デジカメやスマホで写真や動画を撮影する際、本体を安定させ、手ぶれを抑えて綺麗な撮影ができる便利な一脚。やや大掛かりな三脚とは異なり、コンパクトで手軽に持ち運びできることから初心者にも上級者にも人気のアイテムです。
昨今のカメラ人気もあり、特に初心者の方が三脚を買おうか一脚を買おうか迷っているケースも多いようです。そこで今回は一脚について解説します。
- 一脚ってそもそもなに?
- 三脚との違いや独自の特徴は?
- どうやって選んだらいいの?
こういった疑問を持った方も多いはず。実は一脚には三脚にはない素晴らしいメリットがあり、一つ持っておくと撮影や旅行がより楽しくなること間違いなしです。
一脚の特徴やメリット・デメリット、選び方や最新の人気ランキングまで一脚に関する情報を網羅しました。この記事を読んで、便利な一脚をぜひ使ってみてください。
目次
一脚とは?撮影時の安定性を高める補助グッズ!
一脚は、その名の通りカメラに脚を取り付けて支える棒状の補助グッズです。三脚が3本脚に対して一脚は1本しか脚が無いため「一脚」と呼びます。用途はほぼ三脚と一緒で、「カメラ撮影時・操作時の安定性を高める」ためのものです。
使い方は上記の画像のように、一脚とカメラをネジで固定して脚(足)を伸ばし、先端を地面に立てて杖のようにしてカメラを固定します。
編集部
一脚のメリット・デメリット
一脚を使用するメリット、また三脚と比較した際の一脚独自のメリット・デメリットを解説します。
一脚のメリット|どんな足場でも使いやすく、周りの迷惑になりにくい!
- ぶれを抑えて安定した写真や動画撮影ができる
- 足場が悪い場所でも安定した撮影ができる
- 三脚よりも撮影時の機動力が高い
- 三脚よりも小型軽量で取り回ししやすい
- 周囲の方の邪魔になりにくい
ぶれを抑えて安定した写真や動画撮影ができる
一脚を使用すると、地面に立てた一脚が装着したカメラをしっかりと固定します。ぶれることがないため、安定した写真撮影が可能です。
一脚を使わず手で持って撮影すると、かすかな手ぶれや振動がカメラに伝わり、写真がぶれてしまうことがあります。ある程度の高倍率撮影になるとさらにシビアです。
写真がぶれても大丈夫、という方はいないでしょう。ある程度写真を本格的に撮る方であれば一脚、もしくは三脚は必要不可欠です。
編集部
足場が悪い場所でも安定した撮影ができる
一脚は、1本の脚で杖のようにカメラを支える構造になっています。そのため、ある程度地面に硬さがあればデコボコしていたり、多少土がぬかるんでいても使えます。
足場が悪くても使えるため、活躍できる場所は広いです。例えば登山やトレッキング中の斜めになったごつごつした荒い岩場であっても、脚1本分のスペースがあれば使用できます。
編集部
三脚よりも撮影時の機動力が高い
一脚は軽くて移動させやすく、使用中も自由に伸縮させて即好きな高さに調節できます。そのため、比較的動き回ったりアングルを変えて撮影するのに適しています。
例えばライブやスポーツ撮影、結婚式のムービー等、撮影中も頻繁に移動したり高さを変えて撮影したい場合は一脚のほうが撮影しやすいでしょう。
編集部
三脚よりも小型軽量で取り回ししやすい
一脚は三脚に比べて構造がシンプルな分、小型で軽量な製品が多いです。そのため、リュックやバッグに入れて手軽に持ち歩けます。
できる限り荷物や重いものを増やしたくない旅行やアウトドア、トレッキングといったレジャーに最適です。
編集部
周囲の方の邪魔になりにくい
一脚は脚が1本しかなく、カメラに対して垂直に伸ばす構造のため、周りの方の邪魔になりにくいです。そのため、運動会やスポーツ観戦、花火大会やお祭りといった人が多い場所での写真撮影に最適。
撮影時だけではなく、イベント会場に持ち込む際もコンパクトな一脚は邪魔になりにくく、安全に持ち込めます。
編集部
一脚のデメリット|安定性が低く長時間の利用には不向き
- 安定性は三脚の方が高い
- 三脚と違い、手を離せない
- 荷物になる
安定性は三脚の方が高い
取り回ししやすく、展開する場所が幅広い一脚ですが、「撮影時の安定性」に関しては3本脚でしっかりとカメラを固定する三脚の方がはるかに上です。
風景撮影や野鳥の撮影といった、一瞬を切り取るシビアな撮影では、三脚を使ったほうが良いでしょう。
編集部
三脚と違い、手を離せない
一脚は1本脚で杖のように支える構造になっているため、使用中は常にカメラから手を離せません。そのため、三脚に比べて長時間撮影には不向きです。
動物の写真や、朝日や夕日といった風景を撮影するときはポジションをセットしてひたすら待つ、といった長丁場になることもしばしば。そんな時に一脚では、カメラをずっと手に持っていなければいけないため、かなり辛いでしょう。
一脚の中にも自立式で三脚のようになるタイプや、取り外し式の台座スタンドを使って自立させられる製品もありますが、やはり三脚ほど安定しません。
編集部
荷物になる
三脚ほどではありませんが、一脚もリュックやバッグのスペースを必要とします。また重さも200g~1kgほどあるため、リュックに入れるグッズの中では比較的重いほうでしょう。
そこまで使用頻度が高くないのであれば、買ってもコスパが悪く、余計な荷物を増やすだけです。買う前に自身の撮り方や用途をよく考えて、不要であれば買わない、という選択肢も視野に入れておきましょう。
一脚の選び方6つのポイント
一脚を選ぶときは以下の6つのポイントをチェックしながら選びましょう。
- 全長
- 重量
- 耐荷重
- 素材
- 雲台の有無
- その他機能
全長は普段撮影するカメラの高さに合った物を選ぶ
一脚は製品によって伸ばせる最長の長さ(全長)が異なります。100cm程度までしか伸びないものから、180cmや2m以上延ばせる製品まで様々です。この全長が撮影時のカメラの位置まで伸びるものを選びましょう。
例えば、立って撮影するケースが多い方は、カメラの位置は自分の身長や目線と同じくらいのはずです。従ってそれに合わせた長さになる一脚を選びましょう。
一方で座ったりかがんだりして撮影するケースが多い方は、座高に合わせてその長さまで伸ばせる、もしくはその高さで固定できる製品を選んでください。
編集部
安価で重いアルミ素材か・丈夫で軽いが高価なカーボン素材か
- 比較的安価で錆びに強いが重いアルミ製
- 軽くて丈夫だがやや高価なカーボン製
一脚に使用されている主な材質は上記の2種類です。素材によって価格や重さが異なるため、自分の予算や考え方にあった素材を選びましょう。
比較的安価で錆びに強いが重いアルミ製
アルミ製(アルミニウム)の一脚は、安価で買えて強度も比較的高い素材です。防水性も高く錆びにくい性質があるため、雨が降っていたり水辺でも使えます。
価格は幅広いですが、安いものでは1,000円台から購入可能です。
デメリットはカーボン製に比べてやや重量がある点ですが、重さは一概にデメリットとも言い切れません。初心者の場合、軽すぎるとむしろふらふらしてしまい使いにくさを感じる場合もあるからです。むしろ初心者には適度な重さがある製品をおすすめします。
編集部
軽くて丈夫だがやや高価なカーボン製
カーボン製の一脚は軽量で、耐摩耗性・耐熱性・熱伸縮性・耐酸性に優れていて非常に頑丈で、錆びにも傷にも強い最強の素材です。機能面では何一つ欠点はありませんが、アルミ製に比べるとやや高価です。
こちらも価格は幅広いですが、アルミのように1,000円台で買えることはなく、メーカー製であれば安い物でも5,000円ほどします。
アルミ製を使ってみて、「より使いやすい一脚が欲しい」といった方や、「登山やキャンプ時の撮影が多く、できる限り軽く頑丈な一脚が欲しい」といった方におすすめです。
編集部
重量はできる限り軽いものを選ぶと持ち運びやすい
どの素材を選ぶかにもよりますが、重量は当然軽ければ軽いほど持ち運びしやすく便利です。いくつかの候補で迷ったら軽さで選ぶのもおすすめです。
一脚は軽いもので200g程度、重いもので1kgを超えるものがありますが、500gを切れば比較的軽量の部類に入るでしょう。
ただし、初心者の方はあまりにも軽すぎると逆に使いにくさを感じてしまうかもしれません。できれば売り場で実際に手に持ってみて、しっくりくる重さの一脚を選ぶと良いでしょう。
カメラとレンズの合計重量の2倍を支えられる耐荷重の物を選ぶ
耐荷重とは、一脚が「どの程度の重さを支えられるか」を表す数値です。一脚を選ぶときはこの耐荷重が「使用するカメラとレンズの重さの2倍以上」の物を選んでください。
例えばデジタルカメラのニコンD5600であれば、ボディと標準レンズで約1kgほどの重さです。そのためこの機種に使用する一脚は耐荷重2kg以上でなくてはいけません。
カメラとレンズで2kgあれば耐荷重4kg~5kg必要になります。
編集部
雲台の有無で選ぶ
雲台とは、一脚とカメラの間にあるパーツで、カメラの角度や向きを細かく自由に調節して固定できるアクセサリーです。雲台があると撮影の幅が広がるため、できれば雲台付き、もしくは別売りの雲台を装着できるモデルがおすすめです。
雲台はいくつかの種類がありますが、主なものは以下の3種類です。
- 垂直と水平を別々に調整できるスタンダードな3WAY雲台
- 自由自在に角度調整可能な自由雲台
- 上下左右に滑らかに動くビデオ雲台(フルード雲台)
このほかにも「ギア雲台」「2WAY雲台」「ジンバル雲台」等があります。それぞれ使い勝手や調整できる角度が異なるため、自分の撮影スタイルに合った物を選びましょう。
編集部
雲台のおすすめ商品は、こちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
関連記事:安定した撮影に!雲台おすすめ20選|種類による違いも分かりやすく解説
その他機能
一脚には脚を伸ばして使う以外にも、様々な機能が付いたモデルがあります。
- 三脚のように自立できる自立式
- カメラと雲台の着脱がワンタッチで行えるクイックシュー
- 自動り棒タイプ
このほか、デザインがおしゃれなものや、スマホホルダー付きやGoPro等のアクションカメラに対応した一脚もあります。重要な機能を決めたらあとは機能性や見た目で選んでも良いでしょう。
1万円以下で買える一脚おすすめ人気ランキング比較一覧表
1,000円台から1万円を超えない程度で手軽に買える一脚の中から、特に売れている人気の一脚をランキングにしました。安いとはいえ、プロカメラマンが使用する確かな品質の製品も多数あります。
価格の幅が広いため、性能や重量をよく確認して購入しましょう。なお、価格は調査時時点のものです。相場の変化により1万円を超える製品が表示される場合があります。
1万円以下で買える一脚おすすめ人気ランキング15選
軽量にもかかわらず耐荷重10kg!杖代わりにもなる頑丈な一脚
koolehaodaのK-266 6段 一脚は、約500gの軽量にも関わらず約10kgの耐荷重を持つアルミ製一脚。長さは折りたたんだ状態で約38cm、6段階調節で最長156cm、最大脚径は28mmです。
ゴムと金属スパイクで強化された頑丈な製品で、一脚としてだけではなく登山等で杖代わりのトレッキングポールとしても使用可能。
バリエーションはブラック・オレンジ・ブルーのカラーが選べ、その他カーボン製も選択可能です。
本体はコンパクトですが、付属のケース袋が少し大きめです。荷物を減らしたい場合は別のケースを使うか、単体で持ち歩く方が良さそうです。
全長 | 156cm |
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重量 | 500g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 10kg |
雲台の有無 | ー |
その他機能 | ー |
レバーロック採用の軽量で使いやすい自由雲台付き一脚
ベルボンのEXUP-53 一脚は、セルフィ―にも便利な自由自在に撮影方向を変えられる自由雲台付きで、滑りにくいゴム製ハンドルグリップを採用した使いやすい一脚です。
さらにレバーロックシステムにより、固定の状態が一目でわかるから初心者でも安心。
長さは最短43cm、最長150cmの5段階調節、重さは約350gとかなり軽量です。脚径は23mmの耐荷重2kg。軽量な分耐荷重は一般的な数値ですが、よほど重いカメラとレンズを搭載しない限り問題ないでしょう。
バリエーションは雲台の無い単品・一脚ポール・収納ケース付き・シューベースセット・スマホ一脚と撮影スタイルに応じて様々なバリエーションから選べます。
全長 | 150cm |
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重量 | 350g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 2kg |
雲台の有無 | 自由雲台 |
その他機能 | レバーロック |
重さ約300gと軽量で持ち運びしやすい!自由雲台付き一脚
VelbonのEXUP-400R QHD-43 セットは、ベルボンの一脚「EXUP-400R」と、自由雲台がセットになった製品です。
EXUP-400Rは、最短47cm、最大146cmになる調整段数4段の一脚で、重量は約300gと非常に軽量。耐荷重は2kgと一般的ですが通常のカメラであれば必要十分です。
自由雲台がセットで、写真や映像撮影で細かな構図調整が可能。
雲台は一脚との相性もあるため、あとから買うのであれば最初から相性の良い雲台がセットになったこの製品を買うといいでしょう。
バリエーションは自由雲台セットのほか、一脚単品と厚手のキャリングケースセットが選べます。
全長 | 146cm |
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重量 | 300g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 2kg |
雲台の有無 | 自由雲台 |
その他機能 | ー |
耐荷重7kgの自立式!その他機能豊富な高機能モデル
ManbilyのA-222は、コンパクトなボディに撮影しやすい機能を豊富に搭載した多機能・高機能な一脚です。
長さは最短55cm、最長170cmの5段階調節で、耐荷重は7kgと望遠ズームレンズを搭載した大型のカメラも余裕を持って支えられます。
三脚パーツを取り付ければ自立式にもなり、三脚パーツ単体でもミニ三脚やスマホ用三脚として使用可能。その他転倒防止のリストストラップ、握りやすいラバーグリップ、幅広い互換性のある雲台プラットフォーム搭載とあらゆる機能を詰め込んでいます。
そのぶん重量が975gとやや重くなっているため、軽量な製品を希望している方には不向きです。
全長 | 170cm |
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重量 | 975g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 7kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | 自立式/スマホ対応 |
重量わずか280g!軽量安価で手軽に買える一脚
HTの一脚は、本体重量わずか280gの軽量ボディに価格もお手頃と、手軽に一脚を試してみたい方におすすめのシンプルな一脚です。
長さは最短30.5cm、最長123cmとやや短めですが、6段伸縮でかなり細かく長さを調節可能です。耐荷重は約2kgと、一般的なコンデジや一眼レフであれば十分。
軽量な点以外突出した機能はありませんが、むしろ無駄な機能が無く、一脚としてシンプルに使えるため初心者に適しています。
若干最大高が短い点さえ気にならなければ、コスパ面では最強の製品の一つと言えるでしょう。
全長 | 123cm |
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重量 | 280g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 2kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | 石突 |
400gの軽量で耐荷重10kg!軽量で頑丈なカーボン製一脚
シルイのP-326は、軽量で頑丈なカーボン製一脚。400gの軽さにも関わらず耐荷重は約10kgと、プロ用の超望遠レンズを搭載したデジカメも楽々支えられる高級一脚です。
長さは最短38cm、最長で154cmの6段階調整。カーボン製で耐腐食性にも優れているため、一般的な撮影から険しい山での撮影等、どんな目的でも使えます。
さらにその頑丈さを活かしてストックとして使用でき、さらに使用の幅が広がります。
バリエーションは、段数と長さの異なるモデルが10種類と、素材の異なるモデルが選べます。
全長 | 154cm |
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重量 | 400g |
素材 | カーボン製 |
耐荷重 | 10kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | 石突 |
短時間装着可能なクイックホール採用!安価で使いやすい一脚
マンフロットのMMCOMPACTADV-BKは、クイックホイールという簡単にカメラを接続できる機能を採用した一脚です。
クイックホイールをくるくる回すだけで短時間で装着ができるため、ストレスなく素早くカメラを装着したい方におすすめ。
長さは最短41.5cm、最長155.6cm、重量約500gで耐荷重は3kgと価格が安い割に全体的なバランスも取れています。
欠点らしい欠点もないため、特にお目当てのモデルが決まっていなければこの製品を選んでもいいでしょう。
全長 | 155cm |
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重量 | 500g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 3kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | クイックホイール採用 |
最大187cm・雲台・クイックシュー搭載高性能一脚
ベルボンのAMZPPEX 372581は、最短71cm、最大で187cmまで伸ばせるロングロッドタイプの一脚です。さらに構図を調整できる便利な3WAY雲台付き、簡単に着脱ができるクイックシュー機構搭載で撮影も楽々。
小型三脚も付属しているため、自立した状態での使用も可能です。
バリエーションはビデオ雲台や自由雲台といった雲台の種類が豊富に選べ、スマホ対応モデルや収納ケース付きも選べます。
性能の割に価格も安く良い製品ですが、長い分重量が約800gとやや重め。また耐荷重が1kgしかない点にも注意しましょう。
全長 | 187cm |
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重量 | 800g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 1kg |
雲台の有無 | 3WAY雲台 |
その他機能 | クイックシュー対応 |
安価で買えるカーボン製・自立式で使い勝手も良い一脚
Neewerの一脚は軽くて強度の高い高級素材カーボンを使用したモデルです。価格は比較的抑えられているため、カーボン製を安く手に入れたい方におすすめ。
長さは最短50cm、最長で168cmまで伸ばせます。重量は600gと比較的軽量で、耐荷重は5kgと高め。角度調整ができる三脚付きで、自立させた状態で様々な角度からの撮影が可能です。
余計な機能がなく、シンプルに使える自立式&カーボン製一脚で、強度と軽さを活かしてアルペンストックとしても使用可能。
全長 | 168cm |
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重量 | 600g |
素材 | カーボン製 |
耐荷重 | 5kg |
雲台の有無 | パノラマ雲台 |
その他機能 | 自立式 |
安価でクイックシュー・雲台・水平器がついたコスパの良い一脚
ハクバのWT-1006は、一脚の中でも比較的安価ですが、雲台、水平を確認できる水準器、ワンタッチでカメラを装着できるクイックシュー付きと撮影をサポートする機能が豊富。多機能・高性能とコスパの良い一脚です。
折りたたみサポートのフットレストも標準搭載。
長さは最短63cm、最長180cmとかなりの長さにまで伸ばせます。重量は625g、耐荷重は3kgとこちらも平均以上の性能です。
これといった欠点が無く、機能や性能を考えると安すぎるくらいの製品です。一脚選びで迷ったらこの製品をぜひ候補に入れてください。
全長 | 180cm |
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重量 | 625g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 3kg |
雲台の有無 | 3Way雲台 |
その他機能 | クイックシュー |
雲台・クイックシュー機能搭載の多機能一脚
ベルボンの420022は、撮影角度の調整が可能なフリュード雲台、カメラの装着が簡単にできるクイックシュー機能搭載の多機能型一脚です。クイックレバーロックも付いていて初心者にもおすすめ。
長さは最短61cm、最大151cmの4段階調整、重量は約595gで耐荷重は1kgです。
バリエーションはフリュード雲台のほか、ビデオ雲台モデルも選択可能。
使いやすい優秀な一脚ですが、価格や重量の割に耐荷重が1kgしかなく、若干割高感があります。重いカメラを載せない、また雲台やクイックシューに価値を見出せるかどうかが購入のポイントになるでしょう。
全長 | 151cm |
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重量 | 595g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 1kg |
雲台の有無 | フリュード雲台 |
その他機能 | クイックシュー |
自由に撮影ができる自由雲台付きで価格もお手頃な初心者向け一脚
スリックの217108は、自由雲台付き、ウレタングリップやロックレバーといった初心者向けの機能を多数搭載し、価格もぐっと抑えられた誰にでもおすすめできる一脚です。
ウレタングリップは冬場でも冷たくならず、滑り止めの効果もあります。また、ロックレバーは簡単確実操作するのに役立ちます。
長さは最短50cmの最長151cmで、重量は約445g、耐荷重は約1kg。
自由雲台付きでこの価格を考えると優秀な製品ですが、耐荷重が少ないため望遠レンズ等の重いカメラを愛用している方には不向きです。
全長 | 151cm |
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重量 | 445g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 1kg |
雲台の有無 | 自由雲台 |
その他機能 | ー |
使い方がシンプルで、安価かつ高性能!おすすめの万能一脚
サンワサプライのDG-CAM23は、特に突出した機能や特徴はありませんが、安価で安定して使える「きっちり仕事をこなしてくれる一脚」です。
長さは最短56cm、最長178cmとかなりの長さまで伸ばせます。重量は350gと非常に軽量で、それでいて耐荷重は4kgとかなりの頑丈さです。
この性能でこの価格は非常に優秀と言えるでしょう。雲台等が不要で、安くて安心して使える一脚が欲しい方に特におすすめ。
バリエーションは56cm~178cmモデルの他、30.5cm~123cmの小型モデルも選べます。
全長 | 178cm |
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重量 | 350g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 4kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | ー |
軽量で激安!シンプルな一脚を買うなら絶対おすすめ!
TRAILのDVC-0101Mは、一脚の中でも特に安いモデルです。この価格なら気が向いたとき、欲しいと思った時にすぐに買えます。しかも重量は約180gと一脚の中でもかなりの軽量。
安いとはいえ、長さは最短39cm、最長135cm5段階調整と必要十分。耐荷重は1kgとやや低めですが、コンデジや普通のデジカメを載せる程度なら全く問題ありません。
すぐに買えて、持ち運びも苦にならない重さ、そして使い方もシンプルなため、「とにかく普通に使える一脚が欲しい」という方におすすめ。
全長 | 135cm |
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重量 | 180g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 1kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | ー |
三脚・一脚・ミニ三脚と3WAYで使える万能一脚
スリックの217122は、パンハンドル付き雲台搭載の自立式一脚で、三脚パーツを分解すると一脚としても三脚としても使えます。さらに取り外した三脚パーツは卓上ミニ三脚としても使用可能。
長さは71cm、最長187cmと大柄の方でもしっかり目線に合わせられるロングサイズ。色々な使い方をしたい方におすすめの一脚です。
バリエーションはそれぞれ別のスタンドポッドが付属した3タイプから選べます。
優秀な製品ですが重量が1.35kgとやや重い点、耐荷重が1kgで重いカメラには不向きな点に注意が必要です。
全長 | 187cm |
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重量 | 1035g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 1kg |
雲台の有無 | 3WAY雲台 |
その他機能 | 自立式/クイックシュー |
1万円以上の高級一脚おすすめ人気ランキング比較一覧表
1万円以上の、本格的なプロ用一脚の売れ筋人気ランキングです。正直初心者がここまでの性能の一脚を買う必要性はありませんが、品質は確かなため、好みの物や気に入ったものがあれば購入するのもおすすめです。
商品 | 最安価格 | 全長 | 重量 | 素材 | 耐荷重 | 雲台の有無 | その他機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | [Velbon] 408334 一脚 ULTRASTICKSUPER8 ウルトラロック | 楽天市場¥8,380 AmazonYahoo! | 156cm | 347g | アルミ製 | 3kg | 雲台取り付け可能 | ウルトラロック |
![]() | [SLIK] STAPOD7 一脚兼簡易三脚 スタンドポッド7 | 楽天市場¥18,700 AmazonYahoo! | 175cm | 955g | アルミ製 | 2kg | 自由雲台 | 自立式 |
![]() | [LUMICA] Bi Rod 6C-4500&ACCESSORY SET | 楽天市場¥44,980 AmazonYahoo! | 4500cm(4.5m) | 1100g | カーボン製 | 500g | 自由雲台 | 自立式 |
![]() | [Libec] TH-M KIT 一脚システム(ヘッドあり) | 楽天市場¥31,980 AmazonYahoo! | 189cm | 2700g | アルミ製 | 4kg | 雲台取り付け可能 | ー |
![]() | [iFootage] COBRA2 STRIKE A150SII スタンド一脚 ローアングル | 楽天市場¥20,909 AmazonYahoo! | 150cm | 1300g | アルミ製 | 8kg | ビデオ雲台 | 自立式 |
1万円以上の高級一脚おすすめ人気ランキング5選
使いやすさを追求した3WAY方式のアルミ製高級一脚
iFootageのCOBRA2 STRIKE A150SIIは、使いやすさに特化した高級一脚です。パーツの脱着で一脚、自立式一脚、卓上三脚と3WAYで使えるスタイル。伸縮はロックノブの操作だけで非常にスピーディ。テンションの調整も0度~90度の範囲で可能です。
変換ネジ無しで1/4インチ(小ネジ)と3/8インチ(大ネジ)に対応したクイックリリースプレート対応。
長さは最短81cm、最長150cmの2段階調整、耐荷重は約8kgとフルサイズのカメラやビデオカメラも楽々支えられます。
機能面や操作面で完成されていて、まさに高級一脚らしい製品と言えるでしょう。
全長 | 150cm |
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重量 | 1300g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 8kg |
雲台の有無 | ビデオ雲台 |
その他機能 | 自立式 |
あらゆる動作をスムーズに、スピーディに行えるプロ用一脚
LibecのTH-M KITは、素早く撮影を行うため、スムーズな操作ができるよう様々な工夫がされたプロ用の高級一脚です。
撮影時にどの方向からも瞬時に自立の固定/解除が可能なフットペダル搭載。フットペダルでロックすると、ポール部分が回転しなくなるパーフェクトロックを採用しています。
そのほか、目盛り付きで好みの高さに一発で調整できるといったあらゆる部分で使いやすさに主軸が置かれています。
長さは最短87.5cm、最長189cmとかなりの高さまで縮可能で、耐荷重は4kgと必要十分。
一般の方にはオーバースペックな一脚です。購入時は本当にこれだけの機能が必要かどうかをよく考えて購入しましょう。
全長 | 189cm |
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重量 | 2700g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 4kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | ー |
最長4.5m撮影が可能な超ロング一脚と専用三脚のセット
LUMICAのBi Rod 6C-4500&ACCESSORY SETは、4.5mまで伸ばせる高級フルカーボン製一脚6C-4500に、専用の三脚とスマホホルダーが付いたフルセットです。
6C-4500は重量1.1kg、長さは最短1m、最長4.5mと非常に長く伸ばせて、ドローンのような疑似空撮が許可も免許もいらず撮影できます。横位置にも縦位置にも自由に調整ができる自由雲台付き。
三脚を使用しない場合、耐荷重は500gとかなり少ないため、装着する機材の重量には注意しましょう。
このほか、7.5mまで伸ばせるモデルもあります。
全長 | 4500cm(4.5m) |
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重量 | 1100g |
素材 | カーボン製 |
耐荷重 | 500g |
雲台の有無 | 自由雲台 |
その他機能 | 自立式 |
安定性抜群の金属製三脚が付いたデジタル一眼におすすめの一脚
SLIKのSTAPOD7 は、多機能で頑丈な金属製の三脚「スタンドポッド7」がついた、一脚・三脚・卓上三脚の3WAYで使用できる一脚です。水準器で即座に水平が出せて、クイックシューで素早く脱着ができ、自由雲台付きで構図も自由自在。
長さは最短74.5cm、最長175cmとかなり長く伸ばせます。本体重量は955gで、耐荷重は2kg。
正直価格の半分以上は三脚の価格です。同じスリックで半額以下の簡易三脚モデルもあるため、これだけの高性能な三脚が必要なければ簡易三脚モデルがおすすめです。
簡易モデルは水準器の有無、雲台の種類、耐荷重が大きさが異なります。
全長 | 175cm |
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重量 | 955g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 2kg |
雲台の有無 | 自由雲台 |
その他機能 | 自立式 |
軽量でコンパクトで価格と性能のバランスが良い一脚
ベルボンの408334 ULTRA STICK SUPER8は、素材にマグネシウムを使用し347gの軽量を実現した一脚です。収納時はわずか26cmと非常にコンパクトですが、最長時は156cmまで伸ばせます。これだけ軽量コンパクトなのに耐荷重は約3kgとかなりの高性能。
独自のウルトラロック機能で、先端の石突のゴム足をひねるだけで簡単に伸縮操作が可能です。ホルダー付きで、ベルトループにひっかけて持ち運びができ、リュックやバッグパック内で荷物になりません。
アルミ製の一脚の中ではやや価格が高いものの、その価値は十分にあります。長く使える高性能な一脚が欲しい方はぜひ検討してみてください。
全長 | 156cm |
---|---|
重量 | 347g |
素材 | アルミ製 |
耐荷重 | 3kg |
雲台の有無 | 雲台取り付け可能 |
その他機能 | ウルトラロック |
一脚おすすめ有名メーカー・ブランド
一脚は、品質の確かな有名メーカーから、激安価格の無名メーカーまで様々なメーカーから販売されています。
ただ、一脚は高価なカメラを載せる大事な製品です。万が一の事故を防ぐ意味でも、できる限り品質の確かな下記の一流メーカー品がおすすめです。
- Velbon(ベルボン)
- SLIK(スリック)
- Manfrotto(マンフロット)
- Leofoto(レオフォト)
- SIRUI(シルイ)
- Libec(リーベック)
- VANGUARD(バンガード)
- GITZO(ジッツオ)
上記の中から特におすすめのメーカーを2つ紹介します。
高品質・多機能モデルが多い「Velbon(ベルボン)」
ベルボンは、1955年創業の日本の三脚メーカー。名前の響きからなんとなく海外メーカーを想像した方も多いと思いますがれっきとしたMADE IN JAPAN製品です。
2020年にハクバ写真産業(HAKUBA)に事業譲渡され、現在会社はありませんが、「Velbon」はハクバの三脚・一脚ブランドとして現在も販売されてます。ベルボンの一脚は国産だけあり、どの製品も品質管理が徹底されていて非常に安定しています。
正直海外製品は個々に品質のばらつき、つまり「当たり外れ」があります。外れの製品に当たってしまうと、使いにくかったり、最悪製品の破損につながる恐れもあります。ですが国産のベルボン製品であればそんな心配は無縁です。
ひねるだけで素早く伸縮可能なウルトラロック方式採用のモデルや、三脚としても使えるポールポッドシリーズ、3WAY雲台モデルといった機能性の高い製品が多く揃うのも大きな特徴です。
編集部
バリエーション豊富な「SLIK(スリック)」
スリックは40年以上の歴史を誇る日本の三脚メーカーです。ベルボン同様カメラになじみのない方は海外メーカーと思ってしまうかもしれませんが日本のメーカーです。
スリックの製品の特徴はバリエーションの豊富さです。一脚と三脚合わせると非常に膨大なラインナップがあり、必ず自分に合った製品が見つかります。また機能もシンプルで使い方に迷わない初心者向けの製品が多いのもポイント。
もちろん国産メーカーだけあり品質も完璧で、「選ぶ楽しみと長く使う喜び」のあるメーカーと言えるでしょう。
編集部
一脚の関連商品
一脚の関連商品を紹介します。
一脚との併用で撮影の幅が広がる三脚
一脚と三脚は特徴が大きく異なり、それぞれ利点や欠点があります。どちらが優れているというわけではないため、自分の撮影スタイルに合った方を選びましょう。両方持っておくと撮影の幅が広がります。
Picky’sでは、おすすめの三脚を以下の記事で多数紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
関連記事:自撮りや高さ調整もバッチリ!ミニ三脚おすすめ15選|スマホ対応のコスパ最強モデルも紹介
関連記事:【初心者向け解説あり】三脚おすすめ20選 | スマホ取り付け&自撮り棒にも変身
自由に構図を作れる雲台
一脚や三脚と組み合わせるアタッチメントと言えば雲台です。雲台が元々付いている一脚もありますが、雲台が付いていなかったり、持っている雲台に不満が出たら買い替えましょう。
一脚に関するよくある質問
最後に一脚に関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。
カメラ以外で一脚の活用方法はある?
例えばスマホホルダーと組み合わせて自撮りやポートレート撮影に使用する。他にも双眼鏡と組み合わせてバードウォッチングの観測に使用している方も多いようです。
また、頑丈な一脚はそれ自体が杖になり、急斜面や山道、岩場を歩く際の支えとして使えます。
もともと一脚は足場が不安定な岩場や山岳地帯の撮影で役立つことが多いため、「登山(トレッキング)+一脚」の組み合わせは最強です。
一脚は飛行機内に持ち込める?
ただ、飛行機内で一脚を使用する機会はそうそうありませんし、邪魔になることがほとんどですので、スーツケースに入れて預けてしまいましょう。
一脚は安定した撮影ができて三脚よりも機動性の高いアクセサリー!
一脚は三脚同様カメラ撮影時の手ぶれを抑えて安定した撮影ができるようになるアクセサリーです。三脚に比べて軽量コンパクト&省スペースで持ち運びにも便利、かつ周りの人の邪魔になりにくいといった特徴があります。
- ぶれの無い綺麗な写真や映像を撮りたい
- 安定した写真は撮りたいが荷物や重いものを増やしたくない
- 登山やトレッキングといった足場の悪い場所で撮影することが多い
- 人の多い場所やイベントで写真撮影することが多い
このような方には一脚がおすすめです。
Picky’sでは、このほかにも撮影を便利に、楽しくするグッズを多数紹介していますので、以下の記事もぜひ読んでみてください。