高性能で使いやすいiPadが欲しいけど、必需品ではないからできれば安く手に入れたい。そんな方におすすめなのが中古iPad。タブレットの中で比較的高額なiPadも、中古であればお手頃価格で購入できます。
「中古のiPadとか、実際どうなの?」と思われるかもしれませんが、中古iPadの需要は少なくなく、多くの方が中古iPadを購入し利用している時代です。
ですが中古と聞くと、「すぐ壊れないだろうか」「バッテリーは問題ないだろうか」「不潔ではないか」「整備品のほうがいいのか」と、色々気になると思います。そもそもどこで買うのか見当もつかない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、数年間某大手パソコンショップ店で中古スマホやタブレットの販売・買取をしていた筆者が、中古iPadの注意点からおすすめの購入方法までくまなく解説します。
中古iPadに関するすべての疑問を、この1記事で解決できるよう努めますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を監修した専門家
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目次
中古iPadや型落ちを安く買うときの注意点・やめたほうがいいタイミング
まずは、中古iPadを安く買うときの注意点や、購入をやめたほうがいいタイミングを紹介していきます。
- 発表会イベント直前に買うのはやめたほうがいい
- 不具合のある端末を買ってしまうリスクがある
- しっかりスペックや年代を見て選ぶ必要がある
- メーカー保証が切れている可能性が高い
発表会イベント直前に買うのはやめたほうがいい
Appleは年に2回、新製品を発表するイベントを行っています。
新型のiPadが発売されると、買い替えなどの影響により、中古市場に中古iPadが多く出回り、より安く中古iPadを購入しやすくなります。そのため、iPadを中古でより安く購入する場合は、Appleの発表会イベント後のタイミングがおすすめです。
福井
不具合のある端末を買ってしまうリスクがある
iPadに限った話ではありませんが、中古iPadは正しく動作確認の取れてない場所で購入すると、不具合のある製品を購入してしまうリスクがあります。
- 電源が入らない端末
- 赤ロムで利用制限がかかっていて使用不できない端末
- 水没してかろうじて動いているような状態の端末
- 操作ができない、挙動がおかしい端末
- アクティベーションロックがかかって使えない端末
- ウイルスの入ったものや脱獄(ジェイルブレイク)端末だった
少し聞きなれない言葉もあると思いますが、詳しくは後に紹介します。要は「訳あり品」を買ってしまう可能性があるという話です。どれだけ安くても、動作保証ができていない端末の購入はやめたほうがいいでしょう。
こうしたトラブルが起きる製品は、個人間取引のフリマサイトで多く報告されているので、中古iPadは優良な中古ショップで買うと安心です。
動作確認や外観確認はもちろん、万が一トラブルが起こった際もアフターケア保証があるので安心して購入できます。
福井
中古や型落ちモデルは、しっかりスペックや世代を見て選ぶ必要がある
最新のiPadであれば、あまりスペックなど気にせず適当に購入しても失敗することは少ないでしょう。しかし、中古iPadはある程度スペックや発売された年代を確認して選ばなくてはなりません。
理由は、安いからといって何世代も前の型落ちiPadを購入すると、性能的にいまの環境に合わず、様々な問題が出る可能性があるためです。
- 機種が古すぎてiOSのアップデートができない
- 性能が低くて最新のゲームができない、カクつく
- バッテリーが劣化しきっていて充電されない
中古iPadを買うときは、買おうとしているモデルが自分の希望通りに使える性能があるかどうかや、バッテリーの状態を必ず確認しましょう。
福井
型落ちはメーカー保証が切れている可能性が高い
新品のiPadには1年間の製品限定保証が付いていますが、中古iPadや型落ちでは保証が切れていることがほとんどです。
ただし、発売から1年以内の新型モデルを中古で買った場合は保証が残っている可能性があります。
購入者が変わっても本体の1年間の製品限定保証は引き継がれますので、新型iPadを中古で購入する場合は保証の有無を調べてみるといいでしょう。
保証の状況はApple公式の「保証状況の確認」のページで、シリアルナンバー(IMEI)を打ち込むことで確認できます。
Apple Care+について
iPad本体の保証とは別にあるAppleCare+(公式延長保証サービス)には、中古のiPadは基本的に加入できません。
※新型が発売されて、その1カ月以内に中古で新型モデルを手に入れた場合であれば、AppleCare+に加入できる可能性があります
ですが、前の所有者がAppleCare+に加入していて、そのまま解約していない場合はその権利が引き継がれます。(後日解約される可能性はあります)
中古iPadをより安く買うなら、型落ちiPadが狙い目
中古であれば1万円や2万円ほど安く買えるのは珍しくありませんが、型落ちの中古iPadであればさらに激安価格となっていることも。
「型落ち=使い古された製品」という印象があるかもしれませんが、型落ちで新品同様の製品もあります。「iPadを購入したものの、使う機会があまりなく手放した」という理由で、中古市場に並ぶ型落ちiPadも少なくはないためです。
とにかく安く買いたい人は「iPad(第7・8世代)」「iPad Air3」がおすすめ
とにかく安く買いたい人は、発売から5年以内のモデルで価格も安い「iPad(第7・8世代)」や「iPad Air3」がおすすめです。
世代 | 価格相場 |
iPad(無印)第8世代(2020年) | 33,800円~(税込み) |
iPad(無印)第7世代(2019年) | 29,800円~(税込み) |
iPad Air3(2019年) | 31,800円~(税込み) |
中古での価格はどれも約3万円前後からと、iPadとは思えないほど格安の料金で購入可能です。
福井
どこで買う?中古iPad3つの購入先
- オークション・フリマサイト
- 実店舗
- ネットショップ
それぞれメリットやデメリット、特徴が異なりますので、きちんと把握して納得できる場所で買いましょう。
オークション・フリマサイト|価格は安いけど注意点もたくさん
オークションサイトやフリマアプリで中古のiPadは購入できます。
- ヤフオク!
- メルカリ
- ラクマ
個人が価格を決めているため、決まった相場が無く、お買い得なものもあればそうでない物もある、やや上級者向けの購入場所です。
オークション・フリマサイトで買うメリット
- お買い得品が見つかりやすい
- 24時間365日、いつでもどこでも買える
- 在庫数も豊富
相場を基準に価格を決めているネットショップとは違い、フリマサイトやオークションは個人が値段を決めています。
そのため、適正相場や高値で出品している方がいる一方で、もちろん相場より安く出品している方もいます。
もちろんネットなので、24時間365日いつでもどこでも買うことができ、在庫数もショップほどではないにしてもかなり豊富です。
オークション・フリマサイトで買うデメリット
- 不良品を買ってしまうリスクがある
- すぐに手に入らない
- パッケージ詐欺といったトラブルに遭う可能性がある
- 登録や購入ルールがありやや面倒
個人間取引では、商品ページの記載内容と実物で大きく状態が異なるといったトラブルや、詐欺に遭うリスクがあります。
オークションやフリマサイトでは、怪しい出品者や商品を見抜く知識と注意力が必要不可欠。よくある詐欺としては、水没品、故障品を正常と偽って販売したり、iPadの箱だけ送り付けるといったものです。
また、購入してもフリマサイトやオークションは個人取引が多いため、発送は数日~1週間と待つ場合があります。
購入するのにサイトやアプリの登録が必要で、各サイトのルールやマナーを理解してから利用する必要も。サイトやアプリに使い慣れてない場合は、購入までのハードルが少し高くなります。
福井
中古販売店|メリットは自分の目で確かめて買える
実際の店舗を持ち、iPadを含めた中古端末を扱っているリサイクルショップや中古パソコンショップです。
- ゲオ
- ハードオフ
- ブックオフ
- セカンドストリート
- イオシス
- じゃんぱら
- パソコン工房
- ソフマップ
特に近年スマホやタブレットの買取を始める業者が増えていて、全国には上記以外にも多数のショップが中古iPadを扱っています。
実店舗で買うメリット
- 実物を手に取って状態を確認できる
- 掘り出し物が見つかる場合がある
- ショップの人に直接質問ができる
実店舗の大きなメリットは2つ。
1つ目は、売っている端末を直接確認できることです。実際に端末を手に取って、傷の有無や動作チェックを行って自分が納得いくコンディションのiPadを購入できます。
2つ目は、その場で店員に質問ができるのも大きなポイント。商品知識が無い方には大きなメリットです。
福井
実店舗で買うデメリット
- 在庫に限りがある
- 行動範囲までしか探せない
近所に中古iPadを販売している店があればいいですが、もちろん店舗がない地域の方もいるでしょう。そのような場合は、そもそも中古iPadを取り扱っている実店舗を探す手間がかかります。
また、仮に店舗が見つかったとしても、その店舗で中古iPadの在庫が豊富であるとは限りません。店によっては数点しか取り扱いがない可能性もあります。
福井
ネットショップ|いつでも買えて在庫が豊富なのがメリット
主にネット販売中心で、豊富に在庫を持つのがネットショップです。
- イオシス
- amazon
- ソフマップ
- パソコン工房
イオシスやamazonのようなネット販売専門の所もありますが、先ほどのイオシスやドスパラのように店舗を持ちながらネット通販も行っている所も多いです。
ネットショップで買うメリット
- 24時間いつでも買える
- ショップは数多くあり、在庫数は無数
- 在庫が豊富なので、安いiPadも見つけやすい
ネットショップで販売されている中古iPadは、パソコンやスマホから24時間いつでも商品を検索して注文できます。また、ショップにこだわらなければお店は無数にあり、商品数も膨大です。
商品数が多ければ、それだけ希望の機種やコンディション、希望の価格で売られている商品も見つけやすくなります。
また、ネットではライバル店同士の競争が激しく、相場が下がりやすいことから、より安くて良い物が手に入る可能性も高いです。
福井
ネットショップで買うデメリット
- 実物が見られない
- 返品対応が面倒
ネットショップで購入する際の注意点は、実物が確認できない点です。
やはり中古端末となると、どの程度端末に傷がついていて、どの程度サクサク動くのかは確認したいですよね。ネットショップではこれらの確認はできないため、ショップを信じて購入する必要があります。
また、専門店では数か月程度の保証期間がありますが、仮に保証を適用して返品するとなった際には少し手間がかかります。
福井
中古iPadのネットショップは、在庫豊富な中古大手のイオシスがおすすめ
iPadに限った話ではありませんが、ネットで中古のスマホやタブレット、パソコンを購入するのであれば、まずはおすすめサイトのイオシスを確認してみましょう。
おすすめの理由は、実績と在庫の豊富さが第一に挙げられますが、他にも商品の状態や保証がサイト上でもわかりやすくなっている点です。
初めてサイトを利用する人でもわかりやすく、初心者にもおすすめのネットショップになっています。
福井
絵を描くだけでも要注意!中古iPadの注意点と選び方
「絵を描くだけ」「ゲーム用」「動画見るだけ」と、そこまでiPadを酷使する予定でない人も選び方には注意しましょう。
中古iPadを選ぶときの注意点は、以下の5つのポイントです。
- 液晶・外観の傷、破損等の使用感をチェックする
- メモリは2GB以上がおすすめ
- Wi-Fi+cellularモデルを選ぶときの注意点
- アクティベーションロックがかかっていないことを確認する
- 分からないことはショップや所有者に問い合わせて確認する
液晶・外観の傷、破損等の使用感をチェックする
外観でiPadが丁寧に扱われていたのか、乱暴に扱われていたのかの想像ができるため、外観を気にしない方でも十分にチェックしましょう。
現物を見られるなら納得いくまで確認できますが、ネットやフリマサイトで買う際はショップや出品ユーザーの説明がすべてです。
しっかりと状態の説明文を確認し、不明な点は問い合わせると良いでしょう。
神経質な方は、実際に手に取って見ることができる実店舗で買うのがおすすめです。
福井
メモリは2GB以上がおすすめ
現在のネットやアプリの使用環境を考えると、メモリは最低でも2GB以上、ストレージは64GB以上あるモデルを選びましょう。
メモリが2GB以下のモデルだと、動作が重くまともに動かない可能性があります。
快適に使うのであれば3GB以上欲しい所ですが、価格が高くなるので最低ラインとして2GBと覚えておいて下さい。
2GB以上のメモリを持ったモデルは以下の表の通りです。
モデル | 2GB以上のメモリを持った世代 |
iPad(無印) | 第5世代(2017年発売)以降 |
iPad Mini | 第4世代(2015年発売)以降 |
iPad Air | 第2世代(2014年発売)以降 |
iPad Pro | どのモデルでも2GB以上あり |
格安でも古すぎる機種は選ばない!
格安だから、とあまりにも型落ちしたiPadを買うと、「ネットの接続も遅い」「動画も画像が荒くカクカクして観づらい」といった問題が起きる可能性があります。
あまりに型落ちした機種を現代の環境で使うには、性能が追い付かず問題があるためです。
- メモリ容量が足りずアプリがまともに動かない
- 全体的に性能が低く動作がもっさりしてストレスが溜まる
- iOSがアップデートできずセキュリティリスクがある
- バッテリーが劣化しきっていて使えない
特にバッテリーの寿命は、3年~5年程度と言われているため、型落ち機種は特に注意しましょう。
利用目的にもよりますが、最低でも5年以内、できれば3年以内のモデルがおすすめです。
福井
Wi-Fi+Cellularモデルを選ぶときは要注意
- 赤ロム端末ではないかの確認
- 対応キャリアの確認
赤ロムのiPadを買ってしまうと使えない
セルラーモデルの一部の端末には、キャリアからネットワーク利用制限がかけられてキャリア回線の利用ができない「赤ロム端末」があります。
赤ロム端末は、前の所有者が端末の分割払いを滞納した場合や、盗難等の不正な手段で流通した端末にかけられるペナルティです。
万が一赤ロム端末を購入してしまうとほぼ解除は不可能で、そのiPadではキャリア回線を使用はできません。
Wi-Fiは接続可能なので、まったく使えないわけではありませんが、Wi-Fi+セルラーモデルを買った意味がなくなります。
セルラーモデルを買う際は赤ロム端末に注意しましょう。
赤ロムの確認方法ですが、端末の「IMEI(端末識別番号/シリアルナンバー)」で簡単に確認できます。
- 「設定⇒状態」からIMEIを確認する
- 各キャリアのネットワーク利用制限照会サイトでIMEIを入力する
- ×が出てきたら赤ロム、△が出てきたら今後赤ロムになるリスクのある端末
上記の手順で調べてみてください。
×や△ではなく、「〇」が表示された端末であれば赤ロムになるリスクはなく安心して使えます。
なお、キャリアのネットワーク利用制限確認サイトは以下の通りです。
キャリア | IMEI確認ページ |
docomo(ドコモ) | ネットワーク利用制限電話機確認 |
au(エーユー) | ネットワーク利用制限携帯電話機照会 |
Softbank(ソフトバンク) | ネットワーク利用制限電話機の確認 |
楽天モバイル | ネットワーク利用制限電話機の確認 |
福井
SIMカードを使うなら対応キャリアを確認する
iPadのセルラーモデルは4種類あるので、買う前に自分が契約したいキャリア対応の端末かどうかを確認しましょう。
- docomo(ドコモ)
- au(エーユー)
- Softbank(ソフトバンク)
- SIMフリー・SIMロック解除済み
docomo・au・Softbankの各キャリア対応モデルは、SIMロックがかかっていて、それぞれのキャリアのSIMカードしか使えません。例えば、docomo対応のiPadに、auのSIMカードを差し込んでも使えないです。
SIMフリーとは、どのキャリアのSIMカードを挿しても使えるモデルの事で、月額料金の安い格安SIMも使用できます。SIMロック解除済みは、元々キャリア対応だったiPadのSIMロックを外してSIMフリー化したもので、これもどのキャリアでも使用可能です。
SIMフリーモデルか、SIMロック解除済みモデルを買えば悩む必要はありませんが、便利な分キャリア対応モデルより若干割高です。
使いたいキャリアが決まっていて、ちょうど対応したモデルが中古で出ていたらキャリア対応を買うといいでしょう。
福井
今回は赤ロムとSIMロックについて簡単に説明しましたが、もう少し詳しく知りたい、という方は以下の中古スマホについて解説した記事も参考にしてください。
関連記事:中古スマホはどこで買う?おすすめショップや選び方を解説!SIMやバンドを知らない人は要注意
アクティベーションロックがかかっていないことを確認する
アクティベーションロックがONになっている端末を購入してしまった場合、前の所有者のAppleIDとパスワードが無いと端末を使うことができません。
アクティベーションロック端末とは、前所有者が「iPadを探す」機能をONにしたまま売りに出してしまった端末の事です。iPhoneやiPadには、盗難や紛失を防ぐ「iPadを探す」機能が付いています。
ショップで販売されている端末ではまずありませんが、フリマサイトやオークションで購入するとたまにこうしたトラブルが起きます。
例えば前の所有者がこの機能を知らず、iPadの初期化だけして出品したケースが考えられます。(初期化しても「iPadを探す」はONのままです)
相手に悪意が無ければ、出品者に連絡を取ってIDとパスを教えてもらえば解除できます。
ですが、下記のようにIDとパスを知ることができないケースも十分考えられます。
- 前所有者がIDとパスを教えてくれない
- 前所有者がIDとパスを忘れてしまった
- アクティベーションロックが設定されているのを知ってて販売した
- そもそも前所有者と連絡が取れない
1がよくあるパターンで、AppleIDは個人情報ですから、教えるのを躊躇する前所有者もいるかもしれません。
その場合はいったん送り返し、アクティベーションロックを解除してもらって再度送ってもらうか、iCloud上から端末登録を削除してもらう方法があります。
一方で、2.3.4のケースではどうしようもないことがほとんどです。
福井
アクティベーションロックの確認方法
アクティベーションロックは、所有者しか確認できません。
以前は端末のIMEI(端末識別番号)が分かればApple公式でチェックできましたが、現在はできなくなっているようです。
安全にアクティベーションロックの確認ができるのは、所有者のみになります。
フリマサイトやオークションでiPadを買う際は、買う前に所有者にアクティベーションロックがかかっていないかどうかをチェックしてもらいましょう。
福井
分からないことはショップや所有者に問い合わせて確認する
色々と注意点を解説してきましたが、わからないことがあれば販売ショップに、フリマサイトであれば出品者に確認しましょう。
特に中古iPadを扱っているショップでは、詳しい専門スタッフが疑問や質問についてしっかりと答えてくれるでしょう。
フリマサイトやオークションでも、重要なことは必ず出品者に確認してください。
福井
Pro?Air?無印?中古iPadのおすすめタイプ別解説!
ご存じの方も多いとは思いますが、iPadには性能やディスプレイサイズの異なる4つのモデルが発売されています。
- iPad(無印)
- iPad Mini
- iPad Air
- iPad Pro
それぞれ性能や価格が大きく異なるため、目的や用途によって、また予算によってモデルを選びましょう。
安くて手軽なiPad(無印)
通称「無印」と呼ばれるiPadは、安くて手軽に使えるスタンダードなiPadです。
比較的画面サイズも大きく、ネットや動画視聴、アプリで遊ぶ程度であれば十分です。
iPadの中では安く、中古ではさらに安く手に入るため、初めてのiPadやちょっとした用途向けに最適です。
ただし、元々それほど高性能なモデルではないため、中古でかなり古いモデルを買ってしまうと性能的に不満が出る可能性があります。
価格も安く性能も問題のない、2020年発売の第8世代がおすすめ。
以下が2023年執筆時点での、iPad(無印)中古価格相場です。
世代 | 価格相場 |
iPad(無印)第10世代(2022年) | 61,800円~(税込み) |
iPad(無印)第9世代(2021年) | 47,800円~(税込み) |
iPad(無印)第8世代(2020年) | 35,800円~(税込み) |
iPad(無印)第7世代(2019年) | 32,800円~(税込み) |
iPad(無印)第6世代(2018年) | 27,800円~(税込み) |
iPad(無印)第5世代(2017年) | 22,800円~(税込み) |
iPadの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【マニアが解説】2021年モデルの新型iPad(第9世代)をレビュー!新機能・スペックや価格まとめ
コンパクトで使いやすいiPad Mini

出典:Apple
iPad Miniはその名の通り、iPadの中でも一番画面サイズの小さいモデルです。
細かい作業は苦手ですが、バッグの中に簡単に入れて持ち運べ、どこでもスマホのように使えるバランスの良いモデルで人気があります。また、他タイプよりも軽量でサイズも小さいため、片手持ちしやすいメリットも。
狙い目は第5世代(Mini5)か、現在最新の第6世代(Mini6)を狙うといいでしょう。
Mini4(第4世代)以前の古いモデルを買うと、環境に適さない可能性があります。
以下が2023年執筆時点での、iPad Miniの中古価格相場です。
世代 | 価格相場 |
iPad Mini6(2021年) | 61,800円~(税込み) |
iPad Mini5(2019年) | 39,800円~(税込み) |
iPad Mini4(2015年) | 17,800円~(税込み) |
iPad Mini3(2014年) | 7,980円~(税込み) |
iPad Miniの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【Appleマニアが解説】2021年モデルiPad mini(第6世代)をレビュー!新機能・スペック・価格まで
性能が高くバランスの良いiPad Air

出典:Apple
ディスプレイが大きく、薄型・軽量で性能も高く、全体的に非常にバランスの取れたモデルがiPad Airです。
よほど重たい作業をしない限り、ほとんどの用途に応えてくれる優秀なモデルなので、趣味に仕事に大活躍してくれるでしょう。
中古市場では2019年モデル(通称3世代/Air3)か、2020年モデル(通称4世代/Air4)が狙い目ですが、新しく人気も高いのでやや高値です。最近では最新の2022年モデルも中古で並んでいます。
Air2(第2世代)くらいになるとかなり安く買えますが、ここまで古いモデルになるとさすがにAirと言っても性能に不満が出るでしょう。
以下が2023年執筆時点での、iPad Airの中古価格相場です。
世代 | 価格相場 |
iPad Air5(2022年) | 72,800円~(税込み) |
iPad Air4(2020年) | 56,800円~(税込み) |
iPad Air3(2019年) | 37,800円~(税込み) |
iPad Air2(2014年) | 10,800円~(税込み) |
iPad Air(2013年) | 6,980円~(税込み) |
iPad Airの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【2021年最新情報】iPad Air (2020 第4世代)を実際に使ってみた&検証レビュー!
重い作業もサクサクこなす超高性能なiPad Pro
ハイスペックパソコン並みのプロセッサーを搭載した、動画編集等の重い作業もサクサクこなせるiPad Proです。
世代ごとにディスプレイサイズが大きく異なるのも特徴で、最新モデルはPro11インチと12.9インチ、古いモデルではPro10.5インチと9.7インチがあります。
プロ向けのハイスペックモデルのため、元々の定価が高く中古相場も高めです。
その分値幅も大きく、売っているお店やタイミングによっては掘り出し物が見つかります。
元々タブレットとしてはオーバースペックなほど性能の高いProですので、多少古い機種でもあらゆる用途に使用できるでしょう。
ただし、バッテリーやiOSアップデートの問題がありますので、2017年くらいまでのモデル(11インチor12.9インチ)が狙い目です。
以下が2023年執筆時点での、iPad Pro中古価格相場です。
世代 | 価格相場 |
iPad Pro 第6世代 12.9インチ(2022年) | 172,800円~(税込み) |
iPad Pro 第4世代 11インチ(2022年) | 97,800円~(税込み) |
iPad Pro 第5世代 12.9インチ(2021年) | 112,800円~(税込み) |
iPad Pro 第3世代 11インチ(2021年) | 102,800円~(税込み) |
iPad Pro 第4世代 12.9インチ(2020年) | 89,800円~(税込み) |
iPad Pro 第2世代 11インチ(2020年) | 69,800円~(税込み) |
iPad Pro 第3世代 12.9インチ(2018年) | 77,800円~(税込み) |
iPad Pro 第1世代 11インチ(2018年) | 56,800円~(税込み) |
iPad Pro 第2世代 12.9インチ(2017年) | 41,800円~(税込み) |
iPad Pro 第1世代 10.5インチ(2017年) | 31,800円~(税込み) |
iPad Proの特徴について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:[マニアが教える] iPad Proを世代別に完全比較!2021/2020/2018価格や機能の違いなど解説
今回はざっくりと上記4モデルの特徴を解説しましたが、もっと詳しく各モデルの特徴を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:[2021年完全版]マニアが徹底比較した iPad おすすめ6選 |Pro・Air・mini・無印のベストな選び方を解説!
中古iPadとどっちがおすすめ?整備品iPadのメリット・デメリット
最後に、様々なお店で販売されている中古iPadと、Appleの整備品iPadのどちらがおすすめなのかを解説していきます。
あまり知られていませんが、Appleでは認定整備済製品(リファービッシュ品)、通称「整備品」と呼ばれる中古iPadを販売しています。
中古と言っても、展示品だったり、ユーザーが14日以内の返品を行った製品がほとんどで、中古というより「新古品」に近いものです。
整備品iPadのメリットは、中古でも安心感が高い点
- 最大15%引きの価格でiPadが購入できる
- 中古でも、状態や性能に関して安心して購入できる
- Apple正規の1年間保証も付いていて安心
- 24時間365日いつでも買える
整備品iPadは、Appleで商品の状態や各ロックの確認等の整備を行い、付属品等も補充された完璧な状態で販売されています。
バッテリーも新しいものに交換され、Apple正規の1年間保証が付くため、初心者でも安心して状態の良い中古iPadを手に入れることができます。
もちろんネットで見て注文できるのでいつでも買うことができ、さらに発送も非常に早いと品質やアフターケアの面では100点です。
福井
Amazon認定出品者が出品している整備品もございます。
整備品iPadのデメリットは、とにかく安く買うには微妙
- 格安のiPadを探すには不向き
- 在庫数が非常に少ない
Appleの認定整備済製品は、「傷があったり型落ちで性能が低くても気にしない」「とにかく格安の中古iPadが欲しい方」には不向きです。
整備品iPadは、新しめのモデルを整備した物が多く、「型落ちiPad」や「格安iPad」はあまり扱っていないからです。バッテリーなどのパーツも新品と交換されていることもあって、価格も最大で15%までしか割引がされません。
また、新しめの美品iPadが安く手に入る認定整備済製品は人気が高く、良い商品はすぐに売れてしまうため、在庫は常に少なめで選択肢は狭いです。
実際編集部のスタッフが調査した際は、サイトに全部で53個しかiPadは販売されておらず、しかもそのうち50個が高性能で高額な「iPad Pro」でした。
福井
iPadをできる限り安く買うなら中古iPadがおすすめ!
iPadは他社に比べてやや高価なタブレットですが、中古iPadを選べば安く買うことができます。
- できる限り安くiPadを購入したい
- ちょっとした用途で使いたいので、ハイスペックな最新iPadは不要
- 子供にiPadを使わせたい
- 最新モデルをできるだけ安く買いたい
このような方に、中古iPadはおすすめです。
ただしiPadは設定が複雑で、中古を買う際は注意点も多いので、この記事をしっかりと読んで後悔しない買い物をしてください。
Picky’s編集部では、iPadの他にも様々な家電製品を中古で買うコツを解説していますので、以下の記事もぜひ読んでみてください。
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