桜の季節がやってきた! 桜撮影のおすすめまとめ

   

2019年, 平成最後の年だな〜なんて考えていたら, あっという間に春になってしまいました. 太平洋側の暖かい地域ではもうそろそろ桜が見頃になるのではないでしょうか. 残念ながら(?)私の住む長野市はまだ気温は低めで, 桜が咲くのはもう少し先になりそうです.

桜を撮るなら一眼レフ・ミラーレスが有利

桜の写真を撮るなら一眼レフ・ミラーレスカメラが有利です. というのも, 一眼レフやミラーレスカメラはスマートフォンやコンパクトカメラよりもずっと大きなイメージセンサーを搭載していて, 隅々まできれいに写すことができるからです.

一眼レフ・ミラーレスなら「単焦点レンズ」という選択肢もある

一眼レフ・ミラーレスを買った人の多くは最初はキットレンズ(カメラについてくるレンズ)を使っていると思います. 最近のカメラのキットレンズは十分高性能ですが, 「単焦点レンズ」というものを使ってみるともっとキレイな写真が撮れるかもしれません.

単焦点レンズというのは画像の左のようなレンズで, 一番の特徴はズームレンズのようにズームができないという点です.

しかし, 一般的なズームレンズよりも高画質(歪みが少ない, クッキリ写る)であると同時に, 背景をボカした写真を撮影しやすいという特徴があります.

じゃあズームレンズは悪者なのかというと, そうではなく, ズームレンズの場合は一つのレンズで様々な写真を撮影できるという利点があります. 確かに画質は多少落ちますが, それでも一つのレンズで様々な写真を撮れるのは便利です.

単焦点レンズのオススメは「50mm F1.8」価格はなんと○万円台

一度でも交換レンズの購入を検討したことのある人ならわかると思いますが, 一眼レフ・ミラーレスカメラ用の交換レンズって結構なお値段します. ただ, 中には高性能であるにもかかわらずとっても安いレンズもあります.

Canonの場合, 「EF50mm F1.8 STM」という単焦点レンズが人気です. このレンズは画質がいいのはもちろん, 背景を思いっきりぼかした写真を撮影できます.

最大の特徴がその価格で, Amazonではなんと1万円台から購入できてしまいます(もちろん新品で). 正直こんなに安い単焦点レンズはこれくらいだと思います.

Nikonにもほぼ同じ性能のレンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」があります. Canonのそれよりもちょっと高めですが, 単焦点レンズとしては安いほうだと思います.

おっと忘れちゃいけない, Canonのミラーレス用レンズの単焦点は……ありました. 「EF-M32mm F1.4 STM」ただちょっとお高めでAmazonだと5万円台で販売されています. おいそれと買える値段ではありませんね.

CanonのAPS-Cミラーレス機用レンズは, 「手軽に楽しんでもらいたい」というニュアンスが強いのか, 本格的な単焦点レンズのラインナップは2つのみでした.

どちらにしても桜以外にも色々なシーンで役立つレンズなので, 1本持っていて損はありません.

CanonにもNikonにも, ここに挙げたレンズよりも高性能なレンズはありますが, 価格がぐっと高くなります. まずは50mm F1.8を購入してみるのがオススメです.

たかし先生

コンパクトカメラでもG7X Mark IIやRX100シリーズはキレイに撮れる

一眼レフやミラーレスはちょっと難しそう…… という方には高級コンパクトカメラがおすすめ. コンデジでもCanonPowershot G7X Mark IISONYRX100シリーズは比較的大きめのイメージセンサーを搭載していて, レンズも高性能なのできれいな写真が撮れます.

Rentryでも「一眼レフやミラーレスを使うほどじゃないんだよな~」という方に人気です.

これらのコンパクトカメラは撮影時にRAWで記録することもできるので, あとあとPhotoshopなどの画像編集ソフトを使う場合にも向いています.

撮影時の設定

思い切って「絞り優先オート」を使ってみよう

今回ははおまかせオートで撮影するのではなく, 思い切って「絞り優先オート」という上級者向けモードを使ってみましょう.

絞り優先オートをうまく使いこなせば, 背景をボカした写真や, 背景までクッキリ写った写真を撮ることができます.

絞り優先オートの使い方はとてもカンタン. カメラのモードダイヤルを「A」もしくは「Av」にセットして, コマンドダイヤルでF値(絞り値)を選ぶだけです.

F値を小さくすれば小さくするほど, 背景のボケた写真になります. 逆に, F値を大きくすれば背景までピントの合う写真になります.

ひとことメモ
F値を大きくしすぎると手ブレの原因にもなるので注意してください. 可能なら, 三脚があると安心です.

桜の花をアップで撮影するときは背景をぼかすためにF値を小さく, 風景全体を撮るときはF値を大きくしましょう. 

ひとことメモ
使用できる絞り値はカメラのレンズによって異なります. カメラについてくるキットレンズだとたいていF3.5くらいまでしか下げられません. 一方で高級なレンズだとF2.8とかF1.4くらいにまで下げられるので, より背景をボカした写真を撮影できます.

今回はカメラについてくるキットレンズでも十分背景をボカした写真がとれるので, そこまで問題になりません.

「絞り値(F値)を大きくしすぎると画質が落ちるから, 絞り値は大きくしすぎてはいけない」という話を聞いたことがありますか? レンズの絞り値をF16とか22のような大きな値にすると, 「回折現象」という物理現象の影響でピントが甘くなる傾向があるのは事実です.

ただ, だからといって絞り値を大きくしてはいけないわけではありません. 画質が落ちると言ってもほとんど違いがわからないレベルだからです. 必要なときはどんどん絞っていいと思います.

露出補正が使えればもはやプロレベルの写真が撮れる

絞り優先オートに加えて, 露出補正」もできるようになれば表現の幅が思いっきり広がります.

露出補正は, 下の写真のように写真の明るさ(露出)を調整する機能です. 絞り優先オートを使っていれば殆どの場合カメラが自動的にちょうどいい明るさで撮影してくれるんですが, 「もっと明るくしたい」という場合は露出補正を使って明るくしてみましょう.

桜をキレイに撮る隠れ要素「ピクチャーコントロール」

ニコンは「ピクチャーコントロール」, キヤノンは「ピクチャースタイル」と呼んでいますが, ほとんどのカメラには写真のタッチ(色味)を変える機能がついています.

ピクチャーコントロールを変えれば, 同じカメラ・同じ設定で撮影した写真でもギラギラした感じやゆるふわなな感じに微調整できます.

私がオススメするピクチャーコントロールは「風景」と「ニュートラル」の2種類です.

風景」(Canonの場合はビビッド)にすると, 鮮やかでコントラストの高い写真になります. 特に青々とした空の色が強調されるような印象です.

ニュートラル」は風景とは真逆に, 色はあっさり, コントラストも低めです. 「イマイチパッとしない」と思われるかもしれませんが, その分被写体の持つ色やディテールを忠実に再現できます. いわば, 大げさに表現しすぎない設定というわけです.

桜の写真を撮影するときは鮮やかになる「風景」がいい, ともいえますが, 桜の花びらの微妙なグラデーション・質感を再現できるのは「ニュートラル」だとおもいます.

いざ 撮影

冒頭に書いた通り, 長野では桜は少し早いので, 私がこれまでに撮影した写真を載せておきます.

Nikon D7000とキットレンズで撮影しました. もうちょっと広角にできたら……とも思いましたが, ちょっと桜の木がはみ出るくらいがちょうどいいかもしれません.

桜は完全に背景になってもらって, 普段使っているフイルムカメラを主役にしました.

桜の花びらのアップです. キットレンズでも望遠よりにして, レンズのF値を小さくするとここまでボケます.

地面に落ちた花びらを撮ってみました. こういうときにバリアングル液晶やチルト式液晶だとずいぶん楽.

高校生の時に撮った写真なのであまりうまくはありません.

桜をアップで撮影するときは背景に注意が必要です. 写真のように, 背景がかぶってしまうと非常にゴチャゴチャした印象になってしまいますから, 青空が背景になるように工夫するといいと思います.

まとめ

記事を書いていて改めて痛感しましたが, 桜の写真ってやっぱり難しいです.

適当に撮っただけでは桜ってキレイには写りません. かといってレタッチソフトであれこれ色を調整すると不自然な色になってしまいます.

長野でも桜が咲いたら, 今年も撮りに行こうと思います.