厳つい見た目のいかにもアウトドア仕様の雰囲気を醸し出すこのデジカメは、RICOH(リコー)から発売されているWG-50です。
このカメラは本格的な防水・耐寒・耐衝撃・耐荷重性能を持ったハードな使いかたをすることができるように設計されている使う場所を選ばない、ものすごく便利なカメラです。
登山やキャンプ、海でも使うことができ、さらには頑丈さを売りにして工事現場などの仕事の場面でも使うことができるようになっています。
目次
RICOH WG-50の基本性能
RICOH WG-50のカタログから、カメラ選びの重要となるポイントを選び出して表にまとめました。
センサー | 1/2.3型 CMOS |
画素数 | 1600万画素 |
ISO感度 | 125~6400 |
シャッター速度 | 1/4000~1/4秒 |
ズーム倍率 | 5倍 |
広角・望遠 | 28mm~140mm |
手ブレ補正 | 電子式手ブレ補正 |
大きさ | 約122.5×61.5×29.5mm |
重さ | 193g |
バッテリー | 静止画:300枚、動画:260分 |
価格 | 3万5千円(公式ページ) |

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/
画素数
このWG-50の画素数は1600万画素とコンデジとしてはそこそこ多い画素数を持っています。
1600万画素は一世代前の一眼レフと同じくらいの画素数を持っているため、葉っぱなどの細かい模様まで精細に写し取ることができます。
画素数が多いので風景を精細に写し取るだけでなく、トリミングするときの耐性も十分にあります。
ズーム性能
このWG-50のズーム性能は広角端28mmから望遠端140mmと、このレンズは幅広い画角に対応し写真を撮ることができます。
広角側の28mmでは一度に広い範囲を写せるので集合写真なども簡単に撮ることができます。

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/feature/index.html
望遠140mmでは、離れた場所の被写体も簡単に撮ることができます。
WG-50の光学ズーム倍率は5倍ですが、光学ズームの他に7倍の電子ズームを搭載しています。
光学ズームで足りないと感じたときに、ズームして便利に使うことができます。
7倍ズームの時は約200mmの望遠をすることができます。焦点距離が200mmまであると運動会などの被写体まで距離がそこそこある場合でもアップで撮ることができます。
手ブレ補正
コンデジを選ぶときには手ブレ補正が搭載されているかどうかが、かなり重要になってきます。
手ブレ補正は今のカメラに必須ともいえる機能のうちのひとつ。WG-50には電子手ブレ補正がついています。
電子手ブレ補正はセンサーが読み取った画像データを加工することで手ブレを防いでいます。
手ブレ補正が搭載されていることで、暗い室内などのシャッタースピードが落ちてしまう場所でも手ブレのない綺麗な写真を撮ることができます。
バッテリー
このカメラで少し残念な点はバッテリーの持ちの悪さです。ここが個人的にWG-50評価が低い箇所です。
WG-50のバッテリーは静止画が300枚、動画が260分と少し短めです。
先日私が写真を撮りに出かけたときは半日で800枚ほどでした。このときは連写をよく使っていたから多かったのかもしれません。
フル充電から300枚しか撮れないとなると少し心許ないように感じます。3日間の旅行で使う事などと考えると別売りの予備バッテリーを同時に買っておくと良いように感じます。
また寒い場所ではバッテリーの持ちはかなり悪くなるので、スキーなどのウィンタースポーツで使おうと考えている人は注意が必要です。
RICOH WG-50の特徴は?
抜群のアウトドア仕様
リコー WG-50はアウトドアなどハードに使う事のできるカメラとして防水、防寒、耐衝撃、耐荷重性能に優れています。
特にこのカメラの防水防塵性能はIP86とIP規格では最高クラスの性能を持っています。
防水性能

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/feature/index.html
このデジタルカメラは水深14mまでの深さで使うことができます。
このカメラの防水性能では雨が降っているときはもちろん、キャンプの時の川遊びなどに安心して使うことができます。
ダイビングでは水深が足りないかもしれませんが、シュノーケリングなど深く潜らない場合はハウジングがないこのカメラでも十分に活躍できるでしょう。
この防水性能を活かして水中からの写真を撮ると今までと違った写真を撮ることができるでしょう。
耐寒性能

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/feature/index.html
耐寒性能は-10℃の寒い箇所でもカメラが作動します。
極寒の地での夜間撮影をするのは厳しいですが、スキー場などの昼間の気温が-10℃を超える場所では使用することができます。
たとえば寒い上にぬれてしまうかもしれないスキーに最適なカメラといえるでしょう。
耐衝撃性能
アウトドアにも対応するタフなカメラと言うことで落下の衝撃にも耐えることができるように作られています。
WG-50は高さ1.6mから落下しても壊れないように設計されています。手から滑って落としても壊れないでしょう。
耐荷重性能
ハードな使い方を想定しているのでカメラに100kgの重さがかかっても耐えられる事ができる耐荷重構造で作られています。
何かの拍子にカメラが物の下敷きになってしまった時でも安心です。
常に見やすいアウトドアモニター
WG-50のモニターは2.7型で少し小さめのモニターが使われています。
このモニタはアウトドアモニターを採用されていて周囲の環境に応じてマイナス方向に2段階プラス方向に2段階に簡単に調節することができます。
周囲が明るければモニターを明るく、暗ければモニターを暗く、モニターの明るさを調節することで、常に快適な明るさでモニターを見ることができます。
PENAX譲りのレタッチ機能
リコーが買収したペンタックスのカメラで人気がある写真のレタッチ機能を搭載し、簡単に色鮮やかな印象に残る写真に仕上げることができます。
5種類の仕上げモードがアリ、特に「雅」と「リバーサル」はペンタックスの一眼レフでも人気のある仕上げです。
「雅」は色の深みを出すことができ、「リバーサル」はリバーサルフィルムのようにコントラストが高い写真に仕上がります。
海中の写真をより綺麗に、マーメードモード
WG-50は防水カメラと言うことで水中で使えるのでダイビングなど海で使いたいという方が多いと思います。WG-50は水中の珊瑚礁や綺麗な写真を撮る事ができます。
上の画像は右側が通常での水中撮影、左側が「マーメードモード」を使用したときの写真です。
見比べてみるとわかるように、海中で写真を撮ると少し青みがかかった、もやっとした発色が悪い写真になってしまうことが多いです。
しかしWG-50は、海中でも写真をくっきりと写すことができるように色味を調節した「マーメードモード」が搭載されています。
これにより珊瑚礁や魚をそのままの色で再現することができます。
顕微鏡モード
WG-50は通常のレンズでは近づけられない範囲までカメラを近づけて撮るマクロ撮影もカンタン。
マクロ撮影では最短で1cmまでカメラを近づけられます。
下の写真のように電子顕微鏡で見たかのような写真を撮ることができます。

引用:https://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2017/06/ricoh-wg-50.html
通常カメラの真下はカメラが陰になって暗くなってしまいます。WG-50はレンズ周りの円周上に6つLEDライトが設置されているので、被写体を明るくしっかりと写す事ができます。
また付属しているマクロスタンドを使うことで簡単にブレを抑えてくれます。

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/feature/index.html
CALSモード搭載

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/feature/index.html
アウトドア向けカメラのタフさを活かして、工事現場などの仕事のシーンでも使うことができるように作られています。
WG-50には国土交通省の基準に合わせたCALSモードを画像の記録サイズが選択できるようになっています。
RICOH WG-50と一緒に使うべきアクセサリー
リコーの防水カメラ、WGシリーズには多くのアクセサリーが用意されています。
アクセサリーを活用することで、壊れるのを防いだり、いつもと違う視線で写真を撮ることができるようになります。
ストラップ
WG-50は買った時の付属品にカメラのストラップが付属しています。ストラップをカメラにつけることで落としてしまったり、紛失してしまうことを防ぐことができます。
カラビナをストラップにつけてカラビナストラップのようにすると登山ザックに簡単に取り付けることができ、簡単に外すことができるようになり、アウトドアのシーンで役に立ちます。
フロートストラップ
別売りのストラップでダイビングなどの水中で使う時にオススメしたいカメラのストラップがあります。
フロートストラップです。
フロートストラップは水に浮く素材で作られているので、水中でカメラから手を離してしまった場合でも水に浮かぶため、紛失の確率を減らすことができます。
プロテクタージャケット
プロテクタージャケットは、柔らかいゴムのような素材で作られたWG-50専用のカメラの保護ケースです。
これをカメラにつけることで落下の衝撃を和らげ、傷がつくのを防ぐことができます。
粘着マウント
粘着マウントは接地面にテープのような貼ることができる素材が付属しているので平らな面であれば様々な場所に取り付けることができます。
たとえば垂直に立っている壁に貼り付けたりすると、普段と違う見た目の写真を撮ることができます。
ハンドルバーマウント
ハンドルバーマウントとはポールのような棒にとりつけることができるマウント。
たとえばスキーのポールやカヌーのオール、自転車のハンドルに設置することができ、迫力ある写真を撮ることができます。
リモコン
カメラの操作ができるリモコン。
リモコンはズームとシャッターを切ることができます。また生活防水仕様なので雨が降っている環境でも使用OK!
RICOH WG-50の作例
RICOH WG-50は1600万画素の画素数があり、一世代前の一眼レフと同じくらいの画素数を持っています。
1枚目のバナナの写真のように、精細に被写体を写し取ることができます。
RICOH WG-50の販売価格

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/wg-50/
新品販売価格
WG-50販売価格(メーカー販売ページ) | 約3万5千円(2018.7) |
現在のWG-50販売価格 |
このカメラの販売価格とは3万5千円ととても買いやすい価格設定で、カメラを買ったことないけどアウトドア用のカメラが欲しいと思った方にピッタリのカメラだと思います。
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