【失敗しない!】燻製器おすすめ20選|キャンプ・自宅にも使えて初心者も安心な小型・家庭用タイプもご紹介

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簡単に燻製を手作りできる「燻製器」。燻製作り初心者でも、燻製器があればアウトドアやキャンプ、自宅で手軽に燻製を作って楽しめます。

しかし燻製器には、鍋、小型、IHが使える家電とタイプはさまざま。さらに熱燻・温燻・冷燻と好みの燻製調理法に合わせた燻製器を選ぶのは難しいもの。

この記事ではキャンプ用・自宅(家庭用)に適した燻製器や調理法、使い方。いま売れている20選をご紹介!人気メーカーの、コールマン・SOTO・LOGOSの燻製器も紹介しているので、これから燻製を始める初心者の方も、ぜひ参考にしてみてください。

燻製器の選び方:キャンプ用or自宅用?シーン別で紹介

キャンプ用には「縦長タイプ」「温度計」「耐久性」をチェック

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キャンプやアウトドアでの燻製に使うなら縦長タイプの燻製器がおすすめです。縦長タイプの燻製器なら網を2~3段に設置して「熱燻」と「温燻」を同時に作れます。

高さ40cmほどの燻製器なら、友人や家族との大人数のキャンプでも一気に4~5人分の燻製ができるので便利ですよ。

また魚や肉の塊をそのまま吊るして燻製できるので、見た目も豪快!ニジマスやベーコンなどの食材を燻製にするのも人気です。

厚さ4cmほどにまで畳める「折り畳み式の燻製器」もあるので他のキャンプ道具の隙間に収納できます。

「温度計付き」or別売りの「燻製器用温度計」があると便利

温度計付き燻製器

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燻製用の温度計

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キャンプに持って行く燻製器を選ぶ際には「温度計」の有無も確認しましょう。

燻製で最も多い失敗が「温度調整」です。温度が合っていないと「チーズが溶けてなくなった」「生焼けで食べられない」と失敗してしまいます。キャンプの場合は外気の影響を受けるので、こまめな温度チェックをおすすめします。

燻製器の素材は耐久性が高い「アルミ製」「鉄製」がおすすめ

キャンプやアウトドアに持ち出すと、燻製器を落下・衝突で破損する可能性があります。鉄製やアルミ製の頑丈な燻製器を選びましょう。

できるだけ荷物を増やしたくない、手軽に燻製を楽しみたい、という方には「使い捨て燻製器」もおすすめです。段ボールの折りたたみ式なので、軽くてかさばりませんよ。

自宅・家庭用:煙少なくて気軽に作れる「IH鍋」や「家電タイプ」がオススメ

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自宅で燻製を作るなら、密封性の高い「鍋タイプ」「家電タイプ」がおすすめです。燻製調理で気になるのはやはり「煙」ですが、最近の家庭用燻製器は、煙も臭いもほとんど出ないタイプも多いので、初心者でも使いやすいですよ。

コンパクトな鍋タイプなら1~2人分。直径30cm以上で網が2段の鍋タイプなら3~4人分ほどの食材を1度に燻製できます。

家電タイプの燻製器なら、燻製チップを容器に敷き、食材を並べてアルミホイルをかぶせ、タイマーをセットするだけ。使い方も簡単で、手軽に作りやすいですね。

最近では「電気コンロ」も燻製作りに便利だと注目を集めていますよ。

関連記事:【土鍋や網焼きもできる】電気コンロおすすめ14選|フライパンが使える・電気代が安いタイプも

自宅・キャンプの両方に使いたい人は、「煙少なめの鍋」「鉄orアルミ製」を選ぼう

自宅のキッチンや、アウトドア・キャンプとも兼用したい人は、直火にかけられて煙の出にくい鍋タイプがおすすめです。また耐久性の良い鉄製・アルミ製が良いでしょう。

好みの燻製調理で選ぶ:「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類ある

熱燻製熱燻 たまご
温燻製温燻 ベーコン
冷燻製冷燻 スモークサーモン

一口に燻製と言っても「熱燻法(ねつくんほう)」「温燻法(おんくんほう)」「冷燻法(れいくんほう)」と3種類の調理法があります。

どの調理法で燻製をするかで選ぶ燻製器も変わってきます。あなたの作りたい調理法に合わせて燻製器を選びましょう。

熱燻製:初心者におすすめ!温度管理が簡単なのでキャンプにも最適

「熱燻法」は燻製器の底に近い高温部で、短時間に燻製をする調理法です。

80~160℃の高温で調理するためほとんど「焼いている」状態で燻製します。「簡易燻製法」ともいわれ、小型の燻製器でできるので初心者におすすめの燻製法です。調理時間は10分~30分ほど。

オススメの食材は、たまご・チーズ・いぶりがっこ・ソーセージなどと幅広く、肉・魚もすぐに火が通ります。キャンプや自宅で、さっと作ってすぐに食べたい時にオススメです。

温燻製:いろんな食材におすすめ・やわらかい食感が好きな人に

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「温燻法」は熱燻法よりも熱源から遠い部分で燻製をする調理法です。

30~80℃ほどで調理するので程よく水分が抜け、燻香もしっかりと着きます。調理時間は料理内容や食材により30分~1日ほど。燻製時間が長めなので、キャンプやお庭でベーコンやローストビーフの手作りに向いています。

長時間の温燻法では水分が50%ほど抜けるので、ドライトマトなど短期の保存食にもオススメです。熱燻法よりは調理に時間がかかりますが、低温なので柔らかい食感に仕上がります。

低温調理器で柔らかく調理した食材を、燻製にするのもおすすめです。

関連記事:【2021年】低温調理器 おすすめランキング 20選| 安いVS高い機種を徹底比較しました!

冷燻製:ベテランに人気◎1日以上かかるが本格的な味わいが特徴

「冷燻法」は主に保存食を作るときに使う調理法です。15~30℃ほどの低温で1日~3ヵ月ほどと、長時間かけて水分を抜くので、生ハムやドライソーセージなどの保存食作りに適しています。

長い時間をかけて調理するので、素材にはしっかりとした下処理が必要です。長時間の燻製になるので、途中でスモークチップやスモークウッドを継ぎ足します。自宅の庭などでの調理に向いていますよ。

※冷燻で保存食を作るなら、食材の下処理も「2ヵ月間塩漬けにして、塩抜きを1週間」など長期間行います。ベテラン向けの燻製法ですが、味わいの深い燻製ができるので、燻製に慣れたらチャレンジしてみるのもいいですね。

編集部

燻製初心者なら、まずは「熱燻」や「温燻」がしやすい燻製器を探しましょう

お手入れのしやすさ・使いやすさで選ぶ

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「分解できる」「鉄・アルミ・セラミック素材」ならお手入れしやすい

燻製器を長く使用するためには、「分解できる」「素材が鉄orアルミorセラミック」の燻製器がおすすめです。燻製器は高温で使用するので、素材の水分や肉汁などで汚れがこびりつきやすいもの。スポンジ等で擦りやすい凸凹の少ない燻製器を選ぶと洗いやすいですよ。

使いやすさ:食材の取り出し口が大きいといろんな食材を入れやすい

取り出し口が大きく開閉できるかも要チェック。

自宅・家庭用で小型の燻製器なら、フタがドーム型のものや、フタが取れてフルオープンになる製品がおすすめです。またキャンプやアウトドアなどで使う大きめの燻製器なら、横に扉が付いているタイプが食材の出し入れに便利ですよ。

【キャンプ・アウトドア向け】燻製器おすすめ人気ランキング【比較一覧表】

商品最安価格形状サイズ(直径×高さ)重さ対応スモーク法対応熱源材質付属品その他特徴
1位:ホンマ製作所 スモークシェフ F-240楽天市場¥10,650 AmazonYahoo!縦型24.5 x 44 cm2kg熱燻製、温燻製、冷燻製直火ガルバニウム鋼板網×2、S字フック×3、網乗せ金具×8、チップ皿サクラチップ
2位:ソト(SOTO) いぶし処 お手軽香房 ST-124楽天市場¥2,983 AmazonYahoo!縦型22.2 × 19.4 × 41.5 cm2.0kg熱燻製、温燻製、冷燻製直火スチール燻煙網×2、チップ皿、吊り下げフック×3折り畳み式
3位:ロゴス(LOGOS) スモーカー LOGOSの森林 スモークタワー楽天市場¥16,800 AmazonYahoo!縦型26 x 42 cm3.1kg熱燻製、温燻製、冷燻製直火ステンレス、スチールSフック×3、焼網3枚スモークケース
4位:コールマン(Coleman) ステンレススモーカー楽天市場¥9,352 AmazonYahoo!縦型26 x 40 cm2.1kg熱燻製、温燻製、冷燻製直火ステンレス棚網×2枚、チップ皿、フック×4、温度計煙調整空気口
5位:ソト(SOTO) 燻家 スモークハウス ST-114楽天市場¥1,650 AmazonYahoo!段ボール・縦型23 x 23 x 52 cm554g温燻製スモークウッド段ボール、アルミアルミ皿、金棒、金網、フックスモークウッド1個付属
6位:snow peak コンパクトスモーカー CS-092楽天市場¥13,200 AmazonYahoo!横型315×220×165mm2kg熱燻製直火ステンレスネット、受け皿2段構造
7位:MARUKA くんせい器 スモーくん DX楽天市場¥4,000 AmazonYahoo!縦型24.5 x 40 cm1.5kg熱燻製、温燻製、冷燻製直火ガルバニウム鋼板、亜鉛メッキ網Sフック、焼網3枚さくらチップ100g付属、空気調整スライド窓
8位:BKLN DINER 燻製器 スモーキングガン楽天市場¥4,700 AmazonYahoo!スモーキングガン36 x 36 x 155 mm200g冷燻製電池式本体、送煙チューブ静音設計
キャプテンスタッグ バーベキュー用燻製器 M-6547楽天市場¥2,836 AmazonYahoo!縦型240mm×255mm×400mm2500g熱燻製、温燻製、冷燻製直火スチール吊り下げ用フック折りたたみ式
バンドック スモーク缶 温度計付 BD-439楽天市場¥4,000 AmazonYahoo!縦型250mm×250mm×370mm約1400g熱燻製、温燻製、冷燻製カセットコンロスチール温度計空気調節弁付

【キャンプ・アウトドア向け】燻製器おすすめ人気ランキング10選

【自宅・家庭用】燻製器おすすめ人気ランキング【比較一覧表】

商品最安価格形状サイズ (長さx幅x高さ)重さ対応スモーク法対応熱源材質付属品その他特徴
1位:キャメロンズ ミニスモーカー楽天市場¥4,290 AmazonYahoo!横型27.9 x 17.8 x 7.6 cm1.26kg熱燻製直火、IHステンレス蓋、網、チップ皿ウッドチップ155g付属
2位:SOTO(ソト) スモークポット ST-128BK楽天市場¥7,480 AmazonYahoo!鍋型19 x 14.2 cm1.4kg熱燻製直火、IH耐熱陶器、磁器、鉄蓋、網、温度計オリジナルレシピブック付属
3位:サーモスイージースモーカー RPD-13 BK楽天市場¥8,100 AmazonYahoo!鍋型14.9 x 14.9 cm2㎏熱燻製直火セラミック焼き石、網さくらチップ100g、オリジナルレシピ付属
4位:コールマン(Coleman) コンパクトスモーカー楽天市場¥6,083 AmazonYahoo!鍋型23.5 × 20.5 cm835g熱燻製、温燻製直火ステンレス網×2枚、収納ケース2段調理
5位:パナソニック ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100-K楽天市場¥55,900 AmazonYahoo!家電タイプ40.5 x 41.6 x 28 cm8.6kg熱燻製直火ロティサリーグリル網触媒フィルター
6位:ツヴィリング スモーカーセット 40999-028楽天市場¥13,855 AmazonYahoo!鍋型38.6 x 28 cm2.1kg熱燻製直火、IHステンレス、アルミニウム蓋、網、チップ皿弱火調理
7位:アペルカ テーブル トップ スモーカー楽天市場¥16,500 AmazonYahoo!鍋型23.01 x 22 cm1.37kg熱燻製直火鋼板(シリコン樹脂塗装)、ステンレス鋼蓋、網、チップ皿さくらチップ100g、サクラスモークウッド100g、オリジナルレシピブック付属
グリーンハウス フードスモーカー GH-SMKAA-SV楽天市場¥5,401 AmazonYahoo!スモーキングガン直径68mm×高さ159mm約300g冷燻製電池式アルミ・合金レシピブック、スモークチップ3種燻製チューブ25cm付き
ソト スモークポットDon(ドン) ST-127NV楽天市場¥5,280 AmazonYahoo!鍋型230mm×230mm×165mm1.58kg温燻製、熱燻製直火陶器製温度計、オリジナルレシピ集藍色、うぐいす色、つばき色の3種類
Qfun フードスモーカー楽天市場¥4,099 AmazonYahoo!スモーキングガン直径68mm×高さ166mm304g冷燻製電池式アルミ・合金チューブ静音設計

【自宅・家庭用】燻製器おすすめ人気ランキング10選

燻製器のおすすめの人気メーカー

機能性もコスパも良い「コールマン(Coleman)」

コールマン(Coleman)は主にキャンプ用品の製造・販売を手掛けるアメリカの会社です。

機能性が高いのに値段はお手頃なのが特徴です。コールマンの燻製器には上級者から初心者まで使いやすい製品が揃っています。特に「コンパクトスモーカー」は一般の鍋ほどの大きさなのに「熱燻」と「温燻」に対応。自宅・家庭での燻製にも、キャンプでの大人数の料理にも対応する優れものです。

シンプルで使いやすい「ソト(soto)」

ソト(soto)は日本の会社「新富士バーナー株式会社」のブランドで、主にアウトドア用品を製造・販売しています。

ソトの燻製器はアウトドアブランドらしいシンプルな設計が特徴です。自宅・家庭用では鍋とフタと網だけのシンプルなもの。キャンプ用では厚さ4cmにまで畳める縦型タイプなど、コンパクトさと機能性の高さにこだわっており、初心者にもおすすめ。

長く大事に使える「ロゴス(LOGOS)」

ロゴス(LOGOS)はキャンプやバーベキューの用品を製造・販売するアウトドアの総合メーカーです。

ロゴスの燻製器は耐久性と機能性の高さが特徴です。「LOGOSの森林 スモークタワー」には熱燻から冷燻までできる機能が備わっています。また本体は厚みのあるステンレス・スチール製で頑丈です。本体は観音開きにもなりお手入れも簡単。長く大事に使いたい燻製器ですね。

コンパクトで機能性の高い「キャメロンズ(Camerons)」

キャメロンズ(Camerons)はスモーク製品・グリル調理器で世界をけん引するアメリカのブランドです。

キャメロンズの燻製器はシンプルなのに使い勝手が良いのが特徴です。家庭でもキャンプでも使いやすい「キャメロンズ ミニスモーカー」は、見た目はアウトドア用品のようでIHにも対応。コンパクトなのに容量が大きく、お手入れもしやすいと人気の製品です。

安い燻製器vs高い燻製器の違いとは?比較

安い・高い燻製器

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燻製器の価格には2,000円ものから3万円を超えるものまで様々です。燻製器は価格によって何が変わるのでしょうか?

まず高価な燻製器は「温度計」や食材を掛ける「フック」「内網」など付属品が充実しています。本体も頑丈で、傷や汚れがつきにくい「アルマイト加工」などが施され耐久性の高い製品が多いですね。「温燻」や「冷燻」など複雑な調理にも対応しています。

しかし、付属品が多いので「お手入れがしにくい」「使い方が複雑で難しい」などのデメリットもあります。本体が頑丈な分、重量も増えるので持ち運びにも不便です。

安価な燻製器は造りが簡単で、網・本体も薄い鉄製が多いので、耐久性も強くありません。しかし造りが単純なぶん使い方は簡単。重量も軽いので持ち運びにも便利ですよ。

高価な燻製器 安い燻製器
メリット
  • 付属品が豊富
  • 本体が頑丈で長持ち
  • 冷燻など難しい調理もできる
  • 本体が軽いので持ち運びが楽
  • 構造が単純なので調理が簡単
  • 気軽に燻製調理が始められる
デメリット
  • 本体が重く持ち運びに不便
  • 構造が複雑なので手入れが面倒
  • 複雑な調理が可能だが使い方が難しい
  • 本体が脆弱なので長持ちはしない
  • 内網が弱く壊れやすい
  • 汚れが付きやすくお手入れが面倒

安い燻製器の中には1,000円台の段ボール製の製品もあります。耐久性はありませんが、持ち運びに便利で、燻製がどんなものかを試すのにも使えますね。

美味しい燻製を作る!使い方のコツ

キャンプ 燻製

買ってきてすぐの食材をそのまま燻製しても美味しい燻製は作れません。食材に水分が多いと、燻製の煙と反応し「酸味」や「苦味」が出てしまいます。必ず最低限の処理をしてから燻製しましょう。

  • 燻製料理を美味しく手作りする方法
  • STEP.1
    下処理
    お肉を燻製する場合、余計な脂は味を落とすので取り除いておきます。また魚の場合は内臓や血合いを除きしっかり水洗いしましょう。
  • STEP.2
    塩漬け
    食材に塩を振り下味をつけます。少なくとも30分~1時間ほど漬け込みましょう。保存食を作る場合は1日~い1週間ほど漬け込む場合もあります。時間があればソミュール液に漬け込むのもおすすめ。時間が無ければ「塩鮭」や「チーズ」「手羽先の塩麴漬け」など味付けされた食材がおすすめ。手間なく美味しく燻製ができます。
  • STEP.3
    塩抜き
    しっかり味が付いたら食材を水につけて塩抜きします。簡単な下味なら洗うだけでもいいですが、ソミュール液に数日間漬けた食材なら4時間ほどは必要です。
  • STEP.4
    乾燥
    もっとも大切な工程が「乾燥」です。食材に水分が多いと酸味や苦みの原因に。必ず食材表面の水分をしっかり拭き取り、最低でも30分~1時間は外気や風に当てて乾燥させましょう。
  • STEP.5
    燻製
    乾燥が済んだら食材を燻製器で調理します。燻製には「スモークチップ」や「スモークウッド」を使います。熱燻~温燻にはスモークチップが、温燻~冷燻には」スモークウッドが向いています。代表的なチップの素材は「サクラ」ですが、「ナラ」「ブナ」「リンゴ」などを使うと一味違った燻製を楽しめます。

下味付けと乾燥をしっかりすることで、燻製の味や香りが格段に良くなりますので、ぜひ試してください。またそれらの行程が面倒なら、塩鮭やチーズ、かまぼこなどもともと味の着いた食材を使うと時短できます。

ひとことメモ
「ソミュール液」とは塩分濃度30%の塩水に砂糖やスパイスを入れ一度温めたもの。ハムなどの下味付けに使われます。食材に芯から下味をつけたい場合はチャレンジしてみてください

一度柔らかく煮た豚肉などを燻製にかけチャーシューにする調理もおすすめです。豚肉を柔らかく煮るなら簡単調理の電気圧力鍋が便利ですよ。ぜひ併せてチェックしてみてください。

関連記事:【2021年】電気圧力鍋のおすすめランキング20選| 高いVS 安い機種を徹底比較

燻製中の注意点

キャンプなど野外で燻製をする場合は、風によってコンロなどの火が消えないよう注意しましょう。

燻製器

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また密閉性の高い燻製器の場合、蓋をきっちり閉じすぎると鍋の中が酸欠になり、チップの火が消えてしまいます。煙は気になりますが、鍋と蓋の間に多少の隙間を作っておきましょう。

燻製器のお手入れ・洗い方のコツ

洗い方

燻製器は空焚きに近い状態で使用するので頑固な焦げが付きやすい道具です。アルミ・鉄製の燻製器なら、そこから腐食してしまうことも。長く使用するならお手入れも重要です。

内網などは通常の洗い方でいいですが、問題なのは燻製器の底や蓋です。べたっとした油やチップから出るヤニ、頑固な焦げがついていて、水洗浄ではなかなか落ちません。そんな汚れには「キッチンクイックル」がおすすめです。

お手入れ

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油汚れに強いキッチンクイックルは、燻製器についた頑固な油やヤニも落とします。さっと水洗いした後にまずキッチンクイックルで油を落としましょう。その際、汚れが手につかないよう手袋の使用をおすすめします。

次にタワシ等を使ってしっかり焦げ付きを落としましょう。焦げが酷い場合は研磨剤入りスポンジの使用もおすすめです。

お手入れ

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最後にメラミンスポンジで残りの汚れを落とします。油汚れをしっかり落とすことで臭いも残りにくいですよ。

スモーキングガンタイプの燻製器もキッチンクイックルがおすすめ

スモーキングガン

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手軽に燻香が楽しめる「スモーキングガン」ですが、1度の使用で汚れが付きやすい燻製器です。電気製品なので丸洗いがしにくいため、キッチンクイックルでのお手入れがおすすめです。

  1. チップトレーが冷えたことを確認し、燃えカスを付属のブラシで丁寧に除きます。
  2. チップトレーを乗せる容器と網の部分をキッチンクイックルで拭きます。
  3. 本体とトレーの接地面にもヤニが溜まるのでしっかり拭きましょう。
  4. 煙の吹き出し口と、ホースの差込口も拭きます。
  5. 最後はホースを油汚れ用の洗剤で洗って完了です。

ヤニが溜まると故障の原因になるので、こまめなお手入れをおすすめします。

燻製器の関連商品

香りを決める「スモークチップ」

スモークチップは燻製の香りを決める大切な要素です。最も人気が高いのがどんな食材にも合いやすい「サクラ」です。独特な甘い香りの「リンゴ」は白身魚やチーズに、香りの強い「ヒッコリー」はお肉や卵の燻製によく合います。複数の種類がセットになったスモークチップを購入すると好みの香りが見つけやすいですよ。

チップより扱いやすい「スモークウッド」

スモークウッドは木っ端が燃えるスモークチップとは違い、いわば線香のように燃えて煙を出す素材です。スモークチップは熱燻~温燻に向きますが、スモークウッドはゆっくり燃えるため温燻~冷燻に向いています。スモークチップより長くもつので、チップ交換の手間が少なく長い時間の燻製に向いています。

香りを閉じ込める「燻製ドーム」

スモーキングガンを使うときに便利なアイテムが「燻製ドーム」です。料理に燻製ドームを被せ、スモーキングガンの煙を燻製ドーム内に充満させるだけ。どんな料理にも香ばしい燻香をまとわせられます。本体の側面にある煙封バルブからホースを差し込むので燻製の煙を逃しません。

食材の乾燥を早める「ドライネット」

食品の乾燥処理を時短してくれる「ドライネット」。燻製を手作りする際、食品の乾燥処理は不可欠です。しかし長時間食材が乾燥するのを待つのは面倒ですよね。ドライネットを使って風に当てれば効率的に食材を乾燥できます。またハエなどの虫から食材を守ってくれるので衛生的ですよ。

欠かせない燻製の温度管理に「燻製器用の温度計」

燻製調理で失敗を防ぐのに欠かせないのが温度計です。食材の火の通りすぎや熱不足を防ぐために必要です。燻製器によっては付属している製品もありますが、安い価格帯では付いていないことも。そんな燻製器を使う場合は燻製器用の温度計の購入をおすすめします。1000円以下で購入できますよ。

食材の調理に便利な「ポータブルテーブル」

キャンプで燻製を楽しむなら食材を処理するテーブルも欲しいところ。折り畳んでコンパクトに収納できる「キャンプ用ポータブルテーブル」を使ってはいかがでしょうか?足の長さを調整できるものなら、立ってする食事の準備にも助かりますよ。広げれば大きく頑丈に使えるのに、折り畳めば肩に担げるほどの大きさに収納できます。食事用としてもおすすめです。

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またキャンプ飯には、ご飯を美味しく炊く道具・ライスクッカーも必須。ソロ・大人数キャンプにおすすめモデルを厳選しているのでチェックしてください。

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燻製とワインを楽しみたい人におすすめ「ワインセラー」

燻製とワインは相性バツグン!ワインがお好きな方はワインセラーもいかがでしょうか?
最近のワインセラーは、ワイン4本と数本保管できる小型化&1万円台で買えるんです。温度を均一に保つワインセラーで保管すると、ワインが熟成するのでコク深い味わいになります。

関連記事:ワインセラーおすすめ人気商品15選|家庭用・小型の4本入りから大型まで!失敗しない選び方を解説

アウトドア・キャンプで絶品炭火焼を楽しめる「焼き鳥焼き器」

アウトドア・キャンプでも美味しい炭火焼焼きを作れるアイテムとして、焼き鳥焼き器も要チェックです。焼き鳥だけではなく、焼肉や野菜・魚介まで簡単に香ばしく焼けます。持ち運びしやすいコンパクトタイプもあるので、アウトドア・キャンプの食事をさらに盛り上げるアイテムとして間違いなしです。

関連記事:焼き鳥焼き器おすすめ15選|家庭用・キャンプ兼用できるモデルを紹介・美味しく焼く方法とは?

その他、燻製器と一緒に揃えておきたいキッチン家電

Rentryでは燻製器と一緒にあるとアウトドア・キャンプやお家時間を盛り上げるアイテムをたくさん紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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燻製器以外でキャンプ・アウトドアにおすすめのアイテム

レントリーでは、キャンプ・アウトドアにおすすめのアイテムをたくさん紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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燻製器のよくある質問

木製の燻製器を自作して良いですか?

ホームセンターなどで板を購入して木製の燻製器を自作できます。工具などが自宅にあれば、2,000円ほどで大型の燻製器が作れるでしょう。

板で筐体を造り、ビスやネジを打って網がかけられるようにすれば完成です。ただ底は高温になるので、事故防止のためチップ等を置く台などを設置しましょう。くれぐれも火事には気をつけてくださいね。しかし制作には2~3日かかります。大きめの燻製器は、新品で購入しても3000円ほどから販売されているので、手間が惜しい方は完成品の購入をおすすめします。

燻製器をキッチンや室内で使用して良いですか?

キッチンや室内で燻製器を使う場合、蓋がきっちり閉じ、煙を逃がしにくい燻製器がおすすめです。
鍋型や箱型など選択肢にも幅がありますよ。選ぶ際には、使用する人数や食材に合わせて容量をしっかり確認しましょう。また密閉タイプでも多少の煙は出ますので、換気扇下での使用をおすすめします。

燻製器はふるさと納税で買えますか?

ふるさと納税の返礼品として燻製器を採用している自治体もあります。

長崎県波佐見町の「波佐見焼燻製器」
大阪府泉南市の「ウッドスモーカー」
三重県伊賀市の「くんせい土鍋」
神奈川県平塚市の「ミニミニ燻燃器」

以上がふるさと納税の返礼品として採用している自治体です。各自治体のホームページなどで検索してみてくださいね。

どこ買うのが一番安くてオススメですか?

燻製器を安く購入するならAmazon・楽天などの通販サイトがおすすめです。
燻製器はホームセンターや東急ハンズ、キャンプ用品店でも購入できます。ただ燻製器の展示数は少なく、ディスカウントもほとんどありません。Amazon・楽天なら品数も豊富で、値段の比較もできますよ。またセール品が見つかることもあるので、燻製器の購入にはAmazon・楽天を検索してみてください。

中古で買っても大丈夫?

状態に納得できれば、燻製器の中古購入もいいかもしれません。メルカリなどのネットフリマや、リユース業者で「新品」「未使用品」があれば購入もおすすめできます。
ただ燻製器は新品でも高額ではないため、ネットフリマを見ると未使用品はほとんど新品と変わらない値段での販売が多いようです。新品の方が安かった、ということが無いよう、まずAmazon・楽天で値段をリサーチしてから検討してください。

燻製器の寿命は?

燻製器の寿命は素材や使う頻度によって変わります。貧弱なアルミや鉄製のものだと腐食などもあり、頻繁に使用する方なら2年ほどと考えられます。強い鋼やセラミック、土鍋の燻製器なら、きちんと手入れをして大切に使えば10年以上使用できるでしょう。

燻製器を捨てるときや処分・廃棄はどうすればいいですか?

燻製器の廃棄は、燻製器のタイプや大きさによって異なります。

鍋型・箱型などコンパクトサイズ 「不燃ごみ」として処分。自治体で基準が異なるので確認しましょう。
縦型など大型サイズ
  • 「粗大ゴミ」として処分。自治体に連絡し引き取ってもらう。
  • 粗大ゴミ引き取り業者に持ち込み引き取ってもらう。
家電タイプ
  • 「粗大ゴミ」として処分。自治体に連絡し引き取ってもらう。
  • 粗大ゴミ引き取り業者に持ち込み引き取ってもらう。

不燃ごみの出しかたは自治体によって異なるので、お住まいの自治体のホームページ等で確認しましょう。

粗大ゴミを出す場合は、お住まいの自治体に連絡し引き取りに来てもらう必要があります。粗大ゴミ回収依頼のシールをコンビニ等で購入し、指定された日時・場所に出し処分しましょう。

それほど使用していない燻製器なら、ネットフリマでの出品もおすすめです。その際、燻製器は重く送料がかさむので、損をしないか確認して出品してくださいね。使用していない燻製器なら、リユース業者でも買い取ってくれますよ。

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燻製器まとめ

この記事では「燻製器」の選び方や人気モデル、初心者にも使いやすい小型モデルや、自宅・家庭用の燻製器、家電タイプ、使い方やおすすめアイテムを解説しました。

  • 燻製器を選ぶ際は、室内・キャンプなど使う場所によってタイプを選びましょう
  • 温度計やスモークチップ皿など付属品もチェックしてください
  • 熱燻・温燻・冷燻など燻製器の可能な燻製法に合わせて好みの製品を選びましょう

鍋型でキッチンでも使いやすい製品や、IHでの加熱もできる製品が登場し、どんどん身近になる燻製器。

しかし同じ燻製器でも、何を燻製にするか、どう調理するか、どこで使用するか、で選ぶ製品は変わります。この記事を参考に、予算シーンに合わせて好みに合った燻製器を見つけてくださいね。

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