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サイディングの張り替えは必要?費用からタイミングまで徹底解説

この記事の監修者

ヤマテック株式会社 代表
山下 隆盛

ヤマテック株式会社は、サイディング工事で2022年・2023年 ニチハ株式会社の出荷枚数で神奈川県No.1 を獲得!「外壁リフォームのお困りごとをゼロにする」外装リフォームプロ集団の主催者。

サイディングの張り替え、本当に必要なのでしょうか?

その答えは「サイディングの状態」によります。本記事では、サイディングの張り替えが必要となる劣化状態やタイミング、それに伴う費用、そして適切な施工業者の選び方までを徹底的に解説します。

今まさにサイディングの張り替えを悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

おさえておくべきこと

  • サイディングのひどい劣化は張り替えのサイン
  • 張り替えるは外壁内部の補修や点検もできる
  • 張り替え費用の相場は約200万円
  • 既存サイディングの処分費用が必要
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サイディングの張り替えは本当に必要?

サイディングは劣化症状や経過年数によって、張り替えが必要かどうかが決まります。ここでは具体的な張り替え時期や、張り替えが必要な劣化症状とはどのようなものなのか、詳しく解説していきます。

サイディングの張り替えとは?

サイディングの張り替えとは、現在のサイディングを全て剥がし、新しいサイディングを張る工事です。

部分補修や塗装、重ね塗りといった補修作業では補えない劣化症状がある場合に行います。

サイディングの張り替えは、サイディングだけでなく内部の下地や防水シートも一新するので、50年前後の建物寿命を延ばせます。

山下さん

サイディングが劣化すると防水性や耐震性が低くなり、放置すれば症状は進行していきます。

張り替えが必要なサイディングの劣化状態

張り替えが必要なサイディングの劣化症状は、下記を参考にしてください。

張り替えが必要な劣化症状

  • 色褪せ
  • サビや腐食
  • 塗膜の膨れや剥がれ
  • チョーキング
  • 下地の劣化
  • 外壁を押すと柔らかい、ふかふかする
  • 反りやひび割れ
  • ボロボロ崩れ落ちたりする

とくに少し触るだけで崩れ落ちたり、硬いはずの外壁が柔らかくなっている場合は、内部まで劣化が進行している恐れがあります。これらの症状に当てはまる場合はなるべく早めに点検を依頼しましょう。

山下さん

外壁が劣化したらサイディングの張り替えを行いましょう。

【25年】がサイディング張り替えの目安

前回サイディングの施工をしてから25年が経っている場合は、目立った劣化症状がなくてもサイディングを張り替えるようにしましょう。

目に見える劣化がないとしても、年数が経過したサイディングの耐久性は落ちています。また、部分補修や重ね塗りをしてメンテナンスを行っていたとしても、サイディングそのものの寿命があるためです。

サイディング張り替えの工事期間は30日

サイディングの張り替えは30日程度かかる、大規模な補修工事です。建物の大きさや気候によってはそれ以上の期間を要すると認識しておきましょう。

山下さん

既存のサイディングを剥がすのに約14日、新しいサイディングを張るのに約10日かかります。その後、エアコンや給湯器を元に戻すので1か月以上はかかります。

一般的な外壁塗装工事の場合は1週間前後で完成しますが、張り替えは塗装よりも作業工程が多い分、時間もかかります。

サイディング張り替えのメリットとデメリット

サイディング張り替えのメリットとデメリットを紹介します。良い点だけでなくマイナス面もしっかり理解した上で、サイディングの張り替えを検討しましょう。

メリット・下地や防水シートの補修ができる
・新しいデザインに変更できる
・エネルギー効率が良くなる
デメリット・費用がかかる
・工期が長い
・騒音が発生する
・産業廃棄物が発生する
・大雨だと外壁内部が濡れる恐れがある

メリット1:下地や防水シートの補修ができる

サイディングの張り替えを行うと、外壁内部(木下地、柱や防水シート)の劣化状況が確認できます。

下地が劣化していると、どんなに塗装しても状況は改善しません。そのため、サイディングの張り替えを行ったときに下地や防水シートなどの腐食や損傷を見つけたら、必ず補修してもらうようにしましょう。

メリット2:新しいデザインに変更できる

新しいサイティングへの張り替えでは新しい色やデザインが選べます。

古いデザインに飽きたら、お気に入りの色や柄で外観を一新しましょう。気に入っているデザインなら、そのままで新築のような美しい外観になります。

メリット3:エネルギー効率が良くなる

サイディングを張り替えて断熱材を交換すると、建物の密閉性とエネルギー効率が向上します。

断熱材は冷気や熱の伝達を遅らせ、室内の温度を快適に保つ役割があります。外気に左右されなければエアコンでの室温調整も最小限で済ませられるため、日々の節約にもつながります。

デメリット1:費用がかかる

サイディングの張り替えは、外壁塗装の補修工事よりも高い費用が必要です。

なぜなら塗り直しよりも材料費・人件費がかかるためです。

もしも現在使われているサイディングボードにアスベスト(石綿)が使用されていたら、特別な処理作業が必要となるので、さらに費用が上乗せされます。

山下さん

工事が大規模であり内部まで確認できる分、通常の補修工事より費用がかかることを心得ておきましょう。

デメリット2:工期が長い

サイディングの張り替えは外壁全体で行う場合が多く、作業工程も多いので時間がかかります。具体的な期間は建物の規模にもよりますが、30日程度を想定しておきましょう

山下さん

既存のサイディングを剥がすのに約14日、新しいサイディングを張るのに約10日。このあと、給湯器やエアコンを元に戻す必要があります。

足場を組んで養生すると、窓を開けることができません。雨や台風が多い時期は工事が遅れる可能性もあります。そのため、サイディングの張り替えは、生活への影響が少ない時期を選びましょう。

デメリット3:騒音が発生する

サイディングの張り替えでは、既存サイディングを剥がす際に騒音が発生します。

自分が建物の中にいるときに騒音を感じるのはもちろんですが、近隣住民にも騒音は影響します。騒音が原因でクレームを受ける場合もあるほどです。

対策として、近隣住民にはあらかじめ工事日程を伝えておくようにしましょう。これで騒音が防げるわけではありませんが、挨拶をすることで工事に対して寛容な心を持ってもらえるようになります。

デメリット4:産業廃棄物が発生する

サイディングの張り替えは、通常の塗装による補修工事にはない廃棄物が発生します。現在のサイディングボードを剥がしたら、それは産業廃棄物として処理しなければならない義務があるからです。

デメリット5:大雨だと外壁内部が濡れる恐れがある

サイディングを張り替えするときは雨が降っても濡れないように養生がされます。しかし、台風や大雨だと養生では防ぎきれず、雨水が浸入する恐れがあります。

サイディング張替え費用相場:約200万円

サイディングの張り替え費用相場は170~250万円です。サイディングの種類によっても費用相場は変化するので、それぞれの費用相場を詳しく解説します。

費用はサイディングの種類によって違う

張り替えの費用はサイディングの種類によって差が出ます

建物に使われる代表的なサイディングは、窯業系サイディング・金属系サイディング・樹脂系サイディング・木質系サイディングです。

サイディング材サイディング材の特徴費用相場
窯業系サイディング・日本で最も多く使用されている
・デザインが豊富
・ほかの外壁材より安く施工可能
約4,000~5,000円/㎡
金属系サイディング・窯業系サイディングの次に人気が高い
・金属素材のため衝撃に強い
・特に寒い地域では適性が高い
約​​6,000~9,000円/㎡
樹脂系サイディング・耐用年数が30年ほどと長い
・防火性、防水性に優れ、凍結やサビの心配もない
・日本での取り扱いが少なく、施工業者が限られる
約7,000円~9,000円/㎡
木質系サイディング・本物の木の表面を加工し、耐火性などの機能を追加
・断熱性が高い
・取り扱い業者が少なく費用は高い
約6,000~10,000円/㎡

既存サイディングの撤去費用も必要になる

サイディングの張り替えは、必ず撤去費用が必要です。費用相場は1㎡につき2,000円ほどです。

サイディングボードは産業廃棄物に分類されるため、慎重に処理しなければなりません。さらにアスベスト材が含まれていると、処分費用は1㎡あたり3,000円ほどかかります。

山下さん

2004年以前に建てられた建物はアスベストが含まれている可能性が高くなるので、撤去費用については詳しく確認するようにしましょう。

サイディング張り替え工事の工程

サイディング張り替え工事の工程について解説します。

サイディング張り替え工事の主な流れ

業者によって順番や工程数に差があるため、詳細を知りたい場合は、工事内容やスケジュールが記載されている工事工程表を共有してもらいましょう

下記がサイディング張り替え工事の一般的な流れです。

サイディング張り替え工事の流れ

  • 足場の設置と養生
  • 現在のサイディングを剥がす
  • 内部の劣化症状の確認
  • 内部に劣化箇所が見つかれば、下地や断熱材、防水シートなどを補強する
  • 新たなデザインのサイディングを張り、隙間をシーリング材で充填する
  • 施工後に点検を行う
  • 問題なければ足場の解体

山下さん

工事期間中、開け閉めできる窓に制限がかかる場合もあるので、事前に業者に確認しましょう。

サイディングの張り替えでよくある質問

サイディングの張り替え工事に関して、よくある質問と回答をまとめました。まだ張り替え工事に対し不安がある人は参考にしてください。

サイディングの張り替えはDIYできますか?

サイディング張り替えのDIYは可能ですが、専門性が高く、高所の作業も多いため、専門業者に任せるのがおすすめです。
内部の状況によっては雨漏りや建物の耐久性に直結する工事なので、専門的な知識がない場合は業者に依頼しましょう。

サイディングを張り替えたら窓はどうなりますか?

サイディングを張り替えても窓はこれまで通り使用できます。
ただし、カバー工法を選択した場合、サイディングを重ねた分出っ張りがなくなったり、凹んだりする恐れがあります不安な場合は事前に施工業者に確認しましょう。

現在タイル外壁ですがサイディングに張り替えできますか?

現在タイル外壁やモルタル外壁であっても、サイディングに変更可能です。
張り替え工事は現在の外壁材を全て剥がして行うため、タイルやモルタルからも変更できます。ただし、作業工程や費用相場が異なるケースもあるため、複数社から見積りをとって検討しましょう。

外壁塗装張り替え工事のまとめ

サイディングの張り替え工事は、約200万円という費用を要するものの、下記のようなメリットがあります。

張り替え工事のメリット

  • 下地や防水シートの補修ができる
  • 新しいデザインに変更できる
  • エネルギー効率がよくなる

建物の内部はサイディングを剥がさなければ確認できないので、劣化箇所が多い場合や経過年数が25年を超えている場合は、張り替え工事がおすすめです。

また、工事を行ったら撤去費用が必要になることも忘れないようにしましょう。アスベストが含まれている外壁材は撤去費用が高くなります。

一度張り替え工事を行って内部まで点検すれば、メンテナンス期間を長くできるので、張り替え工事は安心して住むために必要な工事です。

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