[マニアが教える] iPad Proの世代比較!最新モデルと過去モデルの違いを解説

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2024年に最新のiPad Proが発売され、最新モデルのスペックや新機能に期待している方は多いですよね。また、apple公式では過去モデルを販売していませんが、Amazonや楽天市場、メルカリやヤフオクといった場所で今でも旧モデルは手に入ります。

そのため、今回発売された新型2024年モデルは2022・2021・2020・2018年モデルと世代比較するとどう違うのか、どう進化したのか気になっている方も多いと思います。

そこで今回はPicky’s編集部で、今回発売された新型iPad Pro2024年モデルと、旧機種の2022年モデル、2021年モデル、2020年モデル、さらにその前の2018年モデルの合計5世代を徹底比較!iPad Proの最新モデルを買おうと思っている方、買い替えを検討している方は是非参考にしてください。

この記事を監修した専門家

家電の専門家
川島健太郎
家電販売員・商品バイヤー
20歳に家電業界に入り、25歳に全メーカーとの外商を担当。テレビ、パソコン、白物家電、調理家電の仕入れを行い、年間100億円程度の商品買付をしていた腕利きバイヤー。本当におすすめできる良い商品を見つけお届けすることがモットー。趣味はガジェットいじり、ノマドワーカー、サッカー観戦、コーヒー。

iPad Proとは

まず初めてiPad Proを買おうと思っている方に、簡単にiPad Proについて解説します。

iPadはapple社が発売しているタブレット端末で、今回紹介する「iPad Pro」のほか、「iPad Air」「iPad Mini」「iPad(無印)」の4種類が販売されています。この各モデルは性能や画面サイズの大きさ、重さや価格などがそれぞれ異なります。

機種 処理性能 画面サイズ 価格
iPad pro 非常に高い かなり大きい 非常に高価
iPad Air かなり高い 大きい 比較的高価
iPad Mini 普通 小さい 比較的安い
iPad(無印) 低め 大きい 安い

今回紹介する「iPad Pro」シリーズは、他の機種と比較して特に高性能な「超高性能タブレット」と言えます。

さらに今回発売されたiPad Pro(M4)は、他のアップル製品にもまだ搭載されていないM4というプロセッサーを搭載した「高性能ノートパソコン並みの処理能力を持ったモンスタータブレット」です。

現時点でWindowsタブレットを含めた全タブレットと比較しても、おそらくトップクラスの性能です。

動画視聴やネットサーフィンといった普段使いはもちろん、動画編集やイラスト、仕事といったどんなにヘビーな用途でもサクサク動く最強のタブレットです。

各iPadシリーズの違いやベストな選び方について知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

関連記事:[完全版]マニアが徹底比較した iPad おすすめ6選 |Pro・Air・mini・無印のベストな選び方を解説!

iPad proの歴史

比較に移る前に、簡単にiPad Proの歴代モデルについて世代別の表で解説します。

2015年 iPad Pro 12.9インチ
2016年 iPad Pro 9.7インチ
2017年 iPad Pro 10.5インチ
2017年 iPad Pro 12.9インチ (第2世代)
2018年 iPad Pro 11インチ
2018年 iPad Pro 12.9インチ (第3世代)
2020年 iPad Pro 11インチ(第2世代)
2020年 iPad Pro 12.9インチ (第4世代)
2021年 iPad Pro 11インチ(第3世代)
2021年 iPad Pro 12.9インチ (第5世代)
2022年 iPad Pro 12.9インチ (第6世代)
2022年 iPad Pro 11インチ(第4世代)
2024年 iPad Pro(M4) 11インチ・13インチ(第7世代)

iPad Proは2015年に初代の12.9インチモデルが発売され、それから約1年ごとに新機種を発売しています。(ただし2019年・2023年に発売されたモデルはありません)

過去には9.7インチや10.5インチも販売していた時期もありましたが、2018年からは毎回11インチと12.9インチ(13インチ)の2つのサイズで展開しています。

世代については、そのモデルが最初のモデルから何台目の製品かで付けられています。例えば2022年に発売された12.9インチと11インチなら、12.9インチモデルが2015年の12.9インチから数えて6台目なので「第六世代」、11インチが2018年から4台目なので「第四世代」と呼びます。

関連記事:最新型 iPad Pro 2021 12.9インチ&11インチ 最速レビュー!

iPad Pro(M4)が2024年5月15日に発売の最新モデル!

iPad Pro(M4)が2024年5月15日に発売!

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2024年5月15日に新型のiPad Pro(M4)が発売されました。価格は11インチが168,000円からで、13インチは218,800円からです。

他のアップル製品にはまだ搭載されていないM4チップ搭載モデルで、これまでのモデルと比べて処理性能は格段に向上。M2と比較してCPUは1.5倍、3Dレンダリングは4倍ほどの性能になりました。

高性能ながら厚みが5.1mmしかなく、重量も軽いのがもう1つの特長。高性能かつ持ち運びにも便利なデバイスをお探しの方におすすめです。

ディスプレイ性能やフロントカメラの位置などのアップデートに加え、同時に発表されたApple Pencil ProとiPad Pro(M4)用Magic Keyboardにも対応。外出先でバリバリ作業をこなしたい方にぴったりの端末でしょう。

端末の詳しい解説や別モデルとの比較は以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【Appleマニアおすすめ】iPad全種類の違いを比較!どれがいい?最新モデルも

2018・2020・2021・2022・2024年発売の5世代比較

冒頭でもお話ししましたが、現在でも市場で過去モデルは手に入ります。

タブレットとしてできることはそれほど変わらないので、安くなったタイミングで過去シリーズを購入しようという方もいると思います。

また今回、過去シリーズのiPad Proから最新モデルのiPad Proに買い替えを検討している方もいるでしょう。

そこで新型と旧型の違いが分かるよう、今回以下の10モデルを世代別に比較してみました。

  • 2024年発売11インチと13インチ
  • 2022年発売11インチと12.9インチ
  • 2021年発売11インチと12.9インチ
  • 2020年発売11インチと12.9インチ
  • 2018年発売11インチと12.9インチ

細かい機能面はいったん置いといて、各モデルの大きな違いを分かりやすく比較表にしてみました。

ディスプレイ サイズ 重さ チップ カメラ 充電端子 最大ストレージ LiDARスキャナ 5G
2024年 13インチ(第7世代) Ultra Retina XDRディスプレイ 281.6×215.5×5.1mm 579g M4 12MP広角 Thunderbolt 2TB
2024年 11インチ(第7世代) Ultra Retina XDRディスプレイ 249.7×177.5×5.3mm 444g M4 12MP広角 Thunderbolt 2TB
2022年 12・9インチ(第6世代) Liquid Retina XDR 280.6×214.9×6.4mm 682g M2 12MP広角/10MP超広角 Thunderbolt 2TB
2022年 11インチ(第4世代) Liquid Retina 247.6×178.5×5.9mm 466 g M2 12MP広角/10MP超広角 Thunderbolt 2TB
2021年 12・9インチ(第5世代) Liquid Retina XDR 280.6×214.9×6.4mm 682g M1 12MP広角/10MP超広角 Thunderbolt 2TB
2021年 11インチ(第3世代) Liquid Retina 247.6×178.5×5.9mm 466g M1 12MP広角/10MP超広角 Thunderbolt 2TB
2020年 12・9インチ(第4世代) Liquid Retina 280.6×214.9×5.9mm 641g A12Z 12MP広角/10MP超広角 USB-C 1TB ×
2020年 11インチ(第2世代) Liquid Retina 247.6×178.5×5.9mm 471g A12Z 12MP広角/10MP超広角 USB-C 1TB ×
2018年 12・9インチ(第3世代) Liquid Retina 280.6×214.9×5.9mm 631g A12X 12MP広角 USB-C 1TB × ×
2018年 11インチ(初代) Liquid Retina 247.6× 178.5×5.9mm 468g A12X 12MP広角 USB-C 1TB × ×

各項目について解説していきます。

歴代ディスプレイの世代比較

ディスプレイは2018年~2022年までLiquid Retina、2021年・2022年モデルの12.9インチのみ「Liquid Retina XDR」が採用されていました。2024年モデルは11インチ・13インチともにUltra Retina XDRディスプレイが搭載されています。

Liquid Retina XDRは1万個のミニLEDで液晶の光を生み出す方式で、Liquid Retinaと比べるとコントラストの高さや微細な表現力が圧倒的に高い超高性能ディスプレイでした。

2024年モデルのUltra Retina XDRディスプレイはタンデムOLEDを採用。SDR輝度が600ニトから1000ニトに向上し、さらに明るくきれいになっています

サイズ・重さの世代比較

サイズや重量に関して、2022年までは特に大きな変更はありませんでした。しかし2024年モデルはこれまでのモデルに比べて薄く、特に13インチモデルは重量が100gほど軽くなりました

iPad Proを持ち運んで使いたい方には嬉しい進化といえるでしょう。

チップの世代比較

2018年にはA12X、2020年にはA12Zという比較的処理能力が高いチップが搭載されていますが、実はこの2つのチップの性能にほぼ違いはありません。

つまり処理能力に関して言えば、2018モデルと2020モデルではそれほど大きな違いはないということです。

一方で新型2021年モデルには、Mac Book Pro(マックブック)や、Mac Book Airなどに搭載されている超高性能プロセッサー「M1」が搭載され、2022年モデルはさらに進化したM2チップが搭載されました。

タブレットにはオーバースペックなモンスターチップを搭載したことで、2021年モデルは2020年モデルと比較してCPUは最大50%、グラフィック性能は約40%ほど向上し、2022年のM2搭載モデルはさらにCPUは最大15%、グラフィック性能は最大35%ほど向上しました。

2024年モデルではMacBookにも搭載されていないM4チップが搭載され、M2チップ搭載の2022年モデルに比べてさらに性能は向上。CPU性能は約1.5倍になっています。

編集部

処理性能に関しては2018と2020はほぼ一緒、2021年、2022年モデルは旧モデル比較すると別次元の性能で、2024年モデルはさらにその上をいきます。

歴代のカメラ性能の世代比較

カメラ性能に関しては2020年モデルと2021年モデルには「超広角レンズ」が採用され、より広範囲を綺麗に撮れるようになりました。

2020年と2021年モデルでは画素数自体に極端に大きな変更はありません。

カメラ性能だけで言えば2018年と2020年の違いが大きく、2020年と2021年の違いはそこまで大きくありません。2021年、2022年モデルはセンターフレームの採用など、ソフトウェア面で大きな機能が追加されました。

2024年モデルはこれまで搭載されていた超広角カメラがなくなったため注意が必要です。また、フロントカメラの位置も縦持ちで中心の位置から横向きで中心の位置に変わっています。

充電端子の世代比較

充電端子は2018年と2020年が通常のUSB typeーCで、2021年、2022年、2024年モデルは規格はUSB-Cのままですが「Thunderbolt」に対応しています。

これによって最大40Gbpsでの通信が可能になり、さらに超高速ストレージやフル6K解像度でのディスプレイ接続にも対応。

編集部

充電端子の性能は2018と2020はほぼ同じ、2021、2022モデルは全く別物です

最大ストレージの世代比較

2018年と2020年は最大1TBまででしたが、2021年、2022年、2024年モデルは2TBまで選択可能です。

これによって、絵描きなどクリエイティブな仕事でiPad Proを使っているような「大きな容量が必要な方」にとってより使いやすくなったと言えるでしょう。

LiDARスキャナの世代比較

2020年・2021年・2022年・2024年モデルにはLiDAR(ライダー)スキャナ(Light Detection and Ranging)が搭載されています。

LiDARスキャナとは、簡単に説明すると赤外線を使ったレーダーのようなもので、カメラを向けた被写体の形状や空間の奥行きを立体的に測定できる機能です。

ARコンテンツやポートレートモードの認識精度が上がったり、暗い場所でのオートフォーカスのスピードが向上します。

編集部

LiDARスキャナは暗闇での撮影に役立だったり、3D撮影やCGをやる方に向いています。2018年モデルには搭載されていない、と覚えておいてください

5G対応の世代比較

2021年・2022年・2024年モデルのWi-Fi+cellularモデルは5Gに対応しています。(ただしsub6のみでミリ波は非対応)

これによって、Wi-Fiに頼らないスマートな使い方が可能になります。

また、Wi-Fiは2020年モデルと2021年、2022年モデルは「Wi-Fi 6」に対応。2024年モデルはより高速な「Wi-Fi 6E」に対応しています。

編集部

cellularモデルユーザーにとって5G対応は非常に頼もしい変更点です!

Magic Keybordなどのアクセサリーが豊富

iPad Proだけの特権としてはとにかくアクセサリーが充実していることです。ケースやカバーだけでなく、専用キーボードがあるので、作業や仕事用としてiPadを使用することができます!値段は少々高いですが、Macbookと同じくらいの性能として使用することができるのが特徴です!

2024年の新型iPad Proの発売にあわせて、Apple Pencil ProとiPad Pro(M4)用Magic Keyboardも発売されます。あわせてチェックしておきましょう。

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結局どのモデルを買うのが一番ベスト?おすすめは?

もちろん予算が許すならM4チップを搭載でThunderboltにも対応、新型Apple PencilやMagic Keyboardに対応した2024年最新モデルのiPad Proがおすすめです。

2024年モデルは13インチも11インチも画面サイズ以外の性能は変わりません。自宅で使うなら13インチ、持ち運ぶなら11インチと用途に合わせてえらびましょう。

これからiPad Proを買う方に対して、Picky’s編集部は今回発売されるiPad Pro(M4)を全力で推します。

ただし、最新iPad Proはモンスタースペックタブレットです。

動画やネットを観るだけ、外でちょっとした作業をする、程度の用途だとオーバースペックすぎて、例えるなら「家族とのドライブでF1カーを使う」ようなものです。

そのため、初めてiPadを買う方は「本当にこのスペックが自分に必要なのか」をよく考えてから購入しましょう。

ライトな用途ならiPad AirやMini、無印といった選択肢もあります。

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ただし、もともとiPad Proの過去モデルを持っている方が買い替える、というのであれば新型モデルは絶対おすすめです。

iPad Proの歴代モデルの中では一線を画す、超高性能タブレットに仕上がっているからです。

特に仕事や動画編集などに使っているヘビーユーザーであれば、新型の処理能力の速さや映像の美しさにきっと感動するはず。

iPad Pro選びは用途・必要な機能・予算に合ったものを選ぼう!

当然ですが、2018年、2020年、2021年、2022年、そして今回の2024年モデルと世代比較すると、iPad Proは発売の度に順調に性能を進化させています。

なので最新機種がお勧めなのは言うまでもないでしょう。

2018⇒2020と2021⇒2022が「マイナーチェンジ」、2020⇒2021と2022⇒2024は性能的に「フルモデルチェンジ」に近い進化です。

Macにも搭載されていないのM4チップを搭載するあたり、appleの気合が伝わってくるような非常にハイスペックなタブレットに仕上がっています。

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もちろん2018や2020、2022年モデルも良いタブレットですので、今回の世代比較をぜひiPad proモデル選びに役立ててください。

仕事用なのか、イラストや動画編集用なのか、ユーチューブやネットを見るだけのライトな用途なのかによってもベストな選択肢は変わってきます。

iPad pro以外にもMicrosoftのsurface(サーフェス)や、安価なタブレットなど、デバイスの選択肢はたくさんあります。

お得にiPadProを購入したいなら整備品がねらい目でおすすめ

値上げの影響でiPadProの新品はかなり高額なタブレットになり、簡単に手を出せるものではなくなってしまいました。ですが「便利だからどうしても欲しい」という方も多いはず。そんな方におすすめなのが整備品のiPadProです。

整備品はAppleで販売されているものとAmazonで販売されているものがあります。Appleの整備品は人気ですぐになくなってしまうのですが、Amazonの整備品は在庫が残っていることもしばしば。

Amazon整備品は新品同様に動作し180日の保証付きなので、安心して使えおすすめです。少しでも安くiPadProを購入したい方はぜひ利用してみてください。穴場ですよ。

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