他にも、LIBMOは格安SIMの中でも特に20GB・30GBプランが安いため、毎月20GB~30GBのデータ通信を利用する方にもおすすめできます。
また、格安SIMの中では珍しく、電話やビデオ通話によるオンライン接客で契約のサポートを行ってくれるため、一人でいろいろ調べて契約するのが不安な方もLIBMOを選ぶと良いでしょう。
編集部
LIBMO(リブモ)がおすすめではない人
- お昼や夕方に動画やネットを閲覧したい方
- eSIMユーザー
- 5Gを利用したい方
LIBMOの大きなデメリットは「お昼や夕方の通信速度が遅い」の1点です。混雑時にスマホを利用したい方、特に動画やゲームを楽しみたい方には不向きです。
もちろん混雑時の速度低下は他の格安SIMでも同様のため、言い換えれば「お昼や夕方にスマホを使いたい方は格安SIMに向いていない」と言えるでしょう。
また、LIBMOはeSIMや5Gに対応していません。そのため、eSIMユーザーや5Gを利用したいユーザーは他の格安SIMがおすすめです。
編集部
その他の格安SIMランキングは、以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください。
関連記事:年間最安440円・大容量100GB!格安SIMのおすすめ用途別比較ランキング16選
小川正人
そのため、自分にとって必要なサービスやプランがある格安SIMを契約することがおすすめです。
LIBMOはお伝えしたように基本使用料を下げたい方や、毎月20GB~30GB使う方、サポートが欲しい人には相性が良いです。
LIBMO(リブモ)の乗り換え手順
LIBMOの乗り換え手順を解説します。LIBMOの乗り換え方法は3つです。
- 実店舗での対面契約
- 公式ウェブサイトからの申し込み
- エントリーパッケージを利用した申し込み
実店舗契約は必要な物を揃えて店舗へ行き、スタッフの指示に従って手続きを行えばOKです。今回は主にウェブサイトからの申し込みとエントリーパッケージ申し込みについて解説します。
LIBMO申し込みに必要なもの
LIBMOへ申し込む前に、必要な物を用意しておきましょう。
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 支払い用クレジットカード
- 連絡用メールアドレス
- MNP転出する場合はMNP予約番号と電話番号
- いままで使っていた端末を使用する場合は動作確認端末チェックを行う
- 初期費用(事務手数料:税込3,300円+SIM発行手数料:税込433円)
他の会社で使用していた電話番号をそのままLIBMOでも使いたい場合(MNP転出)、MNP予約番号が必要になります。MNP番号は現在利用している回線会社で発行できます。MNP転出する方は必ず事前に発行しておきましょう。
初期費用3,300円については、エントリーパッケージを利用して申し込む方は不要です。ただしSIM発行手数料433円(税込)はかかります。
クレジットカードについて
LIBMOの支払いは基本的にクレジットカードのみで、デビットカードや口座振替は利用できません。
ただし、LIBMOを運営するTOKAIのインターネットサービス「TNC」、または「@T COM」で所定のコースを利用している方は「ISPまとめて請求」経由で口座振替が利用できます。
動作確認端末チェックについて
特にauやソフトバンク、またauやソフトバンク回線の格安SIMから、スマホそのままでLIBMOへ乗り換える方は、必ず事前に動作確認端末チェックを行ってください。
動作端末チェックとは、今まで使っていたスマホがLIBMOの回線でもきちんと動作するかどうかのチェックです。
スマホは各機種で、ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線にそれぞれ最適化されています。そのため、回線を変えると不具合が発生する可能性があります。LIBMOに限らず、スマホそのままで回線だけを変える際は、必ず乗り換え先の公式サイトで動作確認チェックを行ってください。
LIBMOの動作確認済み端末一覧は公式サイトでチェックできます。
なお、LIBMOはドコモ回線のため、ドコモからの乗り換えや、同じドコモ回線を使用した格安SIMからの乗り換えであれば問題ないはずですが、一応チェックしておきましょう。
また、動作チェックと一緒にSIMロックもチェックしておきましょう。2021年10月以前に発売されたスマホには、同じキャリア回線のSIMカードしか使えない「SIMロック」がかかっている場合があります。ロックがかかっていた場合は乗り換え前の会社で解除可能です。
LIBMO公式ウェブサイト申し込み手順
公式サイトからLIBMOへ申し込む手順です。
- 公式サイトの「お申し込み」をクリック
- SIMカードのみか、端末セットかを選択
- 音声付きSIMか、データ通信専用SIMを選択
- MNPを利用するか新規契約かを選択
- MNPの場合、MNP予約番号と電話番号を入力する
- プランとオプションを選択
- 契約者情報と支払い情報の入力
- 本人確認書類のアップロード
上記の手続き完了後、数日でSIMカードが送られてきます。SIMカードが到着したら「開通手続き」と「APN設定」を行ってください。
ただし、LIBMOでSIMカードと端末をセットで購入した場合は、全て初期設定が完了した状態で届くため、開通手続きとAPN設定は不要です。
開通手続き手順
開通手続きとは、LIBMOのSIMカードを使える状態にする手続きです。
- LIBMOお客様センター0120-27-1146(10:00~18:00)へ電話する
- ガイダンスに従ってMNP開通の手続きを選択
- 携帯電話番号とSIMカード記載の製造番号下4桁を入力
- 開通手続きから3時間ほどでSIMカードが利用可能になる
以上で開通手続きは完了です。開通手続きが完了したら、スマホにSIMカードを挿し込んでAPN設定を行いましょう。
APN設定手順
APN設定とは、端末に新しいインターネット接続先を認識させる手続きです。AndroidとiPhoneで手順が異なります。
- ホーム画面で「設定」をタップ
- 「その他設定」「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- 右上の「+」をタップ
- 必要情報を入力して保存
- 設定したアクセスポイント名をタップして完了
5の必要情報の入力内容は、以下の通りに入力してください。
項目 | 入力内容 |
---|---|
名前 | 任意(例:LIBMOなど) |
APN名 | libmo.jp |
ユーザー名 | [email protected] |
パスワード | libmo |
認証方式 | PAP または CHAP |
- Wi-FiとSafari経由でインターネット接続する
- https://www.libmo.jp/ios/にアクセスする
- プロファイルをダウンロードする
- iPhoneの「設定」をタップ
- 「プロファイルのダウンロード」「インストール」をタップ
- パスワードを入力し、インストールすれば完了
開通手続きとAPN設定が完了すれば、LIBMOが使えるようになります。
オンライン接客利用方法
自分一人で契約するのが不安な方は、ビデオ通話でスタッフが契約手続きをサポートしてくれるLIBMOのオンライン接客サービスを利用しましょう。オンライン接客の申し込み手順は以下の通りです。
- スマホ・PC・タブレットいずれかを準備
- 公式サイトから予約・もしくは電話0120-934-001(11:00~18:00)で予約
- 当日の時間に指定されたURLをクリックして接続
繋がったら、不明な点や不安な点を質問してサポートしてもらいましょう。
LIBMOエントリーパッケージ申し込み手順
エントリーパッケージとは、パッケージを購入し、パッケージ記載の専用サイトから申し込むと事務手数料3,300円(税込)が無料になり、さらに基本使用料が最大3か月間440円割引になるお得なクーポンです。
エントリーパッケージの価格は一律440円(税込)で、Amazonや楽天市場、PayPayモールといった大手通販サイトで購入できます。
440円かかりますが、3,300円の事務手数料が無料になり、計1,320円(440円×3か月分)もの割引が受けられるため、最大4,620円お得です。
- エントリーパッケージを購入する
- エントリーパッケージが届いたら記載の専用URLとコードで申し込む
パッケージ記載の専用URLから申し込む以外は通常手順と同様です。
簡単でお得なエントリーパッケージですが、エントリーパッケージ利用にはいくつか注意点があり、「絶対エントリーパッケージから申し込んだ方が良い」とは言えません。以下で注意点について解説します。
エントリーパッケージ利用時の注意点
エントリーパッケージ利用時の注意点です。
- パッケージ記載の専用URLから申し込まないと無効
- 申し込みに若干時間がかかる
- 公式のキャンペーンは一切受けられない
エントリーパッケージを購入しても、記載の専用URLから申し込まないと適用されません。また、エントリーパッケージが届いてからの手続きになるため、通常の申し込みより若干時間がかかります。
そして一番注意しなくてはいけない点が、「公式のキャンペーンを受けられなくなる点」です。LIBMOではお友達紹介キャンペーンを随時行っています。
ですが、エントリーパッケージを利用するとこれらの特典が全て受けられなくなります。エントリーパッケージを使って4,620円お得になっても、5,000円相当の特典をもらえなかった場合、逆に損をしてしまいます。
4,620円以上のキャンペーンや特典の対象になる方は、むしろエントリーパッケージを使わず通常申し込みをしたほうがお得です。特に端末をセットで購入する方や、20GB・30GBプランに申し込む方は特典対象になるケースが多いため、注意しましょう。
小川正人
しかし、LIBMOのオンライン接客サービスを利用すれば、迷うことなくスムーズに手続きを進められます。
多くの格安SIMでも、ここまでに紹介したような手順を行う必要がありますが、オンライン接客サービスがあるLIBMOは安心して手続きをしやすいです。
LIBMO(リブモ)の解約手順
LIBMOの解約手順です。LIBMOを解約する方法は「LIBMOマイページから解約手続き」と、「LIBMOお客様センターに電話して解約手続き」の2通りです。
- LIBMOマイページにログイン
- 「契約情報確認画面」→「ご契約内容」→「解約」
- LIBMOお客様センター 0120-27-1146(10:00~18:00)に電話する
- 音声ガイダンスが流れたら「*」「8」→「*」「2」を押して解約へ進む
どちらも、画面の指示やガイダンスに従って手続きするだけです。好きなほうで手続きを行って構いませんが、他社へMNP転出する場合、電話で手続きを行うと1,100円(税込)のMNP転出手数料がかかります。
小川正人
ただし、上でもお伝えしたように、音声通話付きSIM契約の場合、1年の最低利用期間があります。
そのため、音声通話SIMを1年以内に解約してしまうと、基本使用料1か月分相当の契約解除料が発生することは覚えておきましょう。
LIBMO(リブモ)のよくある質問
最後のLIBMOでよくある質問をQ&A方式でまとめました。
LIBMOは法人契約できますか?
LIBMOは子供に持たせても安心ですか?
TOKAI SAFEには、ペアレンタルコントロールやWEBフィルタリングなど、お子さんに安心してスマホを使わせられる機能が揃っています。年齢にもよりますが、必要であれば適宜セキュリティオプションへの加入をおすすめします。
LIBMO(リブモ)は全体的に料金が安く、安定して使える格安SIM
LIBMOは大きなデメリットが無く、安定した通信品質と通話品質を持った格安SIMです。基本料金も全体的に安く、特に大容量プランでは格安SIMの中でもトップクラスのコスパの良さとなっています。
- 大手(特にドコモから)の乗り換えでスマホの維持費を下げたい
- 毎月20GB~30GBほどのデータを安く使いたい
- オンラインの乗り換え手続きが不安なのでしっかりサポートしてもらいたい
上記に当てはまる方はLIBMOがおすすめです。お得なキャンペーンも多いため、乗り換えを検討している方はぜひ一度チェックしてみてください。
LIBMOの条件に当てはまらなかった方や、何となくLIBMOに魅力を感じなかった方は、他の格安SIMを検討してみてはいかがでしょうか。格安SIMは会社によってプランも特徴も全く異なるため、いろいろ見て比較するのが自分に合った格安SIMを見つけるポイントです。
Picky’sでは、さまざまな格安SIMを紹介しています。キャリアや格安SIMからの乗り換えを検討している方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
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