スノーダンプは豪雪地帯の雪かきに欠かせないアイテム。たくさんの雪を一気に運べるので、除雪作業の効率アップに最適です。普段はそれほど雪が積もらない地域でも突然の大雪に備えておくと安心できるため、一家に一台は備えておくことをおすすめします。
でも、いざスノーダンプを購入するとなると、鉄製やプラスチック製など種類が多くてどれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。また、人気のメーカーや売れ筋商品も気になるところです。
そこでこの記事では、スノーダンプの選び方や最新の売れ筋ランキングなどの情報を徹底解説。記事の後半では、家庭でできるお手入れ・修理の方法や収納アイデアを紹介します。これからスノーダンプを購入する人にとって必見の内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
スノーダンプの選び方
では早速、スノーダンプの選び方を紹介します。選ぶときに注目したいポイントを、素材・皿のサイズ・柄の長さ・収納性の4点に分けてまとめてみました。一つずつ解説していくので一緒に見ていきましょう。
雪の量や扱いやすさを考慮して素材を選ぶ
スノーダンプにはさまざまな素材が使われており、それぞれに特徴が異なります。降雪量や雪質、扱いやすさなどを考慮して、自分に合う素材を選ぶことが大切です。
豪雪地帯やドカ雪が降る地域には「ステンレス・鉄製」がベスト

出典:amazon.co.jp
数十cm単位の積雪が日常的な豪雪地帯には、耐久性に優れたステンレスや鉄製がおすすめです。ずっしりと重い雪を載せても壊れにくく、一度に大量の雪を運ぶことが可能。固まった雪に突き刺したり氷を運んだりと、ハードな除雪作業も余裕でこなせます。
ただし、ステンレスや鉄は重くなりがちで、商品によっては5kgを超えるものも。力に自信がない人にはやや不向きです。また、プラスチック製に比べて値段も高めですが、一度購入すれば何年も使えるので長期的に見ればお得感があります。
積雪量が多めで使いやすさを求めるなら「アルミ製」がおすすめ
アルミ製のスノーダンプは、丈夫で軽量に作られているのが特徴。本体が軽いので雪をたくさん載せても負担になりにくく、使いやすさがバツグン。積雪量が多めの地域や屋根の雪下ろし用に適しています。また、サビにくいのもアルミ製の利点です。
耐久性と軽量性のバランスのよさが魅力のアルミ製ですが、鉄やステンレスに比べると強度はやや劣ります。硬い雪の切り崩しや圧雪した雪に突き刺すよりも、軽めの雪をサクサクと片づけたいシーンにうってつけでしょう。
雪がさほど積もらない場合は軽量な「プラスチック製」でOK
積雪量が少ない地域でも、急な大雪に備えてスノーダンプを用意しておきたい人には、プラスチック製がおすすめです。軽量で扱いやすく、子供からお年寄りまで使う人を選ばないのがメリット。低価格な商品が多く、安いものなら5,000円以下で購入できます。
ただし、プラスチック製は他の素材に比べて耐久性が低いため、壊れやすいデメリットも。長時間の雪かきが日常的な地域にはあまり向きません。また、硬い雪に突き刺すと壊れやすいので、ハードに使いたい人は先端がポリカーボネートで強化されているものを選んでみてくださいね。
皿の大きさや形状をチェック
スノーダンプの皿の大きさは、一度に運べる雪の量や扱いやすさに直結する重要なポイント。大きすぎても小さすぎても使いづらいので、使う人の体力や効率を考えて選びましょう。
体力に自信がある人は特大・大型の皿で効率よく運ぼう
特大サイズや大型のスノーダンプは、一度にたくさんの雪を載せて運べるのがポイント。雪を捨てる場所との往復回数を減らせるため、効率よく除雪したい人に最適です。
ただし、大型の皿に雪を山積みにすると、当然ながらずっしりと重くなります。力に自信がない人が運ぼうとするとなかなか進まず、かえって時間がかかることに。重いものをラクラクと運べる、体力に自信がある人におすすめです。
女性や子供には皿が小さい小型サイズがおすすめ
女性や子供、シニア層などの体力に自信がない人には、小型サイズの皿がおすすめです。「ママさんダンプ」と呼ばれる一部の商品は、幅が50cm以下のスリムタイプもあります。あまり力がない人は、雪を少しずつ運んで何度も往復した方が効率アップできるでしょう。
また、小型のスノーダンプは取り回しがよく、狭いスペースの除雪がしやすいメリットも。収納性も高いので、あえて小型サイズを選ぶのも選択肢の一つです。
硬い雪質には「平底型」、たくさん運ぶなら「船底型(深型)」が最適
スノーダンプの皿の形状は、底面がフラットな平底型とカーブを描いた船底型の2タイプがあります。平底型は力が入れやすく、硬い雪を切り崩すのにぴったり。平らで雪滑りがよいので、屋根の雪下ろしにも向いています。
一方、船底型は地面との接地面積が少ないことから、雪を積んだまま移動する使い方に最適です。一度に掲載できる雪の量も多く、さらに深型タイプであればたくさんの雪を一気に片づけられます。
使う人の体型に適した柄の長さを選ぶ
意外と見落としがちですが、スノーダンプは柄の長さも重要です。身長が低い人にとって柄の長いタイプは扱いづらく、逆に背が高い人は柄が短いと腰をかがめて使わなければなりません。
スノーダンプの柄は100cm程度から長くても150cm以下と幅があるため、使う人の体形に合わせて選びましょう。商品によっては柄の長さを調整できるタイプもあり、家族で使う場合におすすめです。
収納性を重視するなら折りたたみ式もアリ
スノーダンプは小型モデルでもそこそこ場所を取るため、収納性も見逃せません。シーズン中はどこに置いておくのか、玄関先や内側に置き場所があるのかを確認し、収納スペースに見合うサイズのものを買う必要があります。
くわえてシーズン終了後の収納場所も要チェックです。物置やガレージなどに収納可能かどうか、直置きするか壁に掛けるかなどを検討し、できるだけ収納しやすいものを選びましょう。収納性を重視するなら、折りたたみ式のスノーダンプもおすすめです。
スノーダンプおすすめ人気ランキング比較一覧表
スノーダンプおすすめ人気ランキング15選
フラットな平底で屋根の雪下ろし作業にもってこい
板厚1.4mmの強靭なスチールを採用した、頑丈な造りのスノーダンプです。皿に溝がないフラットタイプなので雪の抵抗が少なく、滑りのよさがメリット。屋根の雪下ろしが必須な豪雪地帯の使用にもってこいです。
また、小さすぎず大きすぎない取り回しのよいサイズ感もポイント。平底型のスノーダンプを一台備えておくなら、これぐらいの大きさがちょうどよいでしょう。
豪雪地帯でもガンガン使えるハードモデルでありながら、手頃な値段も好印象。購入予算を抑えたい人にもおすすめですよ。
サイズ | 52×117cm(幅×奥行) |
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重量 | 5.5kg |
皿の素材 | スチール |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
長さを3段階に調整が可能。折りたたんでスッキリ収納できる
ドイツの老舗ガーデニングブランド「GARDENA(ガルデナ)」のスノーダンプです。幅が約70cmで横長のサイズ感が特徴。国内メーカーではなかなか扱っていないタイプで、広範囲の雪かきをしたい人に適しています。
また、フレームの長さを3三段階に調整できるのも嬉しいポイント。体形に合わせて使いやすい長さに変えられるので、家族で共有しやすいアイテムが欲しい人にぴったりです。フレームを折りたためばスリムになり、収納性も申し分ありません。
路面を履きやすい平底型の皿なので、駐車場や自宅前の道路をワイドに除雪したい人はチェックしてみましょう。
サイズ | 71.8×110×72.3cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 5.0kg |
皿の素材 | プラスチック |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 可 |
その他機能 | フレーム3段階調整 |
一人ひとりに合わせてハンドルの長さや角度をカスタマイズ可能
家族みんなで雪かきをしたいのに、大型のスノーダンプはママや子供が使いづらい。かといって小型のスノーダンプを買っても置き場所がない……とお悩みの人は、ぜひ本商品に注目してみてください。
ハンドルの長さを125・130・135cmの3段階に調整できるため、体形に合わせて持ちやすい長さを選べます。さらにハンドルの角度も調整可能で、一人ひとりが使いやすいようカスタマイズできるのが魅力です。
使わないときはハンドルを折りたためて、収納時は幅48.5×奥行20×高さ67cmとコンパクト。汎用性や収納性を重視して選びたい人におすすめです。
サイズ | 48.5×125~135cm(幅×奥行) |
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重量 | 5.0kg |
皿の素材 | ポリエチレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 可 |
その他機能 | ハンドル3段階調整 |
深型の皿で一度にたくさんの雪を運搬。積雪量の多い地域に最適
豪雪地帯や大雪に備えて準備をしたい人におすすめな、アイリスオーヤマのスノーダンプです。一般的な船底型の皿をさらに深くしているため、一度で大量の雪を乗せることが可能。雪の運搬回数を減らすことで、疲労を最小限に抑えられるでしょう。
また、耐久性を高めるさまざまな工夫も注目したいポイントです。フレームにはエポキシ粉体塗装を施した極太パイプを採用しており、雪に濡れても錆びにくいのが◎。皿の先端もポリカーボネート樹脂で加工されていて、強度をアップさせています。
積雪量の多い地域に住んでいる人は、このスノーダンプを駆使して除雪の効率化を目指してみてくださいね。
サイズ | 59×132×40.5cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 4.4kg |
皿の素材 | ポリプロピレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
完全ステンレス製で耐久性・耐食性◎。屋根の雪下ろしにぴったり
豪雪地帯として有名な新潟県十日町市で作られた、スノーダンプ「クマ武」です。最大の特徴は、スノーダンプの中でも珍しいステンレスのみで作られていること。耐久性と耐食性に優れており、何年・何十年単位で長く愛用できます。
また、雪離れがよいのもステンレスならではの魅力。屋根の雪下ろしではスノーダンプに雪がくっつくと体ごと持っていかれるため、少しでも安全性を高めたい人におすすめします。さらに皿の先端に本体よりも厚いステンレス板を溶接しており、雪刺さりもバツグンですよ。
屋根の雪下ろしが日常的な大雪地方に住んでいる人は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
サイズ | 56×56.5×40.5cm(幅×奥行) |
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重量 | 4.7kg |
皿の素材 | ステンレス |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
頑丈なスチール製で凍った雪もガシガシ削れる
雪かきはもちろん、屋根の雪下ろしにも使えるスノーダンプが欲しい人におすすめの商品です。52×55cmの広い平底型で、たくさんの雪を一気に屋根から降ろせます。底面にあえてリブを入れないことで滑りをよくしており、屋根の上もスムーズな移動が可能です。
本体は丈夫なスチール製で、全面に縁取り加工を施していて耐久性は上々。凍結した硬い雪もガシガシ削れます。ECサイトのレビューでも、固まった雪や湿った雪を崩しやすく、頑丈に作られているとの声が複数見受けられました。
雪が多く、凍結しやすい地域の人にぴったりのアイテムなので、ぜひ検討してみてくださいね。
サイズ | 58×116cm(幅×奥行) |
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重量 | 5.0kg |
皿の素材 | スチール |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
軽量で耐久性に優れたスノーダンプが欲しい人にぴったり
全体の重さが約3kgに抑えられており、力に自信がない人でも使いやすいスノーダンプです。幅が50cm以下の小型モデルなため、小回りがききやすく、玄関先や車の周りなどをスイスイ掃くのにぴったり。軽いので長時間の雪かきにも適しています。
皿には頑丈なポリカーボネートを採用し、雪離れも良好。先端にステンレスの先金を取り付け、さらに4ヶ所をリベットで留めて強度を高めています。負荷がかかりやすいポールの中間部を補強するなど、耐久性を高める工夫が随所に施された一品です。
軽いスノーダンプが欲しいけどプラスチック製は壊れやすいから避けたい……とお悩みの人は、ぜひ選んでみてくださいね。
サイズ | 48.5×106.5×55cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 3.1kg |
皿の素材 | ポリカーボネート |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
完全溶接で耐久性バツグン。業務用としても使える定番商品
日本有数の豪雪地帯・新潟県妙高市で生まれた「吉鉄」シリーズのスノーダンプです。ボルトを一切使わず完全溶接で仕上げられており、非常に頑丈な作りが特徴。皿の先端は鉄板を2枚重ねて補強されているため、硬くなった根雪をガシガシ削りたいときに重宝します。
また、横滑りを防ぐ3本の溝も注目したいところ。前後の方向に押す・引くの動作を繰り返してもブレることなく安定して使えるので、屋根の雪下ろしにもうってつけです。大・中・小の3サイズから選べるのも嬉しいポイントです。
全国のスキー場でも愛用されている人気アイテムなので、業務用として使えるスノーダンプをお求めの人にいかがでしょうか。
サイズ | 59.5×124×64..5cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 6.0kg |
皿の素材 | 鉄 |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
軽くて扱いやすいミニサイズ。子供のお手伝い用にぴったり
お子さんやお孫さんがせっかく雪かきをしたいというのに、使えるスノーダンプがなければ残念ですよね。そんなときこそ本商品の出番です!一般的なスノーダンプより一回り小さいミニサイズで、子供や女性が使うのにぴったり。重さも1kgと非常に軽く、スコップ感覚で使用できます。
イエローやピンクのカラフルな2色をラインナップしており、雪の中で目立ちやすいのもよいところ。幅がわずか34cmなので、庭先や車の周りなど狭い場所の雪かきにも活用できます。
値段も手頃なので、お子さんのお手伝い用にぜひ用意されてみてはいかがでしょうか。
サイズ | 34.5×79cm(幅×奥行) |
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重量 | 1.0kg |
皿の素材 | ポリエチレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
軽くて丈夫なアルミ製で誰でも扱いやすいのが魅力
「大雪に備えて丈夫で壊れにくいスノーダンプが欲しいけど、鉄製やステンレス製は重いのが難点」という人にぜひおすすめしたい、アルミ製のスノーダンプ。軽量で丈夫なアルミの長所を活かして作られており、シルバーの外観もスタイリッシュな印象を与えてくれます。
重量が2.5kgに抑えられており、シニアの人や女性でも扱いやすいのが特徴。それでいて耐久性にも優れているため、重い雪をたくさん載せても割れることがなく、ハードに使用できますよ。溝がないフラットな平底なので、地面の上を滑らせやすいのもメリットです。
積雪量が多い地域や湿った雪が積もりやすい地域にお住まいの人は、ぜひ検討してみてくださいね。
サイズ | 52×55cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 2.5kg |
皿の素材 | アルミ |
皿の形状 | 平底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
エンボス加工により雪離れバッチリ。長時間の雪かきにおすすめ
皿の表面に凹凸のあるエンボス加工が施されており、雪離れのよさが魅力のスノーダンプです。水分の多いベッタリ雪がくっつきにくく、使用中に本体が重くならずに快適に使用できます。長時間の雪かきを日課とする積雪量が多い地域の人にもってこいでしょう。
もともとママが使いやすいよう開発された「ママさんダンプ」ですが、本商品は従来品に比べてハンドルの長さをアップ。腰を折り曲げての作業を軽減でき、使い勝手も上々です。
また、金属加工の町として知られる新潟県燕三条で作られているのも好印象。日本製にこだわって選びたい人にもおすすめですよ。
サイズ | 47.5×128cm(幅×奥行) |
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重量 | 3.2kg |
皿の素材 | ポリエチレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
スコップ業界のトップメーカー製。コスパ良好な日本製モデル
創業360年、日本製スコップのNO.1メーカーとして知られる浅香工業のスノーダンプです。幅58cm×高さが71cmの大型サイズで、柄の部分も長めに作られているのが特徴。「普通サイズのスノーダンプは低すぎて使いづらい」という背の高い人に適しています。
また、皿の先端がポリカーボネートで補強されており、強度が高いことも長所の一つ。ネット通販の口コミでも、先端の耐久性がバツグンとの声が複数寄せられています。
買い求めやすい価格帯も魅力で、コスパはなかなかのもの。スノーダンプ選びに悩んだときは、信頼できる老舗メーカーから選んでみてはいかがでしょうか。
サイズ | 58×132×71cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 4.8kg |
皿の素材 | ポリエチレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
女性の使用に最適!どんな地域にも対応しやすい汎用モデル
女性が扱いやすいサイズ感を意識して作られた、「グリーンパル」のママさんダンプ。幅58cm×奥行71cmの大き目の皿を採用し、高さも17cmと深めに作られています。
たくさんの雪を載せて運べる大容量モデルでありながらラクに操作できる秘訣は、柄の長さと軽量化の2つ。柄が長すぎないので背の低い人でも扱いやすく、重さも約4kg程度で移動時の負担が少なめです。
ステンレス製ブレードが付いた皿や焼付塗装を施したパイプなど、強度を高める加工により耐久性も◎。雪の少ない地域から豪雪地帯まで対応できる万能な一台としておすすめします。
サイズ | 58×130cm(幅×奥行) |
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重量 | 4.3kg |
皿の素材 | ポリエチレン |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
昔ながらの定番デザインが魅力。シーズンオフは分解して収納も
「村の鍛冶屋」ブランドを展開する山谷産業のスノーダンプです。光沢がある鮮やかな赤のスチールを採用し、昔ながらのオーソドックスなデザインがポイント。これぞスノーダンプというアイテムをお探しの人にぴったりです。
スチール製なので耐久性が高く、硬い雪への刺さりもバツグン。根雪や圧雪された雪の処理も容易に行えます。とても頑丈に作られていて、ECサイトでは砂利の運搬にも使えるとのレビューも見受けられました。
ハンドルと皿をネジで固定する組み立て式なので、使わないときは分解して収納も可能です。収納性も考慮して選びたい人にとって有力な選択肢となる一品です。
サイズ | 50.5×135×77cm(幅×奥行×高さ) |
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重量 | 5.2kg |
皿の素材 | スチール |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
撥水加工により雪離れバツグン!リーズナブルでコスパも最強
明るいオレンジのカラーが印象的なアイリスオーヤマのスノーダンプです。最大の特徴は、皿に撥水加工が施されていること。雪離れがしやすく、雪がこびりつくストレスを最小限に抑えられます。雪滑りもバツグンなので、雪を運び出す距離が長い人にうってつけです。
また、先端部分にポリカーボネート加工を施しているため、耐久性に優れているのもポイント。湿り気のある重めの雪も掻き出しやすく、雪刺さりも良好です。一度に大量の雪を運べる大型サイズなので、雪が多い地域でもこの一台があれば対応できるでしょう。
何よりリーズナブルな値段が魅力的で、コスパは最強クラス。万が一の大雪に備えておきたい人にもおすすめですよ。
サイズ | 58×131cm(幅×奥行) |
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重量 | 4.3kg |
皿の素材 | - |
皿の形状 | 船底型 |
折りたたみ | 不可 |
その他機能 | - |
スノーダンプのおすすめ人気メーカー・ブランド
業務用にも使われるほど頑丈な「吉鉄(オギハラ工業)」
「吉鉄」とは、雪深い新潟県妙高市で誕生したスノーダンプのブランドです。もともとは「吉鉄製作所」が製作していましたが、後継者不足に悩んだ同社の相談のもと、ライバル会社の「オギハラ工業」にブランドを譲渡。現在も根強い人気があり、全国に多数のファンを抱えています。
吉鉄のスノーダンプは、業務用にも使われているほど頑丈なのが特徴。皿の先端の鉄板を二枚重ねにし、ボルトやネジを使わず完全溶接のみで仕上げています。一生モノとして使えるアイテムが欲しい人は、検討してみてはいかがでしょうか。
ステンレス製で雪離れがバツグンの「クマ武(山田屋商店)」
「クマ武」は、新潟県十日町の「山田屋商店」で作られているスノーダンプのブランドです。世界でも有数の豪雪地帯で開発されたブランドで、2015年から2022年までの7年間で累計1,000万台を販売。全国各地の雪国で愛用されています。
オールステンレスのスノーダンプは、大・中・小の3サイズ。皿の先端に厚みを持たせているため、雪をザクザク切るような爽快感が魅力です。さらに雪離れもよく、地面の上をグングン押し進められて雪を捨てるのも簡単。積雪量の多い地域の人におすすめです。
撥水加工で雪がくっつきにくい「アイリスオーヤマ」
家電や家具、生活雑貨など幅広い商品が印象的な「アイリスオーヤマ」ですが、除雪用品も充実。スノーダンプはもちろん、雪かきスコップやスノープッシャーなどさまざまなアイテムを取り揃えています。
スノーダンプのラインナップは4種類ですが、なかでも注目したいのは「雪離れのよい除雪ダンプ N130 」。撥水加工が施されていて雪がくっつきにくいのがポイントです。長時間雪かき作業を続けるのに嬉しい機能なので、ぜひチェックしてみましょう。
昔ながらの定番スタイルが魅力の「村の鍛冶屋(山谷産業)」
「村の鍛冶屋」は新潟県燕三条を拠点とする「山谷産業」の刃物・アウトドア・DIY用品ブランド。ものづくりの町として有名な燕三条の技術を活かし、高品質でコスパのよい製品づくりが魅力です。
同ブランドのスノーダンプは、「くじら印の赤ダンプ」が人気商品。スチール製の赤いスノーダンプは昔ながらの定番型で、ちょっぴりレトロなテイストがおしゃれです。同時に視認性も高く、真っ白な雪景色の中で使うと目立つので、道路の雪かきをする人は使ってみてくださいね。
スノーダンプの手入れ方法・修理や補強するには
スノーダンプは一度購入したら数年使用することが多く、使い続けるうちに細かい傷が付きやすくなります。傷が増えると雪がくっつきやすくなり、破損やひび割れの原因になることも。
少しでも長く使い続けるなら、定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、家庭でもできる簡単なお手入れ方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
雪がくっつかない!スプレーやワックスで手入れする
2年目、3年目とスノーダンプを使い続けると、経年劣化によりどうしても雪がくっつきやすくなります。そんなときは、スノーダンプ用のスプレーがおすすめです。傷をコーティングして表面の滑りをよくしてくれるため、古いスノーダンプでも新品のような雪離れが復活します。
また、スチールやアルミなど金属製のスノーダンプには、スキー用のワックスやロウも効果大。特に昔ながらのロウを塗る方法は、豪雪地帯で今も活用されています。バーナーやストーブで皿を温めてからロウを塗り、一晩乾かしてから使いましょう。
スノーダンプを長持ちさせたい!自分でできる補強方法
プラスチック製のスノーダンプは金属製に比べて耐久性が低く、特にハンドルと皿の接合部分に劣化・破損が多く見られます。突然の故障を防ぐためにも、あらかじめ補強をしておくと安心です。
ホームセンターや生活雑貨店など、除雪用品を扱う店舗で補強金具が販売されているので、スノーダンプと併せて購入するのがおすすめ。幅広いメーカーに対応していますが、手持ちのアイテムに装着可能かどうか念のため確認してくださいね。
スノーダンプを修理するには?
スノーダンプが壊れてしまったら、買い替えるか修理に出すかで迷う人も多いでしょう。鉄やステンレスなどの金属製は、もともと何年・何十年と使えるほど丈夫に作られているものが多め。壊れてもすぐに買い替えず、修理に出しながら長く使い続けたいですね。
金属製のスノーダンプは、メーカーや購入店舗のほか、専門業者に修理を出すことも可能です。町の鉄工所や工務店で修理対応をしているところもあるので、問い合わせてみましょう。
また、金属製は細かい傷がたくさん付いたまま収納しておくと、サビてしまう場合があります。サビが付くと雪滑りが悪くなり、穴があく原因にもなるので、100均で買えるカラースプレーを吹き付けて細かい傷をカバーするとよいでしょう。
プラスチック製は修理が難しく、新品を購入する方が時間も費用も抑えられます。しかし、大雪が降るとホームセンターでも在庫がなくなり、今すぐ必要なのに新品が買えないという状況も珍しくありません。
軽度のひび割れや破損であれば、市販の補強用テープで応急処置をしながら対応できる場合があるので試してみてください。ネットの情報では半田ごてなどを使って自分で溶接している人も見られますが、慣れてない人は危険なので絶対に避けましょう。
スノーダンプの収納方法
スノーダンプは冬の間にしか使わないので、オフシーズン中の収納場所選びがとっても大事。できるだけ邪魔にならないよう、収納しておきたいですね。物置内のスペースに余裕があれば理想ですが、どうしても置き場所がないときは屋外で家に立て掛けておく方法も。日が当たると劣化しやすいので、遮光性のあるシートをかけておきましょう。
また、ガレージがある家なら壁に掛けて収納するのもおすすめです。ホームセンターでガレージ用のフックが販売されているので、ぜひ活用してみてください。ダブルフックタイプであれば2つ並べてスノーダンプを掛けられるほか、雪かきスコップ掛けとしても使えて便利ですよ。
スノーダンプの関連商品
手持ちのダンプがタイヤ付きに変身する「スノーダンプ用タイヤ」
重い雪を何度も往復しながら捨てにいくのはかなりの重労働。そんなときは、手持ちのスノーダンプに取り付けられるタイヤがおすすめです。台車の感覚でスノーダンプを押せるので、たくさんの雪をラクに運べますよ。パイプを挟んで固定する仕様なので、幅広い商品に対応しているのも◎です。
新雪に効果的な電動タイプの「小型除雪機」
雪かきの作業を少しでもラクにしたい人は、電動の小型除雪機も検討してみてください。最近は軽量で扱いやすいモデルが増えており、力に自信がない人にもおすすめです。降り始めの雪やサラサラの新雪に効果的なので、スノーダンプと使い分けるとよいでしょう。
関連記事:【家庭用に人気の小型も】除雪機おすすめランキング15選! ホンダ・ヤマハも紹介
降雪量に合わせて使い分けたい「雪かきスコップ」
雪があまり降らない地域や軽い雪をサクサク掃くなら、雪かきスコップがあると便利です。定番の「スノースコップ」のほか、「雪はね」や「スノープッシャー」などさまざまな種類があるので、降雪量に合わせて選びましょう。車載用には折りたたみ式がおすすめですよ。
関連記事:【最強はこれ!】雪かきスコップおすすめ18選|コンパクトな折りたたみタイプも紹介
その他おすすめの除雪アイテム
関連記事:【凍結防止に効果大】融雪剤おすすめランキング15選!錆びない無塩タイプや使い方も
スノーダンプのよくある質問
スノーダンプはどこで売っていますか?
スノーダンプを買い替えるときに引取りサービスがあると効いたのですが
スノーダンプの捨て方を教えてください
おすすめスノーダンプまとめ
今回は、スノーダンプの選び方やおすすめのメーカー、人気商品ランキングなどの情報を中心にお届けしました。最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしてみましょう。
- 豪雪地帯には耐久性が高い鉄製・ステンレスがベスト
- 積雪量が少ない地域ならプラスチック製がおすすめ
- 丈夫で軽量なアイテムが欲しいならアルミ製が◎
- 女性や子供は小型サイズ、体力に自信がある人は大型が使いやすい
- 使う人の身長に適した柄の長さを選ぶ
- 収納性を優先するなら折りたたみ式もアリ
雪かきはとても重労働で、体も気持ちも疲弊してしまいがち。ですが、ぴったりのスノーダンプを手に入れれば、効率もアップして疲れを最小限に抑えられます。この記事を参考に、ぜひお気に入りの一台を見つけてくださいね。