【室温が段違い!】ストーブファンおすすめ15選|強力6ブレードや日本製を比較

電気が必要ない?ストーブファンの原理

石油ストーブや薪ストーブの上に設置するだけで、暖かい空気を循環させてくれる「ストーブファン」。電源いらずで空間全体を暖めてくれるので、室内はもちろんキャンプの際にテント内で使用するなどアウトドアでも活躍するアイテムです。

しかし、「仕組みは?電源は?」「形によって暖かさは変わるの?」「室内でもアウトドアでも使いやすいものはどれ?」「ストーブファンの必要性は?」など、気になることがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ストーブファンの特徴や選び方、メリット・デメリット、各メーカーの特徴などを徹底解説していますPicky’s編集部が選んだよりすぐりのストーブファン15選もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

編集部

ストーブファンってどんなアイテム?目的に合ったストーブファンを見つけたい!という方におすすめの記事です。

ストーブファンとは?温かくなる原理やメリットを紹介

まずはストーブファンとはどんなアイテムなのかを詳しくチェック。どんな仕組みで温かくなるのか、ストーブファンの必要性が分からない人に向けてメリットを紹介します。

電気が必要ない?ストーブファンの仕組み

電気が必要ない?ストーブファンの原理

出典:amazon.co.jp

ストーブファンは金属製の羽がむき出しになった、シンプルな構造をしたアイテムです。ストーブの上に置くファンなので設置や取り外しする際は注意が必要です。ストーブファンは、電源不要で使用できるのが大きな特徴。

物の温度差を電気に変換してくれる「ゼーベック効果」と呼ばれる仕組みを利用したもので、ストーブと接して高温になるストーブファンの下部と、温度が低い上部の温度差によって起こる自然な発電の力でファンを動かします

電源いらずのため、場所を問わず使えるのが大きなメリット。アウトドアなど電源が限られている場所でも使いやすく、テント内のストーブに設置する使用する方法が特に人気です。

注意
ストーブファンはストーブ天板の熱を利用して動くため、天板の温度が上昇しない電気ストーブなどの暖房器具では使用できません。

足元まで温まり、節約にもつながる!

足元まで温まり、節約にもつな

ストーブファンを使うと、ストーブから出る温かい空気を部屋全体に循環できます。サーキュレーターや扇風機と同じ役割を果たしてくれるので、冷えた空気が溜まりがちな足元までぽかぽかに。

1台のストーブでも体感温度が高くなり、暖房効率がアップするのもメリットです。ストーブの設定温度を上げる必要がなく、結果として電気代や燃料の節約につながる一面も。電気代をかけずに使える、エコな暖房サポートアイテムと言えるでしょう。

ストーブファンの選び方

続いてはストーブファンを選ぶ際に、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。「稼働温度」「過熱保護機能」「ブレードの数・大きさ」「静音設計」は特に外せないチェックポイントです。

稼働温度をチェック

ストーブファンを選ぶ際、まずチェックしたいのが稼働温度です。稼働温度とはストーブファンが稼働し始め、安全に使用できる温度の範囲を表しています。最低温度が低いほどファンはすぐに回り始めます。

稼働温度は平均して50~350℃前後のものが主流です。一般的な石油ストーブなら、最高温度が300℃程度までに対応していれば十分安全に使用できます。ただし薪ストーブの表面温度は200℃~600℃以上になるものもあるため、薪ストーブに使う場合は、温度管理に注意しましょう。

専用の温度計が付属しているストーブファンを選べば、最適な温度が一目で分かるのでより安心して使いやすいでしょう。

注意
稼働温度を超えて使用すると、故障のおそれがあります。

アウトドア用の暖房器具の購入を検討している方は、下記の記事もチェックしてみてください。

関連記事:テント内で使う方法も!キャンプにおすすめの薪ストーブ17選|ソロ向けの安い小型タイプも
関連記事:【テント内でも安全】冬キャンプにおすすめの暖房29選|ソロキャンプ ・寝るとき用のストーブも

過熱保護機能があると安全

ストーブファンには、過熱保護機能のあるものも多く販売されています。稼働温度を超えてしまった際に、放熱して温度を調節してくれる機能です。本体を熱による故障などから守る役割を果たしてくれます。

ストーブの近くで温度を注視できない時でも安全性を保ってくれるので、特に長時間使用したい方や夜間に使用したい方には欠かせない機能と言えるでしょう。

ブレードの数、大きさで暖かさの循環が変わる

ブレードの数、大きさで暖かさの循環が変わる

ブレードの数や大きさの違いで、暖かさを循環は変わります。ブレードは4~5タイプの商品が多く販売されており、基本的にはブレードの数が多い&大きいほど風力も大きくなります。風力を重視する方なら、ブレード数が5~6程度のものを選ぶのがおすすめです

中にはブレードの数は少なめでサイズが大きく、デザイン性を兼ね備えた商品なども見られます。

夜中も使うなら静音設計かどうかをチェック

夜もずっと使うなら静音設計かどうかをチェック

キャンプでのテント内で使用するなど、夜通し使用する場合には静音設計かどうかをチェックしましょう。ストーブファンの稼働音が大きいと、周りの人の眠りの妨げになってしまうことも。

音量の目安としては、20dBで木の葉のすれ合う音、30dB~35dbで郊外の深夜の音とされています。35db以下の商品を選べば、稼働音を気にすることなく使用できるでしょう

ストーブファンのおすすめ人気メーカー

ここからはストーブファンのおすすめ人気メーカーをご紹介します。「日本製の商品を選びたい!」などのこだわりがある方は、メーカーで選ぶのもおすすめです。

デザイン性が高いファイヤーサイド(カフラモ)

ファイヤーサイドは薪ストーブを専門に扱っていることで有名なメーカーです。珍しいシルバーの2ブレードタイプなどデザイン性が高いことでも人気があります。

ただ低温仕様の薪ストーブ用商品がメインでラインナップもそれほど多くありません。デザイン重視の方におすすめです。

安全性も◎のホンマ製作所

ホンマ製作所は、薪ストーブや煙突など火に関連する商品を幅広く販売する日本メーカーです。代表的なガード付きストーブファンなどは、安全性に考慮されており子どものいる家庭でも使いやすいでしょう。

日本製、国産にこだわりたい方におすすめです。

効率的に温めるKINDEN

KINDENは、ストーブの温度に応じてファンの回転速度を自動調整してくれるなど、便利な機能が搭載された商品が揃います。暖房効率を最適に保ってくれる上に、静音設計なども搭載されたバランスの良さが魅力です。

機能性を重視したい方におすすめのメーカーです。

コスパ抜群のAonbys

Aonbysは3,000~4,000円台など手が届きやすい価格が魅力のメーカーです。Aonbysのストーブファンはアウトドアで使いやすいとキャンパー人気も高く、ロングセラーになっているものも多くあります。

コスパの良さを重視したい方におすすめです。

ストーブファン人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(amazon、楽天、Yahoo、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。

商品最安価格サイズ重量材質稼働温度過熱保護機能音(db)
Signstek ストーブファン EF-145楽天市場¥3,980 AmazonYahoo!W14×D7.5×H21.5cm860gアルミニウム50~350℃--(静音設計)
Aonbys ストーブファン楽天市場確認中 AmazonYahoo!W16×D10×H19cm635g-50~360℃あり25
suruid ストーブファン楽天市場確認中 AmazonYahoo!W7.5×D11×H18.8cm780gアルミ合金50~350℃あり25
Aandyou ストーブファン楽天市場¥3,180 AmazonYahoo!W19.5×D13×H7.5cm786gアルマイト材質60~250℃あり30
Snople ストーブファン 木製暖炉ファン 火力ファン エコファン 空気循環 5つブレード 薪ストーブ ファン 熱供給用品 暖房用(温度計付き) (DEEPBLACK)楽天市場確認中 AmazonYahoo!W21.4×D18.2×H13.2cm820g-80~345℃あり30
peipai ストーブファン‎ エコファン SF1216G楽天市場¥3,980 AmazonYahoo!W80×D105×H195mm ブレード直径:約185mm500gアルミ合金50°C~350°C過熱保護プレート・サーモスタット機能25db
FIELDOOR ストーブファン¥3,410 楽天市場AmazonYahoo!W110×D105×H200mm ※ファンの直径:18cm530gアルミニウム60~340℃加熱保護プレート25db
ストーブファン 石油ストーブファン エコファン 6つブレード - 温度計付き 静音 省エネ楽天市場確認中 AmazonYahoo!7.5 x 10.5 x 19.5 cm約565gアルミ合金85~250℃あり25db
OUBRTS ストーブファン楽天市場¥3,899 AmazonYahoo!W14×D9×H21.5cm780gアルミニウム50~350℃あり35
Sumeriy ストーブファン楽天市場確認中 AmazonYahoo!W10.5×D7.5×H19.5cm550gアルミ合金80~350℃あり30
PLOW 薪ストーブ用 エコストーブファン ダブル ESF2¥3,980 楽天市場AmazonYahoo!W300×D100×H185mm(220mm:取っ手含む)800g不明60~350℃38db
HIKPSOD ストーブファン エコファン楽天市場¥4,082 AmazonYahoo!不明‎880gアルミナ60~350℃アルマイト処理・サーモスタット機能35db
ノーブランド品 ストーブファン エコファン dh1013¥4,580 楽天市場AmazonYahoo!不明750gアルミ合金70~345℃―(温度計付属)約45db
Melede 熱式ストーブファン楽天市場¥9,433 AmazonYahoo!W120xD54xH227mm750gアルミニウム70~345℃―(ストーブ用温度計付属)約32db
Tecdio ストーブファン楽天市場確認中 AmazonYahoo!W10×D×H12.5cm440g-80~250℃(耐熱温度350℃)なし-(静音設計)

ストーブファンおすすめ人気ランキング15選

ストーブファンの使い方

続いては、ストーブファンの正しい使い方をチェック。安全に使用するために注意すべきポイントを押さえておきましょう。

ストーブファン取り扱い時の注意点

ストーブファン取り扱い時の注意点

ストーブファンはストーブの上部に乗せるだけで使用できるシンプルなアイテムです。ただし、本体の取り扱いや温度には注意が必要。特に下記の5点には注意しましょう。

  • 取扱説明書で適切な設置場所を確認した上で設置する
  • 稼働温度を超えて使用しないよう注意する
  • ストーブファン本体が高温となるため使用中は触らない
  • お手入れは十分に温度が下がったことを確認して行う

特に注意すべきが温度の管理です。故障や火傷を防ぐためにも、温度計つきの商品や過熱保護機能つきの商品を選ぶのがおすすめです。

またファンは高温になるほど速く回り、低温だとゆっくり回ります。高速で長時間稼働している場合には、本体が高温になっていることもあるため注意しましょう。

ストーブファンが回らない原因は?

ファンが回らない原因として、ストーブの熱がストーブファンに充分伝わっていないことが考えられます。設置場所を見直しましょう。またストーブの天板に凸凹がある場合には、より熱が伝わりやすい低めのストーブファンを選ぶことも重要です。

ストーブファンにぴったりのストーブを紹介

ストーブファンは、石油ストーブや薪ストーブ、ガスストーブなど天板が熱くなるタイプのストーブに幅広く使用できます。ここからはストーブファンとの相性が良いおすすめブランドのストーブについてご紹介します。

デザイン性が高いアラジン

アラジンの石油ストーブは、洋風のインテリアにもなじむレトロでおしゃれなデザインが人気です。ロングセラーの「ブルーフレームヒーター」は80年以上の歴史のある、石油ストーブの大定番。対震自動消火装置も搭載されており、安全性にもこだわりが感じられます。

デザイン性と実用性を兼ね備えたストーブを探している方におすすめです。

アラジンのストーブについては下記の記事でも紹介しています。

関連記事:【キャンプにも使える】アラジンストーブおすすめ12選 | レトロなデザインが人気

実用的で広い部屋に使えるトヨトミ

トヨトミは石油ストーブを多く取り扱う老舗メーカーです。芯を最後まで使いきれる「でるでる芯」など、実用的な機能を備えたストーブが多く揃います。

ワンルームなどに使いやすいコンパクトなストーブはもちろん、24畳ほどの広さまで対応できるストーブまでラインナップが豊富なため、広い部屋に使えるストーブを探している方にもおすすめです。

コンパクトでアウトドア向きのフジカハイペット

フジカハイペットの石油ストーブは5㎏台と軽量でコンパクトなものが多く、アウトドアに適した機能も豊富です。テントの中で使用したり、屋外で煮炊きしたりできる万能さが魅力。

秋冬のアウトドアで使用する、コンパクトな石油ストーブを探している方におすすめです。

その他のストーブや暖房器具が気になる方は、下記の記事もチェックしてみてください。

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ストーブファンのよくある質問

ストーブファンは自作できますか?

安全性や耐久性を考えると購入するのがおすすめですが、自作のストーブファンについて作り方を紹介している動画などもあります。気になる方はブログや動画サイトなどで検索してみると良いでしょう。

ストーブファンのモーター交換など、修理はどこでできますか?

商品によっては交換用のモーターキット、交換用のファンが販売されているものもあります。修理しながら長く使用したい方は、購入前に交換用のアイテムが販売されているか確認しておくと良いでしょう。

ストーブファンの中古は大丈夫でしょうか?

中古品を購入した場合、メーカー保証などがついておらず品質や安全性における保証がありません。新品での購入がおすすめです。

ストーブファンとエコファンの違いは?

ストーブファンもエコファンもどちらも同じものです。エコファンはストーブの熱を空間に届けてくれ、エネルギーを無駄にしないことから名づけられたと考えられます。

エコファンの必要性は?

ストーブの熱をエコファンによって部屋全体にいきわたりやすくしてくれます。必要性を感じない方もいるかもしれませんが、最小限のもので熱を空間全体に届けたい場合は有効的です。

首振りするストーブファンはありますか?

首振りするストーブファンもあります。背面のスイッチで首振りのON、OFFができるので、状況に応じて使い方を変えることも可能です。

ストーブファンおすすめまとめ

今回は、ストーブファンの特徴や選び方、メリット・デメリット、各メーカーの特徴、おすすめストーブファン15選などをご紹介しました。ストーブの上に置くファンがどのような仕組みで動くのか少しわかっていただけたかと思います。

記事の内容で、特に覚えておくべきポイントは下記の3つです。

  1. ストーブファンは電源不要で暖房効率をアップできるエコなアイテム
  2. 商品選びでは「稼働温度」「加熱保護機能」「ブレードの数・大きさ」「静音設計」をチェック
  3. 使用する際は温度管理に要注意

秋冬は焚火をしていてもテント内までは暖まらないため、テント用ストーブ+ストーブファンは必須アイテム。ご紹介した内容を参考に、ぜひお気に入りのストーブファンを見つけてみてください。

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