【安い折りたたみも】介護ベッドおすすめ10選|選び方や有名メーカーも解説(2024年最新)

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介護用ベッド 選び方

寝たきりの人や身体が不自由な人の介護に欠かせない「介護用ベッド」。背上げ機能や高さ調節機能、転倒防止の柵(サイドレール)など、介助をサポートするさまざまな機能を備えているのが特徴です。

しかし、「介護用ベッドってどれを買えばいいのか分からない」「モーターの数で何が違うの?」など疑問を持っている人も多いですよね。

そこで本記事では、おすすめの介護用ベッドの選び方や人気商品ランキング10選を紹介します。また、「非課税で購入できる?」「介護用ベッドの購入に使える補助金はある?」といったよくある質問についてもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事を監修した専門家

介護職員A
ホームヘルパー2級/介護福祉士/介護支援専門員/登録販売者試験合格/行政書士試験合格
特養やショートステイなどで介護職員及び介護支援専門員として長年従事。多くの高齢者の介護や支援をしていく中で語り尽くせないほど色々なことを経験。そんなリアルな介護現場での体験をもとに介護福祉士ブロガーとしても活動中。

介護用ベッドが必要な理由

介護用ベッド 必要性

介護用ベッドは、介助をされる人の動作をサポートするだけではなく介助をする人の負担を軽減する機能を備えているので、双方にとってメリットのある優秀なアイテムです。

介助される人は、背上げ機能を使って上体を起こし食事を摂ったりテレビを見たりすることができますし、高さ調節機能で床にしっかりと足をつけることで立ち上がりや、車イスの乗り降りをサポートしてくれます。

介助をする人は、高さ調節機能を使って楽な姿勢で食事介助やおむつ交換、車イスの乗り降りの介助を行うことができるので、体(特に腰)への負担を大幅に軽減することができます。

また、介護用ベッドのマットレスは敷布団よりも通気性がよく、カビやニオイ籠りを抑えられます。ベッドで過ごす時間が長い要介護者や高齢者にとっては清潔に保ちやすいのは嬉しいポイントです。

「電動ベッド」とはどう違う?

介護用ベッド 電動ベッド

近年人気の「電動ベッド」にも、背上げ機能や高さ調節機能といった介護用ベッドに似た機能が搭載されています。実は、介護用ベッドと電動ベッドの違いに明確な定義はなく、ベッドをリラックス用として使うか介護用として使うかで呼び方が変わります。

介護職員A

介護用ベッドは、介助をされる人と介助をする人双方の身体的な負担を軽くすることができますが、介助をする人の身体的な負担が軽減されることによって、介助をされる人の「世話を掛けて申し訳ない」という精神的な負担を軽くすることができるメリットもあるんですよ。

おすすめの介護用ベッドの選び方

介護用ベッド 選び方

ここからは、失敗しない介護用ベッドの選び方を紹介します。「どんな機能があるの?」「最適なベッドのサイズは?」といった疑問を解決できる情報をまとめているので、初めて介護用ベッドを購入する人はぜひ参考にしてくださいね。

介護用ベッドの機能とモーター数で選ぶ

介護用ベッド 機能

介護用ベッドは、大きく分けて「背上げ」「脚上げ」「体位変換」「高さ調節」の4つの機能に対応しています。 まずは、機能の主な使い方を解説します。

背上げ
  • ベッドの背もたれに角度がつき、上体を起こす機能
  • 自力で身体を起こすことができない人のサポートに役立つ
脚上げ
  • ベッドの膝部分に角度がつき、脚を上げてくれる機能
  • 背上げのみだと身体がずり落ちやすいため、脚上げとセットで使えるものがおすすめ
体位変換(自動寝返り支援)
  • ベッドの左右に角度がつき、寝返りや体位変換をサポートする機能
  • 自力で寝返りができない人のサポートや床ずれ防止に役立つ
  • 対応している商品数は少なく、価格相場は50万円以上
高さ調節
  • ベッドの高さを上下に昇降できる機能
  • ベッドからの立ち上がりや車イスの乗り降りをサポートする
  • 介助する人の負担軽減に役立つ

「モーター数」=「機能の数」と覚えればOK

介護用ベッド モーター

介護用ベッドには「1モーターベッド」「2モーターベッド」「3モーターベッド」とモーター数が表記されています。一般的に、1つの機能に1つのモーターが使われるので、モーターの数はベッドに搭載された機能の数だと考えればOKです。

例えば、1モーターベッドなら背上げのみ、2モーターベッドなら背上げと高さ調節機能というように、モーターが多いほど機能性に優れていて、搭載機能が増えるほど価格も高くなります。

1モーターベッド

起き上がりをサポートする背上げ機能、若しくは、立ち上がりをサポートする高さ調節機能のどちらかがついているタイプが一般的です。

機能は限られていますが比較的安い値段で購入できるので、ある程度自分で寝起きや移動ができるのであれば1モーターベッドがおすすめです。

2モーターベッド

起き上がりをサポートする背上げ機能と立ち上がりをサポートする高さ調節機能の両方がついているタイプが一般的です。

起き上がりと立ち上がりのサポートが必要であれば2モーターベッドがおすすめです。また、高さ調節機能があることで介助をする人の負担も減らすことができますよ。

3モーターベッド

背上げ、胴上げ、高さ調節の3つの機能が備わっており、それぞれの機能ごとに単独で動かすことができるので角度や高さの微調整ができます。

1日の大半をベッド上で過ごす寝たきりの人や食事・排泄・車イスの乗り降りなど日常生活の殆どの場面で介助が必要な人は3モーターベッドがおすすめです。

4モーターベッド

背上げ・脚上げ・高さ調節に加えベッドの左右が傾く体位変換機能が備わっています。

それぞれ単独で操作可能なので高さや角度の微調整ができるほか、タイマーによる自動寝返り機能を備えているタイプもあるので、よりきめ細やかな介助ができます。

介助負担を大幅に軽減することができますが、操作や設定が少々煩雑なのと値段が高額な点がデメリット。自分で寝返りが打てず床ずれの予防や治療が必要な人には4モーターベッドがおすすめです。

 

注意
中には1つのモーターで、背上げと脚上げの両方が連動して動く商品もあります。背もたれと脚を個別で動かしたい場合は、それぞれにモーターが搭載された介護用ベッドを選んでください。

身長や部屋の広さに合わせて「サイズ」を確認

介護用ベッド サイズ

一般的な介護用ベッドの大きさを下の表にまとめました。

 ベッド 大きさ 目安の身長
ミニ(シングル) 幅83×長さ180cm 150cm以下
レギュラー(シングル) 幅91×長さ191cm 150cm~169cm
ロング(シングル) 幅91×長さ205cm 175cm以上
セミダブル 幅120×長さ191cm 大柄な人やゆったり過ごしたい人向け

 基本的に介護用ベッドは、身長に合った長さのシングルサイズを選ぶのがおすすめです。セミダブルベッドは、寝返りが打ちやすい・転落しにくいというメリットがありますが、ベッドの幅が広いと、寝た状態でサイドテーブルやベッドのリモコンに手が届きにくくなりまし、介助する人も介助がしにくくなるというデメリットもあります。

また、ベッドを置く場所やどれくらいのスペース・間取りが必要になるかは本人の状態によって変わってきます。上り下りする側・介助する側のスペースを広めに確保しておくのが理想です。

上り下りする側・介助する側の反対側を壁に寄せる場合は、壁から5cm~10cm以上は離して設置する必要があります。ベッド自体を置くスペースは、ベッドの四方に10cm以上の余裕が欲しいので、レギュラーサイズの場合は、大体1.5畳分のスペースが必要です。

車イスを使用しない場合は、四畳半ほどの間取りがあれば介護ベッドの設置は可能です。自力又は介助で車イスの乗り降りをする場合は四畳半ではスペース的にギリギリ、若しくは、相当困難になるので6畳の間取りは欲しいところ。

介護職員A

ベッドはレギュラーサイズ、室内にベッド以外の家具がない場合を想定しています。車イスのサイズによって差がありますのであくまで目安としてお考え下さい。

寝心地を左右する「マットレス」にも注目

介護用ベッド マットレス

介護用ベッドには、マットレスがセットになっている商品も多いです。マットレスの素材はノンコイルのウレタンフォームが主流ですが、中にはバネ入りのスプリングコイルマットレスを採用している商品もあります。コイル入りのマットレスの中でもポケットコイルは、体圧分散性に優れており、1箇所に負担が集中することを防ぐのが特徴です。

一方で、ウレタンフォームやポリエステル製のマットレスは、軽量扱いやすいのがメリット。介護用ベッドを選ぶときは、そもそもマットレスが付属しているのか・マットレスの素材は何なのかを事前に確認しましょう。

クッションの中材 特徴
スプリングコイル
  • バネ
  • 復元力と弾力性が高く、耐久性に優れている
  • 主流のポケットコイルは体圧分散性が高く、身体にかかる負担を抑えられる
  • ボンネルコイルはバネがきしみやすく、揺れが大きい
  • 通気性がいい
ノンコイル
  • ウレタンフォーム
  • ゲル(ジェル)
  • ポリエステルなど
  • 軽量で扱いやすい
  • スプリングコイルに比べて耐久性が低く、マットレスがへたりやすい
  • ゲルは、浮いているような寝心地を味わえる
  • ゲルとウレタンフォーム(低反発)は衝撃吸収性が高い
  • ウレタンフォーム(高反発)は体圧分散力が高い
  • ポリエステルは洗えるものが多く比較的安価で購入できる

 

また、マットレスの硬さには、低反発のものと高反発のものがあります。

低反発マットレスは、包み込むような抜群のフィット感があり寝心地が良いのですが、柔らかいがゆえに寝返りが打ちづらく、蒸れやすいという難点があります。楽に寝返りや体位変換をするにはある程度の反発力が必要なので、ベッドからの起き上がりや立ち上がりが安定していてあまり介助を必要としない人向けのマットレスになります

高反発マットレスは、加重に対して押し返そうとする反発力が強いので体が沈み込まず寝返りがしやすくなります。体圧分散性も高く適度な弾力があるので体に負担が掛かりにくいのが特徴。起き上がりや立ち上がりが不安定な人におすすめです。

サイドレールは立ち上がりや転落防止に役立つ

介護用ベッド 手すり

介護用ベッドには、サイドレールが備わっているものが多いです。サイドレールは主に転落防止や寝具がベッドからずり落ちるのを防いでくれますが、立ち上がりや車椅子の乗り降りの補助にも役立ちます

但し、あくまでサイドレールは立ち上がる際の「支え」ですから、しっかりとつかまって立ち上がる必要がある場合は固定できるベッド用の手すりがあった方がいいでしょう。転落や立ち上がりに不安がある人は、サイドレールや手すりが付属しているか、付属していない場合は取り付け可能かなどもチェックしておくと安心ですよ

介護職員A

自分で動けない人は血流が悪くなったり滞りやすいので、背上げ機能や膝上げ機能を使って上体を起こしてあげることで血流が良くなり、床ずれの予防も期待できますよ。

背もたれを上げる際は、ベッド柵(サイドレーン)の隙間に腕などが挟まっていないか、本人の寝ている位置や体勢に危険はないかを確認してからリモコンを操作するようにして下さいね。危険な状態のまま体を起こすと、挟み込み事故や転落事故のリスクが高くなってしまうので毎回チェックしましょう。

専門家おすすめの介護用ベッド

介護用ベッドおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(amazon、楽天、Yahoo、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。
商品最安価格サイズ耐荷重モーター数機能マットレス手すり折りたたみ
アイリスオーヤマ 電動リクライニングベッド OTB-BDH楽天市場確認中 AmazonYahoo!97.5×203×6cm90kg-背上げ/脚上げ〇(ウレタンフォーム)
山善 電動ベッド CEB-8S楽天市場¥31,990 AmazonYahoo!102×207×48cm90kg-背上げ/脚上げ〇(ウレタンフォーム/ポリエステル)
アイリスオーヤマ 電動ベッド OTB-CDN楽天市場確認中 AmazonYahoo!99×199×40.5cm--背上げ/脚上げ〇(コイル入りウレタンフォーム)×
アテックスベッド 収納電動リクライニングベッド AX-BE556楽天市場¥43,441 AmazonYahoo!100×196×49.5cm90kg-背上げ〇(ポリエステル/ウレタンフォーム)
Luckybed 折りたたみ電動ベッド楽天市場確認中 AmazonYahoo!100×202×87cm80kg1背上げ/脚上げ〇(ウレタンフォーム)
ニトリ 背と脚が独立可動する電動ベッド AX-BE635N¥54,780 楽天市場AmazonYahoo!104×194×58cm-2背上げ/脚上げ/上下昇降〇(ウレタンフォーム)
大商産業 介護ベッド MFB-890楽天市場¥103,998 AmazonYahoo!101×221×87cm-2背上げ/脚上げ/上下昇降〇(ウレタンフォーム)×
パラマウントベッド 介護ベッド Q-AURA楽天市場確認中 AmazonYahoo!91×191×25~65cm-3背上げ/脚上げ/上下昇降×
フランスベッド 家庭用介護ベッド TG-201F楽天市場確認中 AmazonYahoo!98×202×78cm-1背上げ/脚上げ×
sashikei 電動ベッド楽天市場¥98,998 AmazonYahoo!199×96×71.8cm-2背上げ/脚上げ〇(ウレタンフォーム)×
 

介護用ベッドおすすめ人気ランキング10選

介護用ベッドのおすすめ人気メーカー

ここでは、国内で導入実績が多い介護用ベッドの有名メーカーを紹介します。信頼できるメーカーを選びたい人は、ぜひ次のメーカーの商品をチェックしてみてください。

国内トップシェアの「パラマウントベッド」

介護用ベッドの国内No.1シェアを誇るパラマウントベッド。幅広いサイズやモーター数に対応した「楽匠プラスシリーズ」が人気です。楽匠プラスシリーズは、背上げ機能にこだわり、背中だけでなく骨盤も起こす新たな機構を搭載。姿勢が安定し、食事や立ち上がりの動作がしやすいのが魅力です。

介護を徹底サポートする「フランスベッド」

フランスベッドは1949年に創業した日本のベッドメーカー。在宅介護をサポートする介護用品の販売やレンタルにも力を入れており、介護ベッドのラインナップも豊富です。4モーター搭載の「自動寝返り支援ベッド」も販売され、左右の傾きにより体位変換をサポート。高品質なマットレスや機能性を求める人はチェックしてみましょう。

介護用ベッドの関連商品

介護用ベッド 関連アイテム

近年、自宅介助をサポートしてくれるさまざまなアイテムが登場しています。その中の一部のおすすめアイテムを紹介するので、ぜひ介護用ベッドと併せてチェックしてみてください。

床ずれ防止に役立つ「介護用クッション」

介護用クッション 必要性

寝たきりの人の介助には、皮膚の床ずれを防ぐ介護用クッションが欠かせません。クッションで体重を支えたり姿勢を変えることで、同じ箇所に体圧がかかることを防止できます。寝返りや体位変換に役立つクッションもあるので、ぜひチェックしてみてください。

関連記事:床ずれを防ぐ!おすすめの介護用クッション15選【車椅子や背もたれ用も】

寝たまま水分補給ができる「吸い飲み」

介護用ベッド 吸い飲み

吸い飲みは、寝たままの状態で水分補給をするためのアイテムです。目盛りがついているものやストロー付きのものなど、商品によってさまざまな特徴があります。中には、水やお茶だけではなく、流動食などのとろみがある液体にも対応した吸い飲みも登場していますよ。

ベッドでの食事に便利な「ベッドテーブル」

介護用ベッド ベッドテーブル

ベッドテーブルは、ベッドの上で食事や作業ができるテーブルのこと。キャスター付きのものなら、好きな場所に移動させて使えますよ。メガネや吸い飲みを置くサイドテーブルとして使うもよし、ベッドで食事・読書をするときのテーブルとして使うもよし、使い方次第でさまざまな用途に役立ちます。

介護用ベッドのよくある質問

介護用ベッド よくある質問

介護用ベッドはどこで購入できる?

介護用ベッドは、家具・寝具・介護を扱う専門店、Amazonや楽天といったネット通販で購入できます。ネット通販で購入する場合は、実物が見れない分、実際に商品を購入した人の口コミやレビュー評価を参考にしましょう。

介護用ベッドはレンタルできる?

近年、介護用ベッドのレンタルサービスを行っている企業は多いです。企業によって異なりますが、大体月額8,000円~15,000円程度でレンタルできます。また、介護保険制度の認定を受けていれば、要介護度によっては補助金が支給され、一部の自己負担のみでレンタルできるケースがあります。

介護用ベッドの購入に使える補助金はある?

現時点(2022年1月)で、介護用ベッドの購入を対象とした補助金はありません。介護用ベッドの相場は大体5万~10万円以上ですが、すべてが自己負担となります。

介護用ベッドは非課税の対象になる?

介護用ベッドの購入は、非課税の対象にはなりません。ただし、使用する人が身体障害者であれば、いくつかの条件を満たすことで介護用ベッドを非課税で購入できる場合があります。詳細を知りたい人は、国税庁のホームページを確認してください。

おすすめ介護用ベッドまとめ

介護用ベッド まとめ

  • 介護用ベッドは起き上がりや寝返りをサポートできる便利なアイテム
  • 機能・サイズ・マットレスの種類に注目して商品を選ぼう
  • 条件を満たせば、非課税で購入できる商品もある

今回は、自宅での介護をサポートしてくれる「介護用ベッド」を紹介しました。身体的にも精神的にも大変な自宅介護だからこそ、介護用ベッドを使って少しでも負担を減らしましょう。ぜひ使いやすい介護用ベッドを選んで、日々の自宅介護に役立ててくださいね。

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