ワイモバイルはプランがシンプルで高品質!主なメリットや乗り換え手順について解説

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ワイモバイル

出典:ymobile.jp

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドです。基本使用料が安いにもかかわらず、大手キャリア並みの通話や通信品質が保たれていて快適に使えます。

料金プランもシンプルで、実店舗で手続きができる点から乗り換えも容易。そのため、とくにソフトバンクからの乗り換えの第一候補にしている方も多いでしょう。

ですが、ワイモバイルにもメリットやデメリット、得意な点や苦手な点があります。安易に乗り換えを決めずに、まずはしっかりと特徴をチェックしてから乗り換えるのがおすすめです。

そこで今回は、ワイモバイルの料金プランや特徴、メリットデメリットについて解説します。

ワイモバイルへ乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を監修した専門家

通信サービスに関するコンサルタント
小川正人
通信サービスに関するコンサルティング事業を行うQUANTA代表。大手家電量販店で販売員として勤務する中で、通信サービスの複雑さを痛感。
現在は光回線をはじめ、携帯キャリア・格安SIM、ポケット型WiFiなどのインターネット回線の専門家としてコンサルティングや記事の監修を行う。
「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いから月間60万PVの通信サービスメディアサイトを運営した実績を持つ。

ワイモバイルの料金プラン

ワイモバイルの料金プランは、現在新料金プランである「シンプルS」「シンプルM」「シンプルL」の3つのみです。各プランの大きな違いは、「使えるデータ容量」が異なります。

項目 シンプルS シンプルM シンプルL
月額基本使用料(税込) 2,178円 3,278円 4,158円
データ通信容量 3GB 15GB 25GB
データ超過時(通信速度制限時)の速度 最大300Kbps 最大1Mbps 最大1Mbps
通信方式 4G/5G 4G/5G 4G/5G
通話料(税込) 30秒22円 30秒22円 30秒22円
SMS送信料(税込) 3.3円~33円(文字数で変動) 3.3円~33円(文字数で変動) 3.3円~33円(文字数で変動)
追加データ通信量購入(税込) 0.5GB 550円 0.5GB 550円 0.5GB 550円

※2023年5月執筆時点での情報です。

もう少し詳しく見ていくと、シンプルSプランのみデータ容量(3GB)を使い切った後の通信制限速度が最大300Kbpsまで低下します。MとLの場合は、データ容量を使い切っても最大1Mbpsの速度でモバイルデータ通信が可能です。

300Kbpsと1Mbpsではできることがかなり変わってくるため、意外と大きな違いです。速度の違いで何ができるかは、後述のメリットの項目で詳しく解説します。

他にもデータ容量を安価で増やせるオプション、「データ増量オプション」を利用した際もSプランは2GB、MとLプランは5GBと増加量に違いがあります。

通話料やSMS送信料に関しては違いはないため、使えるデータ容量の大きさと通信速度制限時の速度でプランを選ぶと良いでしょう。

小川正人

ワイモバイルのプランは3つだけなのでシンプルで分かりやすく、プランの変更は契約後でも可能なので、自分のスマホの使い方に合わせてプランを選びやすいのが特徴です。
また、他社の場合は通信速度制限時の通信速度は200kbpsなことが多い中、ワイモバイルは300kbpsまたは1Mbpsなので良心的ですね。

ワイモバイルのオプション

2種類の通話定額オプション:月額770円~1,870円(税込)

ワイモバイルには2種類の通話オプションがあります。

種類 月額料金(税込) 内容
だれとでも定額 770円 国内通話10分以内が無料
スーパーだれとでも定額 1,870円 24時間無制限かけ放題

※2023年5月執筆時点での情報です。

だれとでも定額は、10分以内の通話が回数無制限で定額になる、いわゆる「10分かけ放題オプション」です。10分以内の電話が多い方におすすめ。

スーパーだれとでも定額は、通話時間や回数に関係なく、無制限かけ放題になる話し放題オプションです。長時間通話をする方や、通話回数が多い方におすすめです。

通話定額オプションに加入するかどうかは、「月の合計通話時間」を目安にしても良いでしょう。ワイモバイルの標準通話料が30秒22円のため、毎月一定以上の時間通話する方は通話オプションに加入したほうがお得です。

  • 月に18分(標準通話料金で792円)以上通話する方はだれとでも定額
  • 月に43分(標準通話料金で1,892円)以上通話する方はスーパーだれとでも定額

逆に毎月の通話時間が18分以下の方は、標準通話料を支払ったほうが安いため加入する必要はありません。

データ増量オプション:月額550円(税込)

データ増量オプションは、月額550円で各スマホプランのデータ容量を追加できるオプションです。

オプション シンプルS シンプルM シンプルL
データ増量オプション前 3GB 15GB 25GB
データ増量オプション後 5GB 20GB 30GB

※2023年5月執筆時点での情報です。

データ増量オプションの料金はどのプランでも月額550円(税込)ですが、増量するデータ容量はシンプルSでは+2GB、他のMとLでは+5GBと異なります。

月の途中でデータ容量を使い切ってしまうと、データ通信速度が低速(300Kbps~1Mbps)に制限されてしまいます。制限を解除するには翌月まで待つか、データ容量の追加が必要です。

一方でデータ増量オプションを使えば、シンプルSが1GBあたり275円、MとLが1GBあたり110円とかなりコスパ良くデータを増量できます。

データ容量を使い切って速度制限がかかると、動画やネットがかなり遅くなり非常に不便です。通常のデータ通信量で足りなくなる方は、データ容量オプションに加入しておきましょう。

編集部

ワイモバイルは余ったデータ容量の繰り越しもできるため、多少余っても無駄になりにくいです

小川正人

昔のワイモバイルはかけ放題が基本プランとセットになっており、かけ放題を使わない人でもかけ放題の料金を支払わなければなりませんでした。
現在は、かけ放題はオプションになったので、かけ放題が必要な方だけが利用でき、より使いやすくなったと言えます。
さらに、データ容量オプションでデータ容量も調整ができるので便利です。

ワイモバイルを利用する9つのメリット

ワイモバイルにはメリットがたくさんあります。ここでは主な9つのメリットについて解説します。

  1. Softbankのサブブランドのため、回線が高速かつ高品質
  2. 料金プランやオプションがシンプルで分かりやすい!
  3. 通信速度制限でも、1Mbpsで通信が可能
  4. 時間無制限のかけ放題がある
  5. 実店舗Y!mobileショップがある
  6. 月額508円(税込)のYahoo!プレミアムが無料付帯
  7. 家族割やおうち割といった割引サービスが豊富
  8. eSIMや5Gに対応している
  9. 余ったデータ容量の繰り越しが可能

Softbankのサブブランドのため、回線が高速かつ高品質

ワイモバイルは格安SIMではなく、ソフトバンクが直接管理しているサブブランドのため、回線品質が安定しています。

大手キャリアの回線を間借りしている格安SIMの場合、昼や夕方の利用者が多い時間帯に通信速度がかなり落ちます。回線によっては下り(ダウンロード)速度が1Mbpsを切り、動画はもちろんサイトを開くのにも時間がかかってしまいます。

一方でソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、混雑する時間帯でもほぼ通信速度が落ちずに高速通信が可能です。通信速度をチェックしたところ、お昼でも平均40Mbps~60Mbpsほど出ています。この速度であればサイト閲覧はもちろん、高画質のYouTube動画もサクサク視聴できます。

編集部

お昼や夕方にストレスなくスマホを使いたい方は、ワイモバイルがおすすめです

料金プランやオプションがシンプルで分かりやすい!

ワイモバイルは「料金プランやオプションがシンプルで分かりやすい」のも大きなメリットです。

格安SIMやサブブランド回線の中には、料金プランやシステムが非常に複雑な回線もあります。理解するだけでも時間がかかり、結局「乗り換えて安くなるのか?お得なのか?」も、よく分からないといった状況になりがちです。

ワイモバイルは料金プランがわずか3種類で、オプションも少なく分かりやすいです。現在使用中の回線との比較もしやすく、実際乗り換える際もプランで迷うことはほぼないでしょう。

通信速度制限でも、1Mbpsで通信が可能

ワイモバイルのシンプルプランMとLの場合、通信速度制限がかかっても最大1Mbpsの速度で通信が可能です。

どの回線でもそうですが、毎月決められたデータ容量を使いきると通信速度制限がかかり、データ通信速度が極端に遅くなります。速度制限は回線ごとに異なりますが、300Kbps制限が多いです。ワイモバイルでも、シンプルプランSの場合は300Kbpsに制限されます。

300Kbpsと1Mbpsがどのくらい違うのかまとめました。

比較項目 300Kbps 1Mbps
メールチェック
LINE
ホームページ閲覧 〇(画像多めのサイトは厳しい)
Twitter・Instagram ×~△(画像が多いとかなり厳しい) △(表示は遅いが一応可能)
YouTube・tiktok × △(低画質なら可能)
オンラインゲーム × △~×

SNSや動画サイト・アプリの視聴の場合、300Kbpsではかなり厳しいです。1Mbpsあると、設定やアプリ次第でサクサクとまではいかないものの、ある程度普通に使用できます。

データ容量を使いきっても、あと数日我慢すれば翌月になってギガが復活するといった状況であれば、1Mbpsなら我慢できるかもしれません。しかし個人的には、300Kbpsは遅くてストレスが溜まり1日も我慢できませんでした。

もちろんサクサク使いたいといった場合や、動画を視聴したい場合はデータ容量を追加したほうが良いでしょう。ですがワイモバイルのデータ容量追加はわずか0.5GBで550円と非常に割高なため、おすすめできません。

動画やサイトをよく見る方は、元々のデータ容量も多く、さらに増量オプションで5GB増えて、通信速度制限がかかっても1Mbpsで通信できるシンプルプランのMかLがおすすめです。

時間無制限のかけ放題がある

専用アプリの利用で国内通話料無料でかけ放題になる

ワイモバイルの通話オプションには、24時間回数無制限で通話ができるスーパーだれとでも定額があります。サブブランドや格安SIMの中には、5分や10分のかけ放題はあっても、無制限かけ放題は無い会社も多いです。

仕事で使う、または家族や友人と長時間通話したい方にとって無制限かけ放題オプションのあるワイモバイルは非常にお得です。

編集部

もちろんIP電話や専用通話アプリではなく、品質の安定している通常発信です。スマホを通話メインで使う方はワイモバイルを選ぶと良いでしょう

実店舗Y!mobileショップがある

ワイモバイルは、直接スタッフに契約や手続きの相談ができるY!mobileショップがあります。また一部のソフトバンク店舗でも契約が可能です。実店舗での契約には、さまざまなメリットがあります。

  • スタッフに分からないことや不安な点を相談できる
  • 手続きを全てスタッフに代行してもらえる
  • 即日開通する
  • 機種変更したい場合は実機や在庫をその場で確認できる

購入後のサポートや初期設定のアドバイスももらえます。

格安SIMの多くは実店舗を持っていないため、契約やサポートすべてがオンラインのみといった会社も少なくありません。もちろんオンラインも24時間手続きができるといったメリットがありますが、やはりオンライン契約に不安を感じる方も多いようです。

その点ワイモバイルは、オンラインでも店舗でも契約が可能で、誰でもスムーズな乗り換えが可能です。

編集部

スムーズに手続きしたい場合は、公式サイトでエリアのショップを調べ、来店予約がおすすめ

月額508円(税込)のYahoo!プレミアムが無料付帯

ワイモバイルに乗り換えると、通常月額508円(税込)のYahoo!プレミアム for Y!mobileが特典として無料付帯します。Yahoo!プレミアムとは、ヤフーが提供するサービスで、プレミアム会員になるとさまざまな特典が利用できます。

Yahoo!プレミアム会員特典の一例
  • ヤフーショッピングやヤフートラベルでの買い物でポイント還元
  • LOHACO・ZOZOTOWN(ヤフー店)での買い物でポイント還元
  • ヤフオク!出品時の落札手数料10%が8.8%になる
  • 会員限定のPayPayクーポンがもらえる
  • 連絡先や画像のバックアップが無制限使い放題
  • 雑誌110種類読み放題
  • 野球のパリーグ・バスケの国内試合が見放題

特に大きいのが、Yahoo!関連のサービスで買い物したときに得られるペイペイ(PayPay)ポイントキャッシュバックです。ヤフーショッピングやLOHACO、ZOZOTOWN(ヤフー店)を利用する方はポイントバックでお得に買い物ができます。

編集部

通常であれば508円の月額料金がかかるため、人によっては元が取りにくいサービスですが、ワイモバイルユーザーは無料付帯するため単純にお得です

家族割やおうち割といった割引サービスが豊富

割引サービスの無い回線会社が多い中、ワイモバイルには「家族割引サービス」と「おうち割」2つの割引サービスがあります。

家族割引サービス

家族割引サービスは、ワイモバイルで複数回線契約すると2台目以降の月額使用料が最大1,188円割引になるサービスです。スマホベーシックプランなど、割引の対象となるプランはいくつかありますが、現在シンプルS/M/L以外は新規受付を停止しているため、シンプルS/M/Lプランが対象と考えてOK。

シンプルS/M/Lでは、1,188円の割引が受けられます。割引適用後の各プランの月額使用料金は以下の通りです。

項目 シンプルS シンプルM シンプルL
通常の月額基本使用料(税込) 2,178円 3,278円 4,158円
家族割引適用後の
月額基本使用料(税込)
990円 2,090円 2,970円

※2023年5月執筆時点での情報です。

契約している限りずっと適用されるため、毎月の月額使用料を大幅に節約できます。家族でスマホの新規契約や乗り換えを検討している方がいれば、一緒にワイモバイルへ乗り換えると良いでしょう。

ただし、割引になるのは「2台目以降」の回線です。主回線(1回線目)の月額使用料金は割引にならない点に注意しましょう。

編集部

家族割とありますが、例えば1人で2台のスマホを契約した場合も適用されるため、サブスマホを持ちたい方にもおすすめです

おうち割

おうち割は特定の光インターネット回線サービスや電気会社と契約をすると、ワイモバイルの月額使用料がセット割引になるサービスです。おうち割には「おうち割光セット」「おうち割でんきセット」があり、それぞれ条件と割引額が異なります。

名称 対象サービス 割引額
おうち割光セット Softbank光/Softbank Air 月1,188円
おうち割でんきセット 東京電力/中部電力など各種電力会社 月110円割引

おうち割光セットは、ワイモバイル+Softbank光かSoftbank Airと契約すると受けられます。月額使用料から1,188円割引と、かなり割引額が大きいため、インターネット光回線を引く予定のある方や、こだわりが無い方は利用しましょう。

ただ、おうち割の1,188円割引の対象にするためには、光サービスの指定オプション(月額税込550円)に加入する必要があるため、最終的な割引額は638円と家族割よりも小さくなります。

おうち割でんきセットは割引額は小さめですが、主要な電力会社が対象になるため、割引を受けられる方は多いでしょう。おうち割光セットとの重複も可能なため、対象になっているようであれば申し込んでください。

編集部

なお、家族割引サービスとおうち割の割引は併用できません

eSIMや5Gに対応している

ワイモバイルは5GエリアとeSIM端末に対応しています。端末が5G対応で、5Gエリア内であればさらに快適な通信環境でネットを利用できます。5Gオプションの料金は無料ですが、利用には設定が必要なため、利用する際は忘れず設定してください。

eSIMはSIMカードが内蔵されているスマホで、デュアルSIMスマホなどにも利用されています。乗り換えの際SIMカードを差し替える必要がなく、手続きを行えばすぐに開通できるメリットがありますが、対応している回線が少ないのが難点です。

5GもeSIMも、利用できる環境のユーザーにとっては乗り換えの際の大きなポイントになります。ワイモバイルはどちらにも対応しているため、5GやeSIMを利用したい方はワイモバイルがおすすめです。

余ったデータ容量の繰り越しが可能

ワイモバイルは、余ったデータ容量を翌月に繰り越せます。例えば、データ容量15GBのシンプルMプラン契約中、月末に5GB余った場合は翌月20GB使えます。

繰り越したデータ容量は翌月末で失効してしまいますが、その月に余ったデータ容量はさらに翌月に繰り越し可能です。データ容量をきっちり使い切らなくても無駄なく利用できます。

とくに学生の場合、月によって長い休みがあるかどうかでデータ通信量が大きく変わる方も多いでしょう。データ繰り越しができるワイモバイルなら、たくさんデータを使いたい月に合わせて前月から調整が可能です。

編集部

ただし毎月大幅に余らせてしまう方は、プランが合っていない可能性があります。その場合はデータ容量の小さいプランへの変更も検討してみてください

小川正人

ワイモバイルには、お伝えしてきたようにメリットがたくさんあります。自分一人で利用してもお得ですし、家族で契約してもお得です。
格安SIMは実店舗がないのが一般的なので、店舗でのサポートを受けられない場合が多いです。しかし、ワイモバイルは店舗が全国にあるので、「スタッフの人に相談に乗ってもらいながら契約したい」という方にはおすすめです。

ワイモバイルの気を付けたい4つのデメリット

ワイモバイルはメリットの多い回線ですが、一方で気を付けたいデメリットもいくつかあります。

  1. 他社格安SIMと比較すると料金はかなり高め
  2. 大容量や無制限のデータ通信プランが無い
  3. オンラインストアで扱っている端末の品ぞろえが微妙
  4. キャリアメールやキャリア決済が使えなくなる

他社格安SIMと比較すると料金はかなり高め

ワイモバイルの使用料金は、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアと比較すると間違いなく安いですが、他の格安SIMと比較すると全体的に料金は高めです。以下の表で各種サブブランドや格安SIMと料金を比較してみました。

サービス各社 3GBプラン 15GBプラン 20~25GBプラン
ワイモバイル 2,178円 3,278円 4,158円(25GB)
ワイモバイル(家族割引適用後) 990円 2,090円 2,970円(25GB)
ahamo/アハモ 2,970円(20GB)
povo2.0(トッピング) 990円 2,700円(20GB)
楽天モバイル 1,078円 2,178円(20GB)
LINEMO/ラインモ 990円 2,728円(20GB)
UQモバイル 1,628円 2,728円 3,828円(25GB)
イオンモバイル 1,078円 1,958円(20GB)
NUROモバイル 792円 2,090円(20GB)
LIBMO 980円 1,991円(20GB)

※2023年5月執筆時点での情報で、価格は全て税込み

家族割やおうち割を適用しない場合、ワイモバイルの基本使用料は高めです。割引を適用して、ようやく他の格安SIMと同じ価格帯に並びます。

ワイモバイルは基本使用料だけで考えると決して安くありません。ただし、ワイモバイルは格安SIMではなく、あくまでもソフトバンクのサブブランドです。格安SIMと違い、混雑時も通信速度に影響が出にくいといった、大きなメリットも確実にあります。

他の大手サブブランドと比較しても、ahamoは小さい容量プランが無い、povo2.0はシステムが独特で使いにくいと、それぞれにワイモバイルにはないデメリットがあります。料金の安さだけで他のサブブランドや格安SIMを選ぶのは要注意です。

編集部

乗り換えを検討するときは、回線品質や通話品質、サポートといった面も考慮して総合的に判断してください

大容量や無制限のデータ通信プランが無い

ワイモバイルの大きなデメリットの一つが、「25GB以上の大容量プランが無い」点です。プランLにしてデータ増量オプションを付けると最大30GBまで増やせますが、それでも30GBまでです。

一般的には30GBあれば十分でしょう。ですが、自宅にWi-Fi環境が無く、YouTubeやネットフリックスで動画や映画をたくさん観る方の場合、30GBでも足りなくなる可能性があります。例えば、YouTubeの動画は1.5時間~3時間で約1GBを消費するため、毎日2~3時間ほど動画を観る生活スタイルだと30GBではおそらく足りません。

30GB使い切ったあとも高速通信したい場合、0.5GBで550円の高額なデータ使用料金を支払う必要があります。

30GB超過後は1GB追加するだけでも1,100円かかってしまうため、月30GB以上データを利用したい方にはワイモバイルは不向きです。

編集部

毎月たくさん動画を視聴したい方は、100GBプランのあるahamoや、50GBプランのあるイオンモバイルがおすすめです

オンラインストアで扱っている端末の品ぞろえが微妙

ワイモバイルオンラインストアでは、SIMカードだけではなくAndroidやiPhoneも扱っていて、SIMとのセット購入や端末のみの購入もできますが、品揃えははっきり言って微妙です。

2023年現在のワイモバイルiPhoneラインナップ
  • iPhone12
  • iPhoneSE(第3世代)

最新機種のiPhone14はもちろん、iPhone13もありません。Android端末の品ぞろえもかなり偏っています。

2023年現在のワイモバイルAndroidのスマホの一例
  • Xperia Ace Ⅲ
  • Libero 5G Ⅲ
  • OPPOReno7A
  • AQUOS wish2
  • Android One S10
  • かんたんスマホ3

    海外メーカー製のスマホがメインで、OPPOあたりは最新機種も選べますが、Xperiaはやはり少し前の機種しか扱っていません。

    以上の点から、ワイモバイルは端末購入には向いていません。他のショップや公式でSIMフリー端末を買ってきて、ワイモバイルではSIMカードだけ契約するのがおすすめです。

    ワイモバイルで端末を一緒に買いたい方は認定中古やタイムセールはチェック!

    ワイモバイルのオンラインショップはあまりおすすめできませんが、オンライン限定の「ソフトバンク認定中古端末」や、タイムセールは覗いてみる価値があります。

    オンラインショップでは、ソフトバンクで販売したiPhoneをリユースした中古製品「ソフトバンク認定中古端末」を販売しています。品ぞろえは都度変わりますが、タイミングがよければ程度がよく、値段もお手頃なiPhoneが手に入ります。

    他にも常時開催されているタイムセールでは、乗り換え限定の1円で契約できるAndroid端末などが販売されています。機種にこだわりが無ければ、安く乗り換えるチャンスです。

    編集部

    少しでもスマホを安く手に入れたい方はこれら中古端末やセールも活用しましょう

    キャリアメールやキャリア決済が使えなくなる

    他のサブブランドや格安SIMでも同様ですが、ドコモやauといった大手キャリアからワイモバイルへ乗り換えると、キャリアメールとキャリア決済が使用できなくなります。

    • キャリアメールアドレス…「〇〇@docomo.ne.jp」など
    • キャリア決済…「d払い」「auかんたん決済」など

    ただしキャリア決済に関しては、ワイモバイル独自の「ワイモバイルまとめて支払い」に対応しています。

    ワイモバイルまとめて支払いは、ソフトバンクの「ソフトバンクまとめて支払い」と同等の決済サービスです。そのため、キャリア決済に関してはそれほど不都合はないでしょう。

    またキャリアメールに関しても、各大手キャリアが提供している「メール持ち運びサービス(有料)」を利用すれば、ワイモバイルに乗り換えてもキャリアメールアドレスをそのまま使用できます。

    小川正人

    デメリットはありますが、あまり気にならない人も多いでしょう。
    例えば、料金の高さは割引を使えればカバーできますし、インターネットの利用量が少ないなら、大容量や無制限のデータ通信プランがなくても困りません。
    オンラインストアで取り扱っている端末の品揃えも、こだわりがなければ不便は感じないものですし、キャリアメールやキャリア決済を利用していないなら、ワイモバイルに乗り換えても大きなデメリットにはならないでしょう。

    ワイモバイルの口コミ・評判

    SNSやレビューサイト、口コミサイトで調査したワイモバイルに関する口コミを集めました。先輩ユーザーが感じた、良い口コミも悪い口コミも載せていますので、乗り換えの参考にしてください。

    ワイモバイルの良い口コミ・評判

    • 大手キャリアから乗り換えたが、特に影響なく料金だけが下がった
    • ショップがあり、契約時や契約後のサポートも安心
    • Yahoo!プレミアム無料付帯はありがたい

    ワイモバイルの良い口コミはたくさんありましたが、とくに多かったのが上記の3点です。

    ワイモバイルは大手キャリアソフトバンクのサブブランドで、通話も通信もソフトバンクとほぼ同じ品質です。そのため乗り換えても使い勝手はほとんど変わらないまま、基本使用料だけが大きく下がったと感じたユーザーが多いようです。

    多くの格安SIMと違い、実店舗で契約やサポートが受けられる点も高評価でした。スマホの契約はプラン選びや手続きが複雑な場合が多いですが、スタッフにサポートしてもらえればスムーズに乗り換えができますね。

    また、Yahoo!プレミアムが無料付帯する点が決め手になったといった声もありました。Yahoo!プレミアムは通常月額508円(税込)の有料サービスですが、ワイモバイルユーザーは無料付帯です。ヤフーショッピングやヤフオク!、PayPayを利用している方からは高評価でした。

    ワイモバイルの悪い口コミ・評判

    • ドコモに比べると電波状況の悪いときがある
    • ショップに関しては当たり外れが大きい

    ワイモバイルの悪い口コミはあまり見当たりませんでしたが、「電波状況の悪いときがある」「サポートが最悪」といった声はいくつか見られました。

    電波状況に関しては、特にドコモ回線から乗り換えた方で繫がらないと感じた方が多いようです。ドコモの電波は地方や山間部に強いため、ドコモから他の回線に乗り換えると、場所によっては電波が若干不安定になります。

    都市部ではほとんど影響ありませんが、地方や山間部の方でドコモからワイモバイルに乗り換えを検討している方は留意しておきましょう。

    また、ショップに関してもいくつか気になる口コミがありました。ソフトバンクショップだと、スタッフがあまりワイモバイルに詳しくないケースも多く、また電話サポートもあまり当てにならないといった不満が見られました。

    ワイモバイルへ乗り換える際は、信頼できるショップが近くにあるかどうかもポイントになってきそうです。

    ワイモバイルと他格安SIMを徹底比較

    ワイモバイルと比較検討している方が多い、楽天モバイル・UQモバイル・LINEMOの3社を実際に比較してみました。主な特徴を表にして、違いや比較ポイントを解説していますので、乗り換えの際の参考にしてください。

    楽天モバイルとの比較

    サービス名 ワイモバイル 楽天モバイル
    データ容量・基本料金(税込) 3GB:2,178円
    15GB:3,278円
    25GB:4,158円
    3GBまで:1,078円
    20GBまで:2,178円
    無制限:3,278円
    通話料(税込) 30秒22円 30秒22円
    Rakuten Linkアプリ使用時:無料
    かけ放題オプション(税込) 10分かけ放題:770円
    無制限かけ放題:1,870円
    15分かけ放題:1,100円
    家族割・学割・セット割 家族割/光回線セット割/電力会社セット割 家族割
    実店舗の有無 ソフトバンク/ワイモバイル店舗 楽天モバイル店舗

    ※2023年5月執筆時点での情報です。

    楽天モバイルは楽天グループの携帯電話事業で、ドコモ・au・Softbankに次ぐ第4のキャリアです。キャリアにも関わらず料金が格安SIM並みに安く、気になっている方も多いでしょう。

    条件だけで見ると楽天モバイルの方が基本使用料が安く、データ無制限プランもあり、さらに通話無料のアプリまでついているため、魅力的に見えます。

    確かに料金面で見ると楽天モバイルの方が安いです。ただ、楽天モバイルはドコモやソフトバンク(ワイモバイル)に比べてエリアに若干不安があります。大都市圏や各主要都市であれば問題なく使えますが、都市部から少し離れたり地下鉄になると電波が不安定になるといった声も多いです。

    料金だけで楽天モバイルを選ぶと後悔するかもしれません。一度自分のエリアを確認して、問題なく使えるようであれば安い楽天モバイルもおすすめですが、通話や通信品質を重視する方はワイモバイルのほうが良いでしょう。

    関連記事:通話料無料の楽天モバイルはどんな人におすすめ?評判やメリットを紹介

    UQモバイルとの比較

    サービス名 ワイモバイル UQモバイル
    データ容量・基本料金(税込) 3GB:2,178円
    15GB:3,278円
    25GB:4,158円
    3GB:1,628円
    15GB:2,728円
    25GB:3,828円
    通話料(税込) 30秒22円 30秒22円
    かけ放題オプション(税込) 10分かけ放題:770円
    無制限かけ放題:1,870円
    10分かけ放題:770円
    無制限かけ放題:1,870円
    計60分定額:550円
    家族割・学割・セット割 家族割/光回線セット割/電力会社セット割 家族割/学割/光回線・電力会社セット割
    実店舗の有無 ソフトバンク/ワイモバイル店舗 UQモバイル店舗

    ※2023年5月執筆時点での情報です。

    UQモバイルはauのサブブランドで、同じサブブランドであるワイモバイルと比較検討する方も多い回線です。

    サブブランド同士のため、条件やプランもかなり似ています。また、どちらも大手キャリアのサブブランドのため通話品質や通信品質には大きな差はありません。

    もう少し細かく見ていくと、UQモバイルの方が若干料金が安く、計60分通話定額があったり、節約モードがあったりと少しワイモバイルよりも条件が良さそうです。

    ただ、ワイモバイルには月額508円のYahoo!プレミアム無料付帯といった大きな特典があり、一概にUQモバイルの圧勝とも言えません。

    au回線からの乗り換えや、回線にこだわりが無ければUQモバイル。ソフトバンク回線からの乗り換えや、ヤフーサービスをよく利用する方はワイモバイルを選択するのがおすすめです。

    関連記事:UQモバイルは高品質でプランもわかりやすい!気になるデメリットや評判を解説

    LINEMO(ラインモ)との比較

    サービス名 ワイモバイル LINEMO
    データ容量・基本料金(税込) 3GB:2,178円
    15GB:3,278円
    25GB:4,158円
    3GB:990円
    20GB:2,728円
    通話料(税込) 30秒22円 30秒22円
    かけ放題オプション(税込) 10分かけ放題:770円
    無制限かけ放題:1,870円
    5分かけ放題:550円
    無制限かけ放題:1,650円
    家族割・学割・セット割 家族割/光回線セット割/電力会社セット割 無し
    実店舗の有無 ソフトバンク/ワイモバイル店舗 無し

    ※2023年5月執筆時点での情報です。

    LINEMO(ラインモ)はソフトバンクの格安プランです。回線はワイモバイルと同じでソフトバンクを使っています。ただしワイモバイルとの差別化のためか、特徴はかなり異なります。

    まず基本使用料やかけ放題などの料金はLINEMOの方が圧倒的に安いです。また、LINE利用時にデータ容量を消費しないLINEギガフリーも付いています。料金の安さだけを見れば間違いなくLINEMOがおすすめ。

    ただしLINEMOには店舗がなく、契約や問い合わせはオンラインのみです。契約後もチャットサポートやメールはできますが、店舗スタッフに直接問い合わせができません。また、LINEMOには家族割などの割引キャンペーンもありません。

    ワイモバイルの家族割を適用すると、基本料金はほぼ同じくらいです。となると「Yahoo!プレミアム付帯のワイモバイルか、LINEギガフリー付帯のLINEMOか」が比較ポイントになるでしょう。

    オンラインですべて手続きを自分一人でできる方や、家族割などなしで料金の安さを重視する方はLINEMOが良いでしょう。スタッフのサポートを受けたい方や、家族で加入する方、Yahoo!プレミアムを利用したい方はワイモバイルがおすすめです。

    関連記事:LINEMO(ラインモ)はどんな人におすすめ?評判やメリットデメリットをまとめて紹介!

    小川正人

    どのサービスが自分にとって相性が良いかは、優先することやスマホの利用状況によって異なります。
    お伝えした内容から「自分はどっちに当てはまっているかな?」と判断して決めるのがおすすめです。

    【結論】ワイモバイルがおすすめな人・おすすめではない人

    今までの解説から、ワイモバイルがおすすめな方とおすすめできない方をまとめました。

    ワイモバイルがおすすめな人|大手キャリアからの乗り換えの方・通信品質重視の方

    • 大手キャリアから使い勝手そのままで基本使用料金だけ下げたい方
    • お昼や夕方の混雑時も快適に動画視聴やネットを利用したい方
    • オンライン手続きが苦手な方

    大手キャリアユーザーはワイモバイルに乗り換えると、通話品質や通信品質はほぼ変わらず、基本使用料だけを大幅に下げられます。

    また、混雑時に通信速度が異常に遅くなる格安SIMに嫌気が差した方も、ワイモバイルに乗り換えるとどの時間帯でも快適に使えるようになるでしょう。

    オンライン手続きが苦手で、契約時やその後のサポートを店舗スタッフにお願いしたい方もワイモバイルがおすすめです。

    ワイモバイルは決して最安値ではありませんが、上記の大きなメリットがあります。また家族割、Yahoo!プレミアム無料付帯といった特典に魅力を感じた方も、ワイモバイルがおすすめです。

    小川正人

    ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、「大手キャリアのサポートの高さと通信速度」と「格安SIMの安さ」を合わせた存在と言えるでしょう。
    「基本料金を下げたいけど、通信速度が遅いのはイヤ」「料金は安い方が良いけど、実店舗でのサービスは受けたい」という方にはおすすめです。

    ワイモバイルがおすすめではない人|とにかく基本使用料を下げたい方

    • 基本使用料を徹底的に下げたい方
    • 毎月30GB以上データを使う方

    ワイモバイルの欠点は「スマホ回線の中では料金がやや高めな点」と、「30GB以上のデータプランが無い点」です。

    ワイモバイルの基本使用料は、大手キャリアよりは安いものの格安SIMと比較するとやや割高です。そのため、「せっかく乗り換えるなら、できる限り基本使用料を安くしたい」と思っている方には、ワイモバイルは適していません。

    また、ワイモバイルはデータ増量オプションを利用しても、最大30GBまでのプランしかありません。しかもワイモバイルのデータ容量追加は非常に高いため、毎月30GB以上データを利用する方は、ahamoがおすすめです。

    関連記事:ahamoはなぜ安い?人気の理由やおすすめ理由まで、メリットデメリット踏まえて解説

    その他の格安SIMランキングは、以下の記事で紹介していますので、是非参考にしてみてください。

    関連記事:年間最安440円・大容量100GB!格安SIMのおすすめ用途別比較ランキング16選

    ワイモバイルの乗り換え手順

    ワイモバイルの乗り換え手順について解説します。ワイモバイルの乗り換えは「店舗」と「公式サイト(オンライン)」の2種類がありますが、店舗についてはスタッフの指示に従うだけなので割愛します。

    ワイモバイルに乗り換える前の準備

    乗り換えが決まったら、まずは必要な物を準備しましょう。

    オンラインでワイモバイルへ乗り換える際に必要なもの
    • 本人確認書類(運転免許証など)
    • 支払い用クレジットカード・口座振替の方は口座情報
    • MNP転出(番号そのままで乗り換え)の場合はMNP予約番号
    • 今まで使っていたスマホをそのまま使う場合は動作確認チェック&SIMロック解除
    店舗でワイモバイルへ乗り換える際に必要なもの
    • 本人確認書類(運転免許証など)
    • 支払い用クレジットカード・口座振替の方は口座情報
    • 印鑑(口座振替の場合は届け印)
    • MNP転出(番号そのままで乗り換え)の場合はMNP予約番号
    • 今まで使っていたスマホをそのまま使う場合は動作確認チェック&SIMロック解除
    • 事務手数料3,300円(税込)

    店舗とオンラインで必要な物が多少異なります。店舗の場合、印鑑(口座振替の場合はお届け印)と事務手数料3,300円(税込)が必要です。

    そのほか、電話番号そのままでワイモバイルに乗り換えるMNP転出の場合、「MNP予約番号」が必要です。さらにスマホもそのまま継続して使う場合「動作確認チェック」と「SIMロック解除」が必要となります。

    「MNP予約番号」「動作チェック」「SIMロック解除」の3つについて以下で簡単に解説します。

    MNP予約番号とは

    MNP予約番号とは、他社で使用していた電話番号をそのまま他の会社でも使用する「MNP転出」を行うために必要な、10ケタの番号です。このMNP予約番号が無いと、番号そのままで乗り換えができません。

    MNP転出を行う場合は、必ずMNP予約番号を発行しておきましょう。MNP予約番号は、現在使用中の会社、つまり乗り換え前の会社でサイトや電話で手続きをすると発行してもらえます。

    例えばドコモの場合、端末から「151」や「0120-800-000」にかけると発行してもらえます。

    編集部

    なお、ソフトバンクとLINEMOからワイモバイルに乗り換える場合はMNP予約番号は不要です

    動作確認チェックとは

    他の回線で使用していたスマホをワイモバイルでもそのまま使いたい場合、必ずワイモバイルで動作するかどうかの「動作確認チェック」が必要です。

    ドコモで販売しているスマホはドコモ回線用に、auで販売しているスマホはau回線用に最適化されています。そのため、スマホを別の回線で使用すると一部の機種で電波が繋がらない、つながりにくいといった不具合が起きる可能性があります。

    従って、特にドコモ回線とau回線を使用している会社から、ソフトバンク回線であるワイモバイルに乗り換える際は動作確認チェックが必須です。

    編集部

    ソフトバンクからの乗り換えであれば問題はないはずですが、一応チェックしておきましょう

    SIMロック解除とは

    他の回線で使用していたスマホを、そのままワイモバイルでも使いたい場合は「SIMロック解除」が必要です。

    各キャリア回線で使用していたスマホの一部には、そのキャリア回線のSIMカードしか使用できない「SIMロック」がかかっていて、このSIMロックを解除する手続きが「SIMロック解除」です。

    もしSIMロックがかかっていた場合は、各回線会社の公式サイトや店舗で手続きを行うと解除できます。

    ただし、2021年10月以降に「発売された機種」に関しては原則SIMロックがかかっていません。SIMロックがかかっているかどうかはスマホの設定から確認できるため、乗り換え前に一度確認しておきましょう。

    ワイモバイルのオンライン手続き手順

    ワイモバイルのオンライン乗り換えは、公式のオンラインショップから行います。今回は手持ちのスマホをそのまま使用する前提で「SIMカード」の購入手続きを解説しますが、スマホとのセットや、スマホ単体購入も可能です。

    ワイモバイルオンライン申し込み手順
    1. 公式サイトオンラインショップで「SIMカード」を選択
    2. 利用端末やMNP転出の可否を選択
    3. 料金プラン・オプションを選択
    4. メールアドレスとMNP利用時は現在の携帯電話番号を入力
    5. お客様情報と支払い情報を入力
    6. 本人確認書類のアップロード
    7. 申し込み完了
    8. 後日SIMが郵送される
    9. 開通手続きを行う
    10. APN設定を行う

    契約完了までは特に難しいポイントはありませんが、SIMカードが届いた後の開通手続きとAPN設定が若干複雑なため、以下で個別に解説します。

    開通手続きについて

    開通手続きとは、 到着したSIMカードを有効化する手続きです。開通手続きを行うと、ワイモバイルのSIMカードをスマホに挿して使えるようになります。

    開通手続きはオンラインか、またはカスタマーセンターへ電話するかの2通りです。

    オンラインWEBサイトから開通手続きを行う(受付時間9:00~20:30) ワイモバイル専用ページから
    カスタマーセンターに電話して開通手続きを行う(受付時間10:00~19:00) 0800-100-1847

    開通手続きを行うと1~2時間ほどで切り替えが完了します。また、切替手続きを行わなかった場合でも、SIMカード到着の7日後には自動的に切り替え手続きが行われます。

    APN設定について

    APN設定とは、新しいSIMと端末にインターネットの接続先を認識させる手続きです。開通手続きが終わったら、スマホにSIMカードを挿し込んでAPN設定を行ってください。

    APN設定の方法はiPhoneとAndroidで異なります。

    ワイモバイル iPhoneのAPN設定方法

    iPhoneのAPN設定方法です。iPhone12シリーズ以外では、iOSを最新バージョンに更新するだけで完了します。手順は端末の「設定」「一般」「ソフトウェア・アップデート」をタップするだけです。

    iPhone12シリーズの場合、専用プロファイルのダウンロードが必要です。公式サイトよりプロファイルのダウンロードを行ってください。

    ワイモバイル AndroidのAPN設定方法

    AndroidのAPN設定方法です。

    ワイモバイルAndroidAPN設定手順
    • 「設定」をタップ
    • 「無線とネットワーク」をタップ
    • 「モバイルネットワーク」をタップ
    • 「アクセスポイント名前(APN)」をタップ
    • 「Y!mobile APN」があればタップ
    • 「Y!mobile APN」が無ければ「新しいAPN」を設定

    ワイモバイルのAPNが無かった場合、「新しいAPN」で設定を行う必要があります。入力項目は以下の通りです。間違いの無いよう入力しましょう。

    名前 Y!mobile APN(任意可能)
    APN plus.acs.jp.v6
    ユーザー名 ym
    パスワード ym
    MCC 440
    MNC 20
    認証タイプ CHAP
    MMSC http://mms-s
    MMSプロキシ andmms.plusacs.ne.jp
    MMSポート 8080
    APNタイプ default,mms,supl,hipri

    APN新規作成が終わったら、作成したAPNを選択して完了です。iPhone・Androidともに設定後にきちんとインターネットにアクセスできるかどうかチェックしましょう。

    小川正人

    「なんだか準備するものや手続きが多くて大変……」と思うかもしれませんが、画面の案内に従って1つ1つ準備していければ、誰でも手続きをできますよ。
    おすすめはオンラインでの手続きです。24時間申し込みができる上、店舗への移動時間がないので快適です。
    オンラインの手続きにチャレンジしてみて、難しい場合は実店舗での手続きをすると良いでしょう。

    ワイモバイルの解約手順

    ワイモバイルの解約手順です。ワイモバイルの解約は、「公式ウェブサイト」もしくは店舗「ワイモバイルショップ」で行えます。ワイモバイルショップで行う場合は、本人確認書類を持って店舗に行き、スタッフに解約を伝えましょう。

    ウェブサイトの場合、以下の手順に従って解約、またはMNP転出の手続きを行ってください。なお、解約とMNP手続きでは手順が異なります。

    ワイモバイル「解約」手順
    • ワイモバイル公式ウェブサイトにログイン
    • 「のりかえ(MNP/番号移行)」または「解約」で「解約」をクリック
    • ワイモバイル公式サイトにログインし、解約手続きを進める
    ワイモバイルの「MNP転出」手順
    • ワイモバイル公式サイトにログイン
    • 「MNP予約番号」の発行を行う
    • 乗り換え先で契約を行う
    • 自動的にワイモバイルが解約される

    MNP転出の際に必要となるMNP予約番号ですが、ウェブサイトでの取得の他、カスタマーセンターで聞くことも可能です。

    聞き間違いを防止するためにも、MNP予約番号はウェブサイトで取得する方がおすすめですが、どうしても電話で取得したい方は解約前に以下のカスタマーセンターに連絡しましょう。

    ワイモバイルカスタマーセンター
    • ワイモバイル端末から「116」
    • 他社回線からは0120-921-156
    • 受付時間9:00~20:00(年中無休)

    MNP予約番号を取得したら、乗り換え先の会社で契約手続きを行ってください。MNP転出の場合、乗り換え先のSIMカードが開通すると、自動的にワイモバイルの契約が終了するため「解約手続き」は不要です。

    解約時の注意点

    ワイモバイル解約時は以下の点に注意しましょう。

    • 最低利用期間、解約金などの縛りはない
    • 一部料金プランを除き解約月の基本料金は全額請求
    • 分割払い中の機種がある場合は解約後も支払いが継続される
    • 解約は即座に適用され、キャンセルができない

    ワイモバイルで現在契約可能なシンプルプランは、2年縛りや違約金といった制限はなく、いつでも好きなときに解約が可能です。ただしその月の使用料金は、日割り計算されず全額請求のため注意が必要です。

    乗り換え時にスマホやタブレットなどの端末を分割で購入した方は、解約後も分割払いを継続、もしくは解約時に一括返済の必要があります。

    MNPではなく「解約」の場合、手続き完了と同時に使えなくなるため、本当に解約しても大丈夫かどうかや、連絡先などのバックアップを取っているかどうかを確認しましょう。

    小川正人

    解約やMNP転出もウェブサイトから簡単に行えるうえ、契約期間や違約金がないので乗り換えやすくなっています。
    スマホやタブレットなどの端末を購入していなければ、解約時に高額な請求がくることもないので安心です。

    ワイモバイルのよくある質問

    最後にワイモバイルに関するよくある質問をQ&A方式でまとめました。

    ワイモバイルは法人契約できますか?

    可能です。法人契約の場合、複数台契約などの条件はありますが、1台当たりの携帯料金を安くできます。ビジネス事業で複数台ワイモバイルを使用する方は、ワイモバイル法人契約専用ページより申し込んでください。

    60歳以上の方に特典はある?

    60歳以上のワイモバイルユーザーは、CMでもおなじみの「通話ずーっと割引キャンペーン」の対象です。無制限通話し放題のスーパーだれとでも定額の月額使用料が、1,100円(税込)割引となります。

    ガラケーから乗り換えたい方や、乗り換えを迷っているシニアの方で特に通話の多い方はワイモバイルがおすすめです。

    ワイモバイルは大手キャリア並みに使いやすく、料金の安い回線会社!

    ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンク並みの品質と格安SIM並みの基本料金の安さが特徴です。

    • 大手キャリアからの乗り換えで基本料金を下げたい
    • 料金の安さも、安定した通話品質や通話品質も譲れない
    • 複雑なプランや面倒な乗り換え方法の無い回線に乗り換えたい

    ワイモバイルは上記の方におすすめです。シンプルで安くて品質の安定したワイモバイルは、多くの人にマッチする回線と言えるでしょう。

    ただし、スマホのサブブランドや格安SIMは非常に多くの会社があり、中にはワイモバイル以上に条件に合う回線会社もあるかもしれません。できる限り慎重に検討したい方は、いろいろなサブブランドや格安SIM会社を見て比較検討するのがおすすめです。

    Picky’sでは、さまざまなサブブランドや格安SIMの解説を行っています。以下の記事もぜひ参考に、自分にピッタリの会社を探してみてください。

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