自作PCを組む際、組めるパーツや見た目の良さを左右する重要なパーツが「PCケース」です。
苦労して組んで、何年も大事に使う自作パソコンなので、見た目にもこだわりつつ満足出来るパーツ構成ができるケースを選びたいですよね。
ですが、自作PCケースはミニやミドル、フルといった様々なサイズの種類があり、搭載できるパーツも様々です。
さらにデザインもLEDで光るかっこいい物から、女性向けのおしゃれでかわいいものなど多種多様で、初めてPCケースを買う方は迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、初めて自作PCを組む方向けに、自作PCケースの基礎知識や選び方、おすすめの自作PCケースを紹介します。
自分好みのPCを自作しようと思っている方は、ぜひ目を通してみてください。
この記事を監修した専門家

目次
自作PCケースとは?大きく分けて3種類!
自作PCケースとは、その名の通りパソコンをDIYで自作する際、パーツ等を収納するための基本となるケースのことです。
一見デザイン(見た目)だけのパーツと思われがちですが、大きさや構造によって収納できるパーツや将来的な拡張性、冷却性能などもを左右する重要パーツです。
このPCケースの選択を間違えると、思っていたスペックのパソコンが組めなかったり、必要な装備を搭載できないなど様々な弊害が発生します。
福井
PCケースは大きく分けて3種類のサイズがあります。
- 高性能なPCを組みたい方におすすめのフルタワー(大型ケース)
- 初心者におすすめ!バランスの良いミドルタワー(中型ケース)
- コンパクトだけど上級者向けのミニタワー(小型ケース)
自作PCケース選びでは、まず何よりもサイズ選びが重要になります。
高性能なPCを組みたい方におすすめのフルタワー(大型ケース)
「フルタワー」と呼ばれる大型のPCケースは、ゲーミングPCなどの多機能ハイスペックなパソコンを組みたいときにおすすめのケースです。
内部空間が広く、組み立ての自由度や拡張性に優れ、ある程度好きなパーツや高性能なパーツを選んで組み立てられます。
高性能なパーツに対応するだけではなく、ストレージやグラフィックボード(グラボ)、ファンなどを複数装着することもできるので、スペックアップも容易です。
福井
関連記事:性能・価格別ランキング!グラフィックボードおすすめ20選|初めての人向けの選び方解説付き
初心者におすすめ!バランスの良いミドルタワー(中型ケース)
一般的なサイズのケースで、フルタワーほど場所を取らず、それでいて選べるパーツも豊富で拡張性もそれなりに高いバランスの良いタイプです。
一般的なPCから、かなりハイスペックなPCくらいまで組めるので、ほとんどの用途に対応できます。ケース内部の空間もそこそこ余裕があるので、手をつっこんでも作業がしやすいく、初心者にもおすすめです。
福井
コンパクトだけど上級者向けのミニタワー(小型ケース)
コンパクトで場所を取らず、インテリア感覚で設置できるデザイン性の高さが魅力のミニタワー。
一見、小さく手軽そうに見えるので初心者向けと思われがちですが、実際は真逆です。小さい分組めるパーツは限られていて、ミニタワーに搭載するパーツもケース自体も高価な製品が多いです。
さらに内部空間が狭いので、組み立て時にケーブルの配線や、部品同士の干渉、エアフロー(空気の流れ)には、特に注意が必要になります。
小さい分組み立ての作業性も悪く、知識も経験も必要な上級者向けのケースです。
福井
自作PCケースの選び方
自作PCケースの選び方について解説します。自作PCケース選びにおいて重要なポイントは以下の5点です。
- デザイン
- マザーボードのサイズ
- 拡張性
- 冷却性能
- 静音性
福井
ポイント1.「デザイン重視」でかっこいい・おしゃれなケースを選ぶ
PCケース選びの醍醐味とも言える「デザイン」も重視してケースは選びましょう。
性能うんぬんよりも単純に「見た目」重視で組みたくなる人も少なくはないはず。自作PCケースには、アクリルや強化ガラス製で内部が見えるスケルトン仕様のものや、模様が印刷されているものなど様々なデザインがあります。
シンプルかつ洗練されたかっこいい黒色ケースや、赤やピンクに黄色といった華やかなカラーも多数販売されていて、製品によっては複数のカラーから選択が可能です。
注意点として、デザインを重視しすぎて「静音性」や「冷却性能」を疎かにしすぎないようにしましょう。デザインを重視しすぎた結果、まともに冷えず音もうるさいPCになってしまっては本末転倒です。
静音性や冷却性能も意識しつつ、お気に入りのデザインのケースを探すようにしましょう。
福井
ポイント2.「マザーボードのサイズ」に合わせてケースを選ぶ
まず最初に決めるのが「搭載したいマザーボードに合わせケースを選ぶ」です。マザーボードの大きさによって、それぞれ対応するケースの大きさが異なります。
PCケースにもフルタワー・ミドルタワー・ミニタワーと大きく分けて3サイズあるように、マザーボードも大きく分けて以下の3サイズに分かれています。
マザーボードの種類 | 特徴 | 対応ケース |
---|---|---|
ATX | サイズが大きくて高性能 | フル/ミドル |
Micro-ATX | サイズは小さめでそれなりの性能 | フル/ミドル/ミニ |
Mini-ITX | 非常にサイズが小さいが性能は限定的 | フル/ミドル/ミニ |
大きいサイズのATXマザーボードは多機能でスペックの高いPCを組めますが、収納するケースも大型のフルタワーやミドルタワーでないと収納が難しいです。
福井
初心者や多くの方におすすめのマザーボードがATXで、自作PCを組む際にまず最初に検討する一般的なマザーボードです。
大きな基盤でコネクタやメモリスロット数が多いため拡張性が高く、ある程度どんなPCも思いのままに組むことができます。ミニサイズのPCケースにはサイズ的に入らないことがあるため、その点だけ注意しましょう。
マザーボードについての詳しい解説は、以下の記事でしているので、気になる方はチェックしてみてください。
関連記事:もう悩まない!マザーボードおすすめ20選|失敗しないマザボの選び方を元店員が徹底解説
ポイント3.「拡張性」も考慮してケースを選ぶ
SSDやHDD・ケースファンなどを増設する「拡張性」が、どの程度あるのかよく見て選びましょう。
ケースによって拡張性が異なり、搭載できるファンやストレージ、光学ドライブといった装置の数が変わります。
例えば、HHDやSSD、光学ドライブを収納する「ベイ」。
ベイとは、PC内部に取り付けられる拡張スペースのひとつで、「5.25インチベイ(5ベイとも)」「3.5インチベイ」「2.5インチベイ」の3種類があります。
ベイのサイズ | 対応アクセサリーの一例 |
---|---|
5.25インチベイ | 光学ドライブ(DVD/ブルーレイ)や多機能USBポート |
3.5インチベイ | HDD/SSD(マウント設置)/カードリーダー |
2.5インチベイ | SSD |
ベイが「何個あるか」で、搭載できるHDDやSSDなどの数が変わってきます。他にも、ケースに取り付けできるファンやラジエーターのサイズや数も異なるので要注意。
ケースには拡張ベイ数や搭載できるファンの数などが明記されているので、必ず確認するようにしましょう。
福井
ポイント4.高性能PCを組むなら、エアフローが意識された「冷却性能」の高いモデルを選ぶ
高性能なPCを組む場合、エアフローが意識された冷却性能の高いケースを選択しましょう。
冷却性能の高いケースは、放熱性の高いアルミなどの金属素材だったり、メッシュで風通しが良くなっていたり、大型のファンやラジエーターが複数台搭載できるようになっています。
熱はパソコンにとって天敵ともいえるべきもので、パーツの劣化やパフォーマンスを低下させる大きな原因でもあります。特に高性能なパーツほど熱を持ちやすく、その熱がケース内にこもるとパソコン全体の温度を大きく上げてしまいます。
せっかく組んだ大事な自作PCを快適に、長く愛用するためにも冷却性能はできる限り重視しましょう。
福井
ポイント5.静かな環境で使いたいなら「静音性」もチェック
音に敏感な方や、静かな場所で使う場合、ファンの音やドライブの駆動音が漏れにくい静音性の高いケースを選びましょう。
静音性が高いケースは、密閉されていて音が漏れにくい物や、内部に防音用のシートや吸音材、静音シート等が貼ってあるものなど様々です。密閉性が高いケースは内部にほこりが入りにくいというメリットもあります。
ただし静音性を重視したケースは、密閉性が高いため冷却性能が低くなってしまうこともあるので注意しましょう。
福井
【番外編】動作チェック用に「オープンフレーム」もおすすめ
PCをよく組み立てる人や、今後自作PCをやっていく人には、一台あるととても便利な「オープンフレーム」がおすすめです。
自作PCの組み立てで重要なのが、動作確認です。よくあるのが、一通り組み立てや配線が終わった後に動作チェックをしてみると電源がつかず、また一から配線の見直しや不良品パーツを見つけるとった作業が始まることです。せっかく狭いPCケース内に収めた配線やパーツも取り出して作業することになり、とても大変です。
そんなときに活躍するのが、オープンフレーム型のケースです。オープンフレームは、一般的なPCケースのように囲われていません。そのため組み立てや取り外しの作業が段違いにしやすく、本番のPCケースに組み込む前の動作確認用ケースとして非常に優秀です。
普段からPCの組み立てをよくする人であれば、一台あると嬉しい一台です。
福井
自作PCケースのおすすめ人気ブランド・メーカー
自作PCケースは様々なメーカーから販売されていますが、その中でも有名で評判が良いのは以下のメーカーです。
- ANTEC(アンテック)
- SILVERSTONE(シルバーストーン)
- Cooler Master(クーラーマスター)
- GIGABYTE(ギガバイト)
- NZXT(エヌゼットエックスティー)
- Corsair(コルセア)
- Thermaltake(サーマルテイク)
- IN WIN(インウィン)
- Abee(アビー)
この中から、特に評判の良いメーカーを3社紹介します。
内部を美しく見せるなら「Thermaltake(サーマルテイク)」
サーマルテイクは台湾に本社を置くPC関連パーツの会社です。冷却用CPUヒートシンク、ファンをはじめ、PCケース、電源ユニットなど、PC周辺機器を多数販売しています。
自作用PCケースでは、冷却性能の高いケースが多いです。冷却性能を重視しながらもかっこよさのあるケースが多く、機能性・デザイン性ともに重視したいユーザーから人気が高いです。
シンプルで配線しやすい初心者向けの「NZXT(エヌゼットエックスティー)」
NZXTはアメリカの企業で、主にゲーミング系のPCパーツを販売しています。
派手過ぎずおしゃれなデザインのケースが非常に人気が高く、自作PCユーザーから絶大な人気を誇っています。また、配線を見えにくくするケーブルバーが多くの製品に搭載されており、自作初心者の方でもデザイン性を損なわず綺麗に組み上げることができます。
冷却性能重視なら「Cooler Master(クーラーマスター)」
クーラーマスターは台湾の企業で、CPUクーラーをはじめ、PCケース、電源ユニット、タブレット端末向けの周辺機器などの開発及び販売を行っています。
一般的な知名度はそれほど高くありませんが、自作PC派には非常に有名な企業で、名前の通り特に放熱や冷却に優れた製品を多数販売しています。
ケースはデザイン性と機能性を両立させたものが多く、サイズや特徴の異なる様々な製品をラインナップしているため、どんな要望にも応えられる製品が見つかります。
【大型】フルタワー自作PCケース人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | メーカー | サイズ | 重量 | 対応マザーボード | 搭載ファン数 | 拡張カードサイズ | 対応電源 | 拡張スペース(ベイ) | インターフェース | |
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![]() | [Thermaltake] VIEW 51 TG ARGB Snow Edition フルタワーPCケース CA-1Q6-00M6WN-00 CS7811 | 楽天市場¥26,036 AmazonYahoo! | Thermaltake | 315×550×525mm | 14.95kg | E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX | 最大13基 | 最大440mm | ATX 12V | 3.5/2.5インチ共用×2/2.5インチ×2 | USB3.1×1/3.0×2/2.0×2/マイク/ヘッドホン/LEDコントロール |
![]() | [長尾製作所] オープンフレーム ver.ATX | 楽天市場¥13,700 AmazonYahoo! | 長尾製作所 | 282mm×190mm450mm | 2.9kg | mini-ITX/mini-DTX/micro-ATX/ATX | - | - | ATX電源 | 2.5×2/3.5×1 | - |
![]() | [GOLDEN FIELD] 5300 ゲーミングPCケース フルタワー 金属フレーム設計 | 楽天市場¥168,800 AmazonYahoo! | GOLDEN FIELD | 558×261×531mm | 9kg | ATX/M-ATX/ITX | 最大9基 | 最大400mm | ATX電源 | 3.5×2/2.5×2 | USB3.0×1/USB2.0×2/3.5mm出力オーディオ/3.5mmマイク |
![]() | [Cooler Master] Cosmos C700P フルタワー PCケース MCC-C700P-KG5N-S00 CS7651 | 楽天市場¥55,073 AmazonYahoo! | Cooler Master | 306×651×639mm | 22.2kg | E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX | 最大9基 | 最大320mm | ATX電源 | 5.25インチ×1/3.5/2.5インチ共用×4/2.5インチ×4 | USB 3.1 Gen 2 Type-C×1/USB 3.0×4/Fan Speed/RGB Control/Audio In & Out |
![]() | [ASUS] PCケース TUF GAMING GT501 WHITE EDITION | 楽天市場¥24,973 AmazonYahoo! | ASUS | 552x251x545mm | 10.5kg | E-ATX/ATX/Micro-ATX/Mini-ITX | 最大5基 | 最大420mm | - | 2.5インチベイ×3/2.5・3.5インチコンボベイ×4 | ヘッドフォン×1/マイク×1/USB 3.1 Gen1×2 |
![]() | [COUGAR] フルタワーPCケース PANZER MAX E-ATXまで対応 | 楽天市場¥26,180 AmazonYahoo! | COUGAR | 266x612×556mm | 11kg | Mini-ITX/MicroATX/ATX/CEB/L-ATX/E-ATX | 最大8基 | 最大390mm | ATX電源 | 5.25インチ×2/3.5インチ×2/2.5インチ4+2 | USB3.0×2/2.0×2/スピーカー/マイク入力/ファンコントロール |
![]() | [Thermaltake] Core V71 TG フルタワー型PCケース CS7120 CA-1B6-00F1WN-04 | 楽天市場¥24,710 AmazonYahoo! | Thermaltake | 230×583×560mm | 14.7kg | E-ATX/ATX/microATX | 最大9基 | 最大480mm | ATX 12V | 5.25インチ×2/3.5/2.5インチ共用×8 | USB3.0×2/2.0×2/マイク×1/ヘッドホン×1/ファンLED×1/ファンスピード×2 |
![]() | [Corsair] Graphite 780T Black version フルタワーPCケース CS5319 CC-9011063-WW | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | Corsair | 288×602×637mm | 11.3kg | XL-ATX/E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX | 最大9基 | 最大335mm | ATX 12V | 5.25インチ×2/3.5/2.5インチ共用×6/2.5インチ×3 | USB3.0×2/2.0×2/マイク×1/ヘッドホン×1/3段階ファンスピードコントローラー×1 |
【大型】フルタワー自作PCケース人気ランキング8選
圧倒的な内部空間であらゆる機能を詰め込める大型ケース
CorsairのGraphite 780T Black version(CC-9011063-WW)は、多機能で高性能なPCを組むための大型PCケースです。
特にドライブベイは5インチ×2、3.5&2.5インチ共用×6、2.5インチ×3と圧倒的です。
前面に2個、背面に1個ファンが設置でき、さらに360mmラジエーター2個搭載可能で冷却性能も完璧。
ラッチ式で工具も必要なく簡単に開閉できるので、組み立てやメンテナンスですぐに内部に手を入れることができます。
冷却性能、拡張性に優れたケースを探している方におすすめ。
カスタマイズしやすく自由に自作PCを楽しめるケース
ThermaltakeのCore V71 TG(CA-1B6-00F1WN-04)は、様々なカスタマイズがしやすいPCケースです。
FullyModularDesignによってドライブベイが自由に取り外せ、しかも位置を変えることができますし、ブラケットを使用すればグラボの垂直設置も可能。
420mmのラジエーターを2基搭載可能で、ファンは天面と背面に1基、前面に2基搭載可能。
組み立ての自由度が高く、完成後も強化ガラス製のサイドパネルから内部が眺められるので、自作する楽しみを味わうならこの製品がおすすめです。
グラボを最大8スロット搭載可能、拡張性の高いゲーミングケース
COUGARのPANZER MAXは、非常に高い拡張性を持った、特にゲーミング用として優れたPCケースです。
Mini-ITX, MicroATX, ATX, CEB, L-ATX, E-ATXのマザーボードに対応し、390mmのグラフィックボードを最大8スロット分搭載可能。
もちろんこのハイパワーな性能を活かすための冷却性能も完璧で、最大で前面と天面に3基、背面と底面に1基ずつファンが搭載でき、それぞれの面にラジエーターも1基ずつ搭載できます。
非常に拡張性が高いので、最初の自作よりは1~2台組んだ後、圧倒的な性能を持ったゲーミングPCを自作したいという方に特におすすめ。
美しいデザインと実用性を併せ持ったゲーミング用ケース
ASUSのTUF GAMING GT501 WHITE EDITIONは、ゲーミングPCらしいシャープなシルエットとデザインを持ったPCケースです。
見た目だけではなく拡張性も高く、ドライブベイは2.5×3、3.5/2.5共用×4で、スロット数は最大9個。
冷却機能については、ファンは最大で天面と前面に3基ずつ、背面に1基、ラジエーターは天面と前面に360mm1基ずつ、背面に140mmを1基搭載可能です。
特にエアフローや冷却性能を重視するゲーミングPCを組みたい方向けのケースです。
多彩なレイアウトが可能な柔軟性・拡張性の高い大型PCケース
Cooler MasterのCosmos C700P(MCC-C700P-KG5N-S00)は、独自のフレームデザインで、様々なレイアウトが可能な大型ケースです。
例えばマザーボードは、通常レイアウト以外に横置きにして煙突効果を狙ったり、上下逆さまにしてCPUに直接エアーを当てて冷却することが可能。
ベイは5インチ×1、3.5/2.5共用×4、2.5×4と余裕を持った拡張性、冷却性能はファンが天面と前面に3基、背面に1基、底面に2基と多数搭載可能。
メンテナンスもしやすく、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるケースです。
コックピットのような独特のデザインで所有欲を満たすPCケース
GOLDEN FIELDの5300は、ロボットのコクピットのような独特の形状をしたゲーミングPC向けのケースです。
最大400mmまでのグラフィックボードに対応で、価格も安く作り方も簡単、それでいて配線やエアフローの流れも綺麗に設計されているので、初心者にもおすすめ。
ゲーミングPCは見た目も重要な要素だと思いますが、このケースは他のメーカーや製品にはない形状で高い満足感を得られるため、人と違ったケースが欲しい方向けです。
ベイが少なめなので、機能はある程度我慢する必要はありそうです。
パーツを覆わずに組み立てる超独特なオープンフレームケース
長尾製作所 オープンフレーム ver.ATXは、「オープンフレーム」という非常に独特の機構をしたケースです。
その名の通り、ケースというよりは「枠」や「台」に近く、パーツをむき出しの状態で組み立てます。
当然パーツを覆う物が無いので埃などは溜りやすいですが、熱がこもらないぶん冷却性能は高いですし、メンテナンスもしやすく、また見た目も独特で美しいです。
このほかにも組みたいPCのサイズに応じて各Verがあります。
他の人と違ったPCを組みたいとか、「パーツをもっと主役にしたい」なんて方におすすめのケースです。
拡張性、レイアウト性に優れた万能フルタワーケース
ThermaltakeのVIEW 51 TG ARGB(CA-1Q6-00M6WN-00)は、拡張性とレイアウトの自由度、そして冷却性能の高い高性能フルタワーケースです。
ファンは最大で天面・前面・右側面・底面に3基ずつ、背面に1基の計13基搭載可能で、ラジエーターも360mmが搭載可能で非常に高い冷却性能を実現できます。
見た目、拡張性、冷却性能すべてが申し分なく、高性能なPCを思う存分組み上げたい、という方におすすめのケースです。
ただ、拡張性が高く自由度が高い分、初心者ではやや持て余してしまうかもしれません。
【中型】ミドルタワー自作PCケース人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | メーカー | サイズ | 重量 | 対応マザーボード | 搭載ファン数 | 拡張カードサイズ | 対応電源 | 拡張スペース(ベイ) | インターフェース | |
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![]() | [Thermaltake] Versa H26 casefan ミドルタワー型PCケース CS7071 CA-1J5-00M6WN-01 | 楽天市場¥6,545 AmazonYahoo! | Thermaltake | 220×493×464mm | 6.08kg | ATX/microATX/Mini-ITX | 最大5基 | 最大31mm | ATX 12V | 5.25インチ×2/3.5/2.5インチ共用×2/2.5インチ×3 | USB 3.0×2/USB 2.0×2/マイク/ヘッドホン×1 |
![]() | [Fractal Design] Define 7 Black TG ミドルタワーPCケース FD-C-DEF7A-02 CS7695 | 楽天市場¥26,800 AmazonYahoo! | Fractal Design | 240×475×547mm | 13.45kg | E-ATX/ATX/microATX/Mini-ITX | 最大9基 | 最大491mm | ATX 12V | 5.25インチ×1/3.5/2.5インチ共用×3/2.5インチ×2 | USB 3.1 Gen 2 Type-C×1/USB 3.0×2/USB 2.0×2/マイク/ヘッドホン |
![]() | [MSI] MAG VAMPIRIC 100R ミドルタワーPCケース 強化ガラス CS8121 | 楽天市場¥7,673 AmazonYahoo! | MSI | 205×457×390mm | 4.7kg | ATX/microATX/Mini-ITX | 最大6基 | 最大300mm | ATX 12V | 3.5/2.5インチ共用×2/2.5インチ×2 | USB 3.2 Gen1×1/USB 2.0×2/マイク/ヘッドホン |
![]() | [ZALMAN] T8 ミドルタワーPCケース 5インチベイ付き CS8140 ブラック | 楽天市場¥5,288 AmazonYahoo! | ZALMAN | 200×423×394mm | 2.6kg | ATX/microATX/Mini-ITX | 最大4基 | 最大295mm | ATX電源 | 5.25インチ×1/3.5/2.5インチ共用×1/3.5インチ×1/2.5インチ×4 | USB 3.0×1/USB2.0×2/マイク/ヘッドホン/LEDコントロール |
![]() | [NZXT] H510i White & Black ミドルタワーPCケース CA-H510I-W1 CS7946 | 楽天市場¥28,852 AmazonYahoo! | NZXT | 210×460×428mm | 6.8kg | Mini-ITX/MicroATX/ATX | 最大4基 | 最大381mm | - | 3.5×2+1/2.5×2+1 | USB3.1Gen1 TypeA×1/USB3.1Gen2 TypeC×1/Audio/Mic×1 |
![]() | [MSI] MAG VAMPIRIC 010X ミドルタワーPCケース 強化ガラス CS8120 | 楽天市場¥8,789 AmazonYahoo! | MSI | 210×475×420mm | 7.4kg | ATX/microATX/Mini-ITX | 最大6基 | 最大350mm | ATX 12V | 3.5/2.5インチ共用×2/2.5インチ×2 | USB3.2 Gen1×1/USB2.0×2/マイク/ヘッドホン×1 |
![]() | [NZXT] H510 Black & RED ミドルタワーPCケース 強化ガラスモデル CA-H510B-BR CS7945 | 楽天市場¥25,156 AmazonYahoo! | NZXT | 210×460×428mm | 6.8kg | Mini-ITX/MicroATX/ATX | 最大4基 | 最大381mm | - | 3.5×2+1/2.5×2+1 | USB3.1Gen1 TypeA×1/USB3.1Gen2 TypeC×1/Audio/Mic×1 |
![]() | [Cooler Master] MasterBox Q500L ミドルタワー型PCケース MCB-Q500L-KANN-S00 CS7649 | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | Cooler Master | 230×381×386mm | 3.83kg | ATX/microATX/Mini-ITX | 最大5基 | 最大360mm | ATX電源 | 3.5インチ×2または内部3.5インチ×1/2.5インチ×2または2.5インチ×4 | USB 3.0×2/マイク×1/ヘッドフォン |
【中型】ミドルタワー自作PCケース人気ランキング8選
縦置き、横置き自由自在のコンパクトミドルタワーケース
Cooler MasterのMasterBox Q500L(MCB-Q500L-KANN-S00)は、ミドルタワーのコンパクトさでありながら「自由自在な組み立て」が可能なケースです。
本体は縦置きでも横置きでも組み立てが可能で、ATX/microATX/Mini-ITXのマザーボードに対応。
拡張スロットは7でベイも豊富、フルタワーに匹敵する自由度です。
ファンは天面と底面に2基ずつ、背面に1基、ラジエーターは最大240mmに対応し、冷却性能もかなり高いです。
これだけ高性能にもかかわらず価格はリーズナブルなので、自作初心者から中級者までどんな人にもおすすめできる万能ケースです。
デザイン性が高く、初心者でも綺麗に組み立てられる入門編ケース
NZXTのH510(CA-H510B-BR)は、見た目はシックで高級感があり、一見すると敷居が高く感じるかもしれませんが、非常に初心者に優しいケースです。
わざとカバーで内部の下1/4程を隠し、ケーブルを綺麗に配線できない初心者が線やユニットを「隠しやすく」なっています。
ただ、ケーブル誘導ガイドも付いているので、それに従って配線すればある程度綺麗に組むことができるでしょう。
初心者向けといっても、ファンは前面に2基、天面と背面に1基ずつ搭載可能で冷却は本格的で、グラボも381mmまで対応。
初心者向け、入門機ですが、性能も高い非常によくできたケースなので、迷ったらこれを選択しましょう。
アドレサブルRGBによるLEDファンが美しいミドルケース
MSIのMAG VAMPIRIC 010Xは、アドレサブルRGBによって最大4基のファンがLEDで発光しながら回転し、パソコンを美しく彩ります。
MSI Mystic Light対応の製品があればファンのLEDとマウスなどを同期させて発光させることも可能。
見た目だけではなく、天面2基、前面3基、背面1基のファンで冷却性能も高く、360mmサイズの水冷ラジエータにも対応で冷却性能も高いケースです。
自作PCは見た目も重要だと思いますので、内部でLEDメモリなどを使って、中も外も綺麗に光らせたい、という方におすすめのケースです。
初心者向けで、さらに色々カスタマイズできるH510の上位機種
NZXTのH510i(CA-H510I-W1)は、先ほど紹介したH510の上位版です。
見た目の美しさやケーブルの配線しやすさ、隠しやすさはそのままでファンもH510同様前面に2基、天面と背面に1基ずつ搭載可能で冷却は本格的で、グラボは381mmまで対応です。
違いはH510iはスマートデバイス対応、グラボ垂直取り付けに対応、ファン制御・LED制御といったことが可能になります。
一言で言えば「ソフトでLEDやファンのコントロールを行えるようになる」わけです。
初心者向けからわずかに一歩踏み込んだ機種ですが、とはいえ初心者に優しいケースであることは間違いありませんので、最初の一台におすすめです。
圧倒的なコスパの良さで、手軽に買える汎用ミドルタワーケース
ZALMANのT8(CS8140)は、今回紹介しているミドルタワーケースの中でも特に安いお手軽なケースです。
安いからといって、安っぽかったり拡張性などの性能が低いわけではありません。
デザイン性の高さは見ての通りですし、マザーボードはATX、microATX、Mini-ITXに対応し、ベイも5.25.3.5、2.5と豊富に搭載されています。
ファンも前面2基、背面と側面に1基ずつ搭載可能で、ラジエーターも最大240mmに対応しています。
つまり「安くて良質なケース」です。
予算が限られているけど性能にも妥協したくないとか、安くて良いケースが欲しいという方におすすめです。
010Xを軽量コンパクトにした省スペースモデル
MSIのMAG VAMPIRIC 100R(CS8121)は、先ほど紹介したMAG VAMPIRIC 010Xの姉妹機種です。
主な違いはこちらの100Rのほうがよりコンパクトで軽量になっている点です。
小さくなっている分、熱がこもりやすくなっているので、その対策としてフロントはメッシュ構造になっています。
サイズが小さくなった分ラジエーターは240mmまで、拡張カードサイズは300mmになっているので注意が必要です。
最大で天面2基、前面3基、背面1基のファンが搭載可能な点は010X同様です。
小さくてコンパクトな美しいケースを探している方におすすめです。
柔軟性や拡張性に優れ、その他の性能も高い万能ミドルタワー
Fractal DesignのDefine 7 Black TG(FD-C-DEF7A-02)は、ミドルタワーの中ではやや高価ですが、それに見合った柔軟性と拡張性、メンテナンス性を持った高級ミドルタワーです。
ファンは前面と天面に3基、底面に2基、背面に1基、ラジエーターは最大で天面に420mm、その他の場所含めて計4基搭載可能で冷却性能も抜群です。
多数の冷却オプションに対応、ストレージ容量も多数、メンテナンス性も高いとまさに至れり尽くせりのケース。
ミドルタワーの中でも特に高性能なので、フルタワーに負けない高スペックPCを組みたいという方におすすめです。
バランスが良く、価格も安いコスパ抜群の初心者向けケース
ThermaltakeのVersa H26 casefan(CA-1J5-00M6WN-01)は、コストパフォーマンスに優れたミドルケースです。
ファンは最大で天面と前面に3基、背面に1基、ラジエーターは最大で360mm、360mm、120mmと搭載可能。
拡張スロットは7で、ベイも比較的多く全体的にバランスよくまとまっています。
特に突出した特徴があるわけではありませんが、その分変な癖もなく、必要な機能は手堅くまとまってて価格も安いので、初心者の方は迷ったらこれを選択するといいでしょう。
【小型】ミニタワー自作PCケース人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | メーカー | サイズ | 重量 | 対応マザーボード | 搭載ファン数 | 拡張カードサイズ | 対応電源 | 拡張スペース(ベイ) | インターフェース | |
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![]() | [Thermaltake] Versa H18 ミニタワー型PCケース CS7097 CA-1J4-00S1WN-00 | 楽天市場¥4,409 AmazonYahoo! | Thermaltake | 205×390×380mm | 4.5kg | microATX/Mini-ITX | 最大5基 | 最大350mm | ATX 12V | 3.5インチ×2/2.5インチ×2 | USB 3.0×1/USB 2.0×2/マイク/ヘッドホン |
![]() | [Fractal Design] Era ITX Silver ミニタワー ホワイトオーク天板 FD-CA-ERA-ITX-SI CS7489 | 楽天市場¥13,280 AmazonYahoo! | Fractal Design | 166×310×325mm | 3.97kg | Mini-ITX | 最大5基 | 最大295mm | ATX 12V/SFX-L/SFX | 3.5インチ×2(3.5インチ×1)/2.5インチ×2(2.5インチ×4)/3.5インチ×1(内部2.5インチ×2) | USB 3.1 Gen 2 Type-C×1/USB 3.0×2/マイク/ヘッドホン |
![]() | [Thermaltake] Versa H17 ミニタワー型PCケース CS7096 CA-1J1-00S1NN-00 | 楽天市場¥4,218 AmazonYahoo! | Thermaltake | 205×390×380mm | 4.5kg | microATX/Mini-ITX | 最大5基 | 最大350mm | ATX 12V | 3.5インチ×2/2.5インチ×2 | USB 3.0×1/USB 2.0×2/マイク/ヘッドホン |
![]() | [Cooler Master] MasterBox Q300L ミニタワー型PCケース MCB-Q300L-KANN-S00 CS7251 | 楽天市場¥7,556 AmazonYahoo! | Cooler Master | 230×378×387mm | 3.83kg | microATX/Mini-ITX | 最大6基 | 最大360mm | ATX電源 | 3.5インチ×1/2.5インチ×2 | USB3.0×/マイク×1/ヘッドフォン×1 |
![]() | [Cooler Master] MasterBox MB400L ミニタワーPCケース MCB-B400L-KG5N-S00 CS7859 | 楽天市場¥7,556 AmazonYahoo! | Cooler Master | 218×410×411mm | 5.5kg | microATX/Mini-ITX | 最大4基 | 最大344mm | ATX電源 | 5.25インチ×1/3.5インチ×2/2.5インチ×2 | USB 3.2 Gen 1×2/ヘッドホン/マイク |
![]() | [長尾製作所] オープンフレーム ver.mini-ITX | 楽天市場¥9,818 AmazonYahoo! | 長尾製作所 | 210×190mm×345mm | 1.7kg | mini-ITX | ー | ー | ATX | 2.5×2 | ー |
![]() | [Thermaltake] The Tower 100 ミニタワーPCケース CA-1R3-00S1WN-00 CS8080 | 楽天市場¥14,278 AmazonYahoo! | Thermaltake | 266×462.8×266mm | 6.1kg | Mini-ITX | 最大3基 | 最大330mm | ATX | 2.5インチ×2/3.5/2.5インチ共用×2 | USB Type-C×1/USB 3.0×2/マイク/ヘッドフォン |
![]() | [Deepcool] ミニタワーPCケース R-MACUBE110-WHNGM1N-G-1 CS8060 | 楽天市場¥5,983 AmazonYahoo! | Deepcool | 225×431×400mm | 6.2kg | microATX/Mini-ITX | 最大6基 | 最大320mm | ATX 12V | 3.5インチ×1/3.5/2.5インチ共用×1/2.5インチ×2 | USB 3.0×/マイク/ヘッドホン×1 |
【小型】ミニタワー自作PCケース人気ランキング8選
冷却性能とメンテナンス性を重視したミニタワーケース
DeepcoolのR-MACUBE110-WHNGM1N-G-1は、側面にマグネット式の強化ガラスを採用し、開閉しやすいように設計されたケースです。
小型ですが、マザーボードはmicroATX、Mini-ITXに対応し、ファンは最大で天面2基、前面3基、背面1基のファンが搭載可能で、ラジエーターも最大280mm迄対応。
ベイも豊富で、小型ながらミドルタワーに匹敵する拡張性を持っています。
ミニタワーは不安、だけどミドルよりコンパクトなケースで組みたい、という方におすすめです。
ショーケースのようなユニークなデザインの超小型PCケース
ThermaltakeのThe Tower 100(CA-1R3-00S1WN-00)は、見ての通り、ゲームセンターの筐体やお店のショーケースを思わせるユニークなデザインのミニタワーケースです。
非常にコンパクトですが、最大330mmのカードに対応と拡張性も高く、冷却性能も高くラジエーターは120mm1か所、ファンも天面と背面、電源上に計3基搭載可能です。
ただ、小型でMini-ITXにしか対応していませんし、他にはない特殊な形状から組み立てには比較的知識と経験が必要なので注意が必要です。
パーツが主役になる、オブジェのような美しいオープンフレーム
長尾製作所のオープンフレーム ver.mini-ITXは、フルタワーでも紹介したオープンフレームケースのmini-ITX用です。
サイズが小さい以外は先ほどのVer ATXと特徴は同様で、「枠」とか「台」としてパーツをくみ上げ、むき出しの状態で完成です。
冷却性能は高くメンテナンスもしやすいのですが、ほこり対策は必要になってくると思います。
「箱」という枠組みにとらわれない分、組み立て難易度はやや下がりますので、小型のPCケースに初めて挑戦してみる、という方におすすめです。
ただし自作初心者向きではありません。
シンプルで安価、それでいて拡張性も高い優れた小型ケース
Cooler MasterのMasterBox MB400L(MCB-B400L-KG5N-S00)は、価格と性能のバランスが良いミニタワーケースです。
デザインは安っぽくなく、いい意味でシンプル。
マザーボードはmicroATX、Mini-ITXに対応し、拡張スロットは4、ベイも5.25が1個、3.5と2.5が2個ずつと豊富で拡張性も十分。
ファンは天面と背面に1基ずつ、前面に2基搭載でき、ラジエーターも3基搭載可能で冷却性能も高め。
これといった尖った特徴はないものの、手堅く設計された良いケースで、初めてのミニタワーの組み立てにもおすすめです。
Cooler MasterのMasterBox Q300L(MCB-Q300L-KANN-S00)は、先ほどミドルケースで紹介したMasterBox Q500Lのミニタワーバージョンです。
縦置きや横置きに対応できる点や、リーズナブルな点は同様です。
microATX、Mini-ITXのマザーボードに対応し、最大360mmの拡張カード搭載スペースを確保。
ファンは天面と前面に2基、背面と底面に1基ずつ、ベイは3.5×1、2.5×1搭載可能です。
ミニタワーの中では比較的大きく、親切な設計なのでミニタワーの組み立て初心者におすすめです。
シンプルで安価、組みやすいミニタワー初心者向けケース
ThermaltakeのVersa H17(CA-1J1-00S1NN-00)は、メンテナンスがしやすくケーブルマネジメントに優れ、拡張性も冷却性能も高いケースです。
マザーボードはmicroATX、Mini-ITXに対応、拡張カードは最大350mm、ベイは3.5と2.5が2基、拡張スロットは4とミニタワーの中では豊富です。
ファンは天面と背面に1基ずつ、前面に3基搭載可能です。
これだけの性能にもかかわらず、価格は今回紹介しているケースの中でもトップクラスの安さです。
あくまでもミニタワーの中では、という前提ですが初心者にも取り組みやすいケースでしょう。
好みに合わせてデザインを変えられるインテリア性の高いケース
Fractal DesignのEra ITX Silver(FD-CA-ERA-ITX-SI)は、ネイビーやホワイトなどの5種類のカラー、強化ガラスやオークなど3種類の天板素材から好きな組み合わせで買えるケースです。
どの組み合わせでも非常におしゃれで、部屋やオフィスのインテリア性にこだわる方におすすめです。
もちろん見た目だけではなく、多数のドライブベイ、最大295mmのグラボ対応、ファンは天面と底面2基ずつに背面1基と拡張性も冷却性能も非常に高いです。
良い素材を使用している分、やや価格が高い点がネックです。
圧倒的な価格の安さとシンプルな構造で大人気の小型ケース
ThermaltakeのVersa H18(CA-1J4-00S1WN-00)は、先ほど紹介したVersa H17の姉妹機種です。
2機種の違いは、この「Versa H18」はアクリルサイドパネルとフロントメッシュパネルを搭載、一方で先ほどの「Versa H17」がブラッシュアルミニウム仕上げのフロントパネルになっています。
性能はほぼ同じで、マザーボードはmicroATX、Mini-ITXに対応、拡張カードは最大350mm、ベイは3.5と2.5が2基、拡張スロットは4、ファンは天面と背面に1基ずつ、前面に3基搭載可能。
メンテナンスがしやすくケーブルマネジメントに優れ、拡張性も冷却性能も高くてそのうえ安い優秀なケースです。
小型ケース初心者は、先ほどのH17とこのH18、好みの方を選んでしまっても良いでしょう。
自作PCケースの関連商品
ここではあると便利な自作PCケースの関連商品をいくつか紹介します。
キラキラ回って光るおしゃれなLEDファン
PCケースはサイドがアクリルや強化ガラスといったように、透明になっているものも多いです。
理由はもちろんパソコン内部のパーツを見せるためで、そのためPCパーツの中にはLEDを搭載し装着時に光るものも多いです。
せっかく自作するなら組み込むパーツも見栄えの良いものを選びたいですね。
まずはケースに取り付けて外観をグレードアップするLEDファンは、たくさんつけるとパソコン全体がピカピカ輝いて非常に綺麗ですよ。
取り付けられるサイズはケースによって違うので、選ぶときはケースに合ったサイズを選ぶようにしましょう。
内部でピカピカ光る綺麗なLEDメモリ
メモリもLED付きのものを選べば、内部でピカピカ光ります。
メモリはパソコンによって交換(もしくは増設)できる規格が異なります。
メモリの規格や選び方については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2021年最新情報】PCメモリのおすすめ16選 選び方から増設方法までわかりやすく解説!
簡単にメモリを光らせるヒートシンク
すでにメモリを持っている、という方はわざわざLED付きメモリを買い直す必要はありません。
メモリにかぶせて光るヒートシンクを買い足せばOKです。
多少の冷却効果も期待できますし、価格も安いので気になった製品があれば試してみてはいかがでしょうか。
ただし、特にミニタワーなど狭いケースや窮屈なケースで使用する場合、他のパーツに干渉する場合があるので注意が必要です。
自作ケースを廃棄したい時はどうしたらいいの?
新しい自作パソコンを組むときや、古くなったパソコンを処分したい時に困るのが廃棄方法ですが、基本的には自治体の粗大ごみとして出すのが安くて手軽です。
ただ、タイミングを見て出さなくてはいけませんし、少なからずお金もかかります。
もし、ケースが綺麗なら専門店にパーツとして買取に出すという方法もあります。
お金を出して粗大ごみとして捨てるくらいなら、1円にでもなればラッキーですし、人気のケースならひょっとしたらもう少し高値で買い取ってくれるかもしれません。
お店まで持ち運びしなくてはいけないという手間がかかりますが、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
PCを自作するならまずはケースを決めよう!
パソコンを自作する際、まず決めるのはパソコンの性能や将来性を決めるケースです。
ケースの大きさや構造によって最終的に組みあがるPCや、将来グレードアップしたい時の可能性も決まります。
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- ケースのによって付けられるパーツの大きさや種類が変わる
- 大きければ大きいほど性能が高く拡張性が高くなる傾向にある
- 初心者はミドルタワーがおすすめ
自作PCを組むコツは「自分はどんなPCを組みたいのか」という完成予想図、設計図をできるだけ明確にしておくことです。
どんなPCにしたいか決まったらそれに合わせてケースやパーツを選んでいきましょう。
Picky’s編集部では、このほかにも自作パソコンと相性の良さそうなアイテムの記事を多数執筆していますので、ぜひ読んでみてください。
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