おすすめの単焦点レンズをメーカー別に紹介。初心者も玄人も、これを見て決めろ!

今や、大学生からシニア世代の方まで広く普及するようになった一眼レフカメラ。

一眼レフカメラには交換レンズという、コンパクトデジカメやスマホカメラにはない特徴があります。

あまたの交換レンズのうち、ぜひオススメしたいのが「単焦点レンズ」です!

写真が劇的に変わる単焦点レンズ。

ここで、皆さんご自慢のカメラにぴったりの単焦点レンズを見つけていってくださいね!

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この記事を読んでわかること
  • ニコンユーザーにオススメの単焦点レンズ
  • キャノンユーザーにオススメの単焦点レンズ
  • ペンタックスユーザーにオススメの単焦点レンズ
  • オリンパスユーザーにオススメの単焦点レンズ

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単焦点レンズとは焦点距離が変えられないレンズ

交換レンズのうち、焦点距離が変えられない(=ズームが出来ない)レンズを単焦点レンズと呼びます。

焦点が「単」(=1つ)なので単焦点レンズです!単焦点レンズをカメラに取り付けると、ズームが出来ず、レンズやカメラをどう操作しても、ファインダーを覗いて見える広さ(画角)は変わりません。

単焦点レンズのイメージが湧かない…。そんなあなたがお使いになっているのはきっとズームレンズでしょう!

レンズを回すとズームしていくのではないでしょうか?

単焦点レンズではそれが出来ず、それぞれのレンズ固有の、ある焦点距離で固定されてしまっているのです。

一見すごく不便に見える単焦点レンズ。実はすごく魅力のあるレンズなのです!

単焦点レンズの魅力は明るくて大きくボケる・ブレにくいこと

一言で申し上げれば、「単焦点レンズには明るいレンズが多い!」ということに尽きます。

F1.4やF1.8など、開放F値の小さいレンズを明るいレンズと呼んでいますが、ここでさらっと、明るいレンズのメリットをご説明いたします。

単焦点レンズとは?それは明るく使いやすいレンズの代名詞!

大きくボケて一眼「っぽい」写真になる!

SONY α6000 単焦点レンズ アジサイ

撮りたいモノ(被写体)にはバッチリピントが合って、その前後や背景は大きくボケた写真。「一眼レフで撮ってよかった」と思わせられるのは、そんな写真が撮れたときではないでしょうか。しかし、一眼レフカメラを手に入れてしばらくは、ボケの大きさなんてとてもイメージ通りに操作できないものです。

その理由の一つに、お使いのレンズの開放F値が大きい(暗い)ことがあります!

初心者向けのズームレンズ AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでは、f/3.5-5.6という部分がレンズの開放F値を示しています。

この数値、つまり開放F値が小さいほど、そのレンズで撮った写真は大きくボケるようになります。

そこで満を持して、単焦点レンズの登場です!

お手頃な単焦点レンズとして、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8GやEF-S 35mm F2.8 MACRO IS STMがありますが、これらの開放F値はそれぞれ1.8と2.8です。

先ほど紹介したズームレンズより、開放F値がずっと小さいのがお分かりになるでしょう。開放F値が小さいレンズほど背景がボケた写真が撮れますので、ズームレンズより単焦点レンズのほうがよくボケた、一眼レフ「っぽい」写真になることがわかります!

単焦点レンズには、こうした開放F値が小さく、明るいレンズが多いのです。

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シャッタースピードが速くなり、写真がぶれにくくなる!

開放F値が小さく明るいレンズでは、カメラボディに光を届けるレンズ内の穴の大きさが大きくなります。すると、光が効率よく入ってくるようになるので、同じ明るさの写真を撮るために必要なシャッタースピードが短く(速く)なります。

シャッタースピードが遅いと、ブレが発生しやすくなります。ぶれた写真はあまりに見苦しく、なんとも勿体ないものです。

開放F値の小さい、明るいレンズを使うことで、ブレが軽減できるのです!

単焦点レンズのメリットはほかにもあります。もちろん少しのデメリットもありますので、単焦点とは?明るいレンズについてもっと詳しく!という方はこのページをご覧ください。

単焦点レンズとは?それは明るく使いやすいレンズの代名詞!

Nikonユーザーにおすすめの単焦点レンズ

それでは早速、みなさんにピッタリの単焦点レンズを見つけていきましょう!

ニコン APS-C(DX)機、初心者の方におすすめの単焦点レンズ

ニコン D3000系(D3300など)やD5000系(D5500など)、D7000系(D7200など)他。

初めて一眼レフカメラを持った方の多くは、これらのカメラを選んだことと思います。

そんな初心者のみなさんにオススメしたい単焦点レンズはこちら↓

DX専用の35mm/F1.8です!APS-Cサイズの一眼レフカメラでは実際の焦点距離は1.5倍になりますので、標準域とよばれる50mmに近くなります。そういった意味で、単焦点初めての1本としてオススメされることが多いレンズです。

このレンズは実に単焦点らしく、明るい!軽い!安い!の三大アピールポイントをしっかり押さえており、実際にカメラにつけてみるとその短さに驚きます。あぁレンズの存在感の無さ!軽すぎる!

とはいえニコン純正の単焦点レンズ。写りもばっちり、F1.8の明るさで背景のボケも大きくやわらか。

ほんっと短くて軽いこのレンズ。手放しでオススメできる、初心者のための単焦点レンズです。ぜひとも挑戦していただきたいものです。

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ニコン フルサイズ(FX)機におすすめの単焦点レンズ

ニコン D600系(D610など)やD700系(D750など)、D800系(D850など)他。

フルサイズ一眼レフ機をお使いの方に単焦点レンズをご紹介するなんて野暮でしょうが、どうかおつきあいください(笑)

まずはSIGMAのArtラインより、35mm/F1.4です。

このレンズはSIGMAが「圧倒的な描写性能」を謳ってリニューアルしたArtラインの製品で、やはりその描写力はものすごいものがあります。Artラインの名に恥じぬ、このレンズの一番の魅力はその描写性能です。

私も単焦点最初の1本としてこのレンズを手に入れ愛用していますが、使えば使い込むほどに驚かされるその描写力。F1.4という明るさで、35mmながら非常に大きなボケを演出してくれます。

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開放から十分すぎる描写を見せてくれますし、もちろん1,2段絞ったF2.8前後からは周辺減光も解消され、めきめきと描写力が高まって参ります。わたくしの使用感としては、F4~6.3で解像力のピークを迎えます。

F1.4ということで、夜間のわずかな光をとらえる星景やホタルなどの撮影にも対応できますし、カメラにつけっぱなしの標準レンズとして、お気に入りの1本になること間違いありません!

お値段は優しく、新品で10万円以下から、中古品で6万円台からございます。これもサードパーティの、現実的な魅力の一つですね。

次にNikonから、58mm/F1.4です!

このレンズをご存じない方は、なんとも微妙な焦点距離だこと…と思われたことでしょう。

この58mmという焦点距離は、大口径標準レズとして古くから伝統的に使われてきた焦点距離なのです!「ノクトニッコール」を思い浮かべる方もいらっしゃることでしょう。ボケ味の良さを謳うこのレンズ。Nikonポートレートにこのレンズあり。

加えて、玄人カメラマンの皆さんにはぜひカールツアイスの単焦点レンズをおすすめしたいところですが、いかんせんとても高価なうえ、マニュアルフォーカスなレンズばかりですので、このページでは控えさせていただきます…。

もちろんその色乗り、独特の雰囲気、緻密な描写力などその孤高っぷりは筆者の大好物なのですが…、このページでご紹介するのはいささかお門違いかと思いまして。(あの価格をこのページに出したら、初心者の方にドン引きされてしまいます…(苦笑))

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Canonユーザーにおすすめの単焦点レンズ

キャノン APS-C機におすすめの単焦点レンズ(EF-Sレンズ)

EOS Kissシリーズや、EOS 9000DEOS 80DEOS 7DMarkⅡなどに代表されるAPS-C機です。これらのカメラにはEFレンズのほかに、APS-C機専用レンズのEF-Sレンズが装着できます。

中級者向けカメラ「Canon EOS 80D」を性能面から徹底レビュー!

おすすめするのはこちら↓ SIGMAさんから、30mm/F1.4です!

まず目に入る、開放F1.4という大きな魅力。

初心者の方へはその値段の安さからワンランク下のF1.8をオススメすることが多いです。

それでもこのレンズは、このお値段で開放F1.4を提供くださっています。F1.8でも十分だと言われればそれはそうなんですが、F1.4はもっといいのもまた確かです。F1.4とF1.8、いざ使ってみるととてつもない違いですよ。明るさは正義!

そんなわけで、サードパーティ製レンズではありますが、ここではあえてSIGMA 30mm/F1.4 Artをオススメいたします!キャノンのAPS-C機では焦点距離が×1.6ですから、このレンズが標準域にぴったりの48mm程度になるのも嬉しいですね。

注意
コスパ最高なこのレンズですがAPS-C機にしか使えません!いつかはフルサイズ…とお考えの方はご注意を。

上では、APS-C機専用のレンズをご紹介しましたので、もう一本、「いつかはフルサイズ」な初心者の方にオススメする単焦点レンズをどうぞ!

Canonさんの、EF 50mm F1.8 STM です。

驚くなかれ、その価格。なんと新品で15,000円程度と規格外のお値段です。

「こういった安価なレンズから、単焦点の魅力を知っていただきたい…」というCanonさんの思いからかも知れませんが、それでもこのレンズが評価され各所でオススメされているのは、その高性能っぷりにあります!

開放F1.8で単焦点らしくピント面はくっきりと、背景には柔らかなぼけを作ります。構造が単純な単焦点レンズですから、画質も折り紙付き。この高画素高画質の時代に合ったレンズです。

最短撮影距離は35.0cmで、これはカメラのセンサーからの距離ですから、レンズの前30cm弱まで近寄ってピントを合わせられるということになります。レンズの前に手を広げてみてください。それくらいの距離感で、お子さんとふれあいながら撮影できるんですよお父さん!

全長は39.3mmでカメラからほとんど飛び出さない程度。重さも160g程度とまったく負担にならない重さと言って過言ではありません。

ニコン党の私ですが、いやはや、敵ながらあっぱれです。調べながら書き進めるうちに欲しくなってきちゃいました。

キャノン フルサイズ機におすすめの単焦点レンズ

言わずと知れたプロ機EOS 1Dx MarkⅡや、EOS 5DシリーズEOS 6Dシリーズがフルサイズ機になります。

これらのフルサイズ機では、EFレンズのみが使用できます。EF-SレンズはAPS-C専用でご使用になれませんのでご注意を!

それではこちら!Canonさんの50mm/F1.2です。

なにより開放F1.2。F1.4とは圧倒的な違いがあるといいます。やはり違いは圧巻のボケ量と、それで作られるなんとも情緒的な表現。多少口径食が目立つようですが、このF1.2のまえではそれさえも味に見えてきます。玉ボケなんていいですね。そんな、孤高のレンズです。

ニコンの現行レンズではF1.2の明るさを持つものは唯一50mm/F1.2がありますが、これはMF(マニュアルフォーカス)レンズでオートフォーカスが効きません。AFも効くF1.2単焦点レンズ。これもまた、Nikon党な筆者羨望の1本になりました。

PENTAXユーザーにおすすめの単焦点レンズ

ペンタックス APS-C機におすすめの単焦点レンズ

PENTAX KPやK70シリーズがこれに当てはまります。

そこでおすすめするのが、smc PENTAX-DA 35mmF2.4ALというレンズ。

ペンタックスらしく緑色の輪を巻いた単焦点レンズです。まいているのは緑の輪だけではなく、ユーザーに撒き餌のごとく安価で提供しているレンズで、俗に「撒き餌レンズ」と呼ばれます。

F値こそ他の単焦点レンズに比べやや暗いですが、もちろんキットのズームレンズよりはずっと明るく、それだけボケを味わうことが出来ます!質量124gと非常に軽いのもオススメできる理由の一つ。それでいてこちらも単焦点らしいキレのある絵を作ってくれます。

価格15,000円程度ってだけみるとまさに「撒き餌」の様相ですが、しかし撒き餌とは呼ばせない高品位なレンズなのがペンタックスのプライドでしょう。

ペンタックス フルサイズ機におすすめの単焦点レンズ

PENTAXのフルサイズ機はK-1シリーズ。K-1とK-1 MarkⅡの2機です。

そこで smc PENTAX-FA77mm F1.8 Limited をご紹介します!

Fレンズシリーズからオートフォーカスモデルとして発売されたFAシリーズ。このシリーズから、ボケなどレンズの味にこだわった「Limited」レンズ群が登場しました。このレンズはそのLimitedのうちの一本。

ニコンやキャノンを始め、シグマなども中望遠域の単焦点レンズをF1.4で出している中、F1.8という選択。ペンタックスユーザーの多くはこれを肯定的にとらえているようです。それはやはりボケ量の適切さを考えてのこと。ピント面はしっかり、背景はぼんやり味を残してボケる。その塩梅がたまらないようです。

また、今時少なくなってきたアルミ切り出しのひやっと冷たいレンズ鏡筒に魅せられているユーザーも少なくありません。やっぱり、機材の質感って大事です。モチベーションになりますし、この機材で撮りたいっ!そう駆り立てられます。

PENTAX-D FAという名のレンズたちが、初のフルサイズ機K-1発売に合わせて作られた対応レンズを意味します。今後このシリーズが拡充されるのでしょうか。楽しみです。

フルサイズユーザーの皆さんには、ペンタックスの魅力を十分残すLimitedシリーズを中心に味わい、メーカーを応援していただきたいものです。

OLYMPUSユーザーにおすすめの単焦点レンズ

オリンパス マイクロフォーサーズ機におすすめの単焦点レンズ

マイクロフォーサーズとはセンサーサイズの一規格で、パナソニックとオリンパスが共同で策定したシステムになります。4/3型とも呼ばれます。フォー(4)サーズ(3)ですね。35㎜換算の焦点距離は2倍になります。

代表的な機種としてOM-D EM-1 MarkⅡをはじめとするOM-Dシリーズ、それからPEN-Fシリーズがあります。また、パナソニックから、DC-GH5Sなどのハイエンドミラーレスにも互換性があります。

そこで、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8をご紹介いたします!

焦点距離は2倍になりますからちょうど50mmになります。ああなんてわかりやすい!

コンパクトボディの魅力を十分引き出す、スマートなレンズ。PEN-Fにそっと添える単焦点。いやぁ素敵ですね。

最短撮影距離は25cmで、距離が取れないシチュエーションでもピントはばっちり。ボケもばっちり!

お値段は新品で3万円ほどから。

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その焦点距離のためだけのレンズ、それが単焦点!

さて、様々なメーカー、それぞれのセンサーサイズに応じて皆さんのニーズも変わるものと思い、様々な視点から単焦点レンズをご紹介してまいりました。

単焦点レンズの魅力はなにより、その焦点距離のためだけのレンズであること。それから、圧倒的な明るさを誇ることです。

レンズが持つ固有の焦点距離を愛し、ズームレンズではかなわない絞り開放での味を楽しむこと。

58mmや77mm、またF1.2なんて尖ったレンズもご紹介しました。

こういった個性的なレンズがどんな世界を見てきたのか、どんな世界を見せてくれるのか。想像するだけでワクワクしてきます。

そろそろお気づきでしょう、筆者、レンズ沼の住人をやっております。とっぷりと。

もちろん最初は撒き餌レンズからでも構いません、ぜひ単焦点レンズで写真をがらっと変えてくださいね!

それではここまで、レンズ愛マシマシでお伝えしました。お付き合いありがとうございました。

まとめ
  • カメラ初心者のあなたにこそ単焦点レンズをおススメしたい。
  • 単焦点最初の一本には標準域(換算50mm程度)をおすすめ。
  • 単焦点レンズは間違いなくあなたの写真を変える!

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