商品提供：Anker Japan
AnkerのSoundcoreシリーズから2024年4月に新たに登場した「Soundcore P40i」。最大60時間のロングバッテリーや便利なマルチポイント機能を備えつつ、1万円以下の低価格を叶えたコスパモデルです。メーカー独自の低音技術で、迫力あるサウンドを響かせてくれますよ。
しかし、Soundcore P40iはAnkerのベストセラーである「Soundcore Life P3」の後継モデルということもあり、「どんなところが進化したの？」「前モデルより値段が安いのはどうして？」と、購入を迷ってしまう人は多いはず。
そこで今回は、「Anker Soundcore P40i」をPicky’s編集部が実機検証！スタッフが商品を実際に使って、良かった点・残念な点を本音でレビューしました。Soundcore Liberty 4 NCとの音質比較なども試しているので、ぜひ最後まで見逃さないでくださいね。
目次
Soundcore P40iレビュー結果
「Anker（アンカー）」は、モバイルバッテリーやイヤホンなどを取り扱う中国のメーカー。この記事では、Ankerから2024年4月に登場した完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore P40i」をレビューします。
まずは、Picky’s編集部による商品の総合評価からチェックしていきましょう。今回は、 装着感・音質・ノイズキャンセリングの効果といった独自の項目でSoundcore P40iを評価しました。
| サイズ・重量 | ◎ |
| デザイン | ◎ |
| 装着感 | ◎ |
| 音質（高音域） | ○ |
| 音質（中音域） | ◎ |
| 音質（低音域） | ◎ |
| 音質（立体感） | ◎ |
| 3Dオーディオ（ムービーモード） | ◎ |
| Hear ID | ◎ |
| 音漏れ | ◎ |
| ノイズキャンセリング | ◎ |
| 外音取り込み | ○ |
| マイク性能 | ○ |
| バッテリー持ち | ◎ |
| 操作性 | ○ |
| 接続性 | ○ |
| 音の遅延 | ◎ |
| アプリ | ◎ |
| マルチポイント | ◎ |
| スタンド機能 | ◎ |
| コストパフォーマンス | ◎ |
高評価だったポイント：コスパ◎安いのに機能豊富＆バッテリー長持ち
- コスパ抜群！1万円以下なのに高性能＆多機能
- 最長60時間のロングバッテリーを搭載している
- Hear IDで自分好みの音質に設定できる
Soundcore P40iの最大の特徴は、1万円以下の低価格モデルなのに機能や性能が優秀なこと。特に、前モデルのSoundcore Life P3から値段が安くなっているにもかかわらず、新たに機能が増えていたり、バッテリー持ちが長くなっているのは驚きでした。
注目の新機能の1つが、Anker独自の「Hear ID」。事前の聴覚診断で自分が聞き取りやすい周波数を測定し、耳に合わせてサウンドを最適化してくれる機能です。簡単に自分専用のチューニングの音楽が楽しめたのが高評価でした。
微妙だったポイント：音質や外音取り込み機能は値段相応
- 対応コーデックがSBC・AACのみ
- 外音取り込み機能は若干使いづらい
- マイク音質がそこまで高くない
一方で、Soundcore P40iの対応コーデックはSBC・AACの2つのみ。LDACなどの最新コーデックには対応していないため、音質重視の人にはマイナスに感じてしまうかもしれません。
また、外音取り込み機能で人の声が聞き取りづらかったり、マイク音声に若干ノイズが入っていたりと、値段相応に感じられる部分も。とはいえ、全体的に性能は高いので、特定の機能にこだわらないのであれば十分に満足できるでしょう。
Soundcore P40iを買うべき人
- 高機能で安いワイヤレスイヤホンが欲しい人
- バッテリー持ちにこだわる人
- 音質を自分好みにカスタマイズしたい人
- 迫力たっぷりの低音サウンドを楽しみたい人
Soundcore P40iは7,990円というリーズナブルな価格ながらも、多彩な機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。最大60時間という圧倒的なバッテリー持ちを叶えており、安くて高性能なイヤホンが欲しい人や、コストパフォーマンス重視の人におすすめです。
また、Anker定番のドンシャリサウンドというより、パワフルな重低音サウンドを楽しめるのがSoundcore P40iの特徴。さらに、Hear ID機能や豊富なサウンドエフェクトが備わっているため、音質を自分でカスタムしたい人にも最適ですよ。
Soundcore P40iをおすすめしない人
- ハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 音のクリアさにこだわりたい人
- 通話や会議用のワイヤレスイヤホンが欲しい人
Soundcore P40iは、LDAC・aptX Adaptive・aptX HDなどの高音質コーデックには非対応。上位モデルに比べると音の繊細さにやや劣ってしまうため、ハイレゾ音源を再生したいAndroidユーザーの人や、音のクリアさにこだわりたい人には不向きです。
また、今回の検証では、Soundcore P40iのマイク音声のノイズや接続の不安定さが気になってしまいました。イヤホンで電話をすることが多い人や、テレワークで長時間の会議に使う人には、Soundcore P40iよりも上位のモデルをおすすめします。
関連記事：【聞き比べて比較】音質重視の完全ワイヤレスイヤホン23選おすすめランキング！最新レビュー
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【Life P3と比較】Soundcore P40iのスペック
レビューの前に、Soundcore P40iのスペックを紹介します。今回は、前モデルとなる「Soundcore Life P3」と比較しつつ、Soundcore P40iの詳しい性能や機能をまとめました。
Soundcore P40iのSoundcore Life P3と比較
| 機種 | Soundcore P40i | Soundcore Life P3 |
|---|---|---|
| 価格 | 7,990円 | 8,990円 |
| サイズ | – | 5.29×6.09×3.1cm |
| 重量 |
|
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| ドライバー口径 | 11mm | 11mm |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 |
| コーデック |
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| 再生時間 |
|
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| 充電時間 |
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| 防水性能 | IP54 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | ウルトラノイズキャンセリング |
| Hear ID | ○ | – |
| マルチポイント | ○ | – |
| 3Dオーディオ | ○ | – |
| カラーバリエーション |
|
|
- Life P3より1,000円安くなった
- 再生時間が長くなった
- Bluetoothがバージョンアップした
- ノイズキャンセリング機能が向上した
- Hear IDや3Dオーディオに対応した
- マルチポイント機能が追加された
- ワイヤレス充電の時間が長くなった
関連記事：【コスパ最強？】ANKERのSoundcore Life P3 本音レビュー！音質・機能・カラバリ徹底紹介
注目はコスパの高さ＆シリーズ最長のロングバッテリー
Soundcore P40iは、コスパ最強といわれた前モデルのLife P3に劣らず、さらに性能や機能をグレードアップしています。驚くのが、価格が据え置きどころか安くなっている点。Hear IDやマルチポイントなどの新機能は追加されつつ、7,990円という破格の値段を実現しています。
また、Soundcore P40iは、シリーズ最長となる最大60時間の再生時間を叶えているのが特徴。イヤホン単体でも最大12時間の使用が可能で、毎日の通学や仕事用に重宝します。さらに、「ノイズキャンセリング 2.0」を採用しており、より快適に音楽を楽しめますよ。
【実機で検証】Soundcore P40iを徹底レビュー
Soundcore P40iのセット内容
- Soundcore P40i本体
- 充電ケース
- 交換用イヤーチップ
- USB-C＆USB-Aケーブル
- 安全マニュアル
- クイックスタートガイド
コンパクトで軽量！バッグやポケットに入れて携帯しやすい
Soundcore P40iの充電ケースは、手のひらサイズでコンパクト。小さくてパンツのポケットにも入れても問題なさそうですが、多少の厚みはあるのでスキニーなどのタイトなボトムスだと膨らみは気になるかもしれません。
充電ケース+イヤホンの重量は、実測で58g。軽いのでお出かけにも気軽に持ち運べますね。イヤホンは両耳で10gと超軽量です。
シンプル＆上品なデザインが魅力！ケースはマットな質感
Picky’s編集部が使ったのは、Soundcore P40iのホワイト。AirPods Pro2と並べてみると、Soundcore P40iはクリームっぽい色味に仕上がっているのが分かります。
充電ケースは丸みのある見た目で、女性スタッフからは「ころんとしていてかわいい！」と高評価でした。表面はマットな質感になっており、安っぽさを感じないのも嬉しいですね。
イヤホンは、充電ケースとは逆でつるつるとした質感。スティック部分にはゴールドのラインがあしらわれており、上品な印象をプラスしていますよ。全体的にシンプルなデザインで、シチュエーションを選ばずに使えます。
充電ケースはスマホスタンドになる！出先での動画視聴に◎
Soundcore P40iを使ってみて面白かったのが、充電ケースにスマホスタンド機能を備えていること。充電ケースのフタを開き、「PHONE STAND」と印字されたパーツを引っ張ると、充電ケースにスマートフォンを立て掛けられるようになります。
これが意外と便利で、出先でYouTubeを見たり、講義動画を見ながら勉強したいときなどに役立ちます。実際にスタッフが使ってみると、iPhone13 Pro MaxやiPhone 14Proが問題なく立てられたので、ほとんどのスマホで使用可能だと思います。
交換用イヤーチップは5サイズ！軽いつけ心地でストレスなし
Soundcore P40iには、XS・S・M・L・XLの5種類の交換用イヤーチップが付属しています。サイズのバリエーションが充実しており、自分の耳にぴったりなものを見つけられますよ。
イヤホンは、軽いつけ心地。耳に乗せている感が強いのにしっかりとフィットしてくれるので、ズレを気にせずに過ごせます。ただ、検証では2時間以上つけていたときにかゆみを感じたため、人によっては長時間使用すると違和感が出てくるかもしれません。
迫力ある重低音サウンド！電子音多めの楽曲と相性◎
高音域
Soundcore P40iは、高音域の表現がちょっぴり控えめ。Ankerらしい低音域・高音域が強めのドンシャリサウンドではなく、Soundcore P40iでは低音域をメインにしている印象です。 音がこもるほどではないものの、上位モデルのSoundcore Liberty 4 NCと比べるとクリアさはやや欠けるように感じました。クラシックなどを聞くには物足りなく感じます。
中音域
ボーカルラインである中音域は、比較的くっきりと聞こえます。低音域の強さに対してボーカルが全く埋もれないので、テクノ系やK-POPの楽曲と相性抜群です。
ただ、ボーカルと楽器の音の分離感が少なく、悪く言えばボーカルが映えない、良く言えば楽器との一体感がある音質。ボーカルが主役のバラード曲などを聞くときは、イコライザーで中音域を少し上げてみるのがおすすめです。
低音域
Soundcore P40iは、低音が大人しめだった従来のAnkerイヤホンに比べると、低音域がかなりパワフル。特に高音域が抑えられているせいか、ゴリゴリの重低音モデルに仕上がって聞こえます。EDMやロックなどの楽曲を迫力たっぷりに楽しめます。
立体感
Soundcore P40iは、立体感もいい感じ。上位モデルであるSoundcore Liberty 4 NCと聞き比べてみても、Soundcore P40iの方が音質がやや柔らかいせいか、立体感には優れているように感じました。 また、全体的な音質もSoundcore Liberty 4 NCと大きな差はなく、上位モデルに負けない高音質を再生できます。
相性のいいジャンル
- EDM
- ロック
- ダンスミュージック
- K-POP
- テクノ系
- エレクトロなど
高音質は控えめで、低音がパワフルなSoundcore P40iは、EDMやロック、ダンスミュージックなどの迫力重視のジャンルにぴったり。電子音多めの楽曲との相性も抜群で、K-POPやテクノ系をよく聞く人におすすめです。
ちなみに、Soundcore P40iは、ピアノ・ポップ・ジャズといった17種類のサウンドエフェクトを備えているのが特徴。曲の系統や好みに合わせてサウンドを変更できるので、オールジャンルの曲をまんべんなく楽しめますよ。
3Dオーディオのムービーモードにすると立体感アップ！
Soundcore P40iは、3Dオーディオ対応のムービーモードを搭載しています。ムービーモードでは、映画館のような迫力あるサウンドを楽しめるのが魅力。特に、映画だと車の走行音などの低音が立体的に聞こえました。
ちなみに、サウンドエフェクトの「ポッドキャスト」や「ベースブースター」と合わせると、より音への没入感が高まっておすすめ。ただし、ムービーモードは音楽との相性は微妙で、シャカシャカとしたチープな音質になってしまう印象です。
Hear IDの設定はとても簡単！自分好みの音質に近付く
Soundcore P40iに搭載されている「Hear ID」は、音質を自分用に最適化できるAnker独自の機能。音響テストによって聞き取りやすい周波数と聞き取りにくい周波数を測定することで、アプリが自動的にイコライザーデータを作成してくれます。
音響テストは、イヤホンから再生される2種類の音を聞いてどちらが好みかを選ぶだけ。聴力検査のような感じで、悩まずにサクサクと進められます。
自分専用のイコライザーというだけあって、設定後の音質はかなりしっくりくる感じ。はじめはデフォルトの音質とあまり違いがないように感じましたが、サウンドエフェクトを切り替えてみると違いがよく分かります。
音漏れはほぼゼロ！街中や電車でも安心して音楽を楽しめる
Soundcore P40iは、イヤーチップの圧迫感が少ない割りに、音漏れがほぼないのが特徴。検証では、最大音量にしても音が漏れていませんでした。隣にいるスタッフにも聞こえないレベルで、街中や電車などのガヤガヤした場所であれば周りに聞こえる心配はないでしょう。
ノイズキャンセリングはまあまあ、ホワイトノイズはない
Soundcore P40iは、「ウルトラノイズキャンセリング 2.0」を採用しており、周囲の騒音に合わせて自動でノイズキャンセリングの強さを調整します。
今回は、「ウルトラノイズキャンセリング 3.0」を搭載しているSoundcore Liberty 4 NCと性能を比較。P40iはノイキャンレベルを最大にしても若干周囲のノイズが入ってきてしまいますが、Liberty 4 NCはもう1段階ノイズが遠ざかるような感覚がありました。
とはいえ、Soundcore P40iはサーッというホワイトノイズが少なく、音楽を再生していないときでもイヤホンを装着したままで過ごせるのが魅力。圧倒的なノイズキャンセリング効果とまではいかないものの、適度にノイズカットしたい人や、ホワイトノイズが苦手な人にはSoundcore P40iは使いやすいですよ。
関連記事：【ノイキャンが最強】Soundcore Liberty 4 NCを実機レビュー！前モデルとの違いも解説
外音取り込みは若干聞き取りにくい、自分の声がこもる
Soundcore P40iの外音取り込みには、「全ての外音」「音声フォーカス」の2種類のモードがあります。実際に検証してみると、2つの違いはあまり感じられず、どちらもすべての音がガヤガヤと入ってくるような感覚です。 また、自分の声がこもって聞こえるため、「イヤホンをつけたままでは会話しづらいな」と感じました。
ただ、上位モデルのSoundcore Liberty 4 NCと比べたところ、Liberty 4 NCは周囲の音が機械っぽく聞こえるのに対し、P40iは音が自然に聞き取れたのが高ポイント。イヤホンをつけたままで会話しないのであれば、Soundcore P40iでも十分に満足できるでしょう。
バッテリーは上位モデルより長持ち！
Soundcore P40iは、イヤホン単体で最大12時間、充電ケース込みで最大60時間の連続再生が可能。検証では、3時間経過した時点で5つある充電メモリの内の1つが消えました。
Soundcore Liberty 4 NCでも試してみると、3時間後に5つの内の2つが消えたので、バッテリー持ちはSoundcore P40iの方がいいと言えるでしょう。Ankerのイヤホンは、バッテリー残量が数値でなくメモリで表示されるので、正確な残量が分かりにくいのは気になるポイントです。
充電はケーブルで約3時間！ワイヤレス充電にも対応
Soundcore P40iは、USB Type-C端子に対応しており、スマートフォンやパソコンの充電器と併用できるのが嬉しいポイント。ケーブルでの充電時間は約3時間と決して短くはないものの、最大60時間の長持ちバッテリーを考えると妥当でしょう。
また、ワイヤレス充電もできるのがSoundcore P40iの魅力。対応の充電器に置いておくだけで、スマートにバッテリーを充電できます。ただし、充電時間は約4時間で、前モデルのSoundcore Life P3より若干長くなっています。
操作性はそこそこ、しっかりタップしないと反応しないことも
Soundcore P40iは、タッチコントロールに対応しており、イヤホンのスティックに触れるだけで操作ができます。タッチ部分には小さな凹凸がついているので、直接見えなくても触る部分が分かりやすいですよ。
しかし、操作性はそこそこで、検証中は着信時に急いでタップしたら反応しないといったことも。丁寧にタップするのがコツのようですが、慣れるまではやや手間取るかもしれません。また、逆にイヤホンをつけ直したときに、指が触れて誤タップしてしまうというケースもありました。
通話は相手側に若干ノイズあり、自分側の音声はクリア
Soundcore P40iには、ノイズリダクション機能を備えた6基のマイクが内蔵されています。実際に通話してみると、相手の声はとてもクリアに聞き取れました。以下が実際にSoundcore P40iのマイクを使って録音した音声テストになります。
ただ、BGMのない静かな部屋で通話していたのに、相手側の音声にはノイズがあったり、何度か通話が途切れてしまったのがマイナスポイント。スマートフォン側の問題もあるかもしれませんが、仕事の電話や会議用のイヤホンとして使うには不向きな印象です。
マルチポイントが便利！接続や切り替えはスムーズ◎
今回、新たにマルチポイントに対応したのもSoundcore P40iの注目ポイント。最大2台のデバイスを同時に接続でき、シームレスに切り替えられるという便利な機能です。
パソコンとスマートフォンを使って検証してみたところ、接続も切り替えも非常にスムーズでした。特に、テレワークなどでパソコンとスマートフォンを同時使用したり、仕事用のスマートフォンを使い分けている人は重宝しますよ。
専用アプリでモードやノイキャンの強さを変更できる
Soundcore P40iは、専用アプリ「Soundcore」に対応しています。
- モードの切り替え
- サウンドエフェクトの設定
- タッチコントロールの設定
- イマーシブオーディオ（ゲームモードorムービーモード）
- 音量制限など
Soundcore P40iは、「ノイズキャンセリング」「標準」「外音取り込み」の3つでモードを切り替えられます。ノイズキャンセリングモードでは、ノイキャン効果の強さの調整方法を自動or手動で選んだり、「交通機関」などのシーンに合わせた強さに設定できます。
上位モデルのSoundcore Liberty 4 NCでもノイズキャンセリングモードの手動or自動は選べましたが、Soundcore P40iでは自動の場合も除去効果の強さを調整できるのが特徴です。
また、音量制限では、最大音量の設定が可能。小さめに設定しておくと、「イヤホンを装着したときにいきなり大音量が流れてびっくり」といったトラブルを防止できます。また、音量の表示頻度を、常時・10秒ごと・1分ごとの3つから選べますよ。
サウンドエフェクトは17種類！一覧が見やすくなった
Soundcore P40iは、17種類のサウンドエフェクトに対応。好みや曲のテイストに合わせて、自由にサウンドバランスを調整できます。
検証して面白かったのが、意外な曲とエフェクトがマッチすること。例えば、YOASOBIの「夜に駆ける」は、エフェクトを「アコースティック」に変えると音の立体感が増して、よりリッチな印象になります。いろいろなエフェクトを試しながら、自分だけのチューニングを見つけるのもいいですね。
Soundcore Liberty 4 NCとアプリの画面を比べてみると、Soundcore P40iの方が一覧は見やすい印象。また、エフェクトの並び替えができるため、自分のお気に入りを上の方に並べられます。
音の遅延はほぼないが、自動接続できないことがある
Soundcore P40iには低遅延ゲームモードが備わっており、スマホゲームを快適に楽しめます。とはいえ、通常モードでも音の遅延は気にならず、映画を見ているときも音と口の動きのズレなどは感じませんでした。
ただ、充電ケースからイヤホンを取り出したときにスマートフォンと自動接続できていないケースが何度かあり、接続性にはやや不安が残ります。スマートフォン側の問題もあるかもしれませんが、頻繁に起こると不便に思ってしまいます。
IP54の防水・防塵仕様！水仕事やアウトドアも安心
Soundcore P40iは、IP54レベルの防水・防塵性能を備えています。汗をかいたり、急に雨に降られたりしたときも安心です。 また、砂ぼこりが舞う屋外でも気軽に使えますよ。1万円以下のワイヤレスイヤホンで、防塵機能までついているのは嬉しいポイントですね。
Soundcore P40iの口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部による商品のレビューを紹介しましたが、ここからは実際にSoundcore P40iを購入した人の口コミを紹介します。良い口コミ・悪い口コミの両方をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Soundcore P40iの良い口コミ
- 安いのにびっくりするほどバッテリーが長く持つ
- 充電ケースのスマホスタンド機能が地味に便利
- アプリで音質を自分好みにカスタムできるのが嬉しい
- 従来のAnkerイヤホンより低音が良くなっている
まず印象的だったのが「安いのにマルチポイントなどの機能が豊富」「バッテリーがびっくりするくらい長持ち」といったSoundcore P40iの性能面についての口コミ。「1万円以下のイヤホンならこれ一択」との声もあり、コストパフォーマンスを高く評価されています。
また、「値段に対して音質がいい」「低音が過去モデルより強くなった」といった口コミも見られました。Soundcore P40iは、3万円台の高級モデルに比べると音質は劣るものの、迫力のある低音サウンドを楽しめるのが魅力です。
Soundcore P40iの悪い口コミ
- 本体がやや大きめなのか、長時間つけると耳が痛い
- 充電ケースからイヤホンが取り出しにくい
一方で、Soundcore P40iには「イヤーチップが耳に合わなかった」「長時間使うと痛い」といった口コミがありました。装着感は個人によって差が出るかもしれませんが、Soundcore P40iにはイヤーチップが5種類付属しているため、細かくサイズを調整できます。
また、「充電ケースの中のイヤホンがつまみにくい」との口コミも。Picky’s編集部による検証では特に気になりませんでしたが、Soundcore P40iは充電ケース自体がコンパクトなので、指が大きい人や男性だと取り出しにくいと感じてしまう可能性があります。
Soundcore P40iと一緒に買うと便利なもの
今回は、Soundcore P40iと一緒にチェックしておきたいアクセサリーを紹介。購入しておくべき理由やおすすめの商品もまとめているので、ぜひ目を通しておいてください。
本体を傷や汚れから守ってくれる「カバー・ケース」
イヤホン用のカバー・ケースは、充電ケースに装着するだけで本体を傷や汚れから守ってくれるのが特徴。カラーバリエーションが豊富なものや、人気アニメをモチーフにしたデザインのものもあり、Soundcore P40iの見た目を変えたいときにもおすすめです。
ケーブル不要！置くだけで充電できる「ワイヤレス充電器」
Soundcore P40iはワイヤレス充電に対応しているため、はじめに充電器も揃えておくのがベスト。スマートフォンも一緒に充電できるものや、モバイルバッテリー型のものなど、商品の種類はさまざま。また、Ankerからも多数のワイヤレス充電器が登場していますよ。
他のAnkerイヤホンとの比較
「Ankerの他のイヤホンもチェックしたい」という人のために、ここではその他のおすすめモデルを紹介。各モデルの魅力も詳しくまとめているので、ぜひチェックしておきましょう。
とにかく安いモデルが欲しいなら「Soundcore A25i」
Soundcore A25iは、ワイヤレスイヤホン初心者向けにおすすめなAnkerのエントリーモデル。4,990円というお手頃価格で、学生にも手が出しやすいですよ。安価ながらも、イヤホン単体で最大9時間使えるバッテリー持ちを備えており、通勤や勉強中のお供に役立ちます。
ノイズキャンセリングや外音取り込みなどは搭載されていませんが、「屋外だと危ないからノイズキャンセリングは不要」「イヤーチップの遮音性で十分」という人なら問題なし。 アプリ対応で、イコライザー設定やタッチコントロールの変更ができる点も見逃せません。
- Soundcore P40iより安いワイヤレスイヤホンが欲しい人
- ノイズキャンセリングやマルチポイントが不要な人
Anker最高音質を楽しめる「Soundcore Liberty 4」
音質重視のイヤホンが欲しいなら、上位モデルのSoundcore Liberty 4をチェックしましょう。独自のダイナミックドライバーを内蔵しており、クリアで繊細なサウンドを響かせてくれます。LDACコーデック対応で、ハイレゾ音源も高音質で楽しめますよ。
また、Soundcore P40iと同じウルトラノイズキャンセリング 2.0を搭載しているのも魅力。周囲のノイズに合わせて、自動でノイキャン効果を最適化します。外音取り込みやマルチポイントにも対応しているため、音質と機能性の両方にこだわりたい人にぴったりです。
- Soundcore P40iよりクリアな音質を楽しみたい人
- ノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能性も求める人
Soundcore P40iのよくある質問
Soundcore P40iはどこで購入できる？
Soundcore P40iは片耳使用できる？
Soundcore P40iは急速充電できる？
Soundcore P40iレビューまとめ
- Soundcore P40iは前モデルを超えたコスパ最強イヤホン
- 最大60時間！シリーズ最長のロングバッテリーを搭載
- Hear IDやサウンドエフェクトで自分好みの音質を楽しめる
今回は、Ankerから発売した「Soundcore P40i」についてレビューしました。Soundcore P40iは、1万円以下としては最強クラスの性能・機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。ぜひSoundcore P40iを購入して、快適に音楽や動画鑑賞を楽しんでくださいね。
Photo By 内田大貴
記事にはリサーチ時点の情報を掲載しています。商品・サービスの詳細や料金が変わってしまう場合もございます。最新情報は、各ECサイト・販売店・メーカーサイトをご確認ください。
