雪国の冬を快適に過ごすためには融雪剤が欠かせません。雪の上に撒くだけで除雪がラクになるほか、路面凍結も防げるお役立ちアイテム。最近は環境にやさしい商品も増えており、より使いやすくなったと注目度が高まっています。
しかし、融雪剤は商品によって成分や効果が異なるため、初めて買う人はどれを買えばいいのか悩んでしまうことも。また、使い方や撒くタイミング、環境への影響など疑問もたくさんあるのではないでしょうか。
そこで今回は、融雪剤の選び方や最新の売れ筋商品ランキングをPicky’s編集部が徹底解説!さらに使い方や注意点など、融雪剤についての情報を詳しくまとめました。融雪剤に関心がある人や購入を検討している人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
融雪剤・凍結防止剤が雪を溶かす仕組みって?どんなときに使うの?
融雪剤とは、自宅の敷地や道路に撒いて雪や氷を溶かす薬剤のこと。積雪量を減らして除雪をラクにする・凍結を防いで転倒や車のスリップのリスクを軽減するなどの目的で使用します。価格帯は10kgあたり1,500~3,000円が目安です。
降雪地帯の冬期生活において、融雪剤は非常に馴染み深いアイテムです。北海道・東北・北陸・甲信エリアでは9割以上の人が融雪剤の存在を知っており、北海道では約半数の人が実際に使用しているほど日常に浸透しています。
融雪剤の主な成分は塩化カルシウムや塩化ナトリウムです。通常水は0℃で凍りますが、融雪剤の塩化系成分が混じることで凝固点降下が起こり、凍る温度が下がります。凝固点が-20℃~-50℃まで変化するため、雪を溶かしたり路面凍結を防いだりすることが可能になるのです。
参考:道路脇の凍結防止剤(融雪剤) 使用の注意点は – ウェザーニュース
融雪剤・凍結防止剤は環境に影響がある?
融雪剤は塩化系の成分が主流なので、金属やコンクリートに使っても大丈夫なのか不安な人もいると思います。また、植物を育てている人やペットを飼っている人は、地面への影響も気になりますよね。
国土交通省の見解によると、散布された融雪剤は大量の雪によって希釈されるため、一般的には環境に影響を及ぼしているとは考えられていないとのこと。また、自動車などの金属への影響は、使用濃度によって異なります。
なお、融雪剤の使い方は簡単で、積雪や凍結が気になる場所に粒や液体を撒くだけでOK。粒状の融雪剤は自然に消えるから掃除をする必要もなく、そのまま放置して構いません。詳しい使い方を記事の後半で解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
編集部
融雪剤と凍結防止剤の違いとは?
融雪や凍結防止に使用する薬剤は、「融雪剤」のほかに「凍結防止剤」があります。店頭の同じ場所で販売されていて使い方も同じように見えますが、この2つにはどんな違いがあるのでしょうか。両者の大きな特徴は以下の通りです。
- 「融雪剤」・・・積もった雪や溶かす・凍った路面を溶かす
- 「凍結防止剤」・・・路面が凍るのを防ぐ・溶けた雪が再結氷するのを防ぐ
また、融雪剤は主に積雪後に使用しますが、凍結防止剤は雪が降る前に使われます。
以上のことから、融雪剤と凍結防止剤は厳密にいうと性質や使い方が少し異なる別のものです。しかし、雪を溶かして凍結を防止するという同じ効果が期待できるので、本記事では同じ商品として取り扱います。
Amazon・楽天などの売れ筋商品でも「融雪剤・凍結防止剤」の両方の名称で販売している商品も多いのですが、詳細な効果は成分によって異なります。選び方の章で成分について詳しく解説しているので、使い方に合った成分を確認しましょう。
融雪剤・凍結防止剤の選び方
ここからは、融雪剤の選び方を紹介します。チェックしておきたいポイントは「成分」と「形状」の2点です。一つずつ詳しく解説するので一緒に見ていきましょう。
主な成分は4種類!用途や使用場所に合わせて選ぶ
融雪剤に主に使われている成分は塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化マグネシウム・無塩タイプの4種類に分けられます。成分によって性質や使い方が異なるので、目的や使用する場所に適したものを選びましょう。
融雪効果 | 凍結防止効果 | 塩害リスク | コスト | |
塩化カルシウム | ◎ | △ | あり | △ |
塩化ナトリウム | △ | ◎ | あり | 〇 |
塩化マグネシウム | △ | ◎ | 起こりにくい | △ |
尿素 | △ | △ | 起こりにくい | △ |
即効性が高く自宅周りの融雪におすすめの「塩化カルシウム」
融雪剤に最も多く使われている成分は「塩カル」とも呼ばれている「塩化カルシウム」です。即効性に優れており、自宅周りの雪を素早く溶かしたいときにおすすめ。水の凝固点をおよそ-50℃まで下げられるので、寒冷地で多く利用されています。
また、塩化カルシウムの融雪剤は商品数が多い点も魅力です。内容量・形状・価格など自分にぴったりの商品を見つけやすい利点があります。
持続性に優れ、凍結防止目的で使うなら「塩化ナトリウム」
融雪よりも凍結防止を目的とするなら、「塩化ナトリウム」の融雪剤がおすすめです。持続性が高く、再凍結が起こりにくいのが特徴。塩化カルシウムが積雪後の処理に適していることに対し、塩化ナトリウムは雪が降る前に使用するのが効果的です。
また、塩化ナトリウムは同量の塩化カルシウムに比べてより多くの雪を溶かせる点もメリット。除雪後の路面が乾きやすい特性もあり、道路に撒くのに好適です。事実、NEXCO東日本が管理する高速道路では、塩化ナトリウムが散布されています。
環境にやさしく塩害が少ない「塩化マグネシウム」
「塩化マグネシウム」の融雪剤は、豆腐作りにも使用される「にがり」が主成分です。そのため、人体や植物への悪影響が少なく、金属やコンクリートに対する塩害が起こりにくいという長所があります。
また、塩化マグネシウムはゆっくり溶けるので、持続性が高い点が魅力です。再凍結性も低く、塩化ナトリウムと同じように凍結防止を目的とした使い方が適しています。
駐車場に撒くなら錆びない尿素などの「無塩タイプ」
完全に塩害をシャットアウトするなら塩を使わないのが一番!「尿素」「カルボン酸系(酢酸)」「木炭」など、無塩タイプの融雪剤をチェックしてみてみましょう。
尿素は金属や植物への影響がないので、駐車場や庭にも安心して散布できます。家庭菜園に積もった雪を取り除きたいときにもってこいです。ただし、独特のアンモニア臭がする場合があるため、撒く場所や近隣への配慮が欠かせません。
その点、カルボン酸系・木炭は使う場所を選ばないのが最大のメリット。ただし、商品数が圧倒的に少なく、買い求めにくいというマイナス面もあります。
粒状or液状?撒く範囲やコストで形状を選ぶ
融雪剤の形状もチェックしておきたいポイントです。粒状と液状の2種類があり、それぞれにメリットがあるので、自分の使い方に合う方を選んでくださいね。
コスパがよく広範囲にたっぷり撒ける「粒状」
融雪剤のスタンダードは粒状で、市販品のほとんどを占めます。液状に比べるとコスパがよく、広範囲にたくさん撒きたい人にぴったり。融雪剤を頻繁に使用する雪国の人や自宅の敷地が広い人におすすめです。
ただし、粒状は開封後に固まりやすい性質があり、長期保管には向きません。シーズン中に使い切れる量を購入するよう注意しましょう。
スピーディーに融雪できて長期保管しやすい「液状」
液状の融雪剤はスピーディーに雪を溶かせるのが何よりの魅力。忙しい朝など、急いで雪を溶かしたいシーンにもってこいです。また、使い残しがあっても劣化することなく、長期保管がしやすいメリットがあります。
一方、液状はコストが高いため、積雪量が多い地域で使用するのは経済的に大変です。粒状と両方用意しておけば、出勤前は液状・帰宅後は粒状といった使い分けができますよ。
融雪剤・凍結防止剤おすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | 主成分 | 形状 | 内容量 | |
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トクヤマ 塩化カルシウム | ¥4,290 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 25kg | |
大伸物産 塩化カルシウム | ¥3,048 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 25kg | |
讃岐化成 ロードクリーンUREA | ¥6,025 楽天市場AmazonYahoo! | 尿素 | 粒状 | 20kg | |
赤穂化成株式会社 ソフトウエハー | 楽天市場¥4,898 AmazonYahoo! | 塩化マグネシウム | フレーク状 | 25kg | |
讃岐化成 ロードクリーン RCG10 | 確認中 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 10kg | |
オバリ 凍らんベア | ¥1,320 楽天市場AmazonYahoo! | カルボン酸系 | 粒状 | 0.9kg | |
みやちゅう 凍結してもササっと安心 | ¥980 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 1.95kg | |
コンパル 融雪くん | ¥1,280 楽天市場AmazonYahoo! | 尿素 | 粒状 | 2kg | |
紀陽除虫菊 融雪剤アイスバイ K-7118 | 確認中 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 0.68kg | |
イーライフ 塩化カルシウム | ¥3,190 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 25kg | |
フジオックス 雪当番 | ¥3,414 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 2kg | |
ヨーキ産業 融雪剤 | 確認中 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 5L | |
高森コーキ 凍結防止・融雪剤 エコワンダーEX | ¥5,310 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化イオン | 粒状 | 10kg | |
昭和貿易 凍結防止剤 アイスキラー | ¥3,280 楽天市場AmazonYahoo! | 天然大理石 | 粒状 | 4kg | |
長良化学工業 雪とけっ子 融雪剤 | ¥3,599 楽天市場AmazonYahoo! | 塩化カルシウム | 粒状 | 2kg |
融雪剤・凍結防止剤おすすめ人気ランキング15選
積雪量が少ない地域におすすめの使い切りやすい5kg
使い切りやすい5kg入りで、積雪量が少ない地域の人やお試し用におすすめしたい商品です。突然の大雪対策として融雪剤を備えておく用途に適しています。ネット通販の口コミを見ても、関東エリアの方の購入が目立ちました。
撒くだけで雪を溶かすことができますが、降る前に玄関や車庫周りに散布すれば効果はてきめん。転倒やスリップを防止でき、自宅周りの安全性が高まります。天気予報で凍結が予想されそうな夜に早めに撒いておけば、快適な朝を迎えられるでしょう。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 2kg |
天然大理石を原料とする環境にやさしい融雪剤。持続性も期待大
天然大理石が原材料の、ちょっと珍しい融雪剤です。弱アルカリ性の自然素材だから金属に対する腐食性や発錆度合いが極めて少なく、使う場所を選びません。コンクリートへの影響もほとんどないため、階段や駐車場の融雪に適しています。
融氷効果が高く即効性もあるため、撒いた瞬間にぐんぐん雪を溶かせるのが魅力。さらに持続性も備わっており、連続した降雪や再凍結に対しての効果も期待できます。
ヒメダカの魚類毒性試験や下水道への排水基準もクリアしているので、環境にやさしい商品を選びたい人は要チェックですよ。
主成分 | 天然大理石 |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 4kg |
ヒトデ抽出成分が塩害の原因をにカットして環境への影響を軽減
雪を溶かしたいけど凍結防止もしたい……融雪剤と凍結防止剤のどっちを買えばいいの?という悩みを解決できる「エコワンダーEX」。世界初の新技術を導入し、塩化カルシウム・塩化ナトリウムの両方を配合することで即効性と持続性を両立させています。
さらに注目したいのは、ヒトデより抽出した塩化イオン吸着力の高い成分が含まれていること。塩害の原因となる塩化イオンの排出を最大90%カットし、環境への影響を最小限に留めてくれますよ。
融雪効果も環境への配慮も妥協できない人はぜひ注目してみましょう。
主成分 | 塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化イオン |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 10kg |
手を汚さずに散布できるボトルタイプ。車内の常備用にもおすすめ
園芸製品を主力商品とする「ヨーキ産業」の融雪剤です。5Lの大容量ボトル入りで、ハンドルが付いていて持ちやすいのが特徴。ボトルから直接散布できるため、手を汚さずに扱えます。
また、大小2種類のキャップが付いていて、散布量を調整できるのも便利なポイント。駐車場には多めに、玄関周りや階段などの狭い場所には少なめに撒くなど、場所に合わせた使い分けが可能です。
持ち運びがしやすいので、車に常備しておく融雪剤にもいかがでしょうか。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 5L |
携帯や保管に便利なペットボトル入り。非常事態の備えにぴったり
持ち運びや保管がしやすいペットボトル容器を採用した、フジオックスの「雪当番」。内容量は2kgと少なめですが、これ1本でおよそ20㎡の範囲を融雪できます。ボトルを持ちながら手を汚さずに撒けるのが便利ですね。
塩化カルシウムが主成分だから即効性があり、急いで雪を溶かしたいときにぴったり。天気予報で明朝特に冷え込みそうなときは、前の晩に撒いておくことで地面の凍結を予防できますよ。
普段はあまり積雪量が多くない地域の非常用として、ぜひ家庭に1本備えてみてくださいね。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 2kg |
広範囲に撒ける25kg入り。グラウンドの防塵対策にも使える
自宅の敷地が広い人や道路に融雪剤を使いたい人におすすめしたい、25kgの大容量タイプ。たっぷり使えるから積雪量が多い地域にうってつけです。除雪以外にも、未舗装の道路やグラウンド、テニスコートなどの防塵対策に適しています。
また、即効性があり、散布してすぐに効果が表れやすいのもよいところ。ECサイトのレビューでも、重い雪も溶ける・大雪時に助かったとの声が寄せられています。
コスパもよいので、値段を気にせずにたくさん撒きたい人は検討してみましょう。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 25kg |
お試し用にぴったりな少量パック。チャック付き袋が便利
「融雪剤って本当に効くのか試してみたい」という人は、ぜひ本商品をチェックしてみましょう。680g入り少量パックなのでお試しで使うのにぴったりです。チャック付きのスタンド袋に入っているため、中身を取り出さずに袋のまま散布できます。
積雪はもちろん凍結に対しても効き目があり、ツルツルの氷面がシャーベット状に変化します。自宅周りが凍ったときにぜひ試してみて、効果が実感できたときは2kg入りを購入してみてくださいね。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 0.68kg |
尿素が主成分だから庭や駐車場にも散布できる。金属防錆剤も配合
園芸肥料として使用される尿素が主成分の、環境にやさしい融雪剤です。塩成分不使用のため、庭の花壇近くでも安心して撒けるのが特徴。さらに金属防錆剤も含まれており、車の周りにも散布できます。
また、塩化材と同等の即効性があるのも嬉しいポイント。散布後約30分ほどで雪をシャーベット状にし、効率のよい除雪をサポートしてくれますよ。
植物や金属への影響が気になって融雪剤の使用をためらっていた人は、本商品を試してみるとよいでしょう。
主成分 | 尿素 |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 2kg |
2Lペットボトルと同じサイズで保管がしやすい
2Lのペットボトルと同じサイズで、保管がしやすい融雪剤です。大雪に備えて除雪剤を用意しておきたいけど収納スペースに余裕がない……という人におすすめ。中身が見える透明ボトルで飲料と間違う心配もありません。
使うときはキャップを開けるだけなので、力に自信がない人でも扱いやすいのがメリット。使い残しがあっても密封できるので、使用頻度が低い家庭にもってこいでしょう。
なお、本商品の2Lサイズのほか、200g・500ml・4Lサイズもラインナップしているので、併せてチェックしてみてくださいね。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 1.95kg |
環境にやさしくにおわないカルボン酸系の成分を採用
北海道生まれの「凍らんベア」は、カルボン酸系の成分で雪を溶かすのが特徴。無塩だから金属のサビや腐食が起こりにくく、自然環境への影響もほとんどありません。無塩の融雪剤を使いたいけど尿素系はにおいが気になる…という人におすすめです。
融雪能力も高く、撒いてから30分・60分・3時間後の融雪量は塩化系の融雪剤を上回るか同等。加えて持続性にも優れており、散布回数が少ないので経済的です。
インターネット限定販売の融雪剤なので、ネットで見かけたらぜひ手に入れておきましょう。
主成分 | カルボン酸系 |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 0.9kg |
迷ったらこれ!半世紀以上愛されるロングセラー商品
凍結防止剤を主力商品としている讃岐化成の「ロードクリーン」は、半世紀以上に渡って愛され続けているロングセラー商品。工業系の現場で業務用としても使われている、融雪剤の定番アイテムです。
吸湿・溶解性にすぐれ、雪や氷の上に撒くだけで素早く溶かせるのがポイント。ネット通販の口コミでは、事前に撒いておくと凍結を防げる・コスパがいいなどの声も見受けられました。
せっかく買うならハズレのない定番商品を選びたい、という人はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 10kg |
凍結防止におすすめの塩化マグネシウム。フレーク状で溶けやすい
塩化系の融雪剤の中では塩害が少ない、塩化マグネシウムを採用。即効性があり、撒布後約20分で圧雪や氷を素早く溶解してくれます。フレーク状で溶けやすいのも便利なポイントです。
高い潮解性を持ち水分をよく吸収するため、再結晶しにくいのもよいところ。どちらかというと融雪よりも凍結防止剤として事前に撒いておく使い方がおすすめです。
なお、メーカーの「赤穂化成」は日本で初めて凍結防止剤を開発した製塩メーカーでもあります。塩化マグネシウムではトップシェアを誇るので、ブランド力で選びたい人は注目してみましょう。
主成分 | 塩化マグネシウム |
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形状 | フレーク状 |
内容量 | 25kg |
金属や農作物への影響がないからたっぷり撒ける
金属やコンクリート、農作物への影響がない尿素を主成分とした「ロードクリーンUREA」。同ブランドでは塩化カルシウム製の融雪剤が有名ですが、環境に配慮したい人にはこちらがおすすめです。
たっぷり20kg入りなので、道路や庭などの広範囲に撒きたい人にぴったり。2mmのごく細かな粒状だから溶けやすく、即効性もバツグンです。
積雪量の多い寒冷地で雪かきの手間を少しでも省きたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
主成分 | 尿素 |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 20kg |
大容量でリーズナブル!コスパ重視でたっぷり使いたい人向け
純度74%以上の塩化カルシウムを主成分とする、粒状の融雪剤です。たっぷり25kg入りでお値段は3,000円程度とリーズナブル。コスパのよい商品を選びたい人にうってつけです。
本商品は、融雪以外にも防塵・防湿・乾燥目的として販売されています。運動場やテニスコートなどの防塵対策や除草剤としても人気があり、幅広い用途で使えるのがGoodです。
学校関係や町内会、老人会などで大量に安く購入したい場合は、ぜひ選択肢に加えてみてくださいね。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 25kg |
大手化学メーカーの国内製造品。スピーディーな融雪にぴったり
創業100年以上の歴史を誇る大手化学メーカー「トクヤマ」の塩化カルシウム製融雪剤です。国内の自社工場で作っているので、日本製品を選びたい人にぴったり。ブランド力もあり、信頼と実績のあるメーカー品が欲しい人に適しています。
水と反応することで多量の溶解熱を発生し、素早く雪や氷を溶かしてくれるのがポイント。早朝の路面など、スピーディーな融雪を求めるシーンに好適です。
濃度30%の水溶液になるとマイナス55℃まで凍結しないため、持続的な効果が期待できるのもおすすめポイントです。
主成分 | 塩化カルシウム |
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形状 | 粒状 |
内容量 | 25kg |
融雪剤・凍結防止剤の使い方・撒き方
せっかく融雪剤を購入しても、使い方を誤ってしまうと十分な効果が得られない場合があります。ここでは融雪剤の使い方や撒き方を解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
融雪剤・凍結防止剤を撒くベストなタイミングは?
前半でも解説したとおり、融雪剤は積雪後・凍結防止剤は積雪前に使用するのが基本です。
融雪剤は早いものなら数十分で溶け始めますが、効果が出るまで1~2時間程度かかります。そのため、出勤前やお出かけ前に使うときはできるだけ早く撒いておきましょう。
ふかふかの新雪やあまりにも雪が多いと効果が出にくいので、可能な限り除雪しておくことをおすすめします。時間がないときは、雪かきスコップで表面を少し叩いてならしておくだけでも効果的ですよ。
凍結防止剤は、天気予報で路面の凍結が予想されたら、雪が降る前に散布しましょう。雪が降り始めてからでも、積もる前に撒けば効果が得られますよ。
融雪剤・凍結防止剤の注意点
融雪剤は商品によって融雪性能が異なるため、適量を撒くことが重要です。商品の取り扱い説明書を確認し、必ず決められた散布量を守りましょう。特に塩化カルシウムや塩化ナトリウムの融雪剤は、撒きすぎると周囲に被害を与えかねません。
選び方の章でも説明しましたが、塩を主成分とする融雪剤は金属・コンクリート・植物などへの塩害が発生するリスクがあります。金属はサビや腐食などの被害が起こりやすく、コンクリートも内部まで塩が染み込むと鉄筋が腐食して劣化してしまいます。
地面への影響は、商品ごとに決められた散布量を守っていれば過度に心配することはありません。ただし、車のボディやタイヤに付着した際は洗車で洗い流しておくと安心です。
なお、塩化カルシウムの融雪剤は水分に反応して発熱するため、皮膚に触れると炎症を起こしてしまう場合があります。撒くときは素手で直接触ることは避け、ゴム手袋を使用するのが◎。もし素手で触れたときは、すみやかに手を洗っておきましょう。
編集部
融雪剤・凍結防止剤はホームセンターで買える?
融雪剤はコメリ・ナフコ・コーナン・カインズなどのホームセンターで購入できます。コメリではオリジナルブランドの融雪剤も扱っており、10kg入りで1,980円、25kg入りが3,480円です。たくさん使う場合は大容量サイズを買う方がお得ですね。
なお、ホームセンター以外では、イオンなどのスーパーやドラッグストアでも販売されている場合があるのでチェックしてみましょう。
融雪剤・凍結防止剤の関連商品
溶かした雪を片付けるのに必須な「雪かきスコップ」
積雪量が多い地域において、融雪剤は雪を完全に溶かすというよりかは除雪をしやすくする目的で使用するもの。溶かしてシャーベッド状になった雪は、雪かきスコップで片づけましょう。軽くて扱いやすいプラスチック製のスコップがおすすめです。
関連記事:【最強はこれ!】雪かきスコップおすすめ18選|コンパクトな折りたたみタイプも紹介
大量の雪を片付けるなら「スノーダンプ」
短時間に一気に降るどか雪の除雪は、融雪剤ではとても間に合いません。一度に大量の雪を運ぶスノーダンプを使いましょう。普段の除雪も、スノーダンプである程度雪を片付けてから融雪剤を使うと、路面に近い固まった雪も溶かせるのでおすすめです。
関連記事:【吉鉄やクマ武も】スノーダンプおすすめ15選|小型から特大型まで最強の一品を紹介
豪雪地帯の除雪が一気にラクになる「除雪機」
豪雪地帯の人にはやはり除雪機がイチオシです。除雪機にかかる時間と労力を軽減でき、雪国の暮らしが一気にラクになります。最近は家庭向けの10万円以下で買えるモデルがたくさん登場しているので、一家に一台備えておくことをおすすめします。
関連記事:【家庭用に人気の小型も】除雪機おすすめランキング15選! ホンダ・ヤマハも紹介
融雪剤・凍結防止剤のよくある質問
融雪剤の代用になるアイテムはありますか?
融雪剤は100均で売っていますか?
融雪剤を道路に撒いてもいいですか?
融雪剤が固まったらどうしたらよいですか?
融雪剤の捨て方を教えてください
融雪剤は除草にも使えますか?
融雪剤は軽油や住宅の凍結防止にも使えますか?
おすすめ融雪剤・凍結防止剤まとめ
今回は、融雪剤の選び方やおすすめ商品ランキングを中心にお届けしました。
- 融雪剤は雪を溶かすための薬剤。雪が積もった後に使う
- 凍結防止剤は路面の凍結を防ぐ薬剤。雪が降る前に使用する
- 雪を溶かしてラクに除雪したいなら塩化カルシウムがおすすめ
- 凍結防止目的であれば、塩化ナトリウムや塩化マグネシウムを選ぶ
- 尿素などの無塩タイプは花壇や駐車場にも安心して使える
一口に融雪剤といってもいろいろな種類があるので、使い方に合わせて選ぶことが大切です。ぜひこの記事を参考に、自分のライフスタイルにぴったりな融雪剤を見つけてくださいね。
記事にはリサーチ時点の情報を掲載しています。商品・サービスの詳細や料金が変わってしまう場合もございます。最新情報は、各ECサイト・販売店・メーカーサイトをご確認ください。